新聞集成昭和史の証言　第１０巻

皇室　天皇・皇后・皇族・宮中行事・宮内省関係・関連話題
昭和十一年
選歌一席は大阪・宮中歌会始
皇族方続々御参内・重要御懇談
斎藤・高橋両重臣に陛位叙勲の御沙汰・渡辺総監にも余栄
対外文書の御記載に今後は「日本国天皇」と御改称
大御心農村の上に・十二度勅題は「田家雪」
大元帥陛下、阪神沖観艦式御親閲
鈴木侍従長の後任に百武大将を決定
政治　国会（府県会）政党・行政・財政・法令・選挙・関連話題
皇紀二千六百年に備えよ（社説）
赤の窮鳥を救ふ「思想犯保護観察制度」案を今議会に提出
日サ国交調整は極東軍撤退が先決外相、議会で演説
第六十八議会解散・政府の解散理由
全国新有権者数調べ
総選挙へ政民両党の表情・意気込む新顔連
総選挙への立候補届出好調の原因選挙題目と国体明徴問題・内務省の取締り方針
実戦期に入った総選挙・各派は如何に戦ふか
党閣僚の選挙運動に首相が自粛を要望
政党更正への萌芽・総選挙後に来る波瀾
立候補者八百七十八名で締切り
選挙公報早くも失敗・内務省に廃止論
総選挙・各派の皮算用を打診
新人進出に狂喜の社大党
悲風惨たり政友陣、鈴木総裁落選民政、圧倒的強さを示す
凱歌高し社大党・得票新記録の加藤氏・涙をのむ政友会本部
目覚しき無産党の進出（社説）
民政党遂に第一党・政友の惨敗と無産党進出で粛正選挙終る・当選者一覧
総選挙回顧・変転常なき政友会は国民の指弾を買ひ民政党は漁夫の利を占む
与党遂に捷つ（社説）
選挙結果を尊重せよ（社説）
惨敗の政友会に更生運動の兆
岡田首相死亡で後藤内相が代行・即時総辞職・帝都に戒厳令
戒厳令下に治安維持さる・財界も平穏に推移
町田商相、蔵相を兼摂・直ちに辞表
一億臣民一致の義務（社説）
岡田首相は生存・内相の首相代理解かる
難局の真只中に西園寺が入京
後継首相銓衡に園公終日動かず
後継内閣組織の大命・近衛文磨公拝辞
後継内閣組織の大命・広田弘毅氏に降下・内大臣湯浅宮相・宮相に松平大使
馬場財政なら増税不可避・財界の観測
難関打開の気魄と用意（社説）
広田内閣成立・寺内大将入閣受諾支柱は馬場蔵相
馬場蔵相、歳入増加に増税・低金利の実施を声明
一木枢密院議長が辞職、後任に平沼騏一郎男親任
近く五相会議設置
警視総監石田馨氏ほか県知事内定発送電力事業の国営断行・頼母木逓相の決断
土地は耕作者の手へ・帝国農会が土地制度調査へ乗り出す
小作法制定も問題化せん
大蔵省の目論む増税、増収の対象慎重に考慮
司法部の「人事公平」のため委員会設置・林法相の腹案成る
統制経済の新動向・事業中心政策から公益本位へ転換せん
専任文相に平生○三郎氏決定
商工相後任に民政党小川郷太郎氏
治安警察陣再建に高等警察復活
十一度予算原案成る・総額二十三億七百万円・公債増発二千七百万円
専任外相に有田八郎氏・抱負語る
貴族院改革の打診・近衛公乗出す
内閣審議会は廃止・調査局を拡大
政友会総裁の更迭問題内燃
東人西人
貴族院改革と華族制度
南方国策一元化へ・台湾総督の権限拡大し南洋も統轄・武将総督を親任
小栗前総監以下五首脳を譴責処分
有田駐支大使後任に川越総領事を抜擢・南京政府好感・起用事情
「貴院令」に限局せず広範囲に貴院改革・各派交渉会で一致
地方長官異動発令
帝都反乱事件の一部解禁（社説）
民政党の新陣容成る
富田（民政）岡田（政友）両氏、衆院正副議長に当選・戒厳令下の両院
時の話題・議長の党籍離脱・要は尊敬と権威
貴院改革に躍る人々・熱情の先駆者近衛公・反対の共同戦線を張る青木、渡辺両氏ほか
戒厳令下の大衆陳情は禁止・米穀商の上京を制限
立憲政治の威信確立へ・政府、政党が協議
非常時議会、異常の緊張・首相時艱克服聖明に応え奉る旨強調
陸相、粛軍の決意を表明
外相、ソ聯の軍備に重大関心・日支国交に言及
両院、陸相の真摯な態度に好感
軍当局の決断を望む・衆議院で斎藤隆夫氏の熱弁
堤氏、三相会議で苦言・予算総会
軍人の政治不関与（社説）
化粧品税新設・ビール専売考慮・馬場蔵相が言明
銀行合同は一県一、二行主義・蔵相が予算分科会で言明
津村氏の将校誹謗に軍部が陣謝取消要求・貴院で失言
津村氏、謹慎・研究会を脱し議場で取消陳謝を言明
貴院に前例なき懲罰・津村氏遂に議員拝辞
政党の戦陣を見る・成長した無産党・傾聴させた其主張
米穀三法案、共同附帯決議付で衆院通過
両党の対立点暴露・委員会経過
非常時国会の特色・政党と官僚の対立激化・粛正選挙の欝憤をぶつけられた潮内相
新官僚・まわれ右、警察も治安維持に専念・潮内相の方針
聖旨奉体決議案可決・掉尾の衆院骨抜きで不穏文書法案を認める・各派が当局と折衝
取締法案承認の代り官僚の重圧許さず・両党幹事長三相と会見
議政に現はれた政治動向（社説）
全判事が法相に爆弾建言・人事制度で日頃の不満が表画化
特別議会にみる官僚と政党の相剋内務省攻撃は政党排斥か因由
