地獄遍路
第1章 面壁九年
達磨の思い出
初対面
突嗟の面壁九年
永遠の眼光
第2章 呉越同舟
赤い監獄
党史研の行き過ぎ
彼も日本の子
第3章 黎明襲撃
踏絵狂乱
バットの一撃
恩讐の彼方え
人間の真実
第4章 営倉
第一回―吹雪の日
第二回―忘れ得ぬ人
第三回―対私十一箇条
第四回―判断的中
第5章 洋服ダンス
第6章 階級章
自己放棄
革命の前夜
日本の光
秋風星落黒竜江畔
第7章 落書
第8章 研究と運動
第9章俘虜主運動
第10章 シベリヤ猫騒動
第11章 スターリン感謝文
第12章 壁新聞
広告ビラ
眼に見えない強制
分所の王者
第13章 家庭通信
第一信
その後の通信
通信干渉
通信再開
第14章 組織
第15章 ノルマ
第16章 吊し上げ
第17章 個と全体
第18章 革命の惨禍
第19章 脱走
第20章 檻送一箇月
第21章 編路要覧
地獄入門
将官収容所約二箇月
無線台の収容所一年半
清流の収容所一箇月余
江岸の収容所三箇月余
夜叉の収容所三箇月余
港の収容所二箇月
憩いの収容所半月
修道院二箇月
無灯の収容所一箇月
腰掛収容所五日間
奥山の収容所二箇月余
二重柵の収容所二箇月弱
一息収容所一箇月半
修羅の収容所二箇月
再び第四分所一箇月
軍事俘虜最後の分所半年余
調査留置所四十日間
赤の監獄約五箇月
囚人収容所二箇月余
第二十一分所四年半
西行三千里一箇月
見本収容所二年
天国帰還二十日間
第22章 地獄で拾った観音像
まえがき
その一、地獄のおとづれ
その二、愛のともしび
その三、いのちの舞台
その四、永遠の額づき
第23章 帰国雑感
その一、思想の自由
その二、祖国愛
その三、人民と国民
その四、全面視野
その五、黒竜江の精
その六、瞼の紀元節
その七、玉砕とジリ貧
第24章 抑留抄
その一、俳句
その二、短歌
その三、七言詩