第41防空駆逐隊戦記
序(岩田豊雄)
赤城の処分―ミッドウェー
照準点は赤城艦橋
艦隊の隊形
バラバラ墜ちる敵機
榛名水柱に包まる
嵐の前
荻風の主砲機銃奮戦す
敵雷撃隊をけちらす零戦
大転機迫る
ついに迫る敵急降下爆撃機
油断大敵
加賀大破す
飛竜の奮闘
味方討ちに零戦墜つ
蒼竜沈没
「乗員退去せよ」
加賀の最期
たった駆遂艦四隻残されて
夜間の水葬
艦影の突撃
追われる者
負傷者を長門へ
ミッドウェーに思う
アリューシャンへ
セイロン遠征―印度洋
敵潜撃沈
苦労の多い駆遂艦勤務
鱶も悠々
搭乗員の技、神に近し
敗敵撃沈
英飛行艇撃墜
咄嗟の対空砲戦
シンガポールを望んで
軍神岩佐中佐に想う
萩風艦長井上中佐
第四駆遂隊の最期―ガダルカナル
腰の定まらぬ大本営
精強純朴な旭川兵士
造船界の権威平賀総長の談
ガダルカナル突入
目標判らむ砲術長
味方潜水艦
敵魚雷艇数隻撃沈
萩風被爆す!
岩上艦長の最期
補給増援に奮闘する駆遂艦
凄絶!コロンバンガラ海戦
不意を打たれたベラ湾海戦
ついに萩風沈没
駆遂艦というもの
大和出撃―天一号作戦
涼月の大改修工事
またもや被雷
比島沖海戦
僚艦冬月
冬月被雷す
若月沈没す
涼月の突貫工事間に合わず
霜月の最期
繁急マニラ輸送行
暗雲下に不気味な吊光弾
三角波の脅威
隼鷹被器す
大和と合同
画期的な性能の防空駆遂艦
老兵の訓練
艦内演芸会
縁の下の力持ち弾庫員
戦局窮迫し来たる
特攻隊員の苦心
血書古今に例を見ず
次官を訪ねて
海上特攻隊発令さる
大和以下必死の出撃!
敵編隊八方向から来襲
大和破爆す
輪形陣大混乱す
命中!黒い尾を曳く敵機
機銃で魚雷を撃沈
浜風沈没
命中寸前に変針した魚雷
軽巡矢矧も―
みるみる迫る爆弾!
老兵と少年電信兵の最後
あわや大和と衝突!
わずか二十八分間
冬月の奮戦
不発のロケット爆弾
艦底を通過した魚雷五本
冬月神社の加護か
艦を救おう
爆発に瀕した砲塔
射撃をやめて敬礼す
大和大爆発
乗員ボロボロ海へ落つ
大和最後の光景
日本“救助”合戦
有賀大和艦長の最期
立派な死所を―
伊藤長官と幕僚の最期
レイテ沖海戦と大和の操艦
吾一の遺書
驚異だった大和の性能
霞の処分
死の後進行
前進すれば潜航する
涼月の捜索打切らる
燃えながら暗夜の後進行
サイダー
敵潜に襲わる!
辛うじて佐世保へ生還
冬月の帰投
最後まで配置を守った弾庫員
江藤二曹
七群もいた敵機動部隊
特攻作戦と救出作戦
再び浮かんで
相ノ浦へ
涼月の最終戦闘
冬月の最後の戦果
ああ駆遂艦
むすび
附記・名簿あり