傍杖を喰った二法案
電力国家管理の基礎案成る・特殊会社が発送電を直接運営
台湾総督は海軍将官が最適・中川総督が拓相と会見
電力統制は事業法運用だけで充分国家統制案に業者の見解
地方中間機関の設置に内務首脳は反対・地方長官と対立
省廃合や無任所相は預り・行政機構改革の根本方針
国民の保健確立に「衛生省」設置・陸軍が積極的に乗出す
義務教育延長一本槍・平生文相の方針決る
一県一行主義について（社説）
軍部両相、各省大廃合を含む改革案を提出
法相、司法国策を詳細説明・国策審議閣議の第二日
租税と印紙収入・十年度は最高成績
軍部の国策全貌・国防十二年計画前半経費卅億円
義務教育延長案に調査局が反対
農林国策案成る・農地法制定と七大振興策を決定
戒厳令解除の緊急勅令実施と各関係方面の態度
緊急勅令公布実施・帝都明朗の昔に戻る・戒厳日誌
ガソリンなど四税目・三億四千万円を増徴・調査局独自の増税案
増税をどう見る・各派に聴く
サラリーマンに内務省の親心・職員健康保険案成る
吉田調査局長官が重大進言・農村対策と医療国策の実現が急務
恩給金庫を創設・大蔵省議で決定
工廠職工の組合参加禁止問題・社大党が緊急代議士会で抗議に決定
平年三億円の増税・法人、富裕階級に重課・馬場税制改革案を閣議で諒解
公侯爵議員の世襲と多額議員の廃止、新た職能代表参加など・貴族院改革の調査局案成る
人造石油大増産の二法案を来議会に提出
軍一部の議会制度改革意に政党硬化、民政党が陸相の意見聴取へ
民政中緊分子、ファッショ撲滅を決議
政友、党出身閣僚への不満濃化
大衆参政権剥奪・社大党反対声明
帝国議会の新議事堂晴の落成式
陸軍の「政党政治観念」今後飽く迄追求せん
「議会政治否認」糾明に陸相の出席要求・議院制度調査会で政党委員の糾弾に首相窮地に立つ
陸相の出席、結局不可能か
政党は復興するか・過渡的対処に悩み「新使命」如何が活力素
陸軍態度を緩和・調査会に非公式懇談として出席
鈴木待従長後任に百武大将・銓衡事情・略歴
次期政権を目指す人々・近衛公の心境打診・担ぎ屋の多い宇垣大将
公債消化に立法手段・政府議会へ提案に決す
陸相の説明一応諒承・現役軍人の政治関与の範囲
吉田氏内閣調査局長官を辞職
国民教育の画期的改革・文部省が成案
枢密顧問官二氏補充
明年度予算案卅億円を突破
新議事堂に第七十議会開院式を拝観記
軍事・外交　対外交渉・陸海軍の動き・関連話題
経済外交に踊る人々
排日空気を一掃、速に具体案を示せ・南京会議に外務省の方針
北支駐屯軍の拡充・司令部は台湾軍に準拠・軍部、明年度予算に要求せん
軍縮会議決裂へ・海軍当局見解
軍縮会議の決裂（社説）
軍縮会議を脱退・我全権が最後の獅子吼
軍縮会議脱退・帝国政府中外に闡明
最終論戦に見る列国の態度（社説）
横鎮海軍少壮士官が時局問題で米内長官に強硬進言
永田事件の軍法会議公判開く・劈頭から大波乱
相沢中佐、犯行への心境陳述
相沢中佐の犯行調書
軍民一致の道徳観念（社説）
真髄を理解せぬ訊問は遺憾・満井弁護人が二の矢
「天誅」と叫んで斬つけた・相沢中佐の供述
逆に本部へ公認料五十円也・無産党も総選挙へ第一歩
永田事件公判・訊問は核心衝く・鵜沢弁護士起つ
在郷軍人会が「国防と総選挙」の小冊子を全国に配布
永田事件第三回公判・国法侵犯を認む・鵜沢、満井両氏も起つ
鵜沢博士、政友会を脱党し相沢弁護に専心・声明書内容
財界人や高官を証人に申請か
非公開厳戒中に橋本中将が証言永田事件第六回公判
永田事件、証拠調べに入る
林大将法廷に立つ・永田事件当時の陸相
林大将、二時間余の証言・果して公開禁止
斎藤内府、池田成彬氏を証人に申請・永田事件公判に弁護側の決意
外地兵の交替発表・第一師団は日露戦後初の渡満
真崎大将の証人喚問決り、痛苦をおして出廷の決意を語る
事件の動機めぐり満井弁護人の熱弁・証人申請の理由を陳述
真崎大将出廷し訊問四十七分で退廷・喚問手続の問題か
一部青年将校が重臣を各所で襲撃帝都に戒厳令
戒厳司令官下の軍隊、大命を奉じ行動中・戒厳司令部発表
叛乱の下士官兵殆ど帰順・戒厳司令部発表
叛乱部隊鎮定・将校十五名免官
叛乱軍の野中元大尉は自決
陸軍、強力内閣を要望
翻意勧告空しく天野少佐自決
叛乱軍とも口論して片倉少佐射たる
陸軍の全長老、恐懼引責し現役勇退を決意
騒援事件の全貌・戒厳司令部発表
教育総監後任に西大将発令
外部から四名潜入・軍幹部として参画
四大将は予備役に・関東軍司令官後任に植田大将
河野元航空大尉自決・牧野襲撃で負傷
叛乱軍参加の兵士、大部分は留置を解除
軍需工業の監督を厳しく利潤を大衆化・陸軍積極的に乗出す
事件責任と人材抜擢・寺内陸相が大異動を断行
陸空軍、新練習機を制定
広田積極外交の第一歩・長嶺子事件を契機に対露交渉本格化
長嶺子事件の全貌
国境紛争事件（社説）
木更津と鹿屋に海軍航空隊を開設
