新聞集成昭和史の証言 第6巻
皇室 天皇・皇后・皇族・宮中行事・宮内省関係・関連話題
昭和七年
聖上御親祭の元始祭
観兵式還幸の御途次、鹵簿に爆弾を投ず・犯人李奉昌直ちに逮捕
関東軍に勅語
歌会始の御儀、厳かに行はせらる
田中光顕翁、内府と宮相に引責を迫る
田中光顕翁の巨弾・内府遂に出仕せず、宮相の登庁も遅る
満洲国承認事項、枢密院へ御諮詢
謝満洲国特使が参内、執政の親書捧呈
明春の歌御会勅題「朝海」迎せ出さる
政治 国会(府県会)政党・行政・財政・法令・選挙・関連話題
「君国のため一層尽瘁」浜口首相年頭の辞
犬養内閣総辞職、園公御下問に奉答
優渥なる御諚を拝受し、犬養内閣留任に決定・陸相は肯せず
留任の理由・犬養首相談
激化した政界の雲行・終に免れぬ議会解散
優諚拝受は当然・商相が各方面の意見を報告
金輸出再禁止は難局救済の第一歩高橋蔵相訓示
社民党、国家社会主義に転向表明
大衆党が調査した台湾霧社蕃事件の原因・統治問題として議会で追究
衆議院解散さる・犬養内閣が理由を発表
総選挙控え無産陣営展望
総選挙を前に無産二人男の心境・出馬の麻生、引退の大山両氏談
総選挙大阪戦線の「戦費の穴」を覗く
長谷川警視総監遂に退却
新警視総監に大野緑一郎氏・人選に一新紀元
加藤勘十氏、大衆党を脱退
議会に流血の不祥事・代議士院外団十数名が負傷
赤色候補六名・入所中の佐野一党河上博士もほヾ決定
またも暴露された不当支出の跡・五年度決算で会計検査院が摘発
右翼の陣営とファッショに乗り入れるもの?
労大党、聴衆の締出しに抗議
満蒙の独立宣言(社説)
政友会が記録破りの大勝・当選者三百名突破
無産党が憤慨・労働法案上程に質問を封じらる・双方の言分
軍事費追加は預金部引受不能・蔵相も通貨膨脹を決意
内務省、出征軍人救護に援護資金を活用
満洲国建設の宣言(社説)
第三次満洲事変費に枢府が苦情
福岡県職員、空前の大整理・露骨憲政友会の党略
横浜市の行政整理始まる
横浜市、五百五十名を解雇
樺太庁が百四十五名を馘首
中橋氏の辞任で鈴木法相が内相に川村武治氏が法相で入閣
勅選議員五氏の補充決定
久原、鈴木両派の抗争が表面化す首相の内相兼摂でも収まる気配なし
犬養内閣が重大危機・鈴木、久原の抗争激化
衆院恒例の乱斗劇に犬養首相が立ち往生
暗殺事件頻発の責任で論戦・貴院本会議
婦人公民権案、貴院で葬らる
内相鈴木氏、法相川村氏・内閣改造は既定通り親任式を挙行
歳入は十六億円以上、公債は五億を突破・七年度実行予算見積り
満蒙の新天地へ五十万人送り出す拓務者に専門局を設け十年計画
江口総裁更迭で内田満鉄総裁が辞職・軍部は不満
貨幣制度の改革と不動産資金化を骨子に金融対策を確立・蔵相言明
中野正剛氏の新党三綱領決定
赤松案破れ社民党は大分裂・国家社会主義派の脱党四万七千名
社民党の分裂に無産陣営も動く・赤松派は新党準備会・下中派も新党樹立へ
社民党、分裂後の第一回常任委
左から右へ無産陣営の転向・失はれた中間政党
農村へ低資大放出・まず五千万円
不動産資金二億円の捻出・予金部調査を開始
何を語る?政界の無風・政府、政党の不安定とファッショの動き
政界動向と政府与党の責任(社説)
人員整理の余地なく、広範囲の減俸を断行・行政整理委員会の方針
勅選二名補充・美濃部博と今井氏
犬養首相の逝去で内閣総辞職・蔵相の兼摂で深夜の親任式
犬養首相の逝去を悼む(社説)
首相、兇手に斃る(社説)
敢て国民の覚悟を促す(社説)
政友会後任総裁に鈴木内相、組閣の大命降下せん
減俸で捻出する財政年額千八百万円・減俸の範囲内定
国体本位の政治建設・陸軍首脳の意志決定
政局は重大時機に直面す(社説)
軍部の誤解を図り協力内閣も辞せず・鈴木総裁が考慮
協力の場合、民政参加せん
騒擾事件と輿論
鈴木総裁と軍部の諒解成立
後継内閣首班に鈴木氏を奏請せん
政局の前途に突如暗雲・軍部少壮派の反対に園公の参内困難視
「拡声機」(時事短評)
軍部の政治干与を排撃・与党有志代議士会が一致
憲政擁護論を園公へ開陳せん・若槻総裁の意向
憲政の価値(評論)
傾聴すべき軍部の意見
政界のダークホース・平沼男主宰の国本社とは?
