朝日クロニクル20世紀 第4巻(昭和16年-昭和25年)
1941
開戦を控えた靖国
「君がみ胸に抱かれてきくは」(ジャーナリスト・辰濃和男)
特集 日本軍、真珠湾を奇襲(作家・徳岡孝夫)
日本交渉ついに決裂へ―高まる対米強硬論(ノンフィクション作家・保阪正康)
ヘイタイサン ススメ ススメ 国民学校が発足!(児童文学者・山中恒)
独ソ戦勃発! 破竹の独軍に“冬将軍”の壁(南山大教授・野田宣雄)
ゾルゲ事件発覚!ソ連に機密情報を8年間も流す(日露歴史研究センター代表・白井久也)
満州をデザインした「2キ3スケ」国家統制経済への道(早稲田大教授・小林英夫)
クロニクル1941
京都(上)(ジャーナリスト・三木次郎)
米内光政(政治評論家・富森叡児)
20世紀社会面
広島・江田島旧海軍兵学校(元朝日新聞編集委員・浜田逸平)
大政翼賛会のポスター(広告評論家・中井幸一)
1942
海軍への期待
「成算小なる戦争は為すべきにあらず」(辰濃和男)
特集 ミッドウェー海戦―運命を決めた戦局の転回(ノンフィクション作家・半藤一利)
女性が担った“銃後”の暮らし(風俗史家・下川耿史)
隷属を強いられる植民地の暮らし(ノンフィクション作家・千田夏光)
独ソ激突! レニングラード陥落せず(元朝日新聞編集委員・佐久間穆)
731部隊による人体実験(神奈川大教授・常石敬一)
「ユダヤ人絶滅!」を決定 大量ガス殺を始める(翻訳家・高橋武智)
クロニクル1942
京都(下)(三木次郎)
東条英機(富森叡児)
20世紀社会面
山口/福岡・関門トンネル(ジャーナリスト・平見睦子)
大政翼賛会の壁新聞(中井幸一)
1943
学徒出陣
「嘘をつけ!」(辰濃和男)
特集 ガダルカナル撤退、アッツ玉砕…米軍の反攻本格化(半藤一利)
「奇跡」のキスカ島撤収作戦―残された1つのジョーク(朝日新聞出版局編集委員・郡司武)
学徒出陣「根こそぎ動員」の露払い(学徒出陣記念碑連絡会代表・渡辺槙夫)
「大東亜共栄圏」の理想と実体(保阪正康)
イタリアが無条件降伏 枢軸体制の一角崩壊(竜谷大教授・高橋進)
毒殺、絞殺、餓死…猛獣たちの受難(昭和少年少女文学館主宰・秋山正美)
図表で見る帝国陸海軍
クロニクル1943
宮崎(上)(記録作家・川原一之)
中野正剛(富森叡児)
20世紀社会面
長野・戦没画学生慰霊美術館「無言館」(平見睦子)
陸軍省のポスター(中井幸一)
1944
「玉砕」に次ぐ「玉砕」
「これ果して誰の罪なりや」(辰濃和男)
特集 「神風特攻」、死に向かっての出撃(エコノミスト・森本忠夫)
和平への道途絶え枢軸国軍は末期症状(筑波大教授・大浜徹也)
銃後の少国民の戦争体験(山中恒)
日系人11万人を米大統領命令で強制隔離(東京女子大名誉教授・猿谷要)
アメリカで原子爆弾が完成へ(科学ジャーナリスト・友清裕昭)
戦争と経済―国のふところ、国民の財布(ジャーナリスト・大谷健)
クロニクル1944
宮崎(下)(川原一之)
小磯国昭(富森叡児)
20世紀社会面
埼玉・サツマイモ資料館(浜田逸平)
陸軍記念日最後のポスター(中井幸一)
1945
昭和天皇のサイン
「正午戦争停止」(辰濃和男)
特集 相次ぐ玉砕、特攻。大日本帝国「完敗」(大浜徹也)
銃後もまた死と隣り合わせだった(評論家・吉沢久子)
人類史上初の原爆、広島・長崎に炸裂(ジャーナリスト・森暁雄)
焦土に舞い降りてきた新たな支配者(長野県短大助教授・荒敬)