香椎戒厳司令官待命、後任岩越恒一中将
陸軍関係の軍需工業、国家統制の必要痛感
粛軍の本義、一兵士にも徹底させよ・陸相が軍司令官師団長会議で訓示
本分に悖る政治行動・陸相の訓示（社説）
五・一五陸軍側被告六月一日に釈放
外務省、対外文書は「大日本帝国」に統一
ソ連、小型潜艦を浦塩で建造・我海軍も対抗せん
我対外工作の重点・三相会議に期待
国境紛争・露国側が我主張を承認有田外相、ユ大使と会見
陸軍「天保銭」廃止・当局談・五十年の歴史
海洋開発の急務・海軍パンフレットを頒布
相沢中佐に死刑宣告・判決理由書陸軍当局談
列国建艦の全貌・海軍当局資料を提出
津村氏（貴院）の将校誹謗に軍部が取消陳謝を要求
陸海軍の官制改正・大臣、次官を現役将官に限定を明示・人事の実権は大臣に委任
陸海軍大臣の現役武官制（社説）
変装、偽名で帝都内潜伏か・関係者の語る大胆な行動
何処に潜むグロ殺人の妖女・鍵握る大宮氏留置・金に汚ない石田
「大日本外交文書」二年半ぶりに第一冊完成
有田外相が声明し日支親善の指針を闡明・張外交部長の演説に酬ゆ
軍部の対政局態度は庶政一新と国防充実
日満治外法権一部撤廃の条約調印
陸軍、国境紛争激増に深甚の考慮主なる事件概容
ブラジル邦人の危機に外務省見解
軍部、軍需工業の統制強化に積極的・主眼は民間工業の助成
駆逐艦「菊」を旅順に派遣・邦船不法射撃事件
舞鶴要港を海軍工廠に昇格、旅順要港部など強化
宋軍兵士、北平郊外豊台で我将校に暴行
宋軍の海日事件の真相判明
青島監視船の不法事件で南京政府の責任追求
相沢元中佐の死刑執行さる
二・二六事件軍法会議・叛乱軍の香田元大尉以下十七名に死刑判決
憂国至情諒とするも聖諭に悖る罪重大（社説）
軍需品購入に涜職・前造兵廠長官植村中将らを軍法会議へ・両氏略歴
香椎中将他十二名を予備役編入
相次ぐ上海の不祥事件に陸軍隊決意を表明・近藤司令官、市長訪問
軍部の国策全貌・国防十二ヶ年計画・前半経費卅億円
中国領事を偕称わが機密探る一味を徹底的弾圧・朝鮮軍司令部声明
国防を主眼に国家組織を再編成へ陸軍、実現に邁進せん
陸軍士官学校が座間移転決る・六十三年の回顧
陸軍省の官制改正、兵勢局設置など時代に適応
陸軍、航空兵団司令部を新設、各飛行聯隊を統合
陸軍定期大異動決る
陸軍、憲兵制度の根本改革を決意
朝鮮総督更迭・宇垣大将の後任に南次郎大将・銓衡評
対満経済策の基調は資本主義の修正・陸軍が小冊子発行
電力国営問題・池尾氏の反対論に磯谷軍勢局長が軍の真意を強調
今ぞ北支対策確立の秋・統一策北進に先手、不動の決意闡明の要・川越・蒋会見こそ転機
駐ソ大使後任に重光外務次官を任命・略歴
成都事件の発生（社説）
駐日スペイン公使館、革命軍支持を声明
成都事件で邦人救出を要求・須磨総領事が張部長に厳談
排日掃滅の強硬方針・外相、軍部両相が一致
台湾総督後任に小林海軍大将決る
成都事件と関聯、国府の責任を追求・陸海外三相が強硬対策
陸軍、官業労働団体に他組合との握手を禁ず
南支形勢重大化に駆遂艦三隻が出動
北海の十九路軍、我調査員の上陸拒否・須磨総領事が警告
日支交渉劈頭から難関・基本問題で意見対立
満州国の画期的改革・協和会の機構を強化・植田司令官指示
九・一八の夜豊台で日支軍衝突
今度は漢口事件・海軍陸戦隊を内地から増派
わが陸軍隊員上海で襲撃され死傷三名・乃川長官重大請訓
最高責任者として蒋氏との直談判要求・外相、許大使に強調
蒋氏、国交改善に努力を誓約・川越大使と会談後コミュニケ発表
絶対平等の原則・支那側の発表
徴兵適齢を十八、九歳に繰上げ・関係当局が真剣に考慮
陸軍、満州資源開発を積極化、投資警戒の誤解一掃し作戦資材の補給確保へ
ソ連の虚偽的宣伝に反駁・屡次の不法越境で関東軍真相発表
北支・防共で日支間の意見懇隔・須磨総領事帰朝し政府の決裁仰ぐ
国境問題の対立（社説）
日支交渉は互譲により解決・外相の訓令案を携行須磨領事帰任
阪神沖で晴の観艦式挙行
全資源を国防に集中、陸軍が国家総動員法の制定を考究
陸軍、国防国家確立強調・パンフレットを発行
日シャム通商条約廃棄に応諾、新条約締結へ
海軍定期大異動内定・連合艦隊司令長官に米内中将・次官山本中将
綏東問題の重要性（社説）
陸軍の内情を描く・革新の水先案内として現内閣指導に自負
日本を見縊る蒋介石氏、川越大使に会見要求
日独防共協定に調印
日独防共協定の外交的意義（社説）
英仏両国の反響
日独防共協定の真意義・人民戦線の刺戟・ソ連の憶測正体暴露
陸軍造兵廠疑獄の全貌・植村中将九年間に四万六千余円を収賄
内蒙古軍の行動・関東軍が決意を発表
日伊新協定成立・概成事実を承認
日独協定の疑問（馬場恒吾）
勅諭捧読の誤りから後宮少尉自殺
支那さらに挑戦的態度・外務省声明に詭弁を弄して反駁
華府・倫敦両条約愈よ失効
経済・産業　経済一般・産業・交通・通信・運輸・社会福祉・労働・関連話題
