少年マンガ大戦争
序章 金子一雄との出会い
第1章 少年マンガの夜明け
金子一雄上京、小学館入社
明々社(のちの少年画報社)創立
『冒険活劇文庫』創刊、絵物語時代到来
永松健夫の『黄金バット』と小松崎茂の『地球SOS』
天才・桑田次郎現わる
第2章 少年マンガ雑誌の誕生
『冒険活劇文庫』から『少年画報』へ
絵物語からマンガへ、そして手塚治虫登場
福井英一という存在
梶原一騎、懸賞小説でデビュー
『少年画報』黄金時代、その夜明け前
第3章 少年マンガ黄金時代の到来
『赤銅鈴之助』連載。そして“勧善懲悪”
時代劇復活!チャンバラブーム
名古屋に“鬼才”河島光広あり
悪書追放運動、マンガバッシング
『赤銅鈴之助』国民的大ヒット
堀江卓の『天馬天平』羽ばたく
桑田次郎の『まぼろし探偵』、光り輝く
『スーパーマン』で黄金時代ピークに!
第4章 少年マンガ雑誌の競合と苦闘
『月光仮面』をはじめ、“正義の味方”続々登場
嬌る『少年画報』久しからずや
『0戦太郎』で戦記マンガブームを作る
森田拳次、ギャグマンガ家としてデビュー
荘司としおの『ピストン牛若』と望月三起也の『ムサシ』の連載
ライバル誌『少年』の台頭とふろく戦争
『少年画報』苦闘時代
金子一雄『少年画報』長期政権に終止符
第5章 週刊少年マンガ雑誌の台頭
週刊『少年キング』創刊
『0戦はやと』と『少年忍者部隊月光』
貸本屋向けマンガの衰退と劇画の台頭
『少年キング』編集長・金子一雄
『あの子は委員長』神保史郎との思い出
『少年画報』と『少年キング』
第6章 月刊少年マンガ誌時代の終焉
月刊マンガ誌VS週刊マンガ誌
“五大週刊マンガ誌”時代に突入
『少年画報』月2回刊にリニューアル
福原秀美、『少年画報』でデビュー。しかし…
日野日出志『ショッキングワールド』
金子一雄、少年画報社を退職
『少年画報』休刊
終章 マンガはどこへ行くのか
それからの金子一雄
70年代に空前絶後の“劇画”ブーム到来
金子一雄、出版片から“引退”!?
マンガはどこへ行くのか
発刊によせて
よい思い出・悪い思い出―金子一雄(元『少年画報』編集長)
あとがき
〔特別付録 マンガ〕
『赤胴鈴之助』(武内つなよし)