図書ショウワシ ノ ナゾ オ オウ000037398

昭和史の謎を追う 下

サブタイトル1~10
編著者名
秦 郁彦 著者
出版者
文芸春秋
出版年月
1993年(平成5年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
394p
ISBN
4163472800
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H41/2
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献リスト:p375~387
和書
目次

第23章 「昭和天皇独白録」を読み解く
寺崎英成の軌跡
半ば以上が削られた?
第24章 原爆機、広島へ反転爆撃への疑惑
七時九分、広島上空
「エノラ・ゲイ」は新居浜沖にいた
「反転爆撃」説への反論
ティベッツ大佐は否定した
演出された惨劇?
第25章 終戦史再掘(上)「聖断」の構造
天皇の手をねじりあげても
自嘲するのがやっと
天皇らしくない天皇は
すべてが近歩二に託された
この阿南を斬れ
御文庫に迫る
暁の武装解除
米内を斬れ
第26章 終戦史再掘(下)報いなき二つの反乱
佐々木武雄と国民神風隊
炎上する鈴木首相邸
水戸師団の暴発
上野の山の惨劇
首謀者は全員が死んだ
「アジア留学生の父」へ
第27章 熊沢天皇始末記(上)
南朝イデオロギーの誕生
熊沢大然の請願
「御諭示相成度し」
「熊沢天皇」の登場
後押しか、人気競争か?
第28章 熊沢天皇始末記(下)
三之公紀行
時之島墓地の十六弁菊花紋
林柳斎に学んだ大然
信雅王の流離
熊沢天皇は木地師の末?
第29章 天津教盛衰記 日本神国論の系譜
開祖の墓をあばく
焼失した神宝
鞍馬山で修行して
神代文字の世界
キリスト渡来説の起源
熊沢天皇の告発
第30章 東京裁判 裁かれなかった人たち
百人の逮捕者
崩れかけた共同謀議論
怪物田中隆吉の登場
決め手を欠いた満州事変
石原莞爾の毒舌
ザンゲ者はいなかった
第31章 BC級戦犯たちの落日 アンボンで何が裁かれたか
合成されたモデル像
ラハ飛行場の大量処刑
すり変った「主犯」
クリスチャン片山の「殉教」
敵意から和解へ
第32章 人肉事件の父島から生還したブッシュ
適任ノ参謀長ヲ…
「おやじ」「おぬし」と呼びあって
英語の先生も食われた
死刑五名、終身刑五名
カニバリズムとブッシュ
第33章 帝銀事件の真犯人は?
S中佐の登場
似ているが…犯人ではない
平沢貞通のシロとクロ
軍の特殊部隊を追う
七人の泡沫候補
第34章 再考「日本の黒い霧」(上)下山総裁は謀殺されたのか?
「九月革命」の前夜
「古畑さんの法医学に負けた」
松本推理の飛躍点
『下山事件全研究』の出現
死の法医学
第35章 再考「日本の黒い霧」(下)松川事件の真犯人は?
一軒残らず当局の調べに
門田判決のアダムとイブ
背の高い男たち
中島辰次郎の「告白」
キャノン機関の実像
赤間兄弟の対話
第36章 教職追放 安井郁の場合
木刀を二百回振らせた
死せる河上、生ける教授たちを
学生運動は腰砕けに
CIEの逆転判定
原水禁運動からチュチェ思想へ
第37章 朝鮮戦争と日本(上)
四十年つづいた先攻論争
四人の金日成?
狼少年と戦車パニック
中国の参戦
第38章 朝鮮戦争と日本(下)
沖縄まで来た核爆弾
九カ国の空軍が乱舞
再軍備と義勇兵
米軍掃海艇と謀者空輸
第39章 池田・ロバートソン会談の幻
アメリカの「過保護」に期待して
援助と防衛の綱引き
ある不幸な事情から
宮沢史観と陰謀史観
密約はなかった
第40章 遠景になった六〇年安保
「日本にそんな力があるのかね」
マッカーサー草案
ブントの突出
六・一五の流血
自衛隊は動かなかった
アカシヤの雨がやむとき
第41章 従軍慰安婦たちの春秋(上)
ナポレオン戦争から売防法まで
長中佐へ依頼す
総数は六~九万か?
苛酷な運命の谷間で
慰安婦狩の虚構
第42章従軍慰安婦たちの春秋(下)
身売り・甘言・連行
詐話師もいる
ドイツはお手本?
動物に申しわけない
第43章 三島由紀夫、市ケ谷に死す
二・二六将校の亡霊が
楯の会という名の民兵
青桐グループとの黙契
残された逃避の道
クーデター幻想と自衛隊
参考文献リスト、索引あり