一年間の建築費は全国で十億円也蔵相のいふ「景気のバロメーター」
定期航空網の完備へ・無電局と航空保険開設
兌換券発行高が膨張の傾向顕著
十一年の財界展望・郷男の所感
負担過重物語る農村疲弊・臨時地方財政交付金案で内務省調査結果
大阪の工業生産額、工場・職工数未曾有の超記録
全国自動車台数は十三万四千余台
膨れる満鉄社員六万二千名突破・来年から採用を激減さす
待望の日支無線電話いよいよ開通
戒厳令下の財界、平穏に推移
叛乱・金融界への影響
日銀貸出し新記録・兌換券十六億二千万円
二・二六事件の経済界への影響・東京商工会議所調査
兜町に暴落の大旋風
公債遂に売止め・日銀発表
日銀、公定歩合一厘下げ実施・日銀利子の歩み・主要国の金利
姫路・津山間遂に開通
時局下の三井・統制集中か分散か合名の改組せまる・郷男は否定
雪の農作物被害・山形県第三位
三井が重役停年制を実施・池田氏は引退
ガソリン値上・一ガロン五銭方
我が対満投資総額七億八千余万円
住友首脳部異動・業務の刷新企図
生糸の宣伝費に二百五十万円・神戸横浜二輸出組合が拠出
満鉄の財産評価十五億一千余万円
一県一行主義について（社説）
春蚕予想収繭高は記録的減収・但し増収約四千万円
財界好転を反映・国民所得が著増
取引所改革説に立会停止・浮説一掃に政府声明
日銀、勧銀、興銀と地方銀行を密接に連繋・金融統制急進展
勧銀、府農銀を合併
人絹紛争の裁定案・商工省が発表
池尾氏、陸軍当局に「電力国営」反対を強調
農山漁村の負債四十億九千万円・十年八月現在の調査結果
米第一回予想収穫高昨年より一千万石増・六千七百万石を突破
輸出税に絶対反対・綿業など十五団体が緊急協議会で声明
工場数五万・六十億円・四十県の工場調査
「老いたるお坊ちゃん」財界の大御所郷男去って頓に淋し
十年の貿易外収支、稀有の支払超過
文化　学術・教育・芸術・芸能・出版・報道・関連話題
テンプルちゃん訪問記・年収廿五万ドル・一週間のお小遣十七円
飲みすぎでトラケンになったエノケンに警視庁でお叱り
評論家の地位（赤外線）
憲兵と警官が衝突・大阪劇場の椿事
新映画をみる・松竹「奥様借用書」日活「人生劇場」新興「子負ひ虫」
東京市の高級女教員整理案が却下され問題化
漱石をこなす女流名訳家を発掘・森田氏らが推す南条勝代さん
学童服も国防色・名古屋の小学校四月からカーキに統一
京都派が結束して出品中止を決定新帝院問題、新文相に期待
パリへ乗出す俳人虚子さん
行結った新劇界に自己解消が続出岸田氏が研究所を創立
商大「杉村」問題再燃・十四教授が辞表・双方の言ひ分
商大の積弊一掃・文部省は三浦学長に一任・十四教授の声明書
天理教本部に深刻なお家騒動・純信仰派と政策派の暗斗明るみへ
日本映画監督論（岸松雄）
新アカデミズム誕生・帝展日本画の入選発表結果
夏川静江が涙で訴へる谷幹との結婚の真相
美濃部博士、自邸で狙撃され軽傷
よみうり文芸抄
女子学習院がレビュー禁令
王仁三郎、二月半ぶりで送局・訊問始まる
幸四郎の心意気「勘三郎」を復興し名跡を高弟高麗五郎に譲る
非常時に縁のあるチャップリンが入京
山口県下高女、四月から英語科を廃止
山本有三氏、遺伝から失明
王仁三郎ら首脳八名起訴・大本教解散と建物破却命令
残雪に春雨佗し綾部大本部・岩村刑事局長談
硬骨真鍋教授が帝大「積弊」へ爆弾物療内科の冷遇に憤慨
中学生と映画・イヤといふ程見せて免衛性作らう・保導協会の方針
在野スターの大同団結・近藤伊与吉、徳川夢声らが中心
苦脳の作家・牧野信一氏が縊死
新響騒動解決・近衛氏と訣別、放送協会に専属・洋楽放送に一エポック
三浦商大学長の勅語誤読に処決・岩田教授辞職の真相発表
事件とその反映・二・二六事件の取り上げ方（谷川徹三）
雑誌の認識（谷川徹三）
牧野信一の自殺（壁評論）
大正文壇の女王・田村俊子女史が十七年ぶり帰国
世界の若人に呼びかけて「日本文化賞」の制定
四月の芝居・丸の内有楽座評（水木京太）
四月の論壇・（二・二六事件＝林癸未夫）
今は華やかな歌手・元を質せば？レコード界の変り種調べ
百万長者の洋画家佐分真氏が自殺「価値なき我」に自己批判
テレヴィ実用化へ放送協会が綜合研究所を設置
学習院の教育改革「乃木精神」の復活めざす
病床の徳田秋声氏に同情・島崎氏らが援助の手
「世界女性史」の呼びかけに日本女性陣も執筆開始
小説の運命（伊藤整・芹沢光治朗）
行動への思慕と文学（論評壁）
よみうり抄
文部省の親心空し・赤の高校生六百名が復校不能
在米の坂西女史が啄木・晶子歌集を翻訳して上梓
二年半ぶりに「外交史」第一冊・外務省一息つく
吉田紘二郎の「感想」を十数年盗んでゐた高女教頭が発覚
教科書の国体明徴に国史も書き直しに着手
東大の河合博士が七年勤めた高文委員を除外さる
健康で明朗な「国民歌謡」大阪ＢＫが連続放送
志賀暁子の予審終結公判へ
