新聞集成昭和史の証言 第18巻
皇室 天皇・皇后・皇族・宮中行事・宮内省関係・関連話題
昭和十九年
聖上宝算御四十四・仰ぎ奉る皇室の弥栄
観兵式の話
雄渾深遠なる御製・歌御会始めは御取止め
候爵音羽正彦少佐戦死
御父朝香大将宮も御満足
近藤英次郎中将回顧談
御料地六千七百坪・宮城外濠を食糧増産に御貸下げ
大元帥陛下陸大卒業式行幸
地方長官に御激励の御言葉
開院式に勅話を賜う
国母陛下の御仁慈・全国疎開児童へ御歌と御菓子を御下賜
政治 議会・政府・政党・行財政・法令選挙・関連話題
信賞必罰・決勝官吏憲章成る・戦時服務令と文官懲戒戦時特例の内容
女子には結婚手当・厚生年金保険案提出へ
五人以上三百円・疎開補助と移転奨励金決る
税率引上に重点・直接税大増徴案決る
勤労所得は一割五分・新増税案の要点
出漁業遭難に見舞金・最高三千五百円の補助要綱決る
地方行政の敵前展開・権限移譲に筋金を入れよ
職域徴用者に序列・緊急国民勤労動員方策要綱決る
間接税も引上げ発表・遊興飲食の脱税防止に納税証書
硯滴(政治短評)
臨時軍事費三百八十億円・明年度予算純計五百億円余
防空の空地と地帯指定・改正防空法初の命令
食糧物資の適正配給・議会論議の焦点を探る
国民一人の生活費は一ケ月九円六十銭・議会で厚相答弁
“闇”行為に閉門や謹慎・法相が議会で考慮を言明
人種的差別撤廃の宣言・青木大東亜相が議会で表明
知事が貸家命令・疎開先の住宅難解決へ当局が言明
自然増が百万突破・帝国人口で小泉厚相言明
大東亜縦貫鉄道計画・山本大東亜次官が言明
朝鮮にも微用令発動・工場鉱山の就業者が目標
三十歳以上は四十点・衣料切符制の改正要綱決る
男子十二歳―六十歳、女子十二歳―四十歳・国民登録制拡大
科学技術者にも登録制
是が非でも三百六十億円・国民貯蓄目標決る
抜群の官吏に“顕功賞”官吏功労表彰令公布
陸海軍の部隊感状扱い
十五坪未満も許可制・疎開地区に新築禁止令
帝都三十五区の場合
蔵相に石渡、農商相に内田、運通相に五島・東条内閣の改造
内閣の改造意義(社説)
歴史新た宮中閣議・重要諸施策悉く決定
決戦生活へ非常措置要綱の十五条決る
勝つため精進一箇年
宮城県知事に丸山鶴吉氏
農商次官に重政誠之氏
文部省に動員本部・学徒総数四百万人に達せん
娯楽追放の実施要綱成る
京都府に食糧増産本部
非常措置に基づく学徒動員実施要綱決る
奈良県知事沢重民氏応召
緊急船員動員強化要綱決る
指定約一千万人・農業要員制度を決定実施
軍隊式統率組織へ・勤労昂揚方策要綱成る
女子挺身隊制度強化方策決る
野性雑繊維で衣料確保に学生らを徴用・非常措置要綱決る
通信院電波局長に仁料芳雄氏
非常措置により停止する不急工事決る
帝都疎開予算七億五千万円
民間機関の総合的動員へ・内閣に「調査研究連盟」設立
地方長官に責任制・生鮮食糧品の出荷配給機構の整備強化要綱
被徴用者や挺身隊の掩護強化に二方策を決定
野村大将が枢府入り
正力、山田、橋本三氏が勅選・銓弁事情
食糧増産と輸送に畜力動員要綱決定
女子挺身隊に「参加令書」・組織強化勅令案要綱内容
各地の成績現況
五万町歩に伐木令・薪炭九万トン増産へ
非常時の駆付要員を組織せよ・非常参集措置を全国に通牒
都の総合配給に予算二千万円・水産青果の二統制会社設立
俵孫一元商相逝去
各省に参与委員制・行政査察を強化
坂間大阪市長の三選決る
三年以上の学童疎開・親の申告を待つ・文部省の方針決る
経済界も協力
総合配給制など十一項目が食糧査察の中間報告発表
東条内閣が総辞職
小磯米内両大将に大命
東条内閣総辞職まで
後継内閣両首班の横顔
連立内閣は二回目・隈板以来四十四年ぶり
両大将に大命降下(社説)
二年九ヶ月の長命・東条内閣の足跡
皇民の試煉は神意・小磯新首相が放送
小磯新内閣に強力政策要望
小磯米内内閣成立
転出入勅任級十八名・地方長官大異動発令
満拓総裁に斎藤弥平太中将
国民総武装の具体策・首相奉載日に放送準備
翼政会後任総裁に小林大将・銓衡事情
大本営政府連絡会議は廃止・最高戦争指導会議設置を奏上
国勢統師の一本化へ
戦争一本への推進(社説)
原嘉県氏逝去・男爵に
謹しみて大詔に応へる・小磯首相が信念放送
枢府議長に鈴木大将昇格
副議長清水澄氏
翼賛会副総裁は緒方情報局総裁が兼任・銓衡事情
最高指導者会議に望む具体策
子なき未亡人まで・学徒勤労と女子挺身を強化三勅令施行
官庁職員の動員割当は厚生省で策定
各省政務官決る
臨軍費二百五十億・臨時議会への追加予算案決定
創設以来一三七一億余
産業報国会々長に鈴木貞一氏
八十五議会開院式
海相戦況報告に議場声なし
敵前議会第一日・小磯首相が施策方針演説
議会も総武装(社説)
学徒動員で学校は閉鎖せず・首相が安藤氏に明答
米に支那救済の資格なし・外相が野望を糾弾
闡明された決勝施策・議会の成果を検討
最高戦争指導会議で決戦施策・首相要望で全閣僚一致
松平頼寿伯逝去
大審院長に霜山氏・東京控訴院長に大森氏・司法次官黒川氏
国民運動強力化に中央本部の設置を決定
決戦施策を急速推進・小磯首相が閣議で決定表明
公正な言論を尊重・決戦輿論指導要綱決る
白金を強制買げ・違反者は厳罰の省令
白金の重要性・デマ粉砕
徳川圀順公を第七代貴族院議長に推鷹・銓衡事情
内閣顧問十二氏決る
全国の遺児を国費で育英・軍事援護強化策を決定
女子にも徴用断行を通牒
秋田清氏逝去
永井柳太郎氏逝去
米穀供出九割以上に奨励金
