シベリアの日本人捕虜たち
- サブタイトル
- ロシア側から見た「ラーゲリ」の虚と実
- 編著者名
- クズネツォフ セルゲイ I. 著者/岡田 安彦 訳者
- 出版者
- 集英社
- 出版年月
- 1999年(平成11年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 285p
- ISBN
- 4087831442
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Ku99
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 【Японцы в Сибирском плену.・の翻訳】 文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
ロ日関係の歴史
明らかにされ始めた軍事捕虜問題
1章 日本の降伏と関東軍の捕虜
ソ日中立条約の問題
ソ日戦争開始はいつか
ソ日中立条約廃棄
日本の宣戦布告とソ連軍の進撃
声明から一〇分後に
電撃的な攻撃
日本兵六〇万名が捕虜に
関東軍のなかのロシア人部隊
「捕虜五〇万名の選別を」
日本の戦後処理をめぐって
関東軍捕虜についての国際的な法解釈
クリミア戦争が誘因に
「軍事捕虜」の概念
ジュネーブ条約と矛盾
ジュネーブ条約に反対する日本の事情
軍事捕虜と七三一部隊
2章 日本の軍事捕虜ラーゲリ機構の設立
ソ連邦での軍事捕虜管理機関の形成
民間人移送にも従事
白系ロシア人の逮捕
日本人諜報員も養成
日本の軍事捕虜ラーゲリの配置
帝政時代からの流刑地
各地各所に配置
住居づくりから始まった
タイシェット―ブラーツク鉄道建設
ラーゲリでの思想教育
演芸などから徐々に
思想教育の成果
捕虜のなかから思想教育指導者を志願
「帰還闘争」を組織
思想教育のセンター
『日本新聞』の発行
反米宣伝
さまざまなアジテーション
特別待遇のラーゲリを見せる
ラーゲリ病院
治る病気も治らず
無資格の医療幹部
うわべだけの健康診断
器具不足で死因の特定もできず
人間的だった医療従事者たち
3章 ラーゲリでの軍事捕虜の生活と強制労働
ソ連の復興と発展への参加
軍事施設の建設
各種の作業をした日本人たち
ソ連人と融合、交流
自由に見えても捕虜は捕虜
バム鉄道
ノルマ遂行作戦
枕木と同じ死者の数
石炭採掘で全ソ記録
危険を伴う採掘作業
「強制労働」の証拠隠し
ラーゲリ内の日本人軍事捕虜の状況
零下五〇度もの土地で
食事
日課
居住条件
警護体制
通信
ラーゲリの創造活動
楽器から仏像製作まで
画家も映写技手も
現地住民との相互関係
敵意から友好へ
少ない食料に同情
「政治犯」との交流
有刺鉄線をはさんで
ロシア人たちの回想
「日本人はよい人たちだった」
ラーゲリでの抵抗
脱走
私物検査
ハバロフスクの反乱
密告者
帰国
「二種類の人たち」
五七万六八五九名の帰還
「刑法第五八条」で残留
ふるい分け
帰国後の騒乱
4章 日本人が抑留された結果
日本の軍事捕虜の東京―ハバロフスク裁判
草葉辰巳中将の自殺
三六年ぶりの名誉回復
ハバロフスク法廷
ラーゲリでの軍事捕虜の高死亡率の原因
沈黙がもたらしたくい違い
苛烈な気候のもとで
飢餓
守られなかった安全規則
輸送中の事故死
ソ連領土で葬られた日本人の運命
埋葬地を探しだす困難
墓地登録の抹消
見せるためだけの保存
「墓は自然消滅」
政治情勢との関連
明らかになった日本人墓地
引用および参考文献
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