官吏減俸案、八十五円以下には不適用
後継組閣の大命、斎藤子に降る・喜びと緊張・その日の斎藤子邸
非常時に際会、園公の心境一変・大命降下までの経緯
混乱の政局に四勢力の対立
斎藤内閣と政党(社説)
新内閣に政友・民政・軍部の態度
警視総監に藤沼庄平氏・東京府知事後任に香坂昌康氏
斎藤挙国内閣成立す・陸相は留任
貴院は陸相の留任に憤慨
結党式直前に国民日本党が分裂・下中派は脱退「新日本同盟」赤松派は「日本国家社会党」を組織
両派の分裂は当然
地方職員小学教員の減俸は百円から・内務省議で決定
判事の減俸は法律改正を前提・東京地区の意見一致
滞荷糸処分問題・農相裁断し得ず
負債三年据置、肥料補助等・農民三万余名が議会へ請願
時局に鑑み留任・陸相、貴院で演説
この不況時に官吏二万名を整理
滞貨糸処分の根本策、政府買上に決定
農村モラトリアムに政党も動く
農村救済に無産党が具体案を確立
欠食児童救済に古米二百万石を払下げ・長野県代議士が申込み
民政党後任総裁に山本内相を擁立旧本党系が策動
浦和町の病根打破を叫ぶ
民政党愈よ分裂?安達派が新党組織へ・幹部は除名の強硬態度
山道、古屋両氏まづ脱党声明
代議士争奮戦猛烈
安達氏、新党樹立の声明・新時代への産婆役を強調
貧農に金融と農産物の販売統制・産組法改正案を議会へ提出
農村、中小商工業者の救済は殆ど絶望・経費捻出は至難
金国労農大衆党を結成・宣言、綱領、政策決定・関西総評議会欠席
大山氏は出席できず
専任外相に内田康哉伯親任式
全国六万の警官に八時間勤務制
赤字の鉄道省が一千名を整理
社会大衆党が結党式・綱領、宣言など発表
満鉄総裁後任に林博太郎伯を起用
新党と大衆生活の保障(評論)
三木武吉氏が民政党を脱党
商工省案の百貨店法原案と百貨店例の態度
重光駐支代理公使を本公使に昇格
現内閣の失態に対し、政友は責任を負はず・反政府熱党内に横溢
明糖脱税遂に政治問題化・大蔵省の通告に検事局不満・脱税内容
円相場の下落を民政党重視・臨時議会で質問
凶作農村民を満洲へ試験移民・予算廿余万円案を議会へ
米穀法案成立、負債整理案お流れ
困難打開の地方土木予算・内務省が厳正公平の実施を通牒
議会浄化に荒木陸相が在郷軍人を動員
延長二千余里の道路計画決る
東京、明年から歓興税を徴収・市調査会で可決
日満経済統制機関案、葬らる・永井拓相の主張に鳩山文相が反対
選挙公営、断行に決定・賛否両論の要旨
明年度歳出廿一億一千万円・大削減に陸軍は反対
軍部の兵備改善費、九千万円の復活承認・陸海で割振りを決定
我国財政は破局への一歩・根本的立直した直面
「非常時」の誘惑(社説)
米価公定の一本槍・統制案樹立に対する農林省の方針決る
公定案実施経費六億三千万円
恩給法改正案、近く閣議決定
日満統制経済の前提・製鉄合同成る
樺太のアイヌも兵隊さんに・近く戸籍法施行
製鉄合同本決り・商相議会提出を決意・最高目標は十三社の大合同
政党虚脱時代(社説)
ファッショ的第三党「国民同盟」が誕生・総裁に安達謙蔵氏
宣言・綱領・陣容を発表
昭和七年を送る(社説)
軍事・外交 対外交渉・陸海軍の動き・関連話題
皇軍、錦州に入城
皇軍、錦州の治安維持を布告
皇軍、山海関に向ふ
錦州城門に聯隊旗を立てゝ万歳
錦州軍総退却の裏に英の策謀?我が国は断平打破の意向
陸軍、参謀次長と師団長異動
我満洲政策と第三国干渉説(社説)
錦州占領に関する米国通牒は何等の理由なし・九国条約内容
米国は何を求む?我外務省見解
関東軍に勅語
匪賊六千錦西に逆襲・我軍死傷四十余名・〇〇〇も奮はれ古賀騎兵聯隊長も戦死
古賀聯隊の聯隊旗は森下少尉が重囲の中に死守
我立場を明証する満鉄の並行線協定・外務省公表
満蒙門戸開放は帝国極東政策の枢軸・我が対米回答
松尾輜重兵部隊廿七名が全滅
村井上海総領事、最後通告の指示仰ぐ・上海僧侶殺割事件
一切を総領事に一任・外務省峻厳なる回訓
やむなくば自衛手段・村井、呉鉄城会見総領事館発表
南京政府、我が全要求容認
支那側、抗日会解散に決定
上海抗日機関の武力解散に海軍が行動を開始
上海の行動開始について(評論)
満洲事変に関する日米外交文書・米国側が発表
上海の日支両国軍が衡突
陸戦隊、支那街を占領
我が全要求、支那側承諾を正式回答
我海軍の行動、何等野心なし・帝国政府が声明
曲は聯盟にあり脱退も辞せず・陸軍が声明
蒋、対日開戦に動員令・外陸海三省の見解
駐支理事国公使団の上海調査・聯盟公開会議で可決
一旦認めた自衛権を上海で行使するは当然・佐藤代表が強硬抗議
支那軍の撤退勧告を要請・外相、英米仏三国公使と会見
上海全居留民の引揚げ勧告を布告
英米仏の上海事件解決条件・三国大使が外相に回答
帝国の行動拘束はお断り・外相・三国大使に回答
軍令部長に伏見大将宮を奉載
上海に猛市街戦展開
上海事件の経過・支那紙の不敬に在留邦人の憤激
上海第三次総攻撃日没まで激戦・我軍死傷六十数名
権益擁護のため上海に陸兵派遣・帝国政府が声明