保利茂氏の一人舞台・佐賀県で無投票理想選挙実現
明年度予算二二二億四千万・兵器増産と生活確保に重点
工員七千円、学徒六千円・職場の戦死者弔慰金
一木嘉徳郎男逝去
軍需相に吉田茂氏、国務相に小林大将・両氏横顔
内閣顧問を増員・大谷光瑞と寺井久信両氏
国民校で四十八円・戦死者遺児の育英資金決る
台湾総督に安藤大将
軍事外交 対外交渉・陸海軍の動き・関連話題
欧州戦局の決戦段階(社説)
敵機四十七屠る・マーカス岬等の戦局重大化
少年兵への志願が倍増・絶対多数占める飛行兵
安藤台湾軍司令官が大将に・陸軍人事異動発令
銘記せよ「量」の生産・航空威力圏交錯の重大戦局
海軍が南方向け慰問袋辞退
米のラバウル反攻熾烈化
マーシヤル諸島来襲の敵機三四四機に達す
マーシヤル両島に敵軍上陸・ラバウルの敵機百十六機撃墜
英印軍に先制の猛攻・プチドン地区に印度国民軍も参加
本土盲爆に伏線・米英両国が俘虜虐待を捏造
ギルバート玉砕三中将に行賞
三中将の偉勲
見よ米英鬼の憎悪・我民族の滅殺を叫ぶ
帝国艦隊厳然たり・認識せよ海洋作戦の特殊性
参謀総長東条大将、軍令部総長島田大将・政戦一致態勢成る
統〓権独立変化なし
戦争指導の簡素化へ
軍政と軍令機関発達の跡
統〓と軍政更に緊密(社説)
クエビリン、ルオツト両島の全員玉砕発表
海相談発表
ビルマ反攻企図を粉砕・英印第七師団を大半殲滅
海軍々令部次長二人制に
国府の最高経済顧問に小恒氏発表
枯淡な支那通小倉氏
東部に藤江、西部に下村両軍司令官を発表
後宮参謀次長が航空総監と航空本部長を兼務
印緬国境千キロに作戦・南北に敵の出撃破砕
北樺太利権移譲と漁業条約延長の日ソ議定書調印
米が太平洋廻廊を妄想・警戒すべき作戦の反覆性
黒豹駆逐艦長吉川少将に特進の恩命
小川寛爾氏戦病死
古賀連合艦隊長官が前線機上で殉職・元帥を賜う
指揮官先頭の範・古賀元帥
噫!古賀元帥(社説)
ブーゲンビル島戦果発表
厳たりラバウル要塞・不動の堅陣錬磨の精鋭
洛陽城占領発表
林仙之大将逝去
畑俊六大将に元帥の称号・業績・元帥府の充実
ニユーギニア第一兵団長片桐中将戦死・詳報
東条首相がヒ総統に激励電
敵サイパン上陸企図・再度水際に撃退・なお激戦中
敵B29等九州侵入・十機を撃墜破・詳報
敵は大機動部隊・サイパン上陸軍と死闘展開
開戦以来の最重大戦局・大本営海軍報道部長談
想へサイパン同胞の挺身
全員火の玉の激闘ぶり
山梨半造大将逝去
連合艦隊マリアナ決戦記
阪本橋男公使逝去
敵機九州へ侵入・佐世保、八幡を狙う
敵機来襲に八幡製鉄は平然
無電操縦が理想・決勝の新兵器を展望
ロケット・ウラニューム
火器と航空機
荒鷲桂林で二十八機撃墜
決戦本土に近づく・サイパン戦局重大関頭に立つ
海相に野村直邦大将・新海相談・島田大将は軍令専任
サイパン部隊全員玉砕・在留邦人も殆ど運命を共に
戦闘詳報
東条首相談発表
参謀総長に梅津大将・教育総監に杉山元帥
東条大将は―予備役に―
満州国へB29が初盲爆・鞍山、大連に来襲
軍令部総長に及川大将親補・銓衡事情
テニヤン島邦人男子三千五表が義勇隊組織
九州西北、山陰、南鮮に二十機
軍長師長以下俘虜一万三千三百・衡陽攻略の戦果発表
撃墜破一千三十機七月中の航空戦果発表
ビルマ各地に優勢なる敵・インパール戦線国境線に待機
ガダルカナルの皇軍奮闘
大陸の占有狃狙ふ・入支米軍既に三万余
米機白昼北九州に来襲・降下の米兵若干名捕虜
壮絶体当り機詳報
勝敗の鍵は空にあり・連合艦隊は航空艦隊
陸軍次官に柴山中将
台湾徴兵制実施さる
北支最高指揮官に岡部大将
高須大将戦病死・五・一五事件の名判士長
全団郷軍“国土防衛隊”組織
南満来襲のB24四十機撃墜・陸鷲成都の基地群強襲
ペリリュー島上陸の敵と激戦中・モロタイ島にも一部上陸
戦闘詳報・両島概況
拉盂、騰越守備隊全滅・重慶軍十六ヶ師の七万三千撃砕
戦闘詳報
両部隊に感状
「全軍勇戦せしも」拉盂守備部隊最後の無電
地方防衛本部を九地区に設置
艦載機延五百マニラ空襲
更に延二百機
比島に戒厳令・我軍協力
比島共和国の対米英宣戦に凡ゆる協力惜しまず・中外に闡明
大宮島テニヤン島全員が戦死・在留同胞共ほ散華
非痛な最後の無電
両指揮官
婦女子も自決
艦艇七十二隻、兵一万八千屠る、パラオ方面戦果
ビアク島血戦五箇月・寡兵で要地を確保
沖縄、宮古、奄美大島艦載機四百来襲・機動部隊も出現
日銀から比島政府に二億円の信用供与
台湾東方海面で敵機動部隊に大痛撃
台湾来襲の敵延千百機
敵は米太平洋艦隊主力
憲兵司令官に大城戸中将
敵輪型陣へ殺到・轟然巨艦沈む・台湾東方海上激闘詳報
若桜への期待(社説)
レイテ湾砲爆撃の敵邀撃・レイテ島概況
敵残存艦の軽視許さず
司令官先頭に敵空母轟沈・有馬少将比島沖に散る・追憶談
敵遂にレイテ島に上陸・二百隻で再び来襲
待つ出撃の大号令・連合艦隊空前の威容
空母六隻撃沈破・比島沖で敵艦隊と激戦中
レイテ湾邀撃戦で敵輸送船二十二隻潰滅
断じて楽観許さず・比島沖海戦の戦果発表
神風特攻隊敷島隊員に感状・比島沖海戦に殊勲
神風隊の活躍ぶり
一機で一艦屠る体当り・神風特攻隊の奮戦
神風特攻隊第二陣発進式
部隊長自ら斬込む・レイテの皇軍奮迅の力戦
帝国重ねて決意闡明・大東亜共同宣言一周年
陸軍山下大将、海軍大川内中将・比島最高指揮官発表・横顔
きようも征く神風特攻隊戦記
米空軍の基地桂林と柳洲占領・大陸分断の偉業成る
神風敷島隊五氏に二階級特進の栄誉公表
汪国府主席が名大病院で逝去
