戦後はどうなるか
1、 戦後はどうなるか
不安の空気は一掃せり
戦争はなぜ長引くか
過去をして過去を葬らしめよ
フアッショになる順序
戦争はどうなるか
2、 天佑なるかな北支事変
暗い気分に閉ざされた国策論議
北支事変と広義国防計画
北支事変起らざりせば
フアッショ的外科手術は身体の健康なるうちに
北支事変は天佑なり
小我を張るのは禁物だ
帝政ロシヤの場合
独逸帝国の場合
張作霖父子の場合
力にのみ頼る勿れ
3、 北支経済は如何に建設すべきか
4、 支那合衆国
5、 北支開発、中支振興両社株式を軍事関係者に分与することの可否
6、戦時国債は五十億円か、百億円か
7、 国債百億消化案の真意について
8、 北支事変と吾国の経済
財界人の立場より
戦争と物資
蘇聯の統制経済に就いて
支那事変の後始末は
9、 北支問題と新資本主義
新資本主義
金融閥と資本閥
戦争はやめられぬ
10、 国家と一蓮托生
11、 上海東洋銀行設立の急務
事変に対する金融業者の心構
上海に於ける国際金融支配力の移動
上海に特殊金融機関の設置
12、 資本主義強度の利用
戦時財政はうまくゆくか
財閥イデオロギーとは何か
革新主義か資本主義か
資本主義を如何に是正するか
如何にして悪性インフレを避ける
悪性インフレは防ぎ得る
資本主義強度の利用を計れ
13、 北支経済建設理想案
14、 其後に来るもの
長期抗日は打撃か
日本のシャハトを起用せよ
15、 北支を斯く開発せよ
先づ法貨を決定せよ
支那の紙幣は英国が整理する
日系機関銀行を直ぐ作れ
長期を覚悟で自力でやれ
北支自身で賄へる組織が必要
誰が北支経営を指導するか
『北支興業組合』を提唱する
組合基金の捻出策
一応は軍費で賄へ
北支大衆に仕事を与へる諸方策
軍政府に統制させよ
外資も自然に入つて来る
国際収支の均衡もとれる
南京の法貨を圧迫してもよい
外資の侵入を恐れる要なし
上海東洋銀行を作れ
東洋博覧会を北京で
支那国民に楽土を作つてやる気持
16、 官僚並に財閥の錯覚
17、 国策の一大転換を望む
18、 国民の大覚悟を促す
戦時すなはち常時
国際収支の調節
事変の永続とその後始末
19、 天の時を逸するな
果して国策ありや
持てる国として
戦時体制
愛のない結婚
20、 青年に寄せる
21、 青年と大陸
22、 大陸経営と日本の将来
北支の性格
日支共同経営
付あり