左団次が自由劇場の再建を決意
長谷川伸氏、松竹と絶縁・「瞼の母」無通告中止に憤然
救世軍本営に対抗、福音十字軍を結成・古賀氏らが同志糾合
統制の世と文士経済学・無駄遣ひをどう裁く（丸木砂土）
浪費代表の弁（尾崎士郎）
帝院崩壊の危機・六重鎮も文相に叛旗
レントゲン活動写真の撮影に成功若き学徒が世界に輝く業績
不敬犯人の元女優高島愛子捕はる流転の女早発性痴呆症に罹る
待望の日蝕・日本部隊、女満別の観測に成功
「新恋愛論」の批判・何が新しい貞操か（神近市子）
第三回日米学生会議開く
俳優と作家側から国立劇場建設の運動・議会に建議案提出
尾上菊枝さんが能狂言の野村万介氏とスピード結婚
五一郎一座が解散・江川劇場閉鎖
ローマ字論争六年・調査会式に凱歌・教科書や駅名など統一
水久保澄子さんが超特急「国際花嫁」比島青年医師と結婚
筑風氏の忘れ形見高峰三枝子さん一躍映画スターに
立大生全員が受講拒否・木村学長排斥に邁進
新劇界の悲劇・どん底に夫を失った山本安英の嘆き
ニセ教授を仕立て受験生を喰ふ学生
木村立大学長、遂に辞職・騒動の責任を感じ
銀幕スター法廷でも大モテ・志賀暁子の公判で傍聴人が殺到
新作落語の是非（辰野九紫）
賀川豊彦氏を派しタゴール翁招く外務省文化事業に急進出
ＡＫ「政治家の夕」安部磯雄氏の放送中止・放送一時間半前に改訂を迫られ
レコード界の話題・浪花節と流行歌が王座争ひ
誇り顔の新宿・無限の伸張力で娯楽街の王座へ
剣劇の辻野良一が温泉へ情死行
レントゲン治療の先覚者宮原博士尊き科学の犠牲者に学界がそそぐ哀惜
日蓮宗に渦巻く管長選挙・身延山と藻原寺の両師
関西の中村福助が東宝へ走る・別れらぬ恋を語る
日本文化の飛躍期待・横光利一氏が欧州視察談
「芸術は愛慾以上」松山芳野里と智恵子夫妻が結婚解消
上流家庭を蝕む不敬の邪教流布で島津女官長ら四名検挙
「恋の冒涜に抗議」宝塚演出家中西氏と阿古屋さんが婦人公論社を訴ふ
ロッパとエノケン顔合せか・ＰＣＬのお正月映画企画
女流洋画の草分け・填原女史が危篤・宿命的な人生悲劇
伏せ字の悪用を断乎一掃・内務省の方針きまる・識者の見解
日本南画院を解散・翠雲氏声明
浅草評判記・ムーラン・ルージュＡと新喜劇座の対立
日活太秦に於る監督の二潮流・池田、辻対山中、稲垣
小学校教員俸給費の地方負担を軽減・国庫六千万円を補給
芦花翁の住居敷地を東京市の公園として寄付・愛子未亡人が申出る
藤島武二画伯が官展解消の爆弾声明
最低の青森県の代用教員月俸は十六円・調査に表れた残酷な数字
大検挙の「ひとのみち教団」初代教祖が連行され色を失う本部・教団の全貌
豪荘な赤銅の仮本殿・驚くべき本部の諸施設・信者になるまで
ビクター花形歌手が改革要求を提出してスト
懺悔の手記を認めて、初代教祖刑務所入り・検察陣は第二段の活躍
外国映画にもお灸・内務省が統制に乗り出す
法隆寺に学説異変・物いふ発掘礎石・北室説は覆えるか
世界一の大勝訴！二億七千万円也京都の発明家島津源蔵氏
史実を繞る虚実の論争・「秘密会見」は嘘・海舟追賛会が府に抗議
筆をすててダンス教師へ・国枝史郎氏が急転回
日本の地名語原私考（青柳有美）
学習院高等科生十余名に登院禁止
世界初の戦争史・一身一家を賭し武人畢生の大業・第一巻を出版
巣鴨の若妻殺しの中根、証拠なしと免訴・検事局直ちに抗告
「余録」（ひとのみちの教訓）
翻訳家協会が誕生・プラーゲ事件の落し児
また一つ消える「江戸」・講談定席金車亭が浪曲に転向
日活更生の鍵は大谷松竹社長の手へ・債権肩代り契約成る
森戸辰男氏、美しき女弟子と同棲悩みを負って東京へ
テンカツ騒動・浅草で興行の天勝が本物から訴へられる
エノケンが独立・舞台は松竹、映画は東宝へ
病める万三郎翁に演能遠慮の禁令令息の途中代役に涙の処置
検事の論告と「女の一生」（山本有三）
「ひとのみち」教団本部を大検索
国立劇場建設に俳優協会も請願
氾濫するアパートに学生の風紀上から文部省が対策を考慮
何故女流作家に大家はいないのか（女流作家座談会）
下田歌子女史の遺言書・栄誉一代絶家せよ・遺産は愛姪へ
春遠し「書斎の老兵」河上博の仮出所許されず
咢堂翁の小冊子発禁・レコードの「可愛がってネ」にも鉄槌
時事新報社、毎日へ合併・両社首脳が故福沢翁の墓前に報告
娯楽街が吸ふお客の七割は映画ファン・警視庁の興行場入場者統計
松竹歌劇にまたも桃色争議？
社会一般　世相・話題・天地現象・事故犯罪・司法警察裁判・紛擾・医事衛生
前科八犯の男が「派出婦殺し」を怪自白・当局は疑ふ
勤め先と名前も同じ・二人「正雄」が心中
「派出婦殺し」天丼食べたくての大ボラと判明
女給二人がナゾの死・同性心中？三角関係？
悪親方は痛い！街の子を収容に保護協会が起つ
小張警部補の収賄事件・全員有罪
赤の窮鳥を救ふ「保護観察制度」案を今議会に提出
ちょんまげ全権がハワイ奴隷移民を救出・上野景範の日記で発見
