図書シンブン シュウセイ ショウワシ ノ ショウゲン000036774

新聞集成昭和史の証言 第3巻

サブタイトル1~10
緊縮・軍縮・疑獄 昭和四年
編著者名
出版者
本邦書籍
出版年月
1983年(昭和58年)10月
大きさ(縦×横)cm
27×
ページ
467p
ISBN
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Sh59/3
保管場所
閉架一般
内容注記
編纂委員:入江徳郎ほか 政治年表(1):p443~467
和書
目次

皇室 天皇・皇后・皇族・宮中行事・宮内省関係・関連話題
昭和四年
九年ぶり四方拝の御儀
北海道御料地二万三千町歩を御下げ渡し・拓殖御奨励の思召
待従長後任に鈴木貫太郎任命
勅題「田家朝」けふ歌会始
久迩宮元帥宮薨去
高松宮妃に徳川喜久子姫
世界生物学史上に輝く聖上の新御発見・二変形菌の御研究
復興の横浜へ両陛下が行幸啓
英特使グロースター殿下御入京・聖上陛下親しくお出迎へ
日英親善の輝く象徴・ガーター勲章を捧呈
御大礼記念・宮城内で御前試合
天覧試合の四優勝者
英グロースター公が御帰国
聖上陛下、関西・大島へ行幸
郵船新株廿万株を宮内省が三菱に払下げ
聖上、ウミアザミを御発見
聖上、御手づから提灯を打振り給ふ大阪市民の歓呼に応えらる
聖上、関西御巡幸から還幸
聖上のお目に留った民間の篤学者
華族制度の改革に宮内省が動く
大奥のお局部屋を取壊し
雨に悩む細民に皇后宮の御仁慈
内親王殿下誕生
皇大神宮遷御の厳儀行はる・矢田挿雲謹記
京都御所の左近の桜が枯死
孝宮和子内親王と御命名
減俸案に宮内省はショック
聖上、早慶野球に初めて行幸
聖上、陸軍特別大演習を御統監・けふ水戸へ行幸
政治 国会(府県会)政党・行政・財政・法令・選挙・関連話題
昭和四年を迎ふ
首相、床次氏と第三次会見・対支問題また物別れ
岐阜県下の不穏について警告
震災手形処理の総決算・三土首相の説明
多望な昭和四年を迎ふ
国民政府承認と撤兵速行・新党が態度表明
貴院、首相の態度に不満
初めて政策を聴く普選第二議会の開幕・険悪の空気みなぎる
首相が浜口・床次両氏と会見・満洲事件で諒解を求む
永井氏、対支外交の失敗を衝く・首相必死の答弁(衆院本会議)
安部さんは公娼廃止論・無産政党の登壇帳
治維法による専制弾圧を浅原氏鋭く廃止を迫る・内相両相は悉く否定
婦人公民権賦与案・衆院は通っても貴院はダメ
議員歳費値上げは時期でない・財務当局の意向
某重大事件の真相を赤裸々に国民に示せ・貴院本会議で石塚氏が追撃
中野正剛氏・済南事件の責任追及
「調査中」ではすまぬ京奉線警備上の責任・各方面の見解
内閣死地に陥る・田・町田両議員の挟撃で両税移譲の正体暴露
幣原男が外相の急所をつく・白熱の貴族院
田中・床次四次会見・対支問題で諒解成る
市来東京市長が辞意を表明
済南撤退交渉問題・民政党が本会議で攻撃せん
院の内外呼応して倒閣の戦期迫る
民政党主催国民大会で決議
弾劾案採決に至らず・討論ソッチのけ衆院本会議の混乱
首相席めがけ民政党員が殺到
不信任案、六十四票の差で否決
自作農ほか二法案・今会議に提出
優詔問題で貴族院で陳謝・首相が先手を打つ
優詔問題問責決議案・貴院で可決その討議内容
政府側敗北の遠因と近因
田中内閣は潔よく辞職せよ
政友・新党が一致して小選挙区制を共同提案・政府も同意し議会提案
山本宣治代議士の横死に政府重大関心・議会で遺憾の意表明
衆院、遂に暴力の府・選挙区案の審議は持ち越し
元田衆議院議長が辞意
衆議院の新議長に川原茂輔氏当選
混乱に終始し審議できず・野党四十二名を告訴・衆院本会議
余りの乱暴に速記係も憤慨
議会政治の恥
議場乱斗と告発・識者の批評
わざと議会後に済南協定成立を発表、卑劣な政府・永井柳太郎氏談
枢府、不戦条約の字句保留を主張
首相、済南協定で枢府に陳謝
瓦解か改造か・内閣に迫る難問
首相参内、済南事件協定のお詑を言上
枢府は依然強硬・不戦条約の字句問題
満洲某重大事件のその後・実力解決の愚
