戦時経済国策大系 第1巻
第1篇 近代戦と国民経済
近代戦と物資
戦争形態の変貌
近代戦としての第一次世界大戦
戦時経済下の諸問題
統制経済の必然性
戦時経済と統制経済
統制経済を促進せる諸情勢
統制経済の将来
列強の統制経済
ドイツ
イタリア
イギリス
アメリカ合衆国
ソヴィエート聯邦
我国の戦時経済体制
日本経済の発展
日本戦時統制経済
国家総動員法と現下の諸問題
第2篇 生産力拡充計画
序論
「生産力拡充計画」の意義
明治維新の計画経済政策
日本重化学工業の後進性
列国の重要原料資源
生産力拡充計画確立の必要
総論
国防強化の必要
生産力拡充計画樹立の経緯
序論
政治面に現はれた生産力拡充
生産力拡充計画樹立の事務的経緯
生産力拡充計画の内容
生産力拡充計画要綱(昭和十四年一月十七日閣議決定)
生産力拡充計画の規模及内容
生産力拡充計画の部門別内容
生産力拡充計画の実施方法
計画の樹立及実施機構
事業法の制定及特殊会社の設立
所要資材の確保
労務対策
資金統制
生産力拡充計画実施の経過及成果
計画実施上直面したる種々の問題
生産力拡充計画の成果
生産力拡充計画今後の問題
序論
政治力の強化
経済新体制の確立
基礎的統制一層の整備
物価政策の再確立
計画品目の範囲其の他の問題
第3篇 物資需給の調整
物資動員計画
経済動員の一タイプとしての米国産業動員計画
我国に於ける産業動員計画の準備
物資動員計画の設定と其の推移
生産の統制
事変前に於ける生産統制の概況
戦時経済に於ける生産の統制
配給の統制
配給統制の理論
配給統制の現状
配給統制下の諸問題
消費の統制
消費規正の意義
重要工業原料物資の消費統制
消費規正策としての切符制
規格の統一
規格統一の重要性
統制上に於ける規格統一の必要
物資の補填としての資源回収
戦時経済下に於ける資源回収の意義
重要物資の回収機構
回収促進方策
資源回収の将来
代用品問題(資源の転換)
代用品問題の意義
我が国代用品工業の現段階
代用品行政
代用品問題発展の方向
第4篇 物資問題の将来
行政機構の整備
民間経済機構の確立