強談判で使命果す・令孫談
白衣、冠の異形廃止・内鮮融和に大阪矯風会が乗出す
オランダの若き学者の助手として海を渡る美しき遊女
自殺寵児の青酸加里が野放しで跳梁
法王も一兵卒・大谷光照伯が入営
デパート・映画館等の空気を取締る・四月から検査官を派遣
伊藤魔子さんが十年振り里帰り・大杉栄氏の遺児
生田長江氏逝去・略歴
客車二輛が揮発油の爆発で火の海女学生四名焼死・北陸線の椿事
赤の転向者に就職の門を開く・大阪の貿易商が願ひ出る
新春から犬も喰はぬ訴訟沙汰
日大生殺しの実妹栄子が世に訴える手記「不可思議の真実」
全日本労働総同盟の合同宣誓式
マダムと事務員が浴槽で心中
憲兵と警官が衝突・大阪劇場の椿事・関係者の言ひ分
白昼に美人若妻が絞殺さる・捜索線上にナゾの男登場
エロ行為の喫茶店に警視庁が恐い顔・銀座の女給調べ
電話一つで来る救急自動車が勢揃ひ
高野山管長の孫がジャズ唄ふ彼女愛の逃避も今はゆるされ楽しい千日前
巣鴨の若妻殺し・当局が夫の犯行と確信する理由と夫の生立ち
大阪の脱税疑獄大詰へ
総選挙へ政民両党の表情と意気ごむ新顔連
芸妓や映画女優の豆撤きは御法度
脱税疑獄の犠牲・辻阪元大阪府会議長が独房で縊死・自殺までの経緯
小学校長毒殺魔に死刑を求刑
獄死の辻阪氏を慕ふ愛妾が後追ひ心中を企つ
永田事件公判・満井弁護人の提言で劈頭から大波瀾
相沢中佐、犯行への心境を陳述
相沢中佐の犯行調書
大山氏が加藤勘十氏支持の電報
真髄を理解せぬ訊問は遺憾・満井弁護人が二の矢
「天誅」と叫んで斬りつけた・相沢中佐の供述
成績より人物本位・経済界の活況から就職難も緩和
逆に本部へ納める公認料五十円也無産党も総選挙へ第一歩
大切な性教育・母親から吹込め・山脇高女教諭竹田菊子女史談
非常時の重圧反映・労働争議激減
大吹雪の博多湾外で彦山丸沈没
故吉野作造博士の令嬢と吉田子の令嗣が結婚
松田文相急逝・閲歴
あの黒田雅子さんが家出・朝鮮富豪との縁談を嫌い自活の途選ぶ
永田事件・犯意問答に入り、鵜沢氏起つ
帝都に四十九年ぶりの大雪・全市三分の二が暗黒の街
草津奥地の鉱山に霊崩、四十四名が惨死
「此頃は金・金…」元共産党の社長宇都宮徳馬君の快気焔
永田事件・第三回公判・相沢、国法侵犯を認む
相沢中佐弁護に公正を期し、鵜沢氏が政友会脱党声明
財界人や高官を証人に申請か
少年を待つ職場・一番多い小店員と家事見習
橋本中将、非公開で証言・永田事件第六回公判
永田事件の証拠調べに入る
この山村、湖底に沈んで浮ぶ五千の村民・小河内貯水池計画認可
林大将、法廷に立つ・永田事件当時の陸相
林大将、公開禁止で二時間余の証言
総選挙ゴールへ四十八時間・血眼の大目付陣と火花を散らす狂躁曲
直木氏未亡人が下宿屋開業
恐るべき女学生気質・制服を着かへて銀座に出没
斎藤内府、池田成彬氏を証人に申請・永田事件の波紋
真崎大将の証人喚問決り病苦を押して出廷の決意語る
最低選挙費千五百円にお釣四十七円・公約果した安部党首の台所
美濃部博士、自邸で狙撃され軽傷犯人は警官の乱射で瀕死
大阪、奈良地方に激震・震源は大和川中流
喫茶店を占領する制服少女群・近ごろの尖端風景
満井弁護人、証人申請の理由に三時間の熱弁
小河内貯水池、五年ぶりの調印
真崎大将出廷、四十七分で退廷・喚問手続きに問題か
青年将校が各所に重臣襲撃・内府首相、教育総監は即死・蔵相、侍従長は重傷
戒厳司令官告諭・財界は平穏に推移
治安維持の権限、軍司令官に移る
高橋蔵相薨去
流言に惑ふな・帝都の治安維持全し・戒厳司令部発表
騒擾部隊は永田町付近に屯す・戒厳司令部発表
叛乱軍下士官兵は殆ど帰順・兵に告ぐ・住民避難の要領など発表
一旦は武力弾圧を決意
岡田首相は生存・射殺されたのは義弟
叛乱部隊鎮定・将校十五名免官
帝都平穏に帰す（社説）
襲撃より帰順まで・戒厳司令部のラジオ発表放送
身代り義弟の遺骸を新たな棺に移す・悲喜交々の岡田邸
叛乱軍の野中元大尉自決
天野少佐、責任感から自殺
片倉少佐、叛乱軍を突破せんとして射たる
殉職五警官に弔慰・現金二万円を突破
騒擾事件・民間側の四名全員収容山本元少尉も自首・四名略歴
騒擾事件全貌・戒厳司令部発表
外部から四名潜入・幹部として参画・戒厳司令部発表
鎮圧は軍隊に一任、治安維持に努む・警視庁は一時本拠を移動
警視庁に篭城数十時間・交換嬢が見事に任務を固守す
河野元航空大尉が自決
反対論も物かはダンスホールの繁盛ぶり
独身氾濫時代へ贈る無産花嫁学校
検事八十余名が結束、光行検事総長を弾劾
北一輝・西田税等百数十名を検挙二・二六事件に関連し
老舗と近代資本の相剋・日本橋通りの家賃調整
騒擾に紛れて売国的な怪行動・某国大使館通訳など取調べ
内田康哉伯逝去・略歴
女は甘い「肩書」の魅力・ダンサー・女医・人妻まで毒手に
帝大入学をすて雪の天城山心中
東京市の市政革新へ中堅吏員起つ市長に熱烈な上申書
