図書ケイ サンボウ ショウサ ノ ショウワシ000037848

K参謀少佐の昭和史

サブタイトル1~10
社会主義国の裏側を見る
編著者名
山内 一正 著者
出版者
文京出版
出版年月
1999年(平成11年)7月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
276p
ISBN
493889310X
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y39
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1章 赤い士官候補生現わる?
砲兵と駄馬
淮尉殿とコミンテルン
物情騒然
雪の逃避行
連隊長と士官候補生
赤飯少尉

第2章 東京陸軍幼年学校
温故知新
幼年学校長阿南惟幾少将
皇道派と統制派
天皇機関説とその排撃騒動
幼年学校の歴史教育その他
社会主義と共産主義
対独親近と対米疎遠


第3章 Kの“いのち運”
陸軍公主嶺学校に動員令
貨物列車にKが揆ねられた!
ロシア美人と同乗、危機一髪?
第六十八旅団は比島戦域へ!
K大尉台湾へ飛ぶ
第4章 Kの運命変転
旅団長と参謀の件
戦局まことに不利!
捷一号作戦と第六十八旅団
台北有情

第5章 Kの台湾瞥見録
台湾の「地理」略説
台湾の「歴史」概説
鳴呼 六士先生
台湾人に慕われる日本人土木技師
霧社事件
大東亜戦争で台湾人は大活躍した

第6章 終戦の日、K少佐は何処に?
K少佐病に倒れる
ソ連軍の対日侵攻がはじまった
詔書

第7章 日本敗れたり
武装解除
ソ連(ロシア)の窮乏ぶり
捕虜に落ちる

第8章 流浪の始まり
Kは“平壌”で病院に収容された
捕虜の仲間たち

第9章 平壌の哀愁
野蛮なソ連の捕虜処遇
松山捕虜収容所
ロシア人の姓名等について
社会(共産)主義と給食差別
ロシア人娘子軍
ソ連人私生活の一断面

第10章 K少佐は何処へ行く?
捕虜輸送列車は東へ進んだ
水葬にされた捕虜
流れついた処は延吉だった
ソ連軍の非道・暴戻行為(概括)

第11章 延吉情報
寒冷地獄
葛根廟事件
惨劇!氷雪の門
樺太からの引揚船撃沈

第12章 ソ連軍延吉から去る
シラミ考現学
「去り掛けの駄賃」を稼ぐソ連兵

第13章 中国共産党軍の出現
国共内戦
洗脳開始
戦犯指定
カチンの森虐殺事件

第14章 飢餓地獄の三丁目四番地
モグラは貴重な栄養源
現地住民と衣食交換
掠奪隠蔽の詭弁
新手の中共兵現わる!

第15章 地獄からの脱出
奈落の底
戦犯と帰国旅券
双胴の悪魔飛来

第16章 脱出成功は神だのみ?
釈放組に紛れ込む準備
貨車に乗り込むK
吉東軍と吉遼軍
非武装地帯に潜行

第17章 難民悲愴!
星条旗とDDT
ワラジ履きの旅
売り買いされる難民孤児
コロ島の救世主

第18章 九死に一生?
国立長野療養所入り
赤い大学教授に手紙を
国立長野病院へ転送

第19章 病床から世の中を窺う
難病克服成る!
捕虜仲間からの手紙
ニセ少将現わる
東京裁判史観
おことわり

第20章 銀行員の昭和史
旧制中学中退の窓口事務員
銀行の窓口から世相を視る
上田支店での所見

第21章 世情流転のなかに在って
下町情緒は温かい
皇太子殿下ご成婚
社会党委員長刺殺さる!
人間万事塞翁が馬

第22章 著述業に生き甲斐を
或る出会い
支店長就任から一転して銀行退職へ
異色の言論活動
日の丸とK参謀少佐