氷雨の中を陸兵呉淞に上陸
松平全権、軍縮会議で航空母艦の全廃を提議
上海で再び交戦
十九路軍を徹底膺懲・陸軍が声明
九号飛行船、滞空三十時間五十分の新記録
植田〇団長、十九路軍の撤退を正式に要求
暁を告ぐる満蒙に活躍する支那要人たちの経歴と生立ち
飽く迄支那に迎合せば聯盟脱退・外務省が重要協議
十九路軍に期限付最後通牒発す
満蒙の開発と陸軍の責任(社説)
激戦・江湾鎮を占拠、我軍死傷百名
空陸よりの猛攻に敵は総退却
爆弾抱いて鉄条網へ・廟行鎮突破に三勇士の最期
空閑少佐が壮烈な戦死
某国飛行士ショート、我機に射落されて惨死
旅順閉塞隊にも比すべき三勇士の戦死・功六級を奏請せん
陸相も三勇士を絶賛・その家族は語る
図に乗る露国の新提案・ルーブル交渉が紛糾
軍人志願の激増に陸軍の士気昂る
三勇士を異例の伍長に昇進
懸橋飛行場を襲ひ敵機十台紛粋三台は撃墜
上海事件の我死傷千四百名に達す
支那軍撤退を条件に上海停戦交渉を応諾
上海に第十一師団を増派、既に敵前上陸・陸軍省発表
大場鎮に迫る総攻撃詳報
肉弾三勇士血戦記・松下隊長より当時の公報を発表
支那が反省せば解決は難事に非ず外相が聯盟委員に力説
支那軍の撤退で我軍の行動中止
荒木陸相、師団長会議で訓示
米国の威嚇戦術(論説)
福岡県の軍事救護・該当者一千六十人、支給日額百廿六円
松平代表、我立場を宣示・聯盟特別総会
満洲千百九十四名、上海千五百七十五名・皇軍名誉の死傷者数
聯盟総会決議案、日本は棄権
日支の棄権で決議案成立し聯盟臨時総会終る・佐藤代表演説要旨
列国の誤解説得に欧米へ特使派遣山本条太郎氏を起用
聯盟総会の表決と日本(社説)
満洲国を実質的承認・外務省回答
滞空六十時間の世界新記録・飛行船三式八号が無事着陸
満洲国の承認問題(社説)
陸軍、進級決定
捕虜の身を痛責、思出の江湾鎮で自殺・空閑少将の奮戦ぶり・陸軍者発表
間島の邦人保護に朝鮮軍一部派遣
二道構部落の死者数百・匪賊の横行に我軍討伐中
獄門にさらし首・内蒙入りした松井大佐の最期・経歴
我凱旋列車が爆破され将士死傷百四名
間島の匪賊が暴虐・我軍掃蕩開始
停戦交渉決裂するも責は聯盟側にあり・外相の回訓内容
擾乱の間島へ朝鮮軍から派兵
凱旋列車爆破の主犯は東支鉄秘書
上海停戦協定が正式調印の運び
興津副領事ら四十名が通化城内に監禁さる
白川大将、重光公使が重傷・上海天長節祝賀式場の大椿事
停戦会議は無期延期
日支停戦協定調印さる
重光公使、右膝上を切断
霞ヶ関にも硬骨漢・露都で頑張る広田大使
停戦協定に違憲論・枢府無視で手続上の疑義・外務省の見解
不祥事関係者は陸軍十一名、海軍六名・犯人は法により処断
清軍と共に政治を一新・陸軍首脳の意志決定
陸海軍要職ニ申ス
聯盟調査団に満洲退去要求か
陸相官邸で緊急軍事会議
皇軍は私兵の如く動くこと絶対に許さず・荒木陸相演説
荒木陸相の演説(評論)
聯盟が支那調査団を極東に常置の方針・外務、軍部は絶対反対
最終報告書作成に聯調査団再来リットン卿が声明
鮮支人衝突事件の保障に万全・外務省が支那に回答
満洲国承認に調査団と日本政府の意見対立
愛国号既に五十機を突破
軍縮会議の我暗号電報は悉く解読当時者が著書で暴露
満洲新機構と共に関東軍の陣容一新・参謀長に小磯次官・後任に香椎中将
満洲特派大使の権限に重大疑義、内紛暴露さる
日露漁業権協定調印・条約の沿革と新協定要項
満洲国創建の本庄将軍一行凱旋
調査国報告書は満洲国独立を否定
満州国承認事項、枢密院へ御諮詢
溥儀満州国執政の数奇な生立ち
満州国正式承認の日満議定書全文帝国政府声明書・首相談発表
調印式場の光景・重荷を下した両全権
満洲国正式承認(社説)
ロシアの満洲国承認・不可侵条約が条件・広田大使に暗示す
排日は国民政府の命令・支那に統一国家なし・リットン報告に明示
リットン報告書、外務省が収受・缶詰めの翻訳委員の活躍ぶり
リットン報告書、断然承服せず・陸軍の強硬意見
錯覚、曲弁、認識不足・発表された調査団報告書
政府、直ちに意見書起草・リ卿報告中の「結論」は無視
リ報告は本来の使命を忘却・徹底反駁を要す
聯盟に再調査要求か・リ報告に軍部は強硬
中心問題を支那に置け・リットン報告書と聯盟(社説)
松岡氏のほか吉田大使も特派・我対聯盟陣きまる
リットン報告書反対駁の大綱決す
松岡全権一行、鹿島立つ
満洲里の邦人婦女子百廿名は救出男子の釈放は近く交渉
陸軍、一年志願兵制度を廃止・兵役忌避者も自首すれば罰せず
我が対聯盟方策、満洲国承認が起点・松岡全権談
松岡代表、露国要人との会談成功
軍部の兵備改善費九千万円復活
帝国が世界に問ふ対聯盟意見書骨子
我が全権全面活動へ・聯盟理事会せまる
松岡全権「何者をも恐れず」寿府から感銘の放送
松岡全権、支那側の謬論を粉砕
聯盟理事会の昏迷(社説)
女学生にも軍教を・都六十一校が兵器払ひ下げ要請
陸軍、空の少年兵を募集
上智大、暁星中の配属将校を引揚げ・神社参拝拒否が原因
