伝書鳩
- サブタイトル
- もうひとつのIT 文春新書
- 編著者名
- 黒岩 比佐子 著者
- 出版者
- 文藝春秋
- 出版年月
- 2000年(平成12年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 214p
- ISBN
- 4166601423
- NDC(分類)
- 693
- 請求記号
- 693/Ku73
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 忘れられた鳩通信
日比谷公園の鳩は新聞社の鳩の末裔か?
GHQ監視下の最後の軍用鳩
第1章 鳩通信の発祥
「ノアの方舟」の頃からの伝令
視覚、太陽、磁気、臭覚による帰巣
伝書鳩に関する伝説
シェークスピア作品に見られる鳩
マリー・アントワネットの鳩通信
鳩を使って儲けたロスチャイルド
八幡神の使いとしての鳩信仰
米相場を鳩で通知した堺の商人
第2章 軍用鳩の活躍―第一次世界大戦まで
普仏戦争でパリを救った気球鳩
移動通信と夜間通信
空中撮影する“スパイ鳩”
塹壕戦での唯一の生命線
日本の軍用鳩事始め
海洋訓練を試みた海軍の挫折
陸軍が計画した「鷹の従軍」
日本鳩界の恩人クレルカン中尉
昭和天皇が鳩に託された御便り
関東大震災で独り舞台の活躍
第3章 軍用鳩の終焉―第二次世界大戦から現代まで
ノルマンディー上空から降下した鳩
ハイテク兵器とピジョン・センサー
鳩哨、掌鳩兵、鳩班員
軍馬、軍犬、軍鳩
「大日本軍用鳩協会」の設立
「軍鳩飼って国護れ」―国防鳩隊
日中戦争への鳩の出征
教科書にも載った“鳩美談”
本土防衛における鳩通信計画
敗戦後に行われた謎の鳩の訓練
占領下の幻の軍隊「禁衛府」
食糧自給と御用邸の警護
禁衛府の元衛士の回想
第4章 新聞社・通信社の鳩便
鳩を使ったニュース通信の初め
鳩が運んだ明治のスクープ記事
人力車から鳩に代わった写真送稿
中国戦線に従軍した鳩の活躍
新聞記者時代の井上靖と鳩
三十年ぶりに発見された原稿
三宅島噴火のスクープ写真
海上四百キロメートルの奇跡の飛翔
役目を終えた“小さな通信士”
暗室が消えた新聞社の写真部
第5章 様々な鳩通信
気球で北極を目指した探検家
戦前の伝書鳩の黄金時代
ビラ撒布など様々な商業利用
血液輸送と遭難者からのSOS
家畜の人工授精用の精液輸送
鳩通信の復興を図る「日本鳩通信協会」
谷川岳の遭難者救助で大臣表彰
房総沿岸の小型漁船の海洋通信
第6章 通信から鳩レースへ
鳩レースと競馬
海外鳩レース事情
明治の旦那衆が始めた競翔会
一千キロメートルレースの醍醐味
靖国神社の慰霊碑「鳩魂塔」
終章 鳩の特殊な能力
ピカソとモネを見分ける
都市の嫌われ者になったドバト
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