「ミス日本」がメキシコの犯則局長で活躍
一日七時間労働、一ヵ月で僅か七円・大東京の内職調べ
軽井沢の林中で元女優を絞殺した廿歳年下の男
入江為守子急逝・略歴
夫の腐乱死体撫でつゝ神をよぶ狂信の内妻
ホテル六号室の恋・女歯医専生が心中・引取手なき片割れ男
胸を搏つ二・二六事件秘史・従容たる重臣たちの最期
岡田前首相の奇蹟的脱出・護衛兵や女中達の苦心
清貧前首相、再生の恩義に酬い全財産を投げ出す
慕ふ男の再婚に女アナの自殺
山本条太郎氏逝去・略歴
勝美前夫人の出所を前に児玉博士が再婚
川崎商相逝去
犯人逮捕より「民の声」に重点・治安警察陣の再建へ
古賀検事正狙撃事件発表・苛酷な取調べに憤慨して兇行
カフェー街に異変・キャバレー型が進出
二・二六事件の最危険の中心点で尊い書庫を死守した宮内省属官
重役令嬢がニセ通学、派出婦と家出沙汰
栃木県庁焼失
喫茶店犯濫時代・ガールの条件は容色と明朗
黒田雅子さんが日本人の花嫁に
少年少女の犯罪、年々増加し悪質化の傾向
日本救世軍の革新へ戦場の青年士官が爆弾・本営の独立を叫ぶ
大久保男夫妻がホテルで心中企つ
救世軍交渉決裂・橋本大尉夫妻は免職
妻の貯金泥棒は妾に貢いでゐた夫
飛行機界の元祖・二宮忠八氏逝去
救世軍改革派に凱歌・山室中将が司令官就任し自主権を確立
銀行支店長が妻子四人を惨殺し喉を突いて危篤
東京養老院に廿万円着服事件・理事長ら四名を留置
枢密顧問官久保田譲男逝去・略歴
「席を同うするな」市が小学校教員風紀問題で通達
長い「許婚」関係にあきあき服毒
人車が坑底に墜落・約五十名惨死
国民的態度の一観察（社説）
小川平吉氏、大審院でも懲役二年の求刑・論告要旨
血液型捜査本部を内務省に設置
大西郷の令孫が兵学校受験に失敗し縊死
軍服「蘭堂」情痴の果・情婦の絞殺死体を隠して縊死
作詞家が芸妓と塩尻心中
沢村源之助丈逝去
新編“親父教局”母娘四人が家出戦術
対日スパイ禍の全貌・十七名に治安維持法を適用
青春の血を売って学費に・卒業成績も就職率もいい学生輸血組合員
怪奇！五千円強奪・謎の丸髷女賊警察側は十点の疑問
またもガソリン大争議？会社の値上げ方針に業者が絶対反対決議
主家を恨み七人を殺傷し自殺を企つ
内地人口六千九百万・府県別現在
帝都反乱事件の一部解禁（社説）
登院僅か十九名・バラック議場で特別議会初日の風景
「死の理由を社会に告ぐ」型破りの自殺宣言・中禅寺湖に消ゆ
華胄界に生活の嵐「有閑」跡を断つ
乳児死亡率、日本が世界最高
古川鉄道省電気局長が元技師に刺殺さる・原因は免官の逆恨み
芸事は荊の道・若きクリスチャン芸妓が家出
あゝ世智辛さよ・質屋などからみた大学生気質
浜松の殺人餅・死者既に四十八名砒素類混入か・関係者は語る
浜松事件・食中毒菌「ゲルトネル氏腸炎菌」が原因・陸軍が発表
欧洲大戦を織りこみ国際結婚の遺子同志が結婚行進曲
初代英使の忘れ形見を探す・当時の女通詞の願ひ
尾久待合のグロ殺人・夜会髷の年増美人が四十男を殺して逃走・急所を切取り謎の血文字
大宮中京商業校長を召喚
古着屋を出て銭湯に浸る
稀代の妊女阿部さだ、品川駅前旅館で捕る・ハトロン包みは懐中に
陶酔境に腰紐で絞めた・情痴を平然と語る・悩まされた按摩
老舗、神田の畳屋の末ッ子、流転の下町娘・阿部定の横顔
艶然・笑ひながら自供する定・凶行日記
「労働者の法律を通せ」死斗の無産議員へ激励電報が殺到
鉄道省平井工務局長・黒田事務所長ら召喚さる・鉄道疑獄が急進転
全判事が法相に建言・人事と制度への不満が表面化
五・一五元陸軍候補生十名が出所
小学唱歌の元祖・「鳩ポッポ」の田村さん退職
裁判所雇員二百数十名が待遇改善の歎願書を提出
国本社が解散・平沼男去り存続意義を失ふ
六大都市と自殺（社説）
新婚の衝撃・夫を傷つけた花嫁が痴呆症で釈放さる
甘粕元大尉に満洲国から勲章
満洲に血で築いた新天地・早川氏の「農業移民の現況」を紹介
鉄道疑獄が建設局に飛び火・佐武事務所長も召喚
サラリーマンに小口金融・大阪府で実現期す
判検事の待遇改善要求・合同席上で爆弾動議
「満洲信濃村」の建設・長野県で二百家族の募集開始
大谷炭坑でガス爆発・死傷六十二名
佗し是清翁の遺族・売物に出た表町屋敷
海軍少佐堤男が自宅で拳銃自殺
一万トン生産の裏に百十名が死傷八幡製鉄の躍進に伴う憂欝な記録
麻薬中毒の激増に取締り強化・警察部長会議で指示
治療費昂騰の病根「看板医博」衛生局が称号広告を禁止か・医師会の見解
涜職の全貌尽す「涜職の概要誌」永田検事の血の結晶を全国に送付
関東の稼ぎ頭は三井男、日本一は住友男・税務当局の調査
大中地主の没落目立つ・長野県の農会調査
退職金に課税とは何事！！三井銀行員が大恐慌
藤田画伯夫人マドレーヌさん急逝
愛嬢の結婚に漸く平安・獄中の河上博士が漢詩の贈りもの
暗い心中殺人に警視庁も署長さんを召集会議
