図書エイガカン ニ ニホン エイガ ガ アッタ コロ000038302

映画館に、日本映画があった頃

サブタイトル1~10
編著者名
野沢 尚 著者
出版者
キネマ旬報社
出版年月
1995年(平成7年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
390p
ISBN
4873761212
NDC(分類)
778
請求記号
778/N98
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
月刊「シナリオ」誌のエッセイ『1700円の小旅行』、1990年9月号~1995年1月号に連載されたものに加筆・修正 野沢尚全作品:p366-373
和書
目次

1990
旅のはじめに……
映画館にて、父親は悩む
映画館にて、夏色を懐かしむ
映画館にて、演出の計算について考える
映画館は、病人には遠く……
映画館にて、甘い性格を反省する
映画館の闇を、妊婦が走る
1991
映画館にて、騙されないゾ、と呟く
映画館通いは、今回お休みにして……
映画館でミステリーを楽しむということ
映画館はパブロフ犬のよだれでいっぱい
映画館は、相変わらずの人数だけど
映画館にて、戦友と再会する
映画館はいっぱい……にはならなかったナ
映画館を、情緒に満たす詐術とは
映画館を出て、楽勝ですよ久世さん、と呟く
映画館を満たす情緒とは、例えば浪花節
映画館でデビューするまでのエネルギー
映画館へ、十歳のような足取りで向かった
1992
映画館が娯楽の殿堂であることを、思い出させてくれた
映画館のスクリーンの汚れが、切なかった
映画館を出て、厄介な映画に出逢っちまったな、と思う
映画館に映した嘘を、彼らは楽しむことができたのか
映画館を出て、やくざ映画もこれから大変だよな、と思う
映画館にも行かず、仕事もせず、考えること
映画館に行けない日誌
映画館に翔ぶ赤い風船の謎
映画館に休日のサラリーマン、きたる
映画館をぎっしり埋めた最終日の最終回
映画館に一年通って思った―「企画とは」
1993
映画館の暗闇より暗くていじましい世界で
映画館の彼方に、はたして楽園はあるのか
映画館の日本映画に、何年ぶりかの涙
映画館の不況を、突き抜けるために
映画館より四倍のボーダーライン
映画館で、映画自身を死んで闇となって欲しかった
映画館に何故、現代がないのか
映画館から失われる一つのブランド
映画館まであと四ヶ月
映画館のために、小説を料理すること
映画館に押し寄せる、視聴率三〇%のお客たち
映画館を出ると、映画にふさわしい夕暮れだった
1994
映画館の扉から、観客たちが溢れたが
映画館を出て一週間、悩み続けた
映画館には通うももの、病の不安で気もそぞろ
映画館の上質な娯楽を楽しむ人々はいるのか
映画館は、まだ遠い
映画館にわりと似合うホームドラマ
映画館に足が向かず、夏バテの顔で考えること
映画館に、五分の失望と五分の願望
映画館は次第にインナートリップへ
映画館に何故、愛着を感じなくなったか
旅の終わりに……
索引あり