風船爆弾
- サブタイトル
- 純国産兵器「ふ号」の記録
- 編著者名
- 吉野 興一 著者
- 出版者
- 朝日新聞社
- 出版年月
- 2000年(平成12年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 304p
- ISBN
- 4022575425
- NDC(分類)
- 559
- 請求記号
- 559/Y92
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 一九四二年四月十八日
東京初空襲
日本側の油断
東条英機の苦悩
陸軍省軍務局軍事課
気球に関する処置
第2章 陸軍気球部隊の活動
一七八三年に誕生した二つの気球
紙気球とゴム気球
日本気球史の幕開け
独立気球隊の編成
偏西風の発見
独立気球中隊の活動
トキ三部隊
パレンバンの阻塞気球
第3章 初期の気球兵器
和紙気球兵器構想
埼玉県小川での試作
科研の研究と水素発生車
陸軍のラジオゾンデ
関東軍気球挺進部隊
第4章 アメリカ本土攻撃
登戸研究所
様々な軍需紙
計画の挫折
情勢の変化
北太平洋高層気流
ソ連との関係
第5章 高度一万メートルの世界
一〇メートル気球
酷寒の世界
耐寒電池の開発
高度維持装置
和製球皮
気球紙の規格
和紙とこんにゃく糊
コーティング加工
戦時日本の純国産兵器
一〇メートル気球の波紋
楮の確保
一宮のテスト放球
生産予定数
第6章 和紙産地の苦悩
因州紙の職人たち
牧谷と武芸川
二俣紙
気球紙の値段
福井県今立
量産された土佐紙
愛媛県の公文書
気球紙の生産総数
第7章 一〇メートル気球生産態勢
姿を消したこんにゃく
本格化する気球製造
小倉造兵廠
名古屋造兵廠
大阪造兵廠
学校工場
接収された劇場
東宝劇場の作業
銀座空襲の記憶
様々な器材の製造
各地の造兵廠
第8章 海軍のゴム気球爆弾
陸軍と海軍
海軍の八号兵器
B式気球
第9章 放球部隊
基地の決定
放球基地建設
水素の確保
天皇への奏上
東部第一二三〇九部隊
攻撃命令
放球と誤爆事故
標定観測班
陸軍気象部
第10章 気球兵器の裏面
軍医学校防衛研究室
「ふ号」と生物兵器
丙種気象演習と臨時教育隊
気球兵器初期構想の再検討
新京での気球づくり
第11章 アメリカ側の被害
アメリカに到達した「ふ号」
翻弄される西部防衛司令部
到達した「ふ号」の数
放球基地の捜索
ハンフォード核工場の停電
オレゴンの悲劇
第12章 敗戦とともに
放球攻撃の中止
一五メートル気球
カビ対策
特殊研究処理要綱
サンダースの質問
放球基地跡地の五輪塔
第13章 歴史としての「ふ号」
「ふ号」の総括
関係者の沈黙
資料の焼却
謝罪の原点
学校一覧アリ参考文献・資料一覧アリ
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