ジャワ終戦処理記
第1篇 終戦前の概況
第1篇記述の目的
インドネシア見たまま
作戦計画とインドネシアの地位
日本軍全般のインドネシア感
作戦計画と民心把握
直接防衛面におけるインドネシアの兵力的期待度
ジャワの兵站的地位
南方軍南部地域全般からみたジャワの地位
兵站実施
インドネシアの独立問題
終戦直前の日本軍の配置と状況
配置
日本軍の状況
第2篇 終戦企図承知時の状況(八・一五―八月下旬)
終戦の詔勅拝聴時の状況
幕僚部長会同
義男軍、兵補の解散
スカルノ、ハッタ両氏の失踪と独立宣言
終戦事実の告知
インドネシア側の独立措置
第3篇 連合軍進駐前の状況(八月下旬―九月下旬)
連合軍の状況全く不明の間の状況(新態勢の取り方)
インドネシア側の奮権状況
連合軍進駐の前ぶれ
民族旗の掲場禁止、ガンビル広場事件
英軍からの治安維持命令
インドネシア側の気持
連合軍の進駐を迎えんとするに当つての第十六軍の終戦処理方針
インドネシア側と連絡
第4篇 連合軍の進駐開始(九月末―十月中旬)
進駐開始命令
進駐開始
スラバヤの兵器譲渡事件
兵器使用に関する第十六軍の方針示達
スラバヤの兵器譲渡詳報
連合軍の直接指揮下の戦闘準備命令
インドネシア側への要望
スラバヤの事態回復命令
スラバヤ事件回顧(田中参謀記)
インドネシアの全面蹶起並びに軍司部の対英本国対策
連合軍フ告
八回目の兵器行使命令
バンドゥン地区の状況(十月十日事件)
中部地区の状況(府中村少将手記)
英軍への啓蒙とその大進駐企図
連合軍の大進駐を前にするインドネシアの兵力判断と軍の態度
軍司令部機構の分割
第5篇 連合軍ジャワ占領基礎態勢を占めるまでの状況(十月中旬―十一月初め)
西部ジャワの状況
ボゴール進駐
バンドゥン方面の状況
中部ジャワの状況
スマラン・ブル刑務所事件
軍司令部の処置
連合軍のスマラン進駐、内陸進攻
東部ジャワの状況
兵器譲渡後の状況
連合軍のスラバヤ進駐
連合軍へのスラバヤ出張報告
インドネシア側のスラバヤ事件観
軍司令官・参謀長の逮捕
南方総軍の第十六軍に対する指導
労務始まる
英印軍の指揮組織とその対「イ」政策
第6篇 連合軍ジャワ内陸進攻を企図する頃の状況(十一月上旬―十二月下旬)
基礎情勢
第十六軍の情勢対処方策
インドネシア側の指導体制
東部ジャワの状況(「英」「イ」激突)
中部ジャワの状況(内陸進攻頓挫)
西部ジャワの状況
ジャカルタ、ボゴール、その南方集結地域の状況
バンドゥン地区の状況
西部ジャワの集結促進
西部ジャワの兵器弾薬処理
英印軍の戦況促進策
日本兵のインドネシア軍参加禁止
英印軍の戦術対策
英、蘭の政治態度
戦況不明(「イ」軍善戦)(十二月中)
ジャワ全般の軍事情勢
政治情勢(十二月中)
労務と離島促進(十二月中)
労務
離島促進
昭和二十年大晦日の感じ
第七篇連合軍の内陸進攻企図不明の間の状況(二一、一~三月)
二十一年一月中の状況
年頭の辷り出し
政治情勢
軍事情勢
日本軍の送還
労務と集結
東、中部日本人集結地の空中偵察
印度兵、インドネシア部隊のセルポン弾薬庫襲撃事件
二、三月中の状況
政治情勢
軍事情勢
第八篇 「連」「イ」間の話合模糊たる情勢裡英軍撤退前に日本軍を撤退せしめんとする間の状況(二一、四~
政治情勢
「英」「イ」「蘭」間の政治交渉
和蘭の進出と英蘭交代
インドネシア側の政治的態度
日本軍の状況特に送還
軍司令部の主任務
軍司令官代理の追放と交代
南方総軍の指導
東、中部ジャワ日本人の送出
西部ジャワ日本人の状況
第9篇 英軍撤退し和蘭軍に引継がる(二一、七~十一月)
七~八月中の状況
政治軍事情勢
軍司令部の指導
長期残置企図示さる
九月中の状況
膚で感ずる「蘭」「イ」の力
英軍撤退の情報
政治軍事情勢、英国の「蘭」「イ」間斡旋
インドネシア国民の生活
日本軍が「イ」につくすべきこと
十月中の状況
和蘭の権力回復方策
インドネシアの内閣改造
英の斡旋による「蘭」「イ」会談
十一月中の状況
英の斡旋下の「蘭」「イ」会談
リンガルジャチ協定
九~十一月中の日本人問題特に送還、外領派遣問題
英軍撤退前の日本軍の撤退工作
労務隊のジャワ島外派遣
和蘭軍へ引継がれるためのだめ押し
和蘭軍への引継宣告
引継実施
英軍の撤退
船出の模様
英軍撤退に対する新聞論調
英軍撤退時の感懐
印度兵に対する感懐
「イ」に対する感懐
華字紙「蘭」「イ」会談回顧
第十篇 和蘭軍管理下時代(二一、十二―二二、五月)
ジャワ軍の任務
政治、軍事情報
二十一年十二月中の状況
二十二年一~三月中の状況
リンガルヂャチ協定本調印と各国の反応(四~五月中の状況)
日本軍の帰還問題
帰還時期延長
帰還順序、英蘭折衝の膚ざわりの違い
日本軍撤退完了
終戦後の日本軍の損害
和蘭軍に対する感懐
島外派遣「イ」労務者の呼び返し
第11篇 労務について
第12篇 戦争犯罪について
第13篇 現地逃亡残留兵
第14篇 日本軍撤退時の「イ」の独立達成判断と附録記述の目的
附録あり