自若たり偉人の臨終
我医術陣に感謝
忠烈万世に輝く・第一神風隊三十七将士の殊勲を全軍に布告
陸軍特攻万朶隊、戦艦と輸送船を屠る
万朶隊奮戦詳報
軍令部次長に小沢中将
レイテ島血戦一箇月・補給路遮断を繞り制空権の争覇戦
B29卅二機撃墜・九州西部に七八十機
教育総監に畑元帥・支那軍総司令官に岡村大将
第九聖武隊、朱雀隊が比島戦線で戦果
神風隊の愛機は「零戦」
争覇の決戦場比島海域・敵も英仏伊海軍を動員
特攻靖国隊サイパン猛爆
関東、東海、近畿南部にB29四十機が分散来襲
敵電波暗視器使用か
ラバウル鉄壁の地下要塞全貌
戦艦、大巡、大輸送船八隻を轟撃沈す・八紘隊レイテ湾突撃
七名が学徒出身
B29廾機内外帝都駿遠盲爆
二機で戦艦撃沈・靖国隊六機がレイテ湾出撃
三名は少年兵出身
殺傷二千八百余名・モロタイ島総合戦果
特攻“薫空挺隊”レイテ島敵飛行場を急激大戦果
台湾、半島出身兵が勇戦
帝都来襲のB29・七十機の十五機を撃墜
三日目の定期便
今や戦機熟せり・体当り切込みで物量圧倒
陸海軍最近一ケ年の戦果
南雲中将が大将に・功一級を賜はる・輝く戦歴
大陸縦断路打通成る・仏印よりの進撃軍と南寧南下軍握手
陸軍武功徴章制定
空襲下の職場死守に特別給与
B29八十機が各地に侵入
敵ミンドロ島に上陸・船団八十隻に特攻隊大挙出動
敵撃滅の神機・比島戦局激動
神風隊スール海の敵空母群に突入激闘
サンホセ沖敵全輸送船撃沈
末次海軍大将薨去
経済産業 経済産業一般・交通・通信・運輸・関連話題
厚生年金保険を議会で審議
航空機数倍増産へ・効率生産着々と遂行
五十名が集団転業・松本翼壮が軍需生産へ突撃
野口遵氏逝去
百五十社に令書交付・軍需会社第一次指定決る
西爪メロンの作付禁止・イチゴや落花生、唐辛子は抑制
石炭確保へ全国一せいに「確保激励週間」始まる
女採炭士も不休の活躍
五人家族で五百円程度・疎開関係の運賃決る
東京昭南問を僅か八日・大東亜縦貫鉄道計画
節電を電話ラジオで警告・工場への送電も大幅削減へ
政府買上米三千六百万石・昨年より六百万石増し
新社名は満州製鉄・在満三製鉄が合同
藁工品は兵器・割当て完遂に最後の突撃
増産に機械化部隊
麦の春作へ青少年五百万動員・文部省が全国へ通牒
学徒動員四百万人に達せん
優先的に動員割当・六十歳まで登録・船員動員強化要綱決る
産米実収高六二八八万石・日満自給計画に確実性
電報五十銭、葉書三銭・郵便電信電話料金を全面的値上げ
電波局を新設・運通省の監督行政一元化
東京急行、京王電気軌道合併
安田財閉が転換・保善社理事に武井中将
山形県下温泉熱でお米増収へ・種籾持参の農民が集合
帝銀、十五銀行合併・安田は昭和と第三を吸収・関係銀行沿革
重点産業の本格的増産へ・最近の生産実状
経済団体の罰則に秘密漏泄罪を新設
凄い返り材の回収・屑から年四万台の翼・奥野九大教授ら成功
銀行預金六百億円突破・貸出しも三百六十余億円
更に四百廾四社・軍需会社第二回指定
特権に甘えるな・軍需会社への要望
割当て突破に一石百円・米の供出に報奨金
巨大銀行を指導し戦時インフレ防止へ・日銀の新役割
会社銀行も事務一時停止・農繁期国民皆働運動を展開
五農銀も勧銀へ合併
全国金融統制会の改組必至
農銀合併の意義と沿革
小麦裸麦は一石十一円・供出奨励金決る
北海道拓銀が道銀を合併
東北三県を大軍需基地化・豊田監理部長が構想
僅か二年で二倍・郵便貯金二百億円を突破
月収二百円まで加入・健康保険法令を改正
戦時金融の現段階を検討
馬鈴薯も豊作・去年より一億八千万貫増収
各農家必ず五羽・岩手県で養鶏を積極的に奨励
東京鍛工の事業を日産自動車に委託・軍需省が強権発動
軍需生産に責任制確立
初上りは石炭列車・関門海底第二線が開通・完成経緯
山形県葡萄の県外移出禁止
海底隧道戦士に初顕功状
貯蓄新目標四百十億円・目標額を五十億円増に改訂し
日本一高い自動車路完成・万座峠の原始林を戦力化
国民運動へ生産陣は望む
精鋭爆撃機生みの親・三菱重工と協力会社表彰
インフレ対策に前渡金支払いを規制へ・経連関西支部が報告
前渡金と融資が重複・再検討を要する指定銀行制度
山下亀三郎氏逝去
関門国道隧道貫通す
文化 学術・思想・教育・芸術芸能・報道出版
吹雪の山頂に科学の新春・世界の謎に挑む北大部隊
神風賦(民族の力)
欧州戦局の決戦段階(社説)
敵米英撃つべし(武者小路実篤)
迎春所感(吉井勇)
炭坑の女性・明朗溌刺たる姿を信頼せよ(間宮茂輔)
詩吟を正科に・上野音楽学校で尚武の気風養成
無尽蔵の潤滑油発明・王子製紙の大戦果
今後は高工や高農校も登場・女子教育の新構想
残置灯(時事短評)
米の増収に奇蹟のホルモン・京大農学部実験の成果
二時代の調和・“菊池千本槍”(大映作品)評
断じて守れラバウルを(土井晩翠)
一ヶ月で卓効「セフアランチン」癩の化学療法に日本の凱歌
納豆菌が翼布やブタノール増産に一役・若き科学者の研究結実
力の限り慰問に歌う・藤原義江が正月返上
美術作家に三等級・統制会が資材を査定
果樹園に春を待つ・疎開した野口雨情氏の場合
田村秋子も返り咲き・俳優座が旗揚げ
興行取締りの全国的統一・四月施行を通達
村上浪六氏逝去
自由な立場で慰問に挺身・柳屋三亀松が再出発
国民学校から大学まで・学徒の軍事教育を一貫徹底
軍教実施して廾年・学校教練変遷の跡
紙弾(豊田正子さんの消息)
三上於免吉氏逝去
初の技術院賞表彰式・受賞者氏名と業績
国民校生徒に「軍学級」編成
