図書目録ニッポンジン ワ ナゼ シュウセン ノ ヒズケ オ マチガエタノカ資料番号:000040399

日本人はなぜ終戦の日付をまちがえたのか

サブタイトル
8月15日と9月2日の間のはかりしれない断層
編著者名
色摩 力夫 著者
出版者
黙出版
出版年月
2000年(平成12年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
223,10p
ISBN
4900682535
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Sh33
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1章 日本は無条件降伏したのか
日本が降伏した歴史的瞬間
降伏の「申し入れ」を公表した日が八月十五日である
空白の十八日間と北方領土の悲劇
無条件降伏したのは軍隊
ポツダム宣言を読む
米国も日本の降伏が無条件降伏でないことを認識していた
カイロ宣言中の「日本国の無条件降伏」に法的効力はあるのか
歴史的誤解の始まり
世界の識者はどう見るか
第2章 ドイツとイタリアの降伏
全く異なった日独伊の降伏のかたち
一方的に征服されたドイツ
連合国に承認されなかったドイツ中央政府
ドイツは一括して賠償するチャンスを失った
ソ連も中国も日本への賠償請求権を放棄していた
惨憺たるイタリアの休戦
イタリアの休戦と二つの文書
国民を置き去りに逃亡した為政者たち
第3章 「降伏」とは何か
三種類の降伏
降伏と投降
慣習法としての国際法
第二次大戦における特異な降伏形態
無条件降伏の法的意味
降伏の原型
騎士道精神からなる降伏のプロトコール
涙ぐましいまでに国際法を遵守した日本
国際法が無視された第二次大戦
第4章 米国の特異な戦争終結方式
無条件降伏と米国の独善的価値観
独特の戦争終結方式は独立戦争から
無条件降伏方式の萌芽はインディアンとの武力紛争に見られた
第二次対英戦争とインディアン問題の変質
メキシコ戦争
南北戦争と米国における国民国家の成立
米国帝国主義の出発点となった米西戦争
第一次大戦における失態
休戦協定に政治条項を盛り込む「講和予備条項」という方式
第5章 国際秩序と戦争
戦争の本質に対する悲劇的な誤解
オルテガの戦争論
クラウゼヴィッツの命題
近代国際社会は多数の主権国家の共存を前提とする
国際社会に構造変化の兆候
「多元的権力構造」の未来
米国社会に変化の兆候ありや
第6章 敗戦ショックが生んだ倒錯現象
米国の契約違反に日本政府は当初反発したが……
マッカーサーを祭り上げた日本人
日本人の半世紀の怠惰
本気で平和を希求するならば……
国際社会の一員としてなすべきこと
「自己沈潜」時代の日本の進む道
資料あり

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