皇軍、大吹雪を冒しハイラル占領蘇炳文は露領へ亡命・東北偽政権解消
慰問使に紛れこむ不真面目な渡満者・軍部も持て余す
駆遂艦早蕨が台湾北端沖で遭難・救助乗員僅か十四名
皇軍、満洲里入城、監禁の山崎領事ら邦人百余名を救出
ハッと見る間に顛覆した早蕨・若竹乗組員談
日本の軍縮提案(評論)
満洲国独立無視は根本的修正を要求・直ちに寿府へ回訓(骨子)
陸軍兵備改善案発表さる
経済・産業 経済一般・産業・交通・通信・運輸・社会福祉・労働・関連話題
世界不況克服の苦斗は続く・本年の国際財界展望
六年の入超総計一億三千九百万円
昭和六年度の国際収支(児玉謙次)
生糸暴騰に宇頂天の諏訪製糸街
昨年の対支貿易・輸出は激減・大蔵省発表
六年度の米実収高五千五百二十余万石・前年比千百万石減
「金融界の前途楽観」土方日銀総裁が景気好転を語る
生糸の立会停止・上海事件の影響
再禁止斬く利き卸売物価急騰
阿仁鉱山が本月末で操業廃止
五年度の大阪府下総生産額・四億円の激減でなほ全国第一位
為替の崩落続く・外銀実需筋の買進みで
愛知、明治両銀行が合同
日銀貨出高、一挙に一億円増
日銀が各種日歩一律に厘方利下げ
大分県日田郡の鉄道開通祝賀会
山形県下の鉱業界活況・試堀願が殺到
六年度農産物貿易、輸出入とも萎縮の跡著し
三井、三菱両財団が満蒙開発資金を提供
八幡製鉄所銑鉄生産額一千万トンを突破
電力連盟規約成る
蚕糸業界打開に補償糸貸付金の全額補償を要望
操短は決定せず・全国製糸業者懇談会
六年末の十勝地区民有地四十四万八千町歩
郵貯、今年中に三十億円に達せん
山形県の小作農は六百九十戸の激増・農会の調査
不祥事件の波紋・各市場は休止
軍部の政局千与で財界に加へた不安・各市場とも成行注視
八幡製鉄所の赤字四百五十四万円を突破
我対印綿布輸出、英国を凌ぐ
五月下旬の入超二千万円突破
地方銀行合同に三菱銀行が産婆役
全国自動車数八万二千五十台
対米為替廿八ドル台へ転落
国税空前の滞納・一千五百万円・三十万人に上る
国鉄の減収三千万円を突破
地方財政窮迫の因は大会社、大銀行の滞納三千万円
地方税滞納額一億二千万円・東京監督局管下
滞納額の約半分を本年度内に取り立てる・大蔵省の方針
百貨店法原案と業者側の態度
延びる百貨店と悶ゆる中小商人
五厘銭時代再現・商品価格単位の低落から
対米為替廿二ドル台に下落
生糸連日の暴騰に浜の市場、立会を中止
為替安で日本商品が大出超
日用品の小売物価が大暴騰
金山熱の昂騰・東京鉱山監督局の調査結果
日満経済関係の展望
郵貯資金の銀行への移動顕著
農村の馬の飼育数が減小
円安の日本商品、米国を脅かす
人絹好調に工場新設が続出
米価が十三ぶり大暴落
為替安景気に躍る全運転下の生産陣
人絹は黄金時代・紡績は年内増錘四十万・製鋼は官民とも多忙
二億円の慈雨で躍動する軍需工場
対米為替廿弗割れ・売人側総逃げ
小銭払底時代・型破りの金融界現象・夏以来地方への流出続く
歳末に珍しく遊資横溢
新東株、一気に二百円大関門突破
六年の国際収支三億近い支払い超過
全再禁止第一年・市場激動の跡
全国綿織物界に因襲打破の動き
七年の貿易総決算入超七千九百万円
物価高と匡救事業進捗で農家経済潤ふ
文化 学術・教育・芸術・芸能・出版・報道・関連話題
パリで音羽屋一門が歌舞伎劇上演
満洲事変に活躍する文壇人
女学生の読物調べで漱石ものが断然人気
去年中に京都の大学で何人博士が出来た?
入江たか子兄妹、日活を脱退
京大学生消組事件の第一次処分内定・放学停学など二十六名
谷崎氏、愛弟子古川嬢と結婚へ
武者小路実篤氏と静江さん、五年間の愛を清算
棲原博士の超高速撮影機・一秒六万回の記録
軍部と提携しファッショ文学運動右翼文壇陣の五氏
元マキノ撮影所が殆んど全焼
蒲田撮影所焼く・八重子ら火傷
大阪商大の盟休悪化
映画監督にも障害保険・松竹の五所氏が一万円
最近問題になった大衆小説の解剖
猿之助を中心に噂うずまく春秋座
永田市長の選挙放送、突如中止
右翼の陣営とファッショに乗り入れるもの?
生徒減少に苦しむ私立中学、争奪に饗応・買収戦術
映画「上海」でマドロス役の大河内に武内文子が共演
「爆弾三勇士」を各社で競映
中等学校の学費調べ・市立と私立の相違
五年ぶり映画復活の岡田嘉子
篭城十日間・熊本五高盟休解決
爆弾三勇士の歌懸賞に与謝野寛氏が応募の選・歌詞内容
京都帝大の授業料滞納者二百名
小学校教員の給料未払ひ一千町村に上る
理研の鈴木梅太郎博士、論敵の推薦で独学士院会員に
カンニングがばれて東大生十一名が退学処分
ファン百万突破でラジオ聴取料は七十五銭に値下げ
映画界はトーキー時代・パラマウントも進出策す
喜劇王の歓迎めぐり映画界に渦巻
帝大が貧しき秀才二百名の授業料免除
大勝、電気両館の説明者が解雇通告から罷業
マルクスは下火・文学書がトップ京都この頃の読書傾向
プロ文化の十八名、再建共産党事件で検挙
辻潤氏が「天狗」になる
文部省、精神文化研究所を新設・左翼処分学生を再教育