旺んなるかな哉玉砕精神(白井喬二)
太平洋の現実を直視せよ
堀口きみ子女史逝去
河合栄治郎氏逝去
恩賜賞は緒方博士・学士院授賞者決る
輝く六氏の研究業績
華やかさ昔の夢・演劇各界の楽屋裏決戦色
勝利か滅亡か・敵の鋏状侵寇を直視せよ
竹槍では間に合はぬ・飛行機だ、海洋航空機だ
米“日米抹殺”を興論化・敵の強烈な敵愾心を知れ
温泉から羊毛・繭を湯の花で処理に成功
竹本津賀太夫逝去
忠魂に誓はう十五条の決戦非常措置の実行
大衆雑誌は二種・国民雑誌の統合進む
全国で十九劇場が休止
揃ふ新事業体・出版業統合も近く完了
新聞も夕刊廃止社告
一、二年には柔剣道併課・中学校の体練要目決る
夕刊紙去る(時観)
専門技術活用し全学徒を生産戦列へ・文部省の非常措置要綱
「パリ新聞」創刊さる
日露戦争と文士(木村毅)
都会と農村・これからの姿はどうあるべきか(新居格氏談)
陣影(政治評論)
団十郎は佐賀人・肥前史談会が真相究明に乗出す
僻村へ移動演芸など・興行刷新実施要綱決る
都下十九映画館を分散
宝塚と東西松竹の少女歌劇解散・三歌劇の足跡
梅村蓉子逝く
教育団体を統合・大日本教育会の設立決る
職場の割当や期間は校種別に決める・学徒の動員基準
帝都中等学校から男女一万二千名が翼の工場へ
松竹少女歌劇が挺身結成
神風賦(時事短評)
古典芸術護つて五十余年・豊竹古靭太夫に芸術院賞
三笑亭可楽逝く
出版界三部制で再出発・書籍は百七十二社が残存
職場や隣組に読書会・最近の出版状況
宇宙の多寡で決める・最古の海は太平洋
理工科中心に授業料も値上げ・帝都内私立大の経営設計
市島謙吉氏逝去
近松秋江氏逝去
大倉桃郎氏逝去
輝やかしい記録映画「轟沈」評
中里介山氏逝去
作家生活消滅(井上友一郎)
訓育は週六時間・動員学徒の受入れ態勢きまる
国民学校に配属将校・京都市の五十八校に派遣きめる
物いふ「勤労成績」・大学高専にも内申制
密林の陣中にボース首班と語る・印緬前線にて火野葺平発電
「奥の細道」の原本現はる
工場娯楽は裃ぬいで・名指しを待つ芸能人
仰げZ旗!!誓はん粉骨砕身
増産に継がん海の哲理「艦橋指揮」の精神
平田篤胤の著書六巻・秋田図書館で発見
謀略宣伝を屠れ・天羽情報局総裁が新聞人に檄
海水を直接に静脈注射・リンゲル代用に実験成功
美校全教授が辞表提出・勤労への改革へ第一歩
洛陽占領に感慨・常盤博士らに思ひ出をきく
池上秀敏画伯逝去
家族制度を護る(社説)
校長に上野直昭氏・東京美術学校の新陣発令
新しい骨を作り移植・光安九大教授の研究結実
翼の性能さらに飛躍・折紙付の計算器を学徒が発明
新刊は古雑誌と交換販売
ロケツトの話(大塚新太郎)
あゝ南方報道陣の華・セラム新聞特派員十四名が戦死
関係者談
貯蔵できる新鮮な血液・濃縮血清で米英を凌ぐ
鉄材の病気を眼で診察・苦心十四年児玉教授の研究成る
学徒に幻滅を与ふ勿れ(社説)
学生新聞の新使命(社説)
サイパンの歴史を作る島人(報道特派員・角田喜久雄)
帝室技芸員に十五氏
純文学や翻訳もの激減・整理統合後の出版界
目立つ軽演劇演出家の不勉強・演出許雰制の銓衡終る
中央公論社と改造社が廃業
陣影(VIの偉力)
サイパンの悲憤を報復へ
神民に霊響す(幸田露伴)
国民総武装し決戦へ(社説)
勝たざれば平和なし・帝都は近く第一線に
「全人類の敵」日本キリスト教団が米国の蛮行に抗議
若桜の出陣祝ふ「特幹の歌」
田中穂積氏逝去
神風賦(パリ失陥)
イブラーヒム翁逝く
雑草も繊維に・新株の醗酵菌を発見し公開
殆んどが軍需関係へ就職・大学卒業生の実状
藤ツルが見事なロープに・技術院で折紙の発明
荒木十敏画伯逝去
活きた日本歴史の縮図・岡山県庁から古文書や絵図
早大総長に中野登美雄氏
文展公募は延期し戦時特別美術展を計画
事実を以て応えん(社説)
二科会解散を決議・美術報国会に全面協力
中川小十郎総長逝去
陣影(徴笑年齢引下げ)
全国初の国民学校工場・京都伏見校で作業開始
晴の音羽屋号に六代目も餞け・尾上菊左衛門一座の悲願実る
世界一ペニシリン・わが軍陣医学に凱歌
全生活を飛行機増産へ
新兵器の続出に期待・技術院総裁に八木秀次郎・談
聖戦第四年を迎ふ(社説)
井上哲次郎氏逝去
戦争と標語・各国の特色
映画館四割が休業・来年二月から宿舎や作業場に
科学の英才教育へ四高師に特別学級・選抜学童は勤労除外
北海道映画館に休止命令
スポーツ・体育 スポーツ一般・体育・娯楽・碁将棋・関連話題
新関脇に二瀬川と輝昇・春場所の新番付発表
花嫁衣裳に体力章・武道章検定も来月から
佐賀ノ花輝く優勝・大相撲春場所終る
中学一、二年には柔剣道を併課・体育訓練要目決
小管剣之助氏逝
拳闘興行試合は中止
後楽園で晴天十日・夏場所の決戦興行
郷隆氏逝去
野球や庭球は返上・空の決戦に備ふ新体育
土俵より増産・双葉や玉の海陣頭に百五十名が炭鉱へ造船へ
羽黒山全勝の覇業・夏場所無事千秋楽
佐賀ノ花が入隊
戦力の火と取組む力士部隊・双葉山の勤労敢闘記
“若桜”に続く力士群・空襲下に鍛えた双葉山門下
前田山が初優勝・十両優勝に千代ノ山
待乳山親方が焼夷弾を制圧
海外 海外ニユース・日本人関係記事
マーカス岬・ラバウル・カビエングの戦況発表
今年の指導者・四選に狂奔するルーズヴェルト
禁酒や食糧も大幅規正・賛沢生活切替に躍起のアメリカ
ロンドン児の胆冷す原子爆弾・ドイツ新兵器の噂
今年の指導者・風邪ひいた老〓チャーチル
軍隊へも十五万人・女子動員に躍起の英国