戦火消え、世界各地に解放・独立の波(元朝日新聞論説委員・東洋大講師・深津真澄)
クロニクル1945
北海道(上)(元「アエラ」発行室長・西村秀俊)
鈴木貫太郎(富森叡児)
20世紀社会面
長野市松代・まぼろしの地下大本営(平見睦子)
国策グラフ誌「写真週報」の表紙(中井幸一)
1946
闇市と民主主義
「カムカムエブリボディ」(辰濃和男)
特集 焼け跡で、人々は飢えと格闘した(下川耿史)
全能の占領軍が指導する民主主義(深津真澄)
勝者の裁き、戦犯裁判と公職追放(筑波大助手・郡司淳)
660万人、血涙の帰郷に祖国は冷たく(大浜徹也)
「すめらぎ」人になり給う(筑波大助教授・伊藤純郎)
クロニクル1946
北海道(下)(西村秀俊)
東久迩稔彦(富森叡児)
20世紀社会面
新潟・北方文化博物館(平見睦子)
資生堂のポスター(中井幸一)
1947
わあ、おいしいよ
「心ずきずきわくわく」(辰濃和男)
特集 6・3制教育、そのゼロからの旅立ち(作家・小中陽太郎)
窮乏のなか理想高らかに新憲法が産声(歴史学者・色川大吉)
世相さらにを暗くした隠退蔵物資の横領(編集部・村上義雄)
平和が戻った。さあ、鎌倉カーニバル復活だ!(ジャーナリスト・星野弥生)
豪腕・マッカーサー、ゼネストを粉砕(哲学者・久野収)
クロニクル1947
鹿児島(上)(元「南日本新聞」記者・丸野信一)
幣原喜重郎(富森叡児)
20世紀社会面
静岡・登呂遺跡(平見睦子)
日本劇場のパンフレット(中井幸一)
1948
男女席を同じうす
「進駐軍の命により」(辰濃和男)
特集 “どん底”日本に薄日が差してきた(下川耿史)
裁かれた戦犯、残された戦争責任(元朝日新聞編集委員・永沢道雄)
「かねて所持したる青酸カリ」とは?(ジャーナリスト・伊藤源之)
戦後3年、また戦争、そして分断(ジャーナリスト・古川俊実、永沢道雄)
大宰に死を選ばせた「戦後への幻滅」(文芸評論家・南山大教授・細谷博)
クロニクル1948
鹿児島(下)(丸野信一)
吉田茂(富森叡児)
20世紀社会面
京都・舞鶴引揚記念館(平見睦子)
映画「夜の女たち」のポスター(中井幸一)
1949
ビヤホール再開
「どこにいるの、あんた方は」(辰濃和男)
特集 鉄路を覆った不気味な黒い霧(朝日新聞論説委員・木村卓而)
“敵”はニッポンの竹馬経済だ!(朝日新聞論説委員・岡田幹治)
古橋がやってくれた!湯川博士もだ!!(社会学者・中部高等学術研究所長・加藤秀俊)
水原、シベリアから帰る。プロ野球は黄金時代へ(元朝日新聞運動部長・小川清一)
内戦終結、共産党ついに中国を制す(朝日新聞外報部中国総局長・加藤千洋)
クロニクル1949
青森(上)(前「東奥日報」論説委員長・和田満郎)
片山哲(富森叡児)
20世紀社会面
京都・美空ひばり館(平見睦子)
ポスター「広島を平和記念都市に」(中井幸一)
1950
新たな戦争の皮肉
「出ていけ!」(辰濃和男)
特集 朝鮮戦争勃発!「極東のスイス」夢と散る(慶応大教授・小此木政夫)
病身・ニッポンを蘇生させた朝鮮特需(編集部・町田敏晴)
哲学青年を自殺に追い込んだ一つの伝聞(東海大教授・元朝日新聞編集委員・白井久也)
全国を吹き荒れた“アカ追放”の嵐(深津真澄)
道徳なんて糞くらえ!アプレ犯罪相次ぐ(朝倉喬司)
クロニクル1950
青森(下)(和田満郎)
芦田均(富森叡児)
20世紀社会面
名古屋・パチンコミュージアム(平見睦子)
キッコーマンのアイキャッチ戦略(中井幸一)
冥銘録あり