大東亜戦争と「開戦責任」
前編 近衛文麿―「仮面の戦争屋」
「八年戦争」と尾崎秀実―大東亜戦争の真実
偽りの「十五年戦争」論
日本の経済破綻―日中戦争の目的の一つか?
東アジアすべての共産化―尾崎秀実の策謀
「ハル・ノート」とロシアの「積極工作」―財務次官補H・D・ホワイトとルーズヴェルト
真珠湾攻撃の不毛と狂気
「ホワイト試案」採択の謎と内幕
政府高官をおおう赤い工作網
近衛文麿の「犯罪」(1)―「祖国」ソ連の防衛と対英米戦争
「北進」阻止―対英米戦争の目的
「英米本位の平和主義を排す」
「東亜新秩序」―英米追放の煽動スローガン
「ソ連仲介」の怪―日本の対ソ属国化の模索
中国共産化と計画経済の導入―日中戦争と近衛文麿の「犯罪」(2)
事件を事変へ、事変を戦争へ
「蒋介石を対手とせず」
「計画経済」体制への暴走
二・二六事件か、近衛文麿の「新党」か―憲法蹂躙の国家反逆
「政界再編成」の雪崩現象
「天皇封じ込め」―近衛文麿への期待
ソヴィエト共産党の模倣―「大政翼賛会」にかけた近衛の野望
後編 虚構の「アジア主義」―「八年戦争」の元凶
「英米なきアジア」は、日本の自殺
恩人(英国)を裏切った日本
米国のフィリッピン領有―「第三の神風」
台湾領有―日本亡国の原点
「日米の満洲」拒否の代償
「恐日」の米国、狭量の日本
迷信の「アジア主義」、狂妄のマルクス主義―日本を誤導した二つの「主義」
遅すぎた満洲事変
自殺外交「日露協商」
「北進」は平和、「南進」は破局―善の「反露」と悪の「親露」
対ロシア敗北主義と「南進」―樺太放棄の愚行
帝国海軍―「南進」を弄んだ小児病
陸軍主導―兵学の基本
「モンロー主義」との訣別、「アジア主義」の根絶―「制御不能」な二十一世紀のための平和処方箋
「離米入亜」―ネオ・アジア主義の擡頭
ハートランド“封じ込め”―リムランドに対する米国の宿命
補遺軍部・「右翼」は、過激「左翼(革新)」