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戦後教育の総合評価

サブタイトル1~10
戦後教育改革の実像
編著者名
出版者
国書刊行会
出版年月
1999年(平成11年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
385,8p
ISBN
4336041237
NDC(分類)
372.1
請求記号
372.1/Se64
保管場所
閉架一般
内容注記
執筆:杉原誠四郎ほか 年表あり 索引あり
和書
目次

第1章 戦後教育改革と憲法教育(杉原誠四郎)
占領下の憲法改正
占領下の憲法教育の概要
『あたらしい憲法のはなし』の憲法教育
今日の憲法教育の課題
憲法学はどこへ
第2章 戦後教育改革と教育基本法(杉原誠四郎)
教育基本法の制定過程と「人格の完成」
「人格の完成」の教育学的背景
日本の戦前教育学における「人格の完成」の定着
戦前、戦後の教育に橋渡しをした教育基本法
否定された「教育の自主性」
第3章 戦後の学校制度改革(土持法一)
戦後教育改革の原点
戦後教育改革の「押しつけ」論
戦後の学校制度改革―六・三・三制の誕生
戦後の大学制度改革―四年制大学の誕生
戦後ドイツの学校制度改革との比較
第4章 戦後教育における占領期道徳教育問題(貝塚茂樹)
占領前期における道徳教育問題の展開
占領後期の道徳教育問題と天野貞祐
第5章 教育課程の改変と社会科の成立(片上宗二、梅野正信)
戦後教育改革の課題と教育課程改変のダイナミズム
教育課程の再編
社会科新設の経緯と意義
残された課題
第6章 公教育と宗教―わが国の戦後的形態について(大崎素史)
ポツダム宣言の受諾
私立学校における宗教教育
“神道指令”
アメリカ教育使節団の宗教教育観
教育基本法における宗教教育
新学制発足時の宗教教育論争
文部省著作『宗教と社会生活』
『学習指導要領』における宗教の扱われ方
まとめに代えて―宗教と教育と宗教教育
第7章 戦後の教科書検定制度の成立と教科書問題(高橋史朗)
教科書検定制度の成立
教科書検定制度の整備・拡充
外圧に屈することになった検定
中国・韓国による「外圧修正」
第8章 占領下における教職追放検証―CIEスタッフの施策とその背景(山本礼子)
米国政府の対日占領下人事刷新政策
教職追放はどのように施行されたか
「公職追放」の施行とはどのような政策意図の違いがあったのか
「教職追放」における民主主義啓蒙思想は何に起因するのか―アメリカ外交の理念からの考察
「ホワイト・パージ」から「レッド・パージ」へ
占領政策が意図した人事刷新政策は、日本の伝統的教育体制の中でいかに機能したか
第9章 戦後教員養成制度改革の展開と課題(貝塚茂樹)
戦後の教員養成改革における「教師像」論議
新制大学の成立と「大学における教員養成」
戦後教員養成制度の再編と教員養成
第10章 教育委員会制度の変容(笹森健)
教育委員会制度導入の意図
教育委員会設置の実態
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の制定と教育委員会制度の改正
教育委員会の変容
活性化を求められる教育委員会
地域主体の教育委員会への志向
結び―教育委員会制度の課題と展開
第11章 進歩主義教育と占領期教育改革への影響(ハリー・レイ、山本礼子訳)
進歩主義教育の信条と実践
CIE教育課スタッフの施策態度と実践決定要因としての進歩主義教育の意義
歴史教育―社会科論争
占領下日本における進歩主義教育のプラス・マイナス総決算
結論
第12章 トレーナーの思想と戦後教育改革(勝岡寛次)
J・C・トレーナーについて
対日占領の基本認識
神話と歴史教育観
進歩主義・共産主義と「逆コース」
「許された自由」―戦後教育改革は果たして「自主的」であったのか
総括―戦後教育改革を総合評価する意義(杉原誠四郎)
年表・一覧・索引あり