孫たちへの証言 第10集
- サブタイトル
- 心にしまいこんでいたこと
- 編著者名
- 福山 琢磨 編者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 1997年(平成9年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 296p
- ISBN
- 4882693739
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/10
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1部 国内での体験
原爆投下時の警報はなぜ出なかったのか(千葉県香取郡)(落合秀明)
出なかったエノラ・ゲイ撃墜の発射命令(岐阜県羽島郡)(埴国隆)
原爆投下で工場の下敷きになったが助かる(大阪府堺市)(今井恵子)
私も三ヵ月前まで爆心地近くの城山に住んでいた(川崎市多摩区)(井上陽子)
世界的な文化遺産として体験者の話を語り継ぐ(山口市)(山川温子)
長野空襲での消えない過去(長野市)(竹内今朝美)
甲府大空襲とその後に起きたチフス禍(東京都品川区)(笹生満男)
東京大空襲で神田栄町の我が家も焼失(東京都小平市)(仲本愛子)
目の不自由な父の手を引き、炎に追われて逃げる(東京都町田市)(小長谷照子)
東京大空襲で家族四人が犠牲、私だけが生き残る(埼玉県川口市)(藤沢陽子)
煙と闘いながら焼夷弾から家を守る(東京都あきる野市)(松島千恵子)
横浜大空襲で母と私は逃げたが父を失う(横浜市保土ヶ谷区)(関根三弥子)
私たちは空襲で焼け出され、弟は戦死、姉は満州で集団自決(群馬県富岡市)(小山美恵子)
大阪大空襲で炎に包まれたが、地下鉄で命拾い(京都市左京区)(村松繁)
田辺聖子さんの小説に友の名を発見(岡山県真庭郡)(吉田幸典)
終戦の前日、森之宮駅でも多くの犠牲者(大阪市生野区)(西脇佐喜治)
不発の焼夷弾で火あそび(兵庫県西宮市)(小島裕)
市中の95パーセントを消失した福井空襲の恐怖(千葉県木更津市)(宮本二三江)
舎監の指示で徳島空襲を生き延びた私たち(徳島県板野郡)(原口美恵子)
飛行機製造に賭けた十五歳の青春(高知市)(森サヨ子)
横山隆一さんも我が家に疎開(長野県上田市)(中曾根その)
動員先で燃焼した青春に悔いはなし(徳島県三好郡)(福田澄子)
人間魚雷「回天」追憶(埼玉県蓮田市)(真島精治)
予科練で注入された不撓不屈の精神は今も生き続ける(横浜市港北区)(藤木竹夫)
帰らなかった愛馬「大藤号」の応召(千葉県長生郡)(酒井英作)
大牟田「爆発赤痢事件」の犠牲になった妹たち(奈良市)(薗田博士)
風船爆弾基地だった町の悲しい物語(茨城県北茨城市)(石森武男)
八月十日「戦争終結」を伝えたVOA放送(愛知県豊田市)(高木三郎)
敗戦のとき、校長の教えた アイ・ドント・ノウ(青森県八戸市)(西村祥子)
第2部 国外での体験
樺太で看護婦二十三人が自決を計り、六人が犠牲に(長崎県南高木郡)(山本美恵子)
樺太でソ連兵に撃たれたが助かる(青森市)(斉藤恒子)
サイパン島で投身し、奇跡的に助かる(群馬県安中市)(外山ミサノ)
パラオ島朝日村へ入植し、戦争に巻き込まれる(北海道赤平市)(西田千代吉)
黒姫郷開拓団の末路や哀れ(長野県上高井郡)(永原今朝男)
開拓団の逃避行で母は銃弾に倒れ、姉と弟は集団自決(山形県上山市)(佐藤繁信)
満州から母に護られ、奇跡を越えて帰国した兄と私(茨城県石岡市)(加藤房子)
戦争に翻弄された私の青春時代(沖縄県那覇市)(仲原繁)
集団自決した東寧・官舎の家族を偲ぶ(仙台市宮城野区)(田中徳郎)
満州の土となった三人の子らの冥福を祈る(秋田県平鹿郡)(原ミネ)
夫の放送「不平を言わぬ動物」を胸に秘めて(神奈川県中郡)(佐藤かな子)
敗戦で激変した「広東市肇和路三十九号」での暮らし(兵庫県明石市)(山崎たみ子)
哀しくも凛とした「姉ちゃん」の最期(石川県石川郡)(坂田謙一)
乳呑み児をかかえ、引揚船での忘れ得ぬ光景(静岡市)(原静子)