大岡山を巣立つ初の工学士卒業式
左右雑居でファッショ研究・日本国家社会主義聯盟生る
築地小劇場を死守・土方氏が私財を投出し土地を買収
日本映画・各社上映作品紹介
天然痘の病原菌の正体を掴む・阪大谷口教授の研究
チャップリン、犬養首相にだけ面会を希望・喜ぶ木堂翁
小説「海燕」と作者小島政二郎氏の実生活を見る
女性を苦しめる芝居の上演禁止して貰ひたい・犬養首相夫人の嘆願
医薬専門校のインチキに眼を光らす文部省
鳥居博士不朽の名著「遼代文化」完成
教育界革正のメス、中学校にも及ぶ・大阪の二校認可取消し・雑誌にも服を光らす
鳩山文相・今後は放送局を監督
原稿料請求に初めて訴訟
同業失業者を救ふ新演劇集団生る
隋時試験官を派遣し学生の力を試す・文部省の不良医学校処分案
セン片山が右翼に転身、帰国の猛運動・海外放浪廿年心身とも疲労
チャップリン氏都入り
チャップリン東京へ
黒板、三浦両博士が山形県本楯柵跡を発掘・国府の存否を探る
大衆読物洪水時代・文芸界への影響(貴司山治)
夏の映画だより
中小学教員の初任給一割内外引下げか
筑前琵琶の若手女流が大結束
チャップリン氏帰国・永田市長とお別れの歓談
今月の演劇案内
世界の学者を総動員、今夏から地球物理の大調査
突如映画を止め観客に争議の挨拶新宿の二映画館が日曜日に罷業
阪東妻三郎が極秘匿名を条件に農民代表に五百円寄付
天然痘病源体で両博士が本家争ひ
プロ文化聯盟遂に非合法組織へ・再建大会解散され流血の惨事
京阪神の松竹映画館がゼネスト
激変の三角波に弄ばれる女流芸術家の群・画家は街頭に、女優はマネキン、作家は通俗もの練習
堺枯川老が発狂・三十年波乱の生活
東京女歯専の大乱派判明・前幹部の不正四十万円也
歌舞伎俳優が変名で寄席や余興に出演・この際一円でも欲しい
和田校長の行政に早くも非難・美術学校にまた一問題
小学校教科書値上げか・引受会社のぼろ儲けに非難の声
大隈候の銅像・早大開校五十年記念に建立
「女給」主題歌で訴訟騒ぎ・広津氏が蓄音器会社を訴ふ
突如、帝展改革の烽火・封建の殻破れと凸凹会が声明書
学位浄化の火の手・先づ佐竹氏の法博を剥脱
荒れ狂ふ太秦の嵐・馘首反対に池田監督以下八百名が起つ
波落の石井舞踊研究所・原因は漠夫人の拝金主義
浪曲家の大部分が夜間放送不出演寄席のSOSに落語、講釈師動く
日活争議解決・知恵蔵の留め男で円満手打ち
平山博士が太陽新ガス発見・皆既蝕観測の成功
プロ作家十五名が渡露
「世直り」の声に活気づく興行界・映画・演劇各界の陣立て
中学より大学までの全国学生の学費は十億余円也
菊池氏の「父帰る」ロシアで上演
日活の監督や俳優七名が脱退し新会社を設立
松竹楽劇を「松竹少女歌劇」と改称
大宅壮一氏、シンパで検挙さる
不正入学を日大当局が発表・医科の紛擾から醜き内面を暴露
松竹独占の東都劇界に小林一三氏の進出・東宝劇場と演舞場が提携
小学児童の信用組合設立を決定
軍部、上智大外二校の配属将校引揚げを決意
帝展の無監査制度を廃止せよ・少壮画家連の叫び
作家一代楽屋話座談会・世に出た頃の菊池、長谷川両氏の巻
劇聖九代目を回顧・来月から歌舞伎座で記念演劇上演
学校を追はれた赤い学生を善導・国民精神文化研究所を新設
エノケンの間貫一をみる
学術研究犠牲者は軍人の戦死同様つつが虫で倒れた西部博士の家族に異例の解釈
「青い島」翻役出版に新判例・菊池氏らを訴へた若月氏は敗訴
前進座の新橋演舞場を見る
八重子が初めての男役・花柳寿輔の舞踊研究会
女給さんからスターの卵を・銀座で珍景女優試験
女学生にも軍教・都下六十一校が陸軍省に要請
小津安二郎の「また逢ふ日まで」をみる
丸まげ結った女学生・鹿鳴館時代はダンスに夢中・御茶ノ水高女五十周年の思ひ出話
「非常時とは自由主義の没落に過ぎぬ」末弘博士にきく
流行歌が取持つ縁・古賀政男氏が美貌歌手と結婚
金春流のお家騒動・金太郎氏、道雄氏を絶縁す・新旧思想の衝突
キリスト新教の在留米宣教師は総引揚げ・日本の自主経営へ
府立各中等学校の授業料値上げ
松竹、日活のスター引抜きに応戦
日活と松竹がスター争奪解消
政府、AK座談会を怒る・金再禁止の賛成者はただ一人
年々ふえる雑誌の発行数
スポーツ スポーツ一般・碁将棋・関連話題
武蔵山が一足飛びに新大関に昇進春場所新番付発表
つらい力士稼業・本人達の語る内幕話
女子の拳斗試合は禁止
西方力士団が相撲道改革を唱えて篭城・協会は回答を手交
西方力士団が再び要求書と声明書
武蔵山以下三十二名が協会脱退・協会の秘策に乗らず声明書手交
「お相撲診断」
あゝ淋しい・出羽海親方は語る
武蔵山が新興力士団を裏切る・始めからの腹だと語る・陰に岩田氏の画策か
新興力士団が結束を固め新団体約款を作成
協会側は背水の陣
武蔵山が転心の決意を語る・今年中にも渡米
憤慨する天竜・さびしい力士団
力士団、出羽ヶ岳除き全員が断髪国粋会へ詫状
相撲騒動の調停に警視庁乗り出す
相撲道改革のため東方力士も起つ協会の態度に爆発