四千五百キロ間に砲一万、機雷数百万・ドイツ軍の要塞
危機内蔵の優勢・独ソ死闘の実相を探る
今年の指導者・政戦両略の辣腕振ふスターリン
今年の指導者・崩れゆく迷夢にすがる蒋介石
独「無音飛行機」使用か・ロンドン爆撃で恐怖まき起す
米のラバウル反攻熾烈化
流感で裁判も停滞・英の罹病者数百万人
数は質を語らず・列国元帥の顔ぶれ
米機マーシャル諸島へ三三四機来襲
米軍マーシャル両島に上陸
日本軍、英印軍に先制攻撃
日本爆撃に伏線・米英が「俘虜虐待」を捏造
ガンジー夫人獄死
戦争完遂に総進撃・南方各地に見る建設譜
生きながら砲口へ・英の印度残虐史話
クェゼリン、ルオット両島の日本軍全滅発表
中国三禁運動に拍車・日本決戦非常措置の反響
日本軍、英印第四帰国粉砕
ロンドン卅六時間火の海・独の新型焼夷弾に〓然
国府、経済最高顧問に小倉正恒氏を発表
独も死守作戦・バルト戦線で火花散る激闘
マライ語の「パリ新聞」創刊
米空軍のベルリン爆撃に独空軍が猛反撃
戦傷一、戦病十・重慶の窮亡深刻化す
日本軍印緬国境千キロに作戦・米英蒋軍に出血戦術
オット前駐日大使令息戦死
バリ島原住民が義勇軍編成
〔アッツ魂〕をソ連軍が少国民の教材に採用
対独盲爆も期待外れ・行き悩む欧洲第二戦線
新生比島の試煉・ラウレル大統領の陣頭決意
米国兵を電波で魅惑・謎の声「東京の薔薇」
新文化芽ぐむ南方共栄圏報告
ガンジー翁釈放さる
日本軍、洛陽城占領発表
「英国の沈黙革命」スイス誌が老大国の苦悩を暴露
ニューギニアの片桐兵団長戦死を発
「日本恐るべし」の実体・蒋介石が徴兵忌避の学徒に説く
第二戦線遂に火蓋・反枢軸軍海空から北仏へ侵入
独軍敵空挺隊大半殱滅
独軍予備部隊出動・北仏の激闘続く
ロメル元帥陣頭に一大血戦
宛ら人間の屠殺場・欧洲上陸作戦の地獄図
日本軍サイパン上陸企図の米軍と激闘
サイパン上陸軍と日本軍激闘を展開・詳報発表
新兵器ダイナマイト流星ロンドンに集中
大陸へ逃げ延び日本機の餌食・B29の衰れな末路
シェルプール要塞の独軍敗走・十倍の敵兵力と交戦
ロケット時代来る・次の新兵器を待望
日本連合艦隊マリアナ決戦記
流星弾にチャーチル悲鳴
米英の正体はこれだ・独ハンブルグ惨禍発表
日本空軍桂林急襲発表
「東京行特急」大平洋戦局に米興論の驕慢ぶり
許婚の爆死に復讐・V1発明者は十九歳の独青年
B29が満洲初来襲発表
断食で抗議する在来抑留邦人
泰国後継内閣首班にアパイウォン少佐
テニヤン日本人男子三千五百名が義勇隊組織
元帥以下十三名処刑・独総統暗殺陰謀事件発表
ヒ総統が不変の信念披瀝
米誌が日本兵の髑骸を淐涜・法王庁も怒る
「ル大統領も慌てる
ヒ総統暗殺未逐事件公判
日本軍衡陽攻略戦果発表
日本軍インパール戦線整理
ガダルカナルの日本軍奮闘
軍需労働者も徴兵・総武装下のドイツ
富籖まで偽態放送・独人の心狙ふカレー戦術
サイパン日本人玉砕の実相・米従軍記者の報道
米軍三万余既に入支
仏印総督に戦時独裁権賦与
米軍前線にギャングや前科者五十万・米兵の狂暴性も当然
“俘虜保険”が一万ドル・最近のアメリカ報告
パリ遂に陥落
「フランス敗れず」ラバァル首相パリ復帰確信を表明
陥落後のパリ無政府状態
ドイツ民族の此一戦・ゲ宣伝相戦局転交を叫ぶ
米軍マジノ線到達・独軍ヴェルダンを撤収
一村一邑を死守・全独七千万篭城の武装
日本空軍成都の南満空襲のB29四十機を撃砕
米軍ペリリュー、モロタイ両島に上陸戦
飛行機三万四千・五ヶ年軍費千百八十億ドル・米海軍の現勢
拉孟、騰越の日本軍守備隊全滅
米艦裁機五百マニラ空襲
更に二百機
比島に戒厳令・我軍協力
比島共和国が米英に宣戦
米英がソ連誘引に躍起・英誌エコノミスト誌が指摘
東亜戦線にも全力・チャーチル下院で米の不満に一矢
大宮テニアン両島の日本軍と在留日本人全滅
真珠湾で敗けた米将の行方・キンメルは会社勤め
変貌する欧洲・バルカンに赤色勢力抬頭・北欧フランスの現状
ビルマ奪回企つ新マウントバッテン攻勢
米艦隊レイテ湾に侵入
米軍レイテ島上陸発表
比島沖で日米艦隊が激戦中
レイテ島で日米激戦
比島沖海戦の戦果発表
日本軍桂林と柳州占領
日本軍のパラオ方面戦果
ビアク島の日本軍なお要地を確保と発表
沖縄 宮古 奄美大島に米機四百・機動部隊も出現
日本軍、台湾東方海上で米機動部隊に痛撃発表
台湾来襲の米機は延千百
米大平洋艦隊の主力
ロメル元帥戦傷死・略歴
汪国府主席名大病院で逝去
自若たり偉人の臨終
我医術陣に感謝
判検事や牧師も工場へ夜勤・米誌の伝える近況
神風特攻隊の比島方面戦果
日本特攻隊がサイパン猛襲
特攻八紘隊レイテ湾突撃
戦死傷五十六万・英開戦以来の損害
東京駿遠にB29廾機来襲
靖国隊六機レイテ湾に大戦果
三名は少年兵出身
日本軍のモロタイ島戦果
特攻“薫空挺隊”レイテ島敵飛行場を急襲大戦果
台湾、半島出身兵勇戦
米もクリスマス返上・飛行機増産に狂奔
日本軍大陸縦断路打通成る
B24八十機日本各地に侵入
米軍ミンドロ島上陸発表
日本神風隊スール海の米空母群と激闘
サンホセ沖米輸送船全部撃沈
社会一般 世相・話題・天然現象・事故・犯罪・司法警察裁判・紛擾
日本一の壮丁村・島根県の陸海両部落の奮闘ぶり
負けじと女性の決戦・女ばかりの翼工場現地報告
役立つ紡績の腕
十六歳から六十歳まで拡張・帝都警防団の必勝態勢
占い業者に粛正のメス
空爆下のパリで音楽に精進・諏訪根自根子さんから便り
総て空家は届出・鉄壁の民間防空令改正の要点をきく
