図書センソウ セキニン ト ワレワレ000037870

戦争責任と「われわれ」

サブタイトル1~10
「「歴史主体」論争」をめぐって 叢書〈倫理学のフロンティア〉 6
編著者名
安彦 一恵 編者/魚住 洋一 著者/中岡 成文 著者
出版者
ナカニシヤ出版
出版年月
1999年(平成11年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
254p
ISBN
4888485135
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/A13
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

何が論点か―一つの序論として―(安彦一恵)
柄谷・浅田VS.加藤・竹田論争
「ねじれ」「分裂」と「死者の弔い」をめぐって
「語り口」をめぐって―「共同性」と「公共性」(一)―
「内から」をめぐって
「実感」をめぐって
「内から」と「他者との対面」をめぐって
「自己中心性」をめぐって―「共同性」と「公共性」(二)―
「悪」をめぐって
戦争責任の引き受け方をめぐって
1 戦争責任をどう引き受けるか
戦争と責任(青山治城)
戦争と犯罪
罪と責任
「戦争責任」の問題圏
政治的責任の二つの位相―集合的責任と普遍的責任―(斎藤純一)
オブスキュリティの時間
集合的責任としての政治的責任
政治文化の継承
「日本人」としての名指し
普遍的責任としての政治的責任
排除しない思考は可能か(中岡成文)
「誤りうること」とコミットメント
「汚れ」の認識
誇り―そのマッチョではない意味?―
「日本人として」謝罪する論理(別所良美)
「歴史主体論争」の厄介さ
「後に生まれた」日本人の不幸
「日本人」であることの重荷
「全体性」批判から「恥」の概念へ
「はじ」と「ねじれ」
「日本人として」謝罪する論理
2 「国民国家」にどう立ち向かうか
「歴史主体論争」を超える―ジェンダー化した思想戦―(大越愛子)
はじめに
「男性」たちの隠蔽論理に抗する
フェミニズムの国家論
「帝国のフェミニズム」の解体分析
近代国家のセクシュアル・ポリティクス
「歴史主体」の解体に向けて
わたしの自由とわれわれの責任(岡野八代)
二つの亡霊
歴史における自由と責任
過去からの呼び声としての責任
わたしとわれわれ
国民の物語
亡霊とともに
国家と境界―国民とその〈外部〉―(魚住洋一)
境界としての法
虚構のエスニシティ
「選び直し」あるいは「本来性」の言説(加藤恵介)
はじめに
ハイデガーと「覆い隠された」時間
フィヒテと根源的言語
ルナンと忘却
参照文献あり