相沢元中佐の死刑執行さる
反ファッショ目標に新労働無産協議会を結成
二・二六事件軍法会議・番田元中尉以下十七名死刑の判決
軍需品購入の涜職嫌疑で前造兵廠長官植村中将らを軍法会議へ・両氏の略歴
四代目新門辰五郎が人助けの下宿経営
農村不況尻目に金持ち太る一方・多額議員選挙名簿は語る
特高陣、左右とも補強・不穏文書も専一取締り
裸の見物百余人・銭湯で無理心中
コム・アカデミーの暗躍・平野山田両東大元助教授ら卅余名検挙
正統派と称し党員獲得・幹部略歴
満洲国留学生が三人無理心中・日本青年に愛情移った許嫁と女友達を惨殺
取り頭は百廿割・東電がボーナスの大盤振舞ひ
満谷国四郎画伯逝去・略歴
市川中車丈逝く・略歴と逸話
東京市に労働訓練所を創設
自由党異変家庭編・恋愛結婚の板垣氏に夫人が離婚の訴へ
半ドン再開！諸官庁の風景
近頃女学生気質・暑休を幸ひ女給志願して幻滅の悲哀
岡崎邦輔氏逝去・略歴
農村の次男三男を満洲へ・明年度移民から参加決る
上野公園の黒豹が脱出、火責め水責めでやっと逮捕
静岡市小学校の教育疑獄暴露・召喚四十五名、起訴五名
小作争議が激増・十年度は五千件突破の新記録
全麻雀屋に営業禁止命令・大阪十三橋署の大英断
ダンス禍事件全貌・有閑マダムの凄い奥の手
農村団体統制のガン、小組合の濫立・総数実に廿三万五千
命を賭けて家運挽回・自己に保険をかけて自殺を企つ
小僧さん喜べ・月一回以上お休み夜も早仕舞ひ・社会局原案成る
出るか出ないか・女工のお嫁入り退職金で内務省と全産〓が対立
祖国の非常時に飛行士目指す令嬢
成都事件の暴状詳報
旗印は六時間制・家事の合間に女工さん・神戸鐘紡の新制度認可さる
青酸取締りに万策尽く・鵜野洲以来三百四十余名
縄張りに捕縄とぶ・卅二親分検挙
十年勤続で手当五十円・退職金法来年から実施
社大党を残し無産の提携成る
成都事件・戦慄の襲撃当夜を語る田中満鉄社員が遭難手記
鬼畜の惨虐ぶり・岡本特派員談
警視庁巡査謎の自殺の真相・総監への建白書容れられず悲憤の結果と判明
家庭争議解決へ乗り出す裁判所・人事調停法の立案を準備
極右極左の動向・特高課長会議で明示
結婚にも一安心・退職金の全額支給・内務省原案通り決る
小学校の先生を全部在郷軍人に・大阪第四師団の計画
官業労働団体に他組合との握手を禁ず・陸軍当局から通告
大阪、名古屋、小倉各工廠の全従業員が官労を脱退
官業労組弾圧に無産両党が抗議の声明
組合に代る家族的な労働委員会を新設・陸軍工廠の組合加入禁止の波紋
柔道初段の日本娘がドイツ教授と結婚
一人平均一万円也・川崎貯蓄の退職手当
「車輛主」の八割は貧乏世帯・当局が円タタに認可制を立案
後藤象二郎の嫡孫保弥太伯が栄爵を拝辞せん・豪快な半生
広田首相に卅二銭の損害賠償訴訟五私鉄疑獄判決は前審通り・小川氏以下悉く有罪
輪廻の人生行路・日大生殺しとパス屋殺しに相見る因縁の人
神兵隊の大検挙・全国で五十余名
革新思想の請願書を手に若き訓導が自殺・請願書の内容
吉原公園で砂金探し・よなげ屋連が震災の焦土をあさる
名門空し狂女の烙印・島津元女官長遂に松沢病院へ
市民を搾る高利貸を許可制に・警視庁令の大綱成る
五万円の保険をねらひ夫の自殺を傍観・姉夫婦も計画援助
珍無類の自殺廷期・姉の冷罵にしぶしぶ服毒
まさに独占欲の極致・情緒纏綿たるお定事件調書
よみがへる英魂・由緒深き義士像と貴重な文献を発見・大喜びの泉岳寺当局
失業・同棲も経験ずみ・十四娘が警察の御厄介
郵便料値上げ・封書四銭、葉書二銭で増収一千五百万
下田歌子女史逝く・我女子教育界の元老
獄中に苦悶を訴へ真相を述ぶ・問題の黒田氏手記
帝人第百六十五回公判・黒田氏起つ
血盟団の名を騙り凄い脅迫状・大金入手の直前に捕はる
思ひがけない「麻薬陶酔」の激増・救護者一ヵ年間の統計
「日本精神に惚れた」奇抜な息子の交換・チエッコから申込み
「赤」と「反戦」の宣教師に入国禁示・在日十年、再渡米に鉄槌
「エチオピアの花嫁」の花嫁を口実に男爵をかたる
官僚内閣の余慶・博徒親分総浚ひ
浅間山が大爆発・中央大生三名が死傷
台湾独立企つ秘密結社「衆友会」に鉄槌・四百廿五名検挙
二・二六関連で待命の田中大尉がピストル自殺
自殺考現学・夜十時が魔の刻・五月雨ごろが絶頂
不幸と貧困に疲れ、故曾禰荒助子の令嬢が縊死
懸想の美人女中へ、白昼警官が醜行
安田善次郎氏急逝
東北から身売り小隊入京・上野で発見、直ちに保護
草間博士の死を前に、篤子夫人がさきがけ殉死
再燃国鉄疑獄、核心に迫る・謎の談合金のカラクリ
橋本欣五郎大佐が「大日本青年党」を結成
社大党の二闘士、疲れ果て心中
ダンスホール遂に営業停止・更にダンサーを検査
日大生殺し予審終結・決定書大要
愛郷塾の橘孝三郎に執行停止・危篤の母への面会を許可
出席実に七千回・わが学界の奇人朝山氏の生活設計ぶり
「朝鮮芸術座」十五名を検挙・共産党再建を企