慰問文の書方
第1編 慰問文の書き方
銃後を守る我等の義務
立派な慰問文を書くには
慰門文にもいろいろある
慰問文を済出す相手と自分の関係
慰問文の内容
軍事郵便についての心得
軍事郵便とは
軍事郵便物として差し出し得る郵便物及料金
軍事郵便物の特殊取扱
軍事郵便物の名宛記載方
軍事小包郵便物の差出しに就いて
軍事郵便物の料金未納不足
第2編 戦地への慰問文
戦場の愛児に 大統領リンカーンより
団体からの慰問文
郷里出身の××部隊へ(町村会より)
使命は大きい(男子諸団体)
平和の日の為に(女子諸団体)
固き海の護りに謝す(青年団代表から)
海軍将士への感謝状(各団体共通)
慰問袋に添へて(愛国婦人会××支部)
慰問袋の謝状への答礼(一般)
慰問文の礼状に答えて(一般)
肉親からの慰問文
わが夫へ(妻より)
祖先の名を恥かしめぬように(父より)
我が子よ、雄々しくあれ(母より)
弟よ、兄の分まで(兄より)
兄さん、ガンバレ!(中学生の弟から)
御父様、千人針をお送りします(佐智子)
僕は大しようです(武男から)
一門の誉れ高し(伯父より)
従軍看護婦のお姉様へ(妹より)
残敵掃蕩に御奮戦遊ばす敬愛する従兄へ(従妹から)
知己、朋友からの慰問文
××中学万歳!(同窓生Kから)
輝しき空爆に感激す((同僚から)
伜に代り感謝を捧げる(戦友の母から)
先生!僕達は祈つてます(小学生から)
お家の事は心配なく(お隣りの妻)
尊い使命を御立派に(一看護婦)
健ちやんのお父さんへ(健ちやんの仲好しから)
我社の誉は君の働きに(上役より)
一般の慰問文
南支の皆様へ(一般)
北満を守る勇士の皆様へ(一般)
炎熱下に残敵を追ふ海南島の兵隊さんへ(中学生)
僕達にこんな罰則が出来ました(小学六年生)
大きくなつたら僕も兵隊さん(小学二年生)
三人の男の子を持ちながら(或る母親から)
お馬に御馳走あげて下さい(小学生)
へいたいさんは大すきだ(小学三年生)
軍用犬は強いですか(小学生)
兵たいさん、私の兄さんも出征なさいました(小学生)
戦地の傷兵諸氏に感謝す(中学生)
慰問袋に絵を(田舎の少年)
兵たいさんお手紙有りがたう(小学生から)
支那奥地の××部隊の皆様へ(一般)
従軍看護婦の皆様へ(女学生)
日清戦役に参加したものより(一老人)
第3編 負病兵への慰問文
名誉の戦傷者への慰問文
負傷に落胆するな(父より)
兄さん、残念だ(弟より)
両眼をやられた息子へ(母より)
白衣のお様へ(妹から)
負傷せる友人へ(親しき友より)
内地送還を歎くな(主人より)
僕の大好きな小父さんへ(近所の子供から)
陸軍病院××分院の皆様へ(女学生)
白衣の勇士をお見舞ひして(小学生)
兄さん、けがなんかけとばして下さい(小さい弟から)
白衣の我夫へ(妻より)
白衣の勇士へ捧ぐ(愛国婦人会××支部)
不幸にして病床に臥要将兵諸氏への見舞ひ文
兄上、病気に勝つて下さい(弟から)
早く第一に帰れ(父より)
御父さん、元気になつてね(子供から)
第4編 遺家族への慰問文
出征遺家族への慰問文
御出征を祝ふ(親しき友より)
御留守居のお母様へ(薫様の級友から)
村役場を通じ、郷土の出征家族の皆様へ(郷土出身者)
従弟よ、生活をどうしてゐる!(従兄から)
君の応召を聞き御家族の皆様へ(友人)
戦死者遺家族への慰問文
貴女の御心に兄上の霊は生きてゐる(君子)
戦死者遺家族へ捧ぐ(一般)
戦死者遺家族へ捧ぐ(一般)
及ばずながら御力に(同僚の妻から)
武男君のお母さんへ(小学生)
××少佐壮烈の戦死を聞き遺家族の皆様へ捧ぐ(一般)
戦死者の家族を慰む(女学生)
遺子を守る娘へ(老父から)
第5編 銃後の赤誠
何卒従軍お許し下さい(一青年)
馬を売つたお金を(一農民)
立派な戦闘機をつくつて下さい(小学生)
従軍させて下さい(一看護婦)
せめて写真を(老父より)
父も兄もない僕です(小学生)
陣中の息子(父より)候文
陣中の息子へ(父より)口語体
私も従軍看護婦に(妹から)
献金にそへて、一女工からの手紙(君子)
陣中の息子へ(病める父より)
第6編 入営、在営者への慰問激励文
入営を祝す手紙
御子息の入営を祝ふ(知人)
叔父さん、お目出度う(小学生の甥から)
君の入営を祝ふ(友人)
店員の入営を祝ふ(主人より)
君の入営を喜ぶ(伯父から)
お友達のお兄上様を(佐智子)
在営兵士への手紙
営舎の伜に(父より)
立派に努まりますか(田舎の母から)
兄さん、写真有りがたう(弟から)
責任重き若き友へ(一先輩の在郷軍人)