英霊の言乃葉 2
昭和四十三年の靖国神社社頭掲示
最後の筆 一月(海軍少佐・都所静世命)
短い爪と髪を送ります 二月(陸軍兵長・上田穂積命)
愛しき妻へ 三月(陸軍憲兵大尉・堀重吉命)
遺書 四月(海軍大尉・遠藤益司命)
あとをたのむ 五月(海軍少佐・西田高光命)
和歌に遺す 六月(海軍大尉・石川延雄命)
死の予感 七月(陸軍伍長・大西衛命)
遺言書 八月(陸軍曹長・菊地武雄命)
妻に宛てた最後の便り 九月(陸軍兵長・高宮憲彰命)
妻への遺書 十月(陸軍憲兵曹長・半沢勇命)
戦地より愛児へ 十一月(陸軍兵長・角光男命)
沖縄の遺書十二月(陸軍上等兵・小渡壮一命)
昭和四十四年の靖国神社社頭掲示
辞世 一月(陸軍大尉・向井敏明命)
獄中句 二月(陸軍少佐・野田毅命)
最後の手紙 何か宗教の本を送って下さい 三月(陸軍少尉・瀬田万之助命)
死を前に愛児に告ぐ 四月(陸軍憲兵曹長・大庭早志命)
明朝出撃 五月(海軍中尉・鹿野茂命)
お母様 口ごたへばかりしてすみませんでした 六月(白梅部隊員・大嶺美枝命)
今朝、特別攻撃隊の申渡しあり 七月(海軍大尉・飯沼孟命)
想恋賦…妻への手紙 八月(陸軍少尉・山川弘至命)
妻子にあてた最後の便り 九月(海軍軍属・菅谷寛一命)
大好きな日本の空へ飛んでかへる 十月(陸軍中将・酒井隆命)
お母さん!! 十一月(海軍中尉・富田修命)
亡き戦友の顔 十二月(陸軍少尉・田沢清作命)
昭和四十五年の靖国神社社頭掲示
両親への訣別 一月(海軍少尉・三枝直命)
死刑に臨みて 二月(陸軍少佐・野田毅命)
獄舎の夢 三月(陸軍憲兵准尉・久保江保治命)
靖国の空より祈る 四月(海軍主計兵曹長・畑政雄命)
子供の教育を頼む 五月(海軍水兵長・寺本隆命)
兄弟仲よくしなさいよ 六月(陸軍上等兵・粂野利雄命)
沖縄学徒の遺言 七月(陸軍上等兵・安谷屋盛治命)
御詫言上書 八月(元帥陸軍大将・杉山元命)
従軍日記 黄浦江上碇泊中 九月(日赤救護看護婦・西沢都弥命)
遺書 十月(陸軍大将・本庄繁命)
最後の日記 十一月(海軍大尉・山下久夫命)
雪の戦地より故郷の弟へ 十二月(陸軍兵長・飯盛正命)
昭和四十六年の靖国神社社頭掲示
遺書 シドニー突入に際し一月(海軍中佐・松尾敬宇命)
焚火の明りで 二月(陸軍曹長・佐々木徳三郎命)
死を前に 三月(海軍大尉・島澄夫命)
ビルマの戦線より愛児へ 四月(陸軍上等兵・吉田光栄命)
安産を祈る 五月(陸軍上等兵・小野寺福男命)
絶筆 六月(陸軍兵長・木村久夫命)
柿の木を大切に育てゝ下さい 七月(陸軍曹長・菊地武雄命)
戦地より愛児へ 級長おめでとう 八月(陸軍伍長・中島正敏命)
靖国神社に祀られる 九月(陸軍軍医大尉・山根重由命)
遺書 十月(陸軍中将・安達二十三命)
五人の子供を頼む 十一月(陸軍軍曹・田崎喜久三命)
南の島より母へ 十二月(陸軍兵長・中野晃作命)
昭和四十七年の靖国神社社頭掲示
絶筆 靖国神社で待ってゐます 一月(海軍少佐・富沢幸光命)
陣中日記より 大きな声で呼びかけたい 二月(陸軍伍長・川村寅治命)
獄中より最後の願ひ 三月(陸軍憲兵准尉・藤井力命)
遺言 四月(陸軍曹長・結城作蔵命)
沖縄出撃に際して五月(海軍中尉・宮内栄命)
悠久の大義に生きるを悦ぶ 六月(陸軍中尉・鵜野田治彦命)
家族への最後の手紙七月(陸軍軍曹・浅利豊命)
遺言 八月(海軍中将・大西滝治郎命)
絶筆 九月(陸軍中尉・伊藤勇作命)
心が後に残る 十月(陸軍軍曹・栗林清之助命)
かあちゃんよ 十一月(海軍少尉・広田幸宣命)
遺書 十二月(陸軍中将・小泉恭次命)