東方の十三力士が伊勢神宮へ・関西への缶詰作戦か
東方の革新派力士団、名古屋に立て篭る
脱退組の四名が寐返り
大相撲協会幹部が総辞職決意
名古屋の力士団、事務分担決める
名古屋篭城組の表情
改革の声に屈す・相撲協会総会で決定
相撲協会の幹部総辞職・天竜が空中からビラを撒く
覇権をねらふ十九校・選抜中等校野球大会
相撲協会またも大分裂・十四力士が脱退し新興力士団に合流
早大の小川投手、病気で退部
小学校の野球大会を制限
デ杯陣容・三木、佐藤、桑原の三選手きまる
日本庭球協会が硬球普及に巡回コーチを派遣
大学高専の野球は文部省で監督
松山商業が優勝・選抜中等野球
六大学野球リーグを財団法人とし疑惑を一掃・理事会の浄化策
水上に日本新記録続出・合宿しコード会の成果
噂の芦田、武満両氏が進退伺ひ・六大学野球連名の改革問題
矢萩、高橋がマラソンに世界新・北本は五千に日本新
応援団学生の無料入場問題重大化
応援団聯盟の要求、リーダ側一蹴
マラソンにまた世界新
早大野球部、六大学リーグ脱退
リーグが早大に復帰を勧告
応援団聯盟から法政が脱退
黒幕の策動に先手・早大脱退の真相
早大の脱退を承認・リーグ名改称
ボーク問題で明大応援団が暴行・慶大応援団も缶詰
応援団問題で慶大も硬化
明大の出場遠慮をリーグが要望・明大の主張通らず・岩本部長陳謝
リーグ理事会、明大の回答承認
騎手のインチキに観衆腕をまくる
飛田氏を指導者に早大新野球部を創設
吉岡が百米に十秒五
オリムピツク第一主義で血に滲む四ヶ年・水泳日本の精神・荊の路を克服した前畑嬢の歓喜
我が代表選手、羅府へ出発
佐藤の致命的敗北でデ杯戦に苦戦
木村、真保が得点・羅府大会
南部選手が走幅跳で第三位、田島は六等
西田、棒高跳で二等・四米二八
百米自由形に宮崎選手優勝
大会最大の収穫・スポーツ外交の勝利
神戸、第連を破り優勝・第六回都市対抗野球
水上八百リレーに超記録で優勝
百米背泳決勝で日本が一―三位を独占
世界新記録で小池が一着・二百米平泳準決勝
二百米平泳決勝・鶴田が優勝、二位に小池
水上千五百米で北村が一着、牧野は二着
三年寝食を共に・西中尉が馬術で優勝するまで
中京商業再び優勝・全国中等野球
早大野球部のリーグ復帰決る
オリムピック選手団凱旋
清川選手、二百背泳に世界最高
玉錦、横綱を張る
水上日本の誇り・二つの世界新記録公認さる
世界水上公認記録発表
神宮球状で怪搾取・私刑事件から発覚
野球リーグ改革委員会を組織
水上競技・日本新記録発表
新海ら七名が脱退、相撲聯盟が分裂・脱退力士は協会復帰か
陸上競技日本新記録発表
海外 海外ニュース・外地の日本人関連記事
皇軍、錦州に入城
皇軍、錦州の治安維持の布告
日本軍、山海関に向かふ
日本軍、錦州城門に聯隊旗
ガンヂ氏遂に逮捕さる
国民会議派の示威に警官が棍棒を揮ひインドに流血騒ぎ
ボンベイの対英不買威に五万人が参加
英、関内に勢力圏設定の意図・錦州軍総退却の裏面
仏国、日本に友誼的注意
錦州占領に関し米国が強硬通牒
匪賊六千錦西に大逆襲・我軍死傷四十余名・000を奪はる・古賀騎兵聯隊長戦死
独首相、賠償金支払不能を声明・仏国蔵相は反対を声明
聯隊旗は森下少尉が死守棒持
青島の我居留民が市党部と日報社を襲ふ・不敬記事に激昂
松尾輜重兵部隊が全滅
大毎茅野特派員ら四名の死体発見
佐賀県人同志会、支那工場焼打ち
上海日本人会、坑日暴動絶滅期す
スペインに共産党の革命騒擾
支那調査委員長にリットン郷堆す
村井総領事、最後通牒の支持仰ぐ上海の日蓮宗僧侶殺害事件
やむなくば自衛手段・村井、呉鉄城会見・総領事館発表
南京政府、我が全要求を承認
支那側、坑日会解散に決定
聯盟理事会開く・日支両代表の演説内容
満洲進出の娘子軍・氷雪の荒野を彩どる
上海反日機関を武力解散・海軍が行動開始
満洲事変に関する日米外交文書・米国政府が発表
上海で日支両軍が衝突
邦人現地保護のため陸戦隊が支那街を占拠
我要求全部承諾を正式に回答
兵変直後のハルピン・街頭に邦人義勇軍が活躍
大十、十五条を援用、理事会の発動要求、聯盟重大事態に当面
蒋、対日開戦の決意表明・我当局は一笑に付す
駐支理事国公使団の上海事態調査聯盟公開会議で可決
佐藤代表が強硬に抗議
上海の全邦人に引揚げ勧告
上海の居留民、陸軍の即時派遣要求
上海に猛市街戦展開
上海事件勃発までの経過
上海第三次総攻撃・我軍死傷六十数名
陸兵呉淞に上陸
航空母艦の全廃を松平全権が提議軍縮会議に好印象
上海で再び交戦開始
十九路軍を徹底膺懲・陸軍の声明
我軍、十九路軍の撤退を要求
聯盟十二ヶ国が対支平和的諒解を日本政府に要請
満蒙新国家建設会議で独立宣言を決定・建国三原則成る
東北新国家の母体成る・立憲共和国とする
三大使命を果し王道の善政を布く東北行政委員会が独立宣言
十九路軍に期限付最後通牒を発す
満蒙新国家の元首に宣統帝推戴国名は満蒙聯省共和国
青年元首・宣統帝、忍苦廿年の思い出と数奇の半生
