北方領土奪還への道
- サブタイトル
- 編著者名
- 水津 満 著者
- 出版者
- 日本工業新聞社
- 出版年月
- 1979年(昭和54年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 290p
- ISBN
- NDC(分類)
- 319
- 請求記号
- 319/Su52
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 著者の肖像あり サンフランシスコ平和会議以後の北方領土日ソ関係年表:p285~290
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 ソ連のいわれなき北千島侵攻
国籍不明の「敵襲」
水際の奮戦
終戦当日に決めた北千島侵攻
五十四隻大機動作戦
不用意な一発で奇襲上陸に失敗
無秩序状態と化した上陸軍
第2章 鉄壁の北辺の守り
終戦、そしてかりそめの平和
さいはての島々
半年間は荒れる冬
アッツ玉砕で第一線に
万全の「面式防御」戦法
第3章対米戦―一歩一歩の後退
遮断された補給線
ハダカの輸送船団
艦砲射撃、空襲も激化
第4章 米軍接収の覚悟をきめる
ソ連を刺激するな
夢にも思わなかったソ連の侵攻
白旗を掲げ、接収を待つ
第5章 凄絶な自衛戦闘
白ダスキをかけて反撃
四嶺山の攻防
壮烈!戦車第十一連隊
わずか八機の航空部隊
軍使、帰還せず
難航する停戦交渉
敵の攻勢やまず
ついにソ連側が折れる
戦史にもまれな大激戦
危機一髪で脱出した女工たち
第6章 ソ連軍千島収奪の真相
実績づくりのために武力侵攻
単身、虎穴に入る
署名の脅迫を拒否
アメリカの気配をうかがう
当初計画になかった「四島」占領
ツジツマ合わせのソ連側戦史
“火事場泥”で四島を盗む
第7章 米ソ冷戦の犠牲となった千島
国際政治の「たてまえ」と「ほんね」
領土保全をうたった日ソ中立条約
領土不拡大の大西洋憲章
ソ連も同調参加した連合国共同宣言
日本固有の領土を認めたカイロ宣言
領土に明確さを欠くポツダム宣言
失地回復をもくろむソ連
テヘランで、ソ連対日参戦を約す
英、ソ連の領土的野心にクギをさす
膨張政策は壮連の国是
ヤルタ密約で米国が譲歩
はじまった米ソ冷戦
トルーマンのジレンマ
回避された日本分割占領
千島占領をめぐる米ソ大論争
米、千島は日本領土と主張
ソ連、アリューシャンに基地を要求
第8章立証編―千島は日本固有の領土
ソ連の古文書にも「日本々島々」の名
十七世紀初めから日本の支配下に
最古の「日本全図」にも残る
ロシアの通商使節も認める
帝政時代の条約は語る
行政的にも本土並みだった
最後のソ連教科書地図の矛盾
巧妙な歴史の書き換え
第9章 告発編―千島占領の違法性
日ソ中立条約を踏みにじる
原因のない一方的侵略戦争
ヘーグ条約違反
ポツダム宣言違反
占領軍の不法占拠
領土の不法編入
国是「レーニン主義」にも違反
第10章 ソ連の「解決ずみ論」の矛盾
公式に否定されたヤルタ協定の効力
ポツダム宣言の「日本の主権の範囲」
平和条約上の権利はソ連にはない
第11章 “実感的”ロシア人・ソ連人論
アメリカに対する強い不信感
「お人よし」と「冷酷」の二重人格
約束を信じると損をする
「仕方ないさ」(ニチェヴォー)の悠長さ
ベス・オーチェレッジ(行列免除)
民度の一端
弱いとみれば、すぐつけ上がる
精神を毒するノルマ主義
廃墟と化した教会
体制に反対する自由はない
命令には絶対服従
シベリア民主運動の狂気
第12章世界戦略からみた千島列島
真珠のネックレス
平和な漁りの島々
北方四島の良さと重要さ
漁民を人質に日本を脅す
ミサイル基地・オホーツク海を守る
ソ連太平洋艦隊の前方陣地
北辺からの脅威
第13章 北方領土を取り戻すために
国内世論を喚起、統一せよ
北方領土専任大臣の任命
学校教育でも徹底をはかる
対ソ交渉に七つの提案
「返せ」ではなく「ソ連軍出ていけ」
国際会議で帰属を決定せよ
世界的スケールの奪還運動を
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