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新戦争論「太平洋戦争」の真実

サブタイトル1~10
「戦争と平和」について仮想家族三世代の対話
編著者名
佐治 芳彦 著者
出版者
日本文芸社
出版年月
1999年(平成11年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
316p
ISBN
4537140097
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Sa26
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1夜 太平洋戦争は「文明の衝突」か―現在も続いている「日中関係=日米関係」という構図
太平洋戦争の定義は参加した国によって異なる
アメリカの百科事典が太平洋戦争を独立項目としない理由
対日戦はアメリカ建国以来のインディアン戦争の延長だった
南太平洋戦線で日本兵の捕虜が少なかった理由
連合国内部でも違う太平洋戦争の受け止め方
日本に対する旧植民地帯国の逆恨み
日中を対立させて満蒙に食い込もうとしたアメリカ
シナ事変解決のため日米戦争を期待した中国
日本批判により自国政府を間接的に批判する華僑=マスコミ
自前の石油メジャーをつくろうとして葬られた田中首相
インド独立戦争で勇敢に闘った日本の“敗残兵”
第2夜 太平洋戦争と呼ぶか、大東亜戦争と呼ぶか―ネーミングの背後にひそむ意味・内容の違い
呼び方によって戦争の意味が違ってくることを、まず知ろう
太平洋戦争と大東亜戦争の呼称の起源
国民の多くが内心では気づいている巧妙なレトリック
“太平洋戦争”という呼称に新たな新味を与えよう!
第三次世界大戦の発生を未然に防止した「広島・長崎」の原爆投下
「戦争と平和」に含まれるダブル・スタンダード
「勝てば官軍」と一刀両断してはならない真摯な理由
日本悪玉論の原点「適応理論」のナンセンス
女性原理は歴史の自己修正プログラムを起動させるか?
無制限反省派を金縛りにしているマインド・コントロール
第3夜 太平洋戦争はなぜ起こったのか―国策の違いが招いた悲劇の対決
太平洋戦争は日米両国の政治の“延長”だった
朝鮮半島は日本の脇腹に突きつけられた短刀=「北進論」
ヨーロッパの東洋進出に対する防衛本能? としての「南進論」
アメリカの国家戦略「モンロー主義」と「門戸開放」の二枚舌
日本海軍とロシア太平洋艦隊の共倒れを狙ったアメリカ
アメリカによる対日石油対鎖戦術の驚くべき真相
起こるべくして起こった太平洋戦争
太平洋戦争は文化戦争でもあった
“何者か”による日本否定路線維持の強制
縄文時代一万年平和説からの教訓
第4夜 裏口から戦争へ参入したアメリカ―奈落に引きずり込まれた日本と日本人
日本はアメリカと戦争したくなかった
対日戦を熱望・推進したルーズベルト大統領
日本が提示した対米交渉甲案の杜撰さ
暗号解読で新提案(乙案)はつつ抜けになっていた
アメリカの最終回答「ハル・ノート」の内容
日本を対米戦争に追い込んだアメリカの産軍複合体
“裏口から戦争へ”というトリッキーな手段を使ったアメリカ
「ハル・ノート」作成にソ連の謀略機関が関与していた?
日本の暗号電文“対米交渉甲案”は意図的に誤訳されていた
米大統領の天皇への親電と宣戦布告遅延の謎
第5夜 太平洋戦争の死闘の光と影―真珠湾攻撃から南太平洋海戦まで
戦術的に不完全だった真珠湾攻撃作戦
アメリカ世論に対する認識が甘かった日本海軍
戦艦時代の幕を引いた「マレー沖海戦」の勝利
近代と現代の政治的画期となった「シンガポール陥落」
物量神話が通用しなかった「ミッドウェー海戦」の敗北
南太平洋の決闘「米豪遮断作戦」の狙い
ガ島奪回の最大の好機を逸した「第一次ソロモン海戦」
レーダー軽視のツケを突きつけられた「サボ島沖海戦」
日本海軍起死回生のチャンスを失った「南太平洋海戦」
苛烈な消耗戦に敗れた「ガダルカナルの血闘」
第6夜 最後まで戦い抜いた日本と日本人―孤島の玉砕から沖縄の悲劇まで
孤島の日本軍玉砕とニューギニア戦線の生き地獄
油断・慢心・希望的観測が招いたサイパンの孤立と危機
マリアナ沖で日本海軍の総力を結集した「あ号作戦」の敗退
ソフトの優劣が勝敗を決した「マリアナの七面鳥撃ち」
戦果が誇張して発表された「台湾沖航空戦」とそのツケ
フィリピン沖での捷一号作戦と栗田艦隊の「謎」の反転
レイテ戦で神風特別攻撃隊が登場したやむにやまれぬ事情
奮戦空しく玉砕した「イオウジマ(硫黄島)の戦い」
本土決戦のミニチュア版「沖縄戦」の悲劇
沖縄の悲劇から終戦まで=お祖父ちゃんの秘話
失敗に終わった終戦和平工作の謎=東郷外相の和平工作
小磯内閣がつぶされた繆斌の和平工作の謎
第7夜 太平洋戦争が現代に語りかけるもの―日本人としての誇りを回復するための提言
「歴史のベクトル」に忠実な太平洋戦争の教訓
“敗戦後遺症”を引きずっている「悲しみの日本人」
“負け犬”根性の植え付けに全力をあげた戦勝国の占領政策
裁判の名を騙ったリンチ「東京裁判」と自虐史観の成立
少なくとも法律的には存在しない「従軍慰安婦」問題
アイデンティティーを喪失して漂流する日本と日本人
太平洋戦争について語る者は未来に対して責任をもて
“羮に懲りて膾を吹く”日本と日本人
太平洋戦争は果たして本当に終わったのか?