激斗・江湾鎮占領・我軍死傷百余
空陸より猛攻・敵軍総退却
爆弾抱いて鉄道網へ・廟行鎮突破に三勇士の最期
空閑少佐が壮烈な戦死
某国飛行士ショート、我機に射落されて惨死
旅順閉塞隊に比すべき三勇士の最期・功六級を奏請せん
北平の排日貨運動が再燃・天津奥地の排日も続く
日本空軍、懸橋飛行場の敵機十台撃破・三台を撃墜
上海事件の日本軍死傷千四百
支那軍撤退が条件・上海停戦交渉に日本政府訓電
満洲国の建国宣言を発す
日本軍、総攻撃で大場鎮に迫る
肉弾三勇士血戦記の公報・破壊隊参加勇士氏名発表
リンディの一粒種が睡眠中誘拐され身代金五億ドルを要求さる
上海租界に平和回復の声明書
「紛争処理の遅滞は対米協議の必要上だ」聯盟特別総会で理事長が釈明
支那代表は停戦を拒否・聯盟総会
仏前外相ブリアン氏逝く
満洲国建国式終る
リンディ二世誘拐事件進展せず
聯盟総会決議案、日本は棄権
日支が棄権、聯盟臨時総会終る・佐藤代表が棄権理由を演説
米の写真王イーストマン翁が自殺
間島の邦人保護に朝鮮軍一部派遣
フィリッピン独立案・米下院通過
二道構部落の死者数白・匪賊の横行に我軍討伐中
独大統領に七元帥が再選、ヒトラー氏は二位
獄門にさらし首・内蒙入りした松井大佐の最期
我凱旋列車が大爆破・将士死傷百四名
独大統領、ヒトラー派大弾圧・ヒトラー氏の代弁者は反発し蒙語
上海事変による邦人損害額申告は百八万七千ドル
停戦交渉決裂するも責は聯盟側にあり・外相の回訓内容
連盟調査団が奉天着・顧維釣は付属地内に缶詰
満洲国軍政部長馬占山が姿を晦す
叛軍、国際列車を抑留、東支南部線は恐怖状態
満洲政府の討伐軍敗走
匪賊討伐に満洲婦人も起つ・武器貸与を出願
凱旋列車爆破の主犯は東支鉄秘書
上海停戦協定が正式調印の運び
興津副領事ら四十名が通化城内に監禁さる
上海天長節祝賀会で大椿事・君ヶ代吹奏終るや轟く爆音・犯人は朝鮮人六名
白川大将、重光公使が重傷・上海天長節祝賀式場の珍事
停戦会議は無期延期・真相の判明を望む・芳沢外相言明
停戦決議案可決・聯盟総会閉幕・爆弾事件に遺憾表明・日支代表の演説
日支停戦協定調印さる
重光公使、右膝上を切断
仏大統領ジーメ翁、露人に狙撃せられ絶望
回教のペルシアで我が将校横死か
リンディ二世、骸骨となって薮の中で発見
暗国アメリカ・「生かさぬ」誘拐史
聯盟調査団に満洲退去要求か
満鉄三社員馬賊拉致事件・一名を帰し五十万円を要求
馬占山脱走の真相・満洲国に叛旗翻すまで
シャムに革命、立憲君主制を確立
新京の歓楽境は女間牒の舞台・顧維釣の遊興は諜報接収の偽装
満洲へ!奉天訪問者一日千五百名
在北平の有力邦人が満洲国顧覆の陰謀
ローザンヌ会議の成果・世界経済のガン潰ゆ・賠償条調印
北満の大陰謀事件の真相・日本軍の北進阻止に軍用列車爆破
不況深刻化の世界造船界・ロイド造船統計
聯盟調査団を大連駅頭で爆撃暗殺を企つ・不逞鮮人は逮捕
ワシントン会議の我暗号電報は悉く米国で解読・当事者が著書で暴露
愛郷塾頭がハルビン憲兵隊に自主
張学良と呼応した満洲国顛覆陰謀が暴露・県警務局を巣に大官暗殺を計画
米国「恩給軍」が暴動化・聯邦軍も出動
ヒトラー派が第一党・独選挙結果
満洲事変の責を負うて張学良辞職
ミレーの「夕の祈」無残に切らる
満洲でも仁丹を大歓迎
溥儀洲国執政の数奇な生立ち
平和郷の色鮮かに染め出された満洲国の現状
日本の満洲国承認に、米国は焦躁と恐怖・日本の発展阻止に動く
フランスは親日紙も態度一変・但し聯盟脱退は極力引止め
イタリーは日本に同情・中立
英はリツトン卿の報告を待つ
ロシアの満洲国承認の条件・広田大使に外交々渉を暗示
香港の支那人数万、邦人を包囲
満洲の首脳者は支那政府が任命・リットン報告者の結論
満蒙独立の魁・吉林に新政府樹立煕洽氏
十九国委員会、満洲国承認を遺憾とす
日本の硬化に聯盟は持て余し気味
蒋の独裁めざす秘密機関・藍衣社の正体
世界人口・この一年間に二千万人増加・筆頭はアジアの一千百万人
円安の日本商品、米国を脅かす
満洲里の邦人婦女子百廿名は救出男子の釈放は近く交渉
米国代卅二代大統領にルーズヴェルト氏当選
聯盟理事会、何等解決策なく総会へ引移す魂胆
我意見書、米英紙の論評
松岡全権、聯盟理事会で支那側の謬論を紛砕
緊張を加ふ聯盟理事会第三日
世界の焦点に立つ・寿府の花形五人男の横顔
日支問題の総会移牒可決・聯盟理事会最終日
皇軍ハイラル占領、蘇炳文は逃亡
注目の聯盟総会始まる
皇軍、満洲里入城、山崎領事ら邦人百余名を救出
松岡全権緊急発言・第一決議案の撤回を要求・聯盟総会第三日
北満の飛将軍馬占山と語る・記者と一問一答
極力日本との正面衝突を避ける・聯盟決議案内容
大勢は直接交渉・支那側の狂奔空し
決議案修正なくば聯盟を脱退
離婚はしても朗らかに・近頃アメリカで流行の「離婚愛」
ニユーヨークに白昼の女ギャング現はる
社会一般 世相・話題・天地現象・事故犯罪・司法警察裁判・紛擾・医事衛生
