あなた精一杯やってきましたよ
富士は変らず(吉田頼子)
父への手紙(伊藤房子)
地獄を脱け出て(前田朝子)
息子たちよ、何のために(山口主女子)
あなた、精一杯やってきましたよ(持丸エツ)
仏壇から出てきた手紙(大本ミサ子)
おいしかった煮干し御飯(中村マサノ)
短歌(永田ヨシ、小川十重子)
父ちゃんの肩車(大森ヨシ)
私の八月十四日(小野田綾子)
あの満州から引き揚げて(深見八千代)
タラカン島への道(中島康子)
芋のキンツバ(志村タツ)
サイパン島玉砕と横浜大空襲(松村花子)
お父さんをもらってヨ(塩原シヅ)
短歌(福田小糸、菅野はつ、河村敦子、宮田岡太郎、杉谷政江、鈴木ヨシ、角田俊久、宮田田鶴子)
軍靴とともに別れの行進(三杉喜美江)
剣をとる者は剣で滅びる(浅見ユキ)
頬をつねって見た桜島(岩屋広子)
南の島から来た子供たち(高橋あき子)
夫の霊に守られて(高橋悦子)
親父、飲もうよ(菊池栄喜)
雲の上のお父さんへ(鈴木福)
短歌(杉原秀子、鈴木わか、西文雄、石田八重子、篠崎末子、蛎崎稲男、根津淑子、瀬戸口益子、荒木トミ)
夫と若さは戻らない(福原秀子)
二人の戦争(蛭田ツル)
夢にまで見た内地の土(高橋喜代子)
取り下げられなかった前線志願(岡村彦市)
汽笛(高坂きく枝)
老いた母は思う(荒井わか)
私の奮闘記(飯田嶺子)
焼けこげた金庫の米(三井英明)
俳句(伊沢皆子、田所ユキ、若尾千代子)
双子山の夕映え(飯塚八重子)
桧に想う(小川卯吉)
平壌の八月(内田みゑ)
遺族に戦争の風化はない(小石川文枝)
名誉とは耐えることと信じて(井田美代)
弟の墓(成田武夫)
幼い志願兵(志小田きよし)
詩 白菊の印象(粟沢トミ)
詩 紅茶(戸上寛子)
涙の泉はかれず(石塚イカ)
白い御飯(座間トク)
強く、正しく、清く(穂坂サイ子)
横浜の街を右往左往(篠生あき子)
附録あり