ディーゼルエンジン・トラック・バス
- サブタイトル
- 編著者名
- 日野自動車工業 著者
- 出版者
- 日野自動車工業
- 出版年月
- 1993年(平成5年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 26×
- ページ
- 170p
- ISBN
- NDC(分類)
- 537
- 請求記号
- 537/H61
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 日野自動車工業創立50周年記念出版 制作:赤坂トータルメディア
- 昭和館デジタルアーカイブ
序(取締役副社長・鈴木学)
1 瓦斯電の技術史
日野自動車の前身、東京瓦斯電気工業。その技術へのあくなき挑戦とロマンの歴史。
日本の自動車製造の黎明期と瓦斯電・自動車部
瓦斯電・自動車部研究開発の歩み
瓦斯電の業績の一つ戦闘用車両の製造
ディーゼルエンジンの開発と生産
乗用車とトレーラ、そして“いすゞ”
航空エンジンへの挑戦
瓦斯電の技術と伝統
2 日野ディーゼルエンジンとトラック、バスの50年
時代を作ったディーゼルエンジン群とそれらを搭載したトラック、バスの技術の歩み。
1946~1956年〔DB53、DA54、DA55、DA57、DA58、DA59〕
戦争の遺産を戦後復興の輸送力確保に活用した統制型エンジンとその後継者たち
T10・T20=戦後初の大量輸送用大型トレーラトラック
T11B・T25=日野が戦後初めて作った大型トレーラバス
ZG10=佐久間ダム建設が推進した重ダンプトラック
1950~1961年〔DS10、11、12、20、21、22、30、30T、40、40T、50、50
日野エンジンの高品質、高信頼性を確立したロングセラー・エンジン
TH10=機動性に優れた大型トラック開発構想から生まれた戦後初のボンネット・カーゴトラック
TE10=他社の6t車に1ランク上で人気を得た6.5t積みボンネット車
TH80=8tトラックで軽量かさ物運搬に力を発揮した日本初のキャブオーバ型トラック
TC10=大量、長距離輸送時代の先駆け、10tカーゴトラック
BH10=新開発エンジンDS10搭載の単体型ボンネットバス
BD10=より快適な乗り心地と安全性確保から生まれたコーチ型センター・アンダー・フロア・エンジンバス
BD34P=観光バスの乗り心地を大きく向上させたエア・サスペンションバス
RB10P=一般路線で活躍する我が国初のリヤ・アンダー・フロア・エンジンバス
1962~1969年〔DK10、20、10T、20T、10-K、20-K、10-KT、20-KT〕
高速・大量輸送化時代の需要に応えた軽量・コンパクト・高出力エンジン
HE300=大量・高速輸送の担い手、キャブオーバ型高速セミトラクタ
KF700系=居住性、操作性、安全性の格段の向上を図った後2軸11tカーゴトラック
RC10P=RB系と同時開発のリヤ・アンダー・フロアタイプの観光バス
1963~1969年〔DS120、DS140〕
高速道路専用バスに水平対向12気筒
RA100P=高速・長距離バス時代をつくる新鋭大型バス
1963~1969年〔DM100、DQ100〕
新市場3.5t積みトラックのマーケットへ参入
KM300=新構想の中型(3.5t)トラック「日野レンジャー」の登場
BM320=直線美で斬新なデザインのスケルトン構造の小型バス登場
1968~1973年〔EC100、EH100、EH300〕
中型市場の拡大を支えた高出力、軽量型エンジン・シリーズ
KL300系=普通免許で乗れるレンジャーシリーズのフルモデルチェンジ
1969~1977年〔EB200、EB400、ER200〕
路線バス用エンジンの系譜、直噴化の時代へ
RE100=路線バスの最盛期に対応、定員の増加が最大の課題
1969年〔EB100、EB300、EM100〕
8t積みトラック用エンジンにも直噴式時代
K-FH22系=フルモデルチェンジした大型トラック「スーパードルフィン」8tシリーズ
RT・RU22系=初の大型路線用スケルトンバス登場
1967年〔EA100〕
トラクタ用高出力エンジンに直噴式を採用した“先駆けエンジン”
HG300・KG300=高速、高出力トラクタの先駆車、出力300ps時代に突入
RV100=V8エンジン搭載の観光用高速バス
1971年〔ED100〕
予燃焼室式から、直接噴射式への橋渡し
TC300系・KF300系=大型トラックのシェアアップに大きく貢献したマイナーチェンジの成果
KS300系=大量輸送の先鞭をつけた世界初の4軸低床トラック
1971年〔EF100、EG100、EF100T〕
燃費改善で第1次オイルショックを乗切った本格的直噴エンジン
HE350・355=アメリカンスタイルのハイキャブトラクタ
RV530P=本格的高速観光バスシリーズ、ハイパワーで競合他車と差別化を図る
1975~1983年〔EF300、500、700、700T、350、550、750、750T〕
高出力V8エンジンの主力 動力性能向上の歴史