奈良電にバスが激突・十五名惨死
活動街、演劇界、鉄道等正月三日間の景気打診
全滅した仙台の団体・奈良のバス衝突事故
観兵式還幸の鹵簿に爆弾を投ず
関門北九州中心に極左活動・一味は疾風迅雷的に逮捕
労大党員が生産党院を襲ひ殺傷・生産党員も反撃の準備
福岡県で小作人二百余名が地主を襲ひ警官七名が重軽傷・四十余名逮捕
住友総本店前でドル買排撃隊と警官隊衝突・大阪クラブにも貼紙
戦線の将士から郷土の水害凶作に醵金
「軍旗無事」の快報に声を呑む・士気を奪ひ立たせに軍旗物語
凶作地の欠食児童は八千名突破・北海道と青森両県の惨状
桜田門事件の懲戒処分・免官は長前警視総監のみ
五百数十名の癩患者が九州療養所を脱出、職員罷免の反対示威
労働組合法案の根本的練り直し・資本家側が懇談会で主張
三宅やす子女史逝く
小学男女教員が旅行で雑魚寐
赤旗を掲げ千余の東大生が警官隊と乱斗
鮮人初の立候補者・相愛会の朴春琴さん
江木元鉄相を恨み若い女中服毒警視庁が文書で発表
長谷川警視総監の奇行に記者団が不信任・民政党大官の私行を自ら暴く
陸軍省に米人の従軍願ひ続く
無産二人男の「出馬」と「引退」の心境―麻生久、大山郁男両氏談
済州島の海女が五百余名、駐在所を襲ふ
北海全道に極寒・旭川で零下卅度
新警視総監に大野緑一郎任命で人選に一新紀元
神田伯山師逝去・略歴
全国各地に軍用機献納の美挙
全農支部小作人二百と警官が乱斗
井上前蔵相、狙撃され絶命・犯人小沼正は現場で逮捕
井上前蔵相射殺犯人は右傾国体員「兼て覚悟」と井上氏夫人
井上前蔵相を悼む・高橋蔵相談若槻男・犬養省相談
「非命に斃井上氏」(評論)
当局の手簿に乗じ飛躍する左翼学生・京都の中学校に不穏文書
秋田県で小学教員、学生の共産党組織暴露・百五十名を検挙
飛行機から墜落し浜松の女給怪死
東北凶作地方に悪辣な女買ひ
築地署の左翼いぢめ暴露・警視庁からお目玉
中国共産党日本支部事件の予審終結・発覚から検挙まで
吉田候補引致と同時に共産党中堅を悉く検挙
ヘルン夫人・小泉節子刀自逝く
共産党選挙斗争の巨頭森下逮捕さる・銀座で六名検挙・供託金の出所を追及
浅間山また大爆発
娘さん一人に金百円貸付け・凶作地方救済に愛婦の方針決る
流弾の中、第一線に名花二輪・川島よし子と井上たけ子の両嬢
小学生が指の血染めの国旗を差し出す
水上旅客機、雪の山林に墜落、五名が死傷
名古屋で主人主婦ら四人惨殺・待遇の不満から雇人の兇行
出征兵士よ心安かれ・優しい銃後の運動
白紛奴隷の鎮を断ち救世軍へ・山形の芸奴が婦人士官を志望
満洲国に「大阪村」建設計画・五十万町歩に一千家族を送る
和歌山県共産党検挙で刑事が殉職
「満蒙の生命線へ花嫁を」婦人海外協会が肝いり
一旗上げようと目覚しい満蒙景気
教え子の面前から容疑の訓導検束山形県特高の非常織が問題化
失業大衆と窮農群との活路を満蒙と南米へ・政府、経済団体が画策
見送りの大群衆へ貨物列車突入・轢死六、重軽傷多数
日銀内赤化分廿数名を逮捕
故三宅やす子女史の「彼」熱海で捕はる・この貴公子こそ天一坊
江戸川乱歩氏のみた「リンディ二世誘導事件」
失業者数五十万近し・内務省調べ
三井銀行玄関で団琢磨男射殺さる団男の横顔
暗殺団を操る日蓮宗の行者井上日召・団男を狙った動機
警察機関の無能力を暴露
井上氏暗殺の当日、風の如く消ゆ怪しき犯人の足どり
旅客機から飛び降り自殺・同乗者の談
菱沼の供述から重大手懸い・暗殺団の黒幕を大捜索
満洲浪人井上日召・生家へも音信不通・古内、黒沢の素性
福岡県で炭坑の瓦斯爆発・坑夫十八名が絶望
右傾団体の取締り強化に警視官が一課を新設
首相に防戦チョッキ、官邸は警官を増員・テロ恐怖時代に備ふ
刑務所内からも出征の歎願
本年度の小学校卒業生の希望職業調べ・首位は給士とデパート
五体ばらばらの惨殺死体現はる
なぞの拳銃八丁とも故藤井少佐が供与
軍縮の軟弱外交を憤激・少佐の拳銃購入の動機
五人組の黒沢が自首
黒沢、短銃弾八個を所持・黒幕の鈴木喜一氏を追跡
京阪の戦時異変・支那趣味の没落ニセ廃兵やスリの横行
日召の隠れ家判るも検挙できぬ検察庁・怪僧日召の波乱の半生
井上日召が自首・古内も代々木の空虚で捕はる・水戸浪士を気取る
「組合同盟」の国家主義転向で無産全戦線が空前の紛乱・各派幹部の見解
六争中の交通事故死傷一万七千
肉弾三勇士に感激、十九娘が自殺
横浜市電総罷業に解決の曙光
樺太庁で百四十五名を馘首
東京市電の大半が罷業に決す・大阪、神戸は十五日か
県の強制調停で横浜市電争議解決
売れる戦争ものいろいろ
栃木県黒磯町で三百全棟を焼く
床次、郷両氏も狙ふ・両帝大生も参加・血盟団の暗躍爆露
露国通商代表狙撃さる・犯人は自首、個人的恨みと自白
露通商代表狙撃は全くの私怨・犯人の自白内容
暗殺の裏に躍動する学生群
明治製糖の脱税から大疑獄事件が発覚・三好前代議士らを留置
造幣局は金魂の大洪水・地金相場の上昇で金買ひ商売大繁昌
男では東卿元帥、女は下田歌子女史・中学生の理想的人