最後の重臣岡田啓介

序章　江田島の松林
第１章　雪明かりの朝
両巨頭の目覚め
北一輝という男
弓ハ矢ヲ放テリ
安藤中隊長の苦悶
栗原中尉の呪文
松尾伝蔵大佐の最期
安藤中隊、突入す
「昭和維新」の歌
第２章　天皇の怒り
霊告はつづく
総理は生きている！
生存情報の波紋
迫水秘書官の焦燥
陸相官邸でのドラマ
速やかに暴徒を鎮圧せよ
両秘書官の苦悩
憲兵、総理救出に動く
第３章　苦悶と思惑
勇将真崎アリ
岡田総理の胸中（一）
岡田総理の胸中（二）
岡田総理の胸中（三）
岡田総理の胸中（四）
第４章　金筋の跡
“シメタ”さん
軍人になるために
海軍兵学校の青春
江田内の水
鮫島艦長の教え
初級士官教育
第５章　勝者の苦渋
“水雷屋”への第一歩
東郷艦長の定見
黄海海戦の大勝利
北洋艦隊の華
威海衛の攻略戦
列強の極東侵略拡大す
第６章　日本海海戦
権兵衛大臣への期待
名将マカロフの死
誠の薩摩隼人
運命の戦いの日
撃滅、バルチック艦隊
第７章　決断の提督
青島攻略戦
大加藤、小加藤の確執
連合艦隊司令長官
海軍大臣として
張作霖爆殺事件勃発！
第８章　暗闘の狭間で
ロンドン軍縮会議
政府と海軍の戦い
ついに対決のとき到る
軍令部と海軍省
統帥権干犯事件
喧嘩両成敗
五・一五事件前夜
二・二六事件の仕掛人
第９章　因縁の和合
破局への道
東条内閣引き下ろし
終戦工作
深夜の御前会議
終章　変転の宿命
参考文献、年譜あり