学童の転校に万全・進む疎開の受入れ体制
供米も戦死の意気・蝦夷に燃える農民魂
木堂翁の銅像も出陣
盲爆下に口惜し涙・ニューギニアから還つた挺身女性談
五人以上三百円・疎開補助と移転奨励金決る
百余家族の疎開を待つ郷里の温き村・石川県下の佳話
新坦税百万人・直接税大増徴案の内容
北海道の十橋が応召
野口遵氏逝去
造船僅か四ケ月・応徴士が江ノ島に勝利の錬成
太古杉三十五本・岩手県の古刹から応召
一店五枚、一世帯一枚・翼の戦士に座布団を供出
天晴れ女工場長・廾五歳の若さで陣頭指揮
帝都一月の内職者十万を突破・収入はあげて貯蓄へ
筆頭は菓子屋さん・長野市の転業ぶり調査
一ヶ月九円六十銭・国民一人の生活費
闇行為には日本式制裁考慮
疎開先の住宅難解決策・知事が貸家命令を出す
村上浪六氏逝去
ラバウルは頭、銃後は腹・今日の一機が鍵を握る
速記項目は新記録・舞台裏からのぞいた議会
力強い自然増百万突破・人口問題で小泉厚相が言明
飯野吉三氏逝去
帝都は進学者跡を絶たず・各地の女子挺身隊進軍報告
“滅敵南瓜”を作らう・岩手全県が熱烈な運動
卅歳以上は四十点・新衣料切符の実施きまる
悪質な微罪も断乎抹殺・警視庁当局に実情をきく
三上於兎吉氏逝去
お待兼ねの縫糸とネル・乳幼児用石鹸も配給
毎週一時間モールス信号や戦時補育・国民校に「軍学級」編成
帝都に狂犬・十六名重軽傷
岩手県が一位・横鎮管内の予科練合格率
六千名が禁煙貯金・森永の全員が組合結成
堀口きみ子女史逝去
さあ“税なし生活”へ・各方面から見た決戦増税の内容
佐賀県下に青少年農兵隊
あゝ河馬の半太君・天王寺動物園の愛嬌者
めでたく一万四千八百組・福島で“日婦結婚”新記録
河合栄治郎逝去
はね上る郊外家賃と悪周旋屋・警視庁の対策をきく
首相官邸の主・梅田さん逝く
新聞一枚四十銭・中支戦線から郷土へ便り
電髪から銀翼へ・美容師も航空機増産へ一役
我子の自爆機を返納 神鷲の母が翼敵金
依然やまぬ買出し部隊・東京近県の実態
男は軍服女はモンペ・山形県翼賛会の婚礼新模様
三町会単位でまず食料品・帝都の綜合配給制案決る
竹本建賀太夫逝去
花嫁千名引受け申し候・長野県が渡満県民へ朗報
大衆店の朝食廾銭・都内全食堂の公定価決る
候爵音羽正彦少佐戦死
児童に学校給食、町会に物々交換所・内田農商相の新構想
「決戦非常措置」を実施すれば
高級料亭抹殺・歌舞音曲三日間停止・疎開迅速化・学園の工場化・女子挺身隊の結成
さあ今から「月々金々」を
料理店、待合、置屋等は一年間営業休止
疎開・まづ学童を速かに―独英日三国の場合
医専へ十七名合格・奮起する靖国未亡人
異動訂正怠れば有罪・町内会長に詐欺幇助の新判例
享楽追放で浮ぶ都電二百両・大劇場休みで足は緩和
高級か下級か・判定微妙な料理店は地方長官に一任
牛馬の抜毛十五万トン・献納運動を展開
紅灯街から戦列へ・一万五千の転進
潔ぎよいぞ享楽追放・各地の進展状況報告
一人七勺を四月から・六大都市の学童へ温いお弁当
転進三万五千名・帝都の非常措置具体策決る
歴史を飾る料亭も寄宿舎や事務所に変身
郵便局も日曜休みなし・省電も日曜ダイヤ全廃
百貨店の売場供出・進んで工場化も考慮
閑散な百貨店・大衆娯楽街には爆笑・享楽追放初の日曜査察記
これでよいのか街の食堂・フリの客に呆れた代用食
未婚で十五歳未満・帝都女子挺身隊本決り
小管剣之助氏逝去
沢奈良県知事が応召
今こそ「親爺」に続く日・北の第一線に大山部隊長
連続作業九十七時間・起記録に輝く二工員
五組の集団結婚・佐賀県知事が媒酌
番頭さんも女中さんも・急げ納税申告
待つていた突撃命令・「さよなら享楽術」部隊
検番事務所が作業場に・学童給食に操出す応援隊
禁止令のがれの係長や主任の濫造は事業主を処断
特急・寝台・食堂は全廃
“志士横川”の銅像も出陣
春帆楼は旅館・鶴鳴館などは増産の宿舎・名流料亭のその後
鉄道工手も女性・男子退陣に広島鉄道局が垂範
料飲組合で給食隊・帝都の学童給食に万全態勢
勤労者は七時半・会社員は九時・来月から時差通勤実施
決然閉鎖した花嫁塾二校
世界無比の低死亡率・京都と兵庫の二村
梅村蓉子逝く
出雲神さま表彰・縁結び五組以上には感謝状
郵便電信電話料金全面的に値上げ定る
野菜の“禁止品小包”見つかれば五倍の料金
酒の配給は一世帯月二合・価格もぐんと上る
後藤伯と斎藤子の銅像も応召
「二合三勺」配給に凱歌・胚芽米で逃げ出した病魔
連休に乱れる足の自粛・主要駅の状況
天晴れ隣組の底力・大防空濠が忽ち完成・電灯付き五百人収容
「いざ」に専任警備隊・十三都道府県に設置
オット前駐日独大使令息が東部戦線に散る
疎開を山に求めて・転業の織屋さん部隊
千キロ続け南瓜畑・鉄道や国道沿線に「耕せ部隊」
十万坪耕して十万貫・全国の駅構内に藷を植える
都市は〓菜、田舎は甘藷・工場敷地や運動場利用計画
嫁入仕度に牛馬耕を・戦ふ田園の増産風景
近く愛煙家にお目見得・東北産の新煙草試作に成功
料亭や待合を改造・疎開予算に六億円
帝国ホテルは集会所に・料亭や待合の転進決る
「アッツ魂」をソ連が少国民の教材に
十二年前から疎開村を建設・京都府神南備山麓に十二万坪
衣類を集団疎開・近県の酒蔵を利用し一家二個以内
敵将を斬る・逃げた救国の英雄マッカーサーとマーシャル
幸運の戦車隊長アイゼンハウワ
紙弾(女子に鉄道機関助手でききる)
三笑亭可楽逝く
野草や象、猿、蛇まで食ふ・印緬戦線の前線座談会
たのしいナ学校給食
