日本の戦争
- サブタイトル
- 編著者名
- 田原 総一朗 著者
- 出版者
- 小学館
- 出版年月
- 2000年(平成12年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 495p
- ISBN
- 4093892415
- NDC(分類)
- 210.6
- 請求記号
- 210.6/Ta19
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 富国強兵―「強兵」はいつから「富国」に優先されたか
「日本」をデザインしたのは島津斉彬
大久保利通の「したたかな現実主義」
「妖怪」岩倉具視の暗躍
山県有朋の「強兵」が「富国」を駆逐
第2章 和魂洋才―大和魂とはそもそも「もののあはれを知る心」だった
誰がいついい出したのかわからない
新井白石はなぜ「洋魂」を拒否したのか
福沢諭吉にとって「忠君愛国」は問題外
「女性的で平和な心」が「愛国」と「武断」に変貌した
第3章 自由民権―なぜ明治の日本から「自由」が消えていったか
自由民権運動は坂本竜馬にまで遡る
明治民権論者たちの血を沸きたたせた名台詞
板垣退助の「定説」を覆す資料を発見
「ああ自由党死す」中江兆民はそう嘆いた
第4章 帝国主義―「日清・日露戦争」「日韓併合」は「侵略」だったのか
伊藤博文は「韓国」で「大悪人視」された
伊藤内閣が飛びついた「朝鮮出兵」の裏
日清戦争に「侵略」の意識はなかった
「維新の第二世代」が仕掛けた対露開戦
日露戦争で国際戦略に初めて目覚めた
伊藤博文はなぜ「日韓併合」に走ったか
「韓国の独立」を守ろうとして挫折
第5章 昭和維新―暴走したのは本当に「軍」だけだったか
誰も書かなかった「二・二六事件」のミステリー
「元老」も「政党」も力を失った
軍の政治介入を誘導した政友会
青年将校たちはなぜ一線を越えたのか
国際連盟脱退は大した問題ではない
私闘でしかなかった陸軍の派閥抗争
二・二六事件は戦争に直結していない
第6章 五族協和―「日本の軍事力でアジアを解放」は本気だった?
「中国革命万歳」と絶叫した石原莞爾
満州事変をうまく処理していれば「大東亜戦争」は起こらなかった?
満州国建国の本質は「戦略拠点」づくり
日本の軍事力でアジアを解放する?
日中戦争と満州事変はまったく逆の構図
第7章 八紘一宇―日本を「大東亜戦争」に引きずり込んだのは誰か
45歳の近衛文麿新首相の誕生
「国民政府を対手とせず」は昭和政治史最大の愚行
日本に「独裁者」がいたら戦争は止められた
松岡洋右の幻の「四国同盟」構想
日本を追い詰めたアメリカの「マジック」
天皇の「戦争反対」はなぜ通らなかったのか
不幸なあの日に一歩一歩近づいていく
天皇に報告しながら涙を流した東条英機
情けない戦争はこうして始まった
参考文献あり
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