史料が語る明治の東京100話
文明開化下の都市
江戸と東京と東京(芳賀登)
一新か維新か―三都の受けとめ方(芳賀登)
江戸城から宮城への過程―二重橋の所以(芳賀登)
大名から華族へ…悲喜こもごもの爵位格付(小川恭一)
零落の大身旗本たち(柳生悦子)
三太夫の投機が主家を危うくす―名門忍松平の苦難(小川恭一)
酪農地としての東京―東京のど真中での酪農(芳賀登)
日本橋一里四方の文明開化のシンボルは(芳賀登)
築地居留地周辺は日本近代工場のモデル地(芳賀登)
廃藩置県と貧居授産政策(大沢公子)
文明開化期の都市風俗
牛砲ドン!…新式時刻認識法(柳生悦子)
えんがちょごっこの流行る都市(芳賀登)
神田明神と平将門―神田祭ボイコット(芳賀登)
高橋お伝の犯罪内容(谷田部隆博)
娼妓解放令(宮本由紀子)
立ち小便罰金(芳賀登)
東京弁の成立事情(小田一宏)
洋風への傾斜…明治人の装い
ざん斬り頭を叩いてみれば―断髪令と廃刀令(笹岡洋一)
髪結から理髪へ(野本高美)
天皇・皇后は洋装推進論者(大沢公美)
こうもり傘大流行(柳生悦子)
洋服は輪入古着から(大沢公子)
ハイカラさんの着物姿、女も着てよい長羽織(河村まち子)
鹿鳴館―西洋に追つけダンス・ファッション・グルメ(石井美奈子)
大臣官邸の仮装舞踏会…そして鹿鳴館時代の終わり(柳生悦子)
壮士の季節(木村直恵)
束髪普及(村田孝子)
和服の流行の色柄―地味に巧緻にから光琳模様ヘ(笹岡洋一)
セルとネル…新しい和服地(河村まち子)
明治の子供服・通学服(河島一恵)
明治美願術(村田孝子)
東京の建設
東京改造のモデル(小野一成)
大名屋敷の再利用(小野一成)
鉄道開通式―文明開化の響き(谷村政次郎)
明治七年の東京繁昌記は何を取り上げたか?(柳生悦子)
明治の大火(鈴木淳)
江戸の上水から近代水道へ(森田貴子)
電信の普及(芳賀登)
横浜港と東京港のせめぎあい―横浜港勝利の要因(芳賀登)
石油ランプとガス灯と電灯の宣伝合戦(谷田部隆博)
明治中期・東京三大貧民窟(柳生悦子)
新商売・新産業
商魂たくまし万朝報(山田良美)
反骨のジャーナリスト宮武外骨(山田良美)
大繁盛の写真師たち(柳生悦子)
東京名物・撒水車のお通り(森田貴子)
洋食店は日本橋・京橋からか(江原絢子)
ABCビスケット、あんパン、クリームパン(江原絢子)
天狗煙草の中心は東京銀座のど真ん中―煙草と広告(高柳美香)
医師免許制と従来の医師(蔵方宏昌)
ライオン歯磨・森永のキャンディ・ミキモトの真珠、海外輸出へ(高柳美香)
鉛中毒と無鉛白粉そして色白粉(村田孝子)
商品宣伝と新聞広告(小野一成)
帝国ホテルの開業(小野一成)
近代産業は軍事産業から(大沢公子)
明治の政商の面々(大沢公子)
学校・教育
最初の運動会は「競闘遊戯会」(柳生悦子)
海老茶袴の女学生(河村まち子)
職業婦人の先駆者…女教師(吉中淑江)
神田書生街(芳賀登)
書生の生活・大学生の地位(大槻哲夫)
第一高等学校と寮歌(谷村政次郎)
『小公子』の翻訳者と初期キリスト教女学校(小俣光子)
めざめた女性の風俗―『青鞜』の群像(小俣光子)
冠婚葬祭
火葬の禁止、公営墓地と葬儀場(芳賀登)
明治の式服―結婚衣裳と喪服(笹岡洋一)
神前結婚式の最初(芳賀登)
家庭・仕事
女中さんを雇う階層と女中さんの出身(小田一成)
丁稚と店員(小野一成)
東京人の住宅事情―借家が当たり前(芳賀登)
山の手の生活と住宅(芳賀登)
台所と食卓(大久保洋子)
長屋のかみさんの内職(柳生悦子)
世相・娯楽
首都の夜這い(芳賀登)
新しい見世物・サーカス(阿久根巌)
日清戦争まで月琴大流行(塚原康子)
トルコ軍艦遭難者義損大音楽会(谷村政次郎)
市中音楽隊の活躍と衰退(谷村政次郎)
日比谷公園の奏楽風景(谷村政次郎)
オッペケペェ心に自由の種を蒔け(山田良美)
演歌師添田唖蝉坊の生涯(山田良美)
浅草の玉乗り…江川大一座(阿久根巌)
自転車曲乗りのプロとアマ(阿久根巌)
『金色夜叉』と『不如帰』のモデル(芳賀登)
勧進相撲より国技大相撲へ(長尾進)
自然景観の変容
木場と佃島の今昔(芳賀登)
日比谷練兵場と代々木練兵場(小野一成)
東京地先の海水浴場の始まり(芳賀登)
国家の重さ
駒場野と越中島の調練と楽隊(谷村政次郎)
血を絞られると大騒ぎ―徴兵血税論から(寺田近雄)
明治初期…フランス一辺倒の陸軍教育(寺田近雄)
桜に錨…海軍士官の帽章(柳生悦子)
小石川砲兵工廠と村田銃(寺田近雄)
わらじと軍靴(柳生悦子)
将軍たちの生活(寺田近雄)
兵営の炊事当番…明治三十一年(柳生悦子)
日本型官僚社会の形成(芳賀登)
科学技術
伝統技術に負けた西洋科学(谷田部隆博)
軽気球実験…化け物は臭気を吐いてくたばった(柳生悦子)
飛行機とんだ(柳生悦子)
からくり儀右衛門と東芝(谷田部隆博)