図書目録ニホンジン ホリョ資料番号:000037089

日本人捕虜 上

サブタイトル
白村江からシベリア抑留まで
編著者名
秦 郁彦 著者
出版者
原書房
出版年月
1998年(平成10年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
295p
ISBN
4562030712
NDC(分類)
210.19
請求記号
210.19/H41/1
保管場所
閉架一般
内容注記
著者ほかの肖像あり 各章末:文献
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第1章 日本軍における捕虜観念の形成
聖書から戦陣訓まで
中近世の日本人捕虜
日清戦争の捕虜は一人
日露戦争(1)
日露戦争(2)
感状から辱職まで
軍国美談と「村八分」
捕虜観の相克
第2章 空閑大隊長の自決と爆弾三勇士―美談の誕生
上海に戦火燃ゆ
置き去りにされた空閑大隊長
「潔く自決せよ」
爆弾三勇士の虚像
二つの美談の行く末
第3章 蜀の山道を越えて―白浜軍曹の捕虜脱走記
白浜軍曹でしょう
中国戦線の捕虜事情
山下大尉と詩吟
無電台に就職して
着のみ着のままの脱走
山田少佐の庇護下で
派閥に分れた捕虜集団
故郷の緑
第4章 あヽ鶴よ―ノモンハン戦の残留捕虜たち
死刑でも帰りたい
厳罰を命じた陸軍大臣達
原田少佐と大徳中尉の自決
衛生兵に化けた憲兵が
禁錮・重謹慎・自決未遂
残留捕虜五六七名?
第5章 ノモンハン空戦に生きて―生還した宮島曹長
外蒙騎兵越境す
前哨戦
ハルハ河上空の死闘
野火の炎を逃れて
捕われの身となって
法と軍律の間で
第6章 中国戦場の日本人捕虜
「捕虜」と解しない
鹿地亘と反戦捕虜
中国共産党の送還政策
延安の反戦捕虜たち
国共内戦に巻きこまれて
国府軍捕虜の五派閥
山田一党の抵抗
第7章 太平洋戦争期の日本人捕虜―展望
捕虜条約を「準用」して
「絶滅」に瀕した連合国捕虜
「戦陣訓」の周辺
「恥」と「義理」の捕虜文化
毎日が日曜日
尋問情報の勝利
第8章 再会した捕虜同期生―酒巻和男と豊田穣の軌跡
捕虜第一号の誕生
「求死」から「再起」へ
玉砕・帰国・虚無
「偽名」と「偽証」のパイロット
戦後の再出発
第9章 米本土の日本人捕虜
アメリカの捕虜政策
初期捕虜の群像
マッコイ収容所の春秋
雨降って地固まる?
第10章 ワレ今ヨリ自爆セントス―一空事件悲話
生キテ虜囚ノ
不時着・救出・捕虜
甲飛一期の原田機長
福岡大尉の死
もうひとつの捕虜事件
自爆を決行せよ!
南太平洋に死す
抵抗と復讐
第11章 フェザーストン収容所の銃弾―雨降って地固まる
捕虜の群像
「恥」と「義理」の谷間で
クリスマス・イブは不発
労働拒否の論理
「私を死刑にせよ」
第12章 カウラのラッパ(上)―南忠男の死
アラフラ海に漂流
第二の真珠湾
不時着したゼロ戦
メルビル島の狩猟
苦心の偽名
ハングリー・ボーイの群
カウラ出撃
第13章 カウラのラッパ(下)―小島正雄の場合
死刑を望みおるものなり
小島正雄の軌跡
「なぜ全員が移動できないのか」
マルを書いてしまった
「出てくる敵はミナミナ殺せ」
ゆきゆきて神軍
第14章 豪州戦域の日本兵捕虜
カウラへの道程
「心の青空」
統計による総括

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