図書ショウワシ オ ジュウソウ スル000041000

昭和史を縦走する

サブタイトル1~10
柳条溝事件から教科書問題まで
編著者名
秦 郁彦 著者
出版者
グラフ社
出版年月
1984年(昭和59年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
402,2p
ISBN
4766200683
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H41
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1部 戦争の時代
試論・一九三〇年代の日本
柳条溝事件の再検討―残された疑問
艦隊派と条約派―海軍の派閥系譜
太平洋戦争敗因の計量的分析―航空戦を中心に

第2部 占領期と戦後史
アメリカの日本占領
歴史になりはじめた戦後
GHQの「日本改造計画」

第3部 昭和史のなかの虚と実 史論とエッセー
悲劇の昭和史
怨念史観からの脱却
「十五年戦争」論を考える
十二月八日の連合艦隊作戦室
真珠湾攻撃ルーズベルト謀略説の嘘
二〇三高地・ノモンハン・ガダルカナル
「無条件降伏」と占領改革
憲法第九条―その成立過程
「東京裁判史観」の功罪
抵抗か“即時降伏”か―関・森島両氏の防衛論争をめぐって
『続・悪魔の飽食』ニセ写真問題をめぐって―森村誠一氏の弁明に対する四つの疑問
柳条溝から芦溝橋へ―“昭和史の原点”を現地に訪ねて
昭和史の謎解きあれこれ

第4部 秦・家永論争と教科書問題
『日本占領秘史』(下)絶版の真相
秦・家永論争のその後
中・高校用日本史教科書の総点検
教科書についての自主権
新聞の「教科書検定批判」を検定する―中学校歴史教科書を読み比べる
家永教科書第三次訴訟を解明する

第5部 昭和史の人物点景
吉田茂 “名宰相神話”の虚実
山本五十六と真珠湾攻撃
今村均 昭和陸軍の名将
瀬島竜三―大本営参謀から国家参謀への転身

第6部 戦後からの視点 世相と時論
占領解禁
“象徴天皇制”は日米一致した選択
八・一五 聖断と反乱
官庁の歴史づくりの在り方
国の文書にも著作権あり
壮大だった海外進出
「女性にも戦う権利あり」
米国を悩ませる資料返還運動
世論調査の結果を無視するマスコミ
私学の時代―内申書判決に思う
国体護持か承詔必謹か
「情報公開法」の制定を
対米折衝の故山本少将資料
本当に日本はナンバーワンか
女性と職業
行政改革へ住民パワーを再結集せよ
太平洋戦争とは何だったのか
公文書館事情あれこれ
歴史を検証する―太平洋戦争への道
経済摩擦、歴史に学べ
日本の課題―平和条約発効三十年目に
軍人と政治
占領政治と日本人
江川は「大投手」か否か

第7部 時代の断片 コラムと書評
ニクソンVSマクナマラ
党内民主主義と組織防衛
クォータ制はやめよう
九条と一一条の間
吉野再訪に思う
山内中将の悲劇
米戦略の片棒をかつぐな
終戦へのダブル・ショック
静かな終戦記念日を
核保有国首脳の自制力
米食文化の日本軍
自衛隊見学雑感
十二月八日の品格
コミュニケーションの不作法
実用的防衛論のすすめ
大東亜戦争か太平洋戦争か
市民運動を墜落させるタレント
芥川賞作家の監訳
納涼・政党機関紙読み比べ
駄作も多い黒沢映画
森山康平『証言記録・三光作戦』
山本七平『一下級将校のみた帝国陸軍』
児島襄『朝鮮戦争』(1~3巻)
山木茂『戦艦三笠の反乱―帝国海軍裏面史』
石橋恒喜『昭和の反乱』(上・下)
入江昭『日米戦争』
東京大学社会科学研究所編『戦時日本経済』
福田幸弘『連合艦隊―サイパン・レイテ海戦記』
伊藤隆・佐々木隆ほか編『真崎甚三郎日記』
J・C・ペリー『鷲の翼の下で』
大江志乃夫『天皇の軍隊』
「開戦前後」を読み直す
大蔵省財政史室編『渡辺武日記―対占領軍交渉秘録』

あとがき
秦郁彦主要著作一覧