油断したロンドンの惨めさ・疎開対策は徹底せよ
郷隆氏逝去
早くも現場配置・働く学徒部隊の戦況報告
別居手当に月十五円・生活戦士の疎開に配慮
“花も蕾の若桜”学徒動員と女子挺身隊の歌を推挙
市島謙吉氏逝去
白衣に輝く純忠の花・教科書になる靖国の女性新祭神
近松秋江氏逝去
大倉桃郎氏逝去
米国兵を電波で魅惑・謎の声「東京の薔薇」
国民校や女学校に現役の配属将校を派遣
料金は一系統十銭・乗換制を廃止・都電十一区間を休止
都バスの八系統を廃止
隣組長に連帯責任・不正申告に罰金、闇に体刑
中里介山氏逝去
夕食の最高は四円・四階級になつた飲食店の値段
月に二十六日間・国民酒場百四ケ所近く開店
縁故のない学童に疎開学園・一年間に三十九箇所計画
健在なりエンコの人情と爆笑・非常措置後の浅草を歩く
寺院の仏具も応召・島根県下では代替品に陶器製
幽霊人口を無くさう・都で世帯票規則を即日実施
小川寛爾氏逝去
下請工場へ通ふモンペ女給・新宿その後のルポ
京都の空地を南瓜と大豆で埋めよう・青少年三十万を動員
街頭に種子やゴム紐・その後の銀座八丁風景
一日に援兵三万五千名・帝都の建物疎開に工事挺身隊
貯蓄戦に殊勲甲・地方色豊かな新戦術を紹介
開拓疎開の春・興安嶺麓の小山銀座村視察記
“あの窓”も女子代替・丸の内その後の激変ぶりをみる
自転車を駆る舞妓はん・新京極その後の変遷ぶり視察記
山羊さんもお乳供出・上野動物園その後の変貌ぶり
飛行機を早く送れ・トロキナの皇軍が突撃前に五万円献金
決戦増炭の殊勲甲・津田技師に初の官吏顕功章
壮烈な最期詳報
鐘に代る裂帛の気合・帝都学生街その後の変貌記
境内五十万坪の大東亜寺・加賀に“日緬結ぶ絆”
絃歌に代るミシンの音・京都花街女性の更生ぶり
母は見た七つボタンの晴姿・予科練の訓練ぶりを参観
働く芸妓の自覚・秋田市洋服作業場視察記
消えた空別荘・その後の熱海の変貌ぶり視察記
最後は車掌と踏切手・女子代替の新戦場風景
三つ指つく工員さん・新橋赤坂その後の変貌
三高女と隣組が握手・学園工場の進路を示唆
一万円の「小粒」出陣・光る街のダイヤ鉱脈
小料理おでん屋・倶楽部・集会所など格付実施
七十歳の東大教授が警防団員
うたおう「軍艦旗の歌」
志士横川省三の銅像も応召
池上畝画伯逝去
納税切符と証紙を先づ遊興飲食税に使用
お召艦拝し初演奏・軍艦行進曲の思ひ出語る軍楽兵牧野さん
林仙之大将逝去
山国の“海軍村”訪問記
農耕作業は女手で・島根県の女子牛馬耕挺身隊
納税日本一の折紙・唐津市の大戦果
縁りの京大へ寄贈・西園寺公の別荘清風荘
全国一せいに一日三勺・幼児に食糧を増配
夫の遺志継ぎ鉱脈を発見・女鉱山師菊地さん
十四、五歳は伸び盛り・お米加配の合理化をきく
作家は街になにを見たか・もつと笑ひと潤ひを
電話の決戦化・空襲時には一般通話を禁止
高専生一万名・田植遅延地帯に出動
靖国神社創祀七十五周年・記念切手も発売
常陸丸四十周年記念祭
まだある着流し下駄ばき・長野駅の防空調査結果
今や皇土即戦場・敵の再来襲は必至
鉄には鉄を・印緬戦線の帰還部隊長談
俵孫一元商相逝去
戦争が生んだトンネル学園・教室は新丹那
大陸へ逃げ延び日本機の餌食・B29の哀れな末路
軍人組の学童で京都少年兵部隊を結成
江戸前料理に神興も繰出す・小山銀座転業戦士の入植式
殖えた債券の贈答・百貨店の売場査察
敵宣伝ビラに白米の絵・ニューギニア移動作戦の苦闘を語る
日本一の芸妓挺身隊・福岡鉄工所にドリルの速射音
疎開学童十千二百名・長野県の受入れ状況
尾崎行雄翁無罪・大審院で原判決破棄
睡眠二時間で数日の頑張り・吹雪の北の基地に女子荷役部隊
疎開会社員の旅費引上げ・経理統制を緩和
青鉛筆(国鉄に初の女車掌)
供出五千トン・坊やは三年生・千振開拓団の入植十周年
山梨半造大将逝去
釜石に歓声“天井落し”見事に成功
学童の疎開(社説)
木製バケツや代用防空かぶと・隣組兵器に新規格
阪本橋男公使逝去
沃野彩る“東京色”・満州疎開の尖兵訪問記
筆頭は魚の幽霊・申告制度にも罪あり・全国食糧査察の結論
満点はたった一軒・雑炊食堂の覆面査察記
切れぬ前借に転進も水の泡・長野県下花街出の工員たち
増産は女まかせで大丈夫・沖電気で十三倍の生産量
ご隠居も出陣・電波兵器増産の援兵に
自殺者が戦前の半分・長野県の調査結果
敵機の妖術「紙の爆弾」・空からの謀略あれこれ
一挙に二百二十余名検挙・疎開建物の古材を持出す
親の負担は月十円・学童集団疎開はじまる
帝都学童疎開の割当県名
声の爆弾・各国の電波戦
放送は進撃の軍楽
国内既に戦場・全国傷痍軍人が総蹶起運動
財部大将が檄
予定より六万超過・帝都学童疎開で縁故も十三万人
朝香大将宮庭木を燃料に下賜
隠匿品を増産陣へ・福岡県で悪徳業者に鉄槌
所有者は大臣級・寮とは名だけ・学童疎開阻む熱海の別荘群
勝利へ陸海軍一丸協力へ・日露の戦史に残る感激
愛情のお弁当もつて・集団疎開第一陣出発
帝都の女子挺身隊三万人
航空機工場へ四千二十名
貫き通す“屯田兵魂”総武装の先登に立つ北見国防隊
原嘉通氏逝去・男爵に
十円で当れば五万円・新債券「福券」近く発売
米誌が日本兵の髑髏を淐涜・法王庁も怒る
ル大統領も慌てる
九十年前に疎開論・水戸烈公が建策
幽霊で詐取した飯米九百二十俵・佐世保の下宿屋に鉄槌
サイパン同胞かく自決せり・敵従軍記者の筆に偲ぶ実相
生け捕つたぞ米鬼搭乗員・白昼の北九州空襲詳報
田中穂積氏逝去
中学生が死の陣頭指揮・滑空場作業で初の犠牲