延吉収容所で死体置場から生き返る(長野県駒ヶ根市)(木下主計)
逃亡しシベリア抑留をのがれる(埼玉県越谷市)(片桐賢二)
死線いくたび、今あるのが不思議(福島県相馬市)(佐藤豊)
大陸縦断作戦における内三官廟の惨事(千葉県佐原市)(高橋年夫)
ソ満国境の富錦で戦車への特攻肉弾戦(兵庫県佐用郡)(中野怜)
終戦後、北満に散った機関銃中隊(東京都新宿区)(逆井喜一郎)
「詩書く手の白きをもちて兵となる」母に手渡した句(東京都世田谷区)(河合幸男)
悍馬「館添」のたて髪、今もアルバムに(鳥取県八頭郡)(山本竜蔵)
悔いは残る、射殺した愛馬「青」のこと(宮崎県北諸郡)(平田省実)
「死に神」と言われ、よくぞ祖国の土を踏む(東京都練馬区)(林照)
召集から引き揚げへ(東京都板橋区)(井上孝弘)
マラッカ海峡で撃沈され漂流、黒鱶の恐怖(香川県観音寺市)(小倉利一)
幾多の海戦を戦いぬいた駆逐艦「神風」(東京都世田谷区)(植松修)
聖川丸での投錨の失敗が結果的に福となる(千葉市花見川区)(鈴木健治)
北ボルネオ「サンダカン・死の転進」(青森市)(間山精治)
僚機還らず、若き特攻の死を悼む(群馬県佐波郡)(前原弘)
麻酔かけず壊疽を切り取られ、地獄の苦しみ(東京都保谷市)(岡部恵三)
鳴呼インパール、一発のビンタでジャングルから生還(千葉県流山市)(落合菊雄)
第3部 亡き人たちの証し
霊魂にささげる舞踊劇「カリマンタン幻想」(神奈川県大和市)(山口のりこ)
運命の六日、生と死の別れ(東京都世田谷区)(清水彦太)
北鮮から九人のうち、三人が生還する(茨城県牛久市)(大和田近子)
沖縄戦で部下を逃し自決した兄たち(高知県吾川郡)(藤本満理子)
満州広陵開拓団の姿を伝える祖父の手記と出会う(大阪府豊中市)(山浦純)
空と陸に散った二人の兄の日記から(福岡県久留米市)(中山和子)
父の無念、やはり記録しておかねば(千葉県佐原市)(林昭司)
沖縄沖の敵中に突入し散った兄(長野県佐久市)(高畑幸)
二度目の赤紙で沖縄に散った夫(岡山県真備郡)(竹本伊代)
視力失い重責果たせぬと自決した父(長崎県佐世保市)(大友淑子)
ニューギニアにおける叔父の死、語り継がねば(神奈川県相模原市)(長谷川誠司)
ニューギニアで戦病死した父(茨城県結城郡)(生井正男)
東部ニューギニアで戦死した次兄(高知市)(依岡俊夫)
ブーゲンビル(墓島)で散った兄(愛知県江南市)(杉本広助)
兄と弟四人が征き、三人が還らず(埼玉県幸手市)(藤城よし)
「俺の分まで幸せに」と散った特攻隊員(栃木市)(藤平ちえ子)
下校時の列車が襲撃され、目前で友が倒れる(徳島市)(小島幸太郎)
夫の戦死後「土を食うとも」の決心で今を得る(鹿児島県姶良郡)(吉村ナミ)
戦死した兄、父母への思い切々と(群馬県高崎市)(栗原功三郎)
B29を迎撃し生還した英雄宗中尉の最期(神奈川県藤沢市)(和泉清久)
語り継ぐ、比島の激戦と戦友愛(大阪市淀川区)(尾路良男)
被爆した兄への一通の手紙(鳥取県境港市)(安井美恵子)
回想甲子園、沖縄特攻で散った川田さん(札幌市豊平区)(三浦淳志)
実家と婚家で九人が戦争の犠牲に(東京都世田谷区)(岡本ユキエ)
第4部 戦後、それからの私たち
父を原爆で失い、一時は家族で自殺の岸壁に立ったが(埼玉県新座市)(小杉美智子)
戦争に翻弄された私たちの人生(横浜市港北区)(泉忠明)
兄の戦死で義姉とともに家を継ぐ(横浜市戸塚区)(小山信明)
空襲の悪夢に悩まされ続けた二十五年(鹿児島市)(倉園六一郎)
玉音放送を聞き、自決しようとする友を説得(宮崎県児湯郡)(永友正一郎)
『バッタくん』の思い出(大阪市住吉区)(伊東和子)
大阪大空襲で焼け出され北海道開拓団へ(和歌山市)(梅沢祐子)
「負けてたまるか!」の根性でやり抜く(和歌山県那賀郡)(沢田禎夫)
いつの間にか書き替えられた夫の戦傷日(和歌山県有田郡)(五味主基子)
父亡き後、戦中、戦後の母と私の苦闘(大阪市住吉区)(真下与志)
戦争に翻弄された夫の人生を継ぐ(鳥取県倉吉市)(小谷忠代)
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