冬の海に消えた七〇〇人

第１章　ドキュメント・ソ連船インディギルカ号遭難の悲劇
ノモンハン事件のあった年の出来事
大爆発とパニック
夜中に五人の大男が
神源蔵、連絡の走る
かなり大きな船らしい
困惑した稚内警察署長
無残な姿を見ながら
役所の遅い対応を怒る地元民
田辺少佐の決断
破船から離れないラプシーン船長
憲兵に怒鳴られながら線香片手の住職
安堵の胸をなでおろす田辺少佐
破船から異様な姿をした六人を救助
人類愛には変わりがない
命日には欠かさず慰霊の法要
新聞記事、目撃者の話から
北海道警察史に残る記録
昭和四十六年に慰霊碑を建立
第２章　それから四十七年後の証言
生存者・ヴァラキンさんの来日
切腹覚悟で救助船を出した田辺少佐
私に二度目の人生を与えて下さった
救助に当たった人々と、その子どもたち
イ号の解体とスパイ事件
ヴァラキンさん、トド岩を見る
慰霊碑に献花するヴァラキンさん
時代と運命
ラペルーズ（宗谷）海峡を臨む
第３章　インディギルカ号遭難に関する猿払村日ソ交流のあゆみ