RS120P=高級観光バスとして活躍した大型スケルトンバス
P-RU606BA・P-RU638BB=V8エンジン搭載の大型観光バス「ブルーリボン」
P-RY638=日野の技術の結晶、大型2階建バス「グランビュー」
1977~1980年〔EH700、EH500〕
中型トラック用エンジンの直噴化の試み
KL505系=レンジャーシリーズに直噴式エンジン搭載車登場
K-FD17系=中型トラックの代名詞「レンジャー」のフルモデルチェンジ「風のレンジャー」
K-RJ170=中型バスに本格的スケルトンボディを採用
1977年〔EV700〕
トラクタ用V10ナチュラルエンジンで国内最大出力415psを達成
K-HE526=大量輸送の担い手セミトレーラトラクタの高性能化のニーズに応える
1979~1985年〔EK100〕
低燃費、高信頼性10tトラック市場のベストセラー
K-FN27系=58年排出ガス規制に対処した大型トラックのマイナーチェンジの成果
1981~1986年〔EP100、EP100-1、EP100-2〕
インタークーラ付ターボと電子制御の採用
K-FR28系=日本のトラック市場に一時代を画した「スーパードルフィン」登場
1982~1989年〔H06CT、H07C、H06C、H07D、H07CT、H06CT1〕
排出ガス規制に対応する高出力エンジン
FD16=58年排出ガス、騒音規制適合車「レンジャー」シリーズをさらにパワーアップ
FD16系=乗用車感覚の「レンジャー〈+5〉」シリーズ登場
FD1H系=90年代をリードする中型トラック「クルージング・レンジャー」新登場
P-RT174AA・P-RU192AB=ショートホイールベース大型バス「ブルーリボン」シリーズ
U-RU3F・2F・1F=大型観光バスの最高級車、「セレガ」のネーミングでエレガントをアピール
1983年〔W04D、W04CT、W04CT1、W06E、W06D〕
日野で初めての4気筒ディーゼルエンジンシリーズ
FB系=3.5t積の本格派。ベッドレスのニーズに応えた「デーキャブレンジャー」
AB115AA・RB115AA=全長7m、全幅2mクラスの小型市場に意欲的な設計で挑戦
P-RH160AA=高い走行性能と高級感で独自の地位を占める小型バス
1985年〔M10U〕
本格的路線バス用直噴式エンジン
HT・HU233BA=日野「ブルーリボン」大型バスの主力。路線用、一般観光用、自家用として活躍
1986~1992年〔K13C、K13C-1、K13C-2、K13C-3、K13C-4〕
日野ターボ・インタークーラ付エンジンの最上位機種
FR1K系=61年騒音規制適合車。燃費低減と勾配路の走行性の向上を図る
1987~1989年〔F17C、F17D、F17E、F17DT、F20C〕
10tトラック用V8直噴式。ハイテク装備でさらにパワーアップ
FR3F=平成元年排ガス規制適合車。さまざまな新機構でパワーアップ
1987~1992年〔V21C、V22C、V22D、V25C〕
トラクタ用V10ナチュラルエンジン10年ぶり変身。高出力、軽量化が課題
P-SH691AA=高速、経済走行を追求したスーパードルフィンシリーズのハイパワー・トラクタ
1989~1992年〔P09C-1、P09C-2、P11C-3、P11C-4〕
低燃費エンジンで評価の高い直列6気筒エンジン。世界初の技術でさらに高性能化
大型トラック・トラクタ(FS、FR、FP、FN、GN、FW、FQ、SH、SS)=スーパードルフィン「
1991年〔J08C〕
4tクラス車の性能向上に大きく貢献。高出力、コンパクトな直列6気筒エンジン
U-FD1J系=配送車の高出力化ニーズに対応したクルージングレンジャーの特装車
3 日野小型車の歴史
ルノー4CVからハイラックスまで、日野自動車が作ったガソリンエンジンと数々の小型車のプロフィール。
1951~1961年〔GP10A、GP20、GR100、GF10〕
ディーゼルの日野が作ったガソリンエンジン
ルノー4CV
三輪車オリエント号
コンテッサ900
コンテッサ1300
日野コンマース
日野プリスカ900/1300
トヨタプリスカ
ハイラックス
ターセル、コルサ、カローラ2
4 生産技術史
終戦直後の車作り
ルノー4CV国産化による自動車製造技術の飛躍的発展
近代的自動車工場への幕開け
世界一への生産規模の拡大と自動化、省力化による高い生産性と高品質の達成
公害防止、省エネルギー技術―環境改善、人間尊重―
新技術開発
近未来の技術
5 電子・電装部品の技術史
自動車における電子・電装部品の役割
日野自動車の電子・電装部品設計開発の組織と歴史
日野自動車のエレクトロニクス
21世紀の自動車エレクトロニクス
6 未来へ―21世紀の自動車技術
21世紀「地球環境時代」に備えるニューテクノロジーとトラック、バス用エンジンの行方
環境に優しい輸送システムとは?21世紀、日野トラックの夢
21世紀のバスへの技術展望
コラムあり
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