鳥海に霊碑・校葬
船頭が一ケ月三千円以上・新興所得階級の納税調べ
東京都豊島区長崎第三国民学校父兄の皆さんへ
疎開児童が嬉しい入学式
イブラーヒム翁逝く
切符は忽ち売切れ・証明なし旅行の第一日
高須大将戦病死・五・一五事件の名判士長
野菜など六百貫・長野市からの買出部隊五百名捕まる
米ヤミ売り部落に勤労奉仕隊を出さぬ
大学生の手取り三十円・動員学徒の報償金
京都市一千余の寺院が野菜作りに寺院境内を開放
聖地の国土防衛隊・三重県各地で結成式
荒木十畝画伯逝去
白金も遂に回収へ
松平頼寿画伯逝去
官吏賞与一ケ月分繰上げ支給
戦争と犯罪・日本は激減・英米ソ三国の実状
味噌も醤油も翼へ・近畿軍監理部長が講演
一寸失敬の悪戯も厳罰・長野県の野荒しに警察の要望
瓦六枚盗んで懲役三年
学童面会に証明書・疎開地行き父兄に交付
一月四万七千人が限度
戦場の一句も床し・”人間小畑”追憶記
浮ぶ飛行機六万台・国民が年一回の旅行をよせば
柴は統制せず・三重県で値上がりに目を光らす
会はぬも子のため・疎開児童の面会に行かぬ母
盗品で工場創立・不良狩りの網にかかつた一万人
はがきと切手の行方・鈴木業務局長にきく
交番三四六箇所が消える・帝都の警備力に機動性
頭山満翁東方に合掌後逝く
国士頭山満翁・「誠」一本に貫いた生涯
転進祇園あれから半年・今は女子熟練工の腕前
東武と地下鉄に乙女運転手
この石に”京の歴史”三条大橋の土台石が一つ二万円
仲川小十郎氏逝去・略歴
決戦に怨念もさらり・調停裁判の窓口に描く世相
京都に世界一のダイヤ・実に四千四百カラット
月十円で六ヶ月・勤労者への哺育手当
月夜だけ”禁令破り”・敵襲化の現地糧食生産隊
敵弾受けつつ列車運転・ビルマ戦線に散つた玉置鉄道隊員
那覇殆んど灰燼に帰す・沖縄の死傷二百
浮ぶ十六万石・岐阜県で懸賞付き螟虫退治
沖縄へ送ろう寝具日用品
奉安殿死して護る・空爆下に散る九州学徒の面目
米兵に殺された両親と弟妹五人・獣性米国曝露大会の報告
出陣学徒の手紙(広告)
一椀の味噌汁で病気休学半減・盛岡中学を給食研究校に指定
一億総憤激米英撃滅国民大会
熊公が家畜の番・軌道に乗つた佐久郷開拓団
銃後の敵「話題詐欺」のあの手この手
木炭百九十滿俵・岩手から帝都へ温い便り
立派な豆駅員・木次駅に阿井校報国隊
引揚げる疎開児童・長野県安代温泉の事情
決戦服装で点呼・相国寺に馳せる臨済住職三百
俺たちは爆弾だ・記者の見た特攻隊出陣譜
軍神関大尉の遺族訪問記
朝日を一円で売つて検挙
京都で一世帯十五匁・大戦果初賀のアメ玉を特配
日本一は十四、五人組・表彰の子宝家庭は千六十六
米の不正還元が激増・長野県の経済事犯悪質化
路上の肉饅頭にご注意・警視庁が野犬毒殺を強行
村長をやめて巡査に復帰
熊野灘でイルカ狩り計画
一人なら奨励金二百円・重要都市の老幼者妊婦の疎開実施へ
白金の隠匿者は厳罰
米沢高女が学徒隊に檄(広告)
標準農村に”古き壁”の悩み・岩手県の優秀村にきく
応徴女軍が晴の門出・産報女子部長にきく
汪国府主席名大病院で逝去
竹製の硯石・佐賀県特攻課でも太鼓判
座布団綿も出陣・火薬原料に供出運動開始
郵便はがきに紙を貼れば二度使えます
油断は禁物・米誌の伝える敵国の近況
「都民食堂」お目見得・雑炊食堂は廃止
青刈麦や千葉を食糧に・東北六県の専門家が研究
ドン栗で満腹感を・岩手県食糧営団の出荷促進策
銀十四貫目の像・大隈重信候も出陣
死傷者五十八名・山陽線で列車追突事故
看板や土塀を撤去・岡山県で空襲に備え非常措置
出撃前に婚約女性と訣別・彗星隊の浅尾上飛曹
北九州空中戦の花形・覆面ぬいだ新鋭機”屠龍”
縦横に大トンネル街・鉄壁のラバウル地下要塞全貌
故紙出せば塵紙を特配・雑誌の引換制は廃止
秋田清氏逝去・略歴
「雷電」「零戦」の殊勲・学徒も交る三勇士談
学校の焼跡で遙拝・杉並区国民学校訪問記
眠る資金六百万円・岩手県の自作農創設運動
永井柳太郎氏逝去・略歴
来襲のB29に馬乗り卬き落す・生還に輝く「震天」中野機
疎開者の住宅問題・山形県警察の悩み
井上哲次郎氏逝去・略歴
”忠霊塔”より翼・上京の村長を一喝した矢野提督
”津波だ逃げろ”任務果して殉職した堀江巡査と妻子
十時以後は警戒管制・防空総本部が全国に通牒
敵の鋲後も戦つている・米が飛行機増産に狂奔
未届け後は恩師・勤皇隊の突撃戦法
必沈まで死に急ぐな・石腸隊々長富永中将が永訣の盃
コソ泥も死刑・空襲下の犯罪に戦時刑事特別法を実施
米五千俵とヤニーネ一トン・比島独立一周年に寄贈
山下亀三郎氏死去・略歴
まだある燈管紊す不所存者・官庁の一部にこの醜態
防空に工場長陣頭・自ら犠牲に数百名の工員救ふ
民間鳥人B29屠る・工場の新鋭機駆つて一機を撃破
一木喜徳郎男逝去・略歴
ニセ札や新聞雑誌・敵の謀略空襲あの手この手
陽光浴びる日蔭の女性・兵器工場へ松江から三十名
入浴難に悩む山形市
漏光に罰金刑・帝都で初の防空法違反
進んで「白襷戦士」志願・内鮮台十余万の同胞の歓び
関ノ五本松公園に霊塔守り十五年・恒松翁が名残りの下山
末次海軍大将逝去・略歴
待乳山親方が火達磨の敢闘・鮮やかに焼夷弾を制圧
コラム
窮迫した食生活
懲罰召集「竹槍事件」
劇場受難 菊五郎の心意気
戦場の「白い花」「黒い花」
庶民のいこいムーラン・ルージュ
「あ号」作戦発動
「東條首相を暗殺」TM計画
「捷一号」作戦
”白骨街道”を行く
パリ解放
連合艦隊の壊滅
”自殺飛行機”神風特攻隊
「大本営発表」のウソ