首相、枢密院議長に済南事件について釈明
「お詑言上」は大権千犯・枢府が本会議で真相究明
政府が重大協議・済南事件で枢府へ釈明の要領確定
枢府が却って硬化・積極上奏論の根拠・江木氏らの痛撃
不戦条約も暗礁・枢府の不満増大外務省の対策・与党は越権と怒る
東京市長に堀切善次郎氏
八幡市議選挙を重大視・無産党が過半数の形勢
仕事はこれからと首相が居据りを宣言・政友会大会で新陣容を指名
七万四千円の責任支出・グロスター公の責任支出など決る
枢密院の反政府的気勢・満洲某重大事件に飛火
今度は外務省の反対で不戦条約の諮詢行き悩む・外務省の見解
大日本農民組合が大衆党から脱党
「拓務省」来月十日から実施・官制案要綱発表
只見川水利権の認可で一問題・内務逓信両省の対立と県知事の越権
内閣改造問題の暗斗
只身川水利権問題で両者が和解
雄物川と米代川の争ひで知事も与党も大悩み
政局一段と緊張・俄然投げ出し説
人から道具まで一切お有合せの新看板・けふ開店の拓務省
首相が拓務大臣兼摂の親任式
朝鮮を植民地視せず・首相が声明書を発表
不戦条約を突如枢府に諮詢
枢府は態度硬化
満洲某重大事件に政治的背景なし首相が真相発表を言明
不戦条約御諮詢案・枢府の精査委員顔ぶれ
山梨朝鮮総督が近く辞意
民政党が摘発する山梨総督の醜行
朝鮮政務総監の決定遷延で朝鮮統治の将来に暗影
日本大衆党が堺利彦氏を除名
枢府委員の質問ひとまず終る・不戦条約案の第一回精査
憲法抵触の烙印押し不戦条約案の精査終る
枢府が違憲と断定せば内閣は総辞職を断行せん
内閣の命運のカギ握る伊東伯
枢府は明快に憲法違反と断定し時局一段と重大化
警視総監の後任に長岡隆一郎氏
時事漫評
不戦条約原案可決さる・緊張の枢府御前会議
満洲某重大事件で首相と軍部が意見衝突
犯人全く不明なる邦人関係の証跡なし・満洲某重大事件の調査内容
満洲重大事件で白川陸相と首相が相次いで参内
田中内閣が総辞職
田中内閣野垂れ死の裏面に動いた大きな手
田中内閣の崩壊
西園寺公が参内・浜口総裁を奏請せん
疲労その職に耐へず・田中内閣総辞職の理由
浜口総裁に望む・先づ主義主張を公示せよ
僅か八時間半で浜口新内閣成立
英労働党より組閣の手並み鮮か・閣僚選考の経過
政権獲得の夢破れ新党倶楽部壊滅の危機
人選にもれた早稲田組納らず
警視総監に丸山鶴吉氏が就任
新党倶楽部、政友会と無条件合同を決意
政友、床次氏の提議応諾
民政党、新合同を見くびる
地方長官大更迭・政友系知事一掃
新規事業一切見合せ・撤底的に緊縮予算編成・政府の方針決る
金解禁のためには消費節約の外なし・井上蔵相の説明
財界再建には金解禁の外途なし・浜口首相談
公私経済の整理緊縮と左傾思想の徹底的弾圧・政府施政方針声明草案
国民に呼びかけた新内閣の十大政綱
十大政綱の内容は空疎・森政友会幹事長談
河本大佐の停戦の勅令違反の問題起る・美濃部達吉氏の見解
停職の河本大佐が淡々と語る・斉藤内務次官と松本丞治博士らの見解
復活要求を退け九千万円緊縮・近く閣議に付議
帰任直前の山梨総督に滞京命令・結局滞京中に辞表提出せん
新内閣初の地方長官会議・井上蔵相が訓示
大山氏、四度労農党樹立を提唱・議会開会前に結党式
満鉄総裁に仙石貢氏
朝鮮総督に斉藤実子を再任
「立憲評論」浜口内閣の整理緊縮
枢密顧問官定員を二名増し廿六名に
斉藤朝鮮総督が論告発表
内務省で立案中の失業救済の応急的対策内容
着々進む金解禁準備・政府のドル貨買上げ一億数千万円に上る
小川前鉄相の収容で政友会危機
政府、綱紀厳守を強調
犬養氏か高橋氏か・政友会総裁の後任問題
犬養・床次両派が対立・政友会党首問題で大粉乱
既成政党の清党運動・各方面の見解をきく
政友会総裁に犬養毅氏・顧問会で満場一致推薦
月賦の大礼服を卅年間着用・政友会総裁に反り咲く犬養翁
犬養総裁誕生の最高幹部会経過
犬養氏の総裁決定と貴族院の態度
「政党政治は一種の戦なり」森幹事長の談
犬養新総裁に就任・政友臨時大会で挨拶
財源捻出のため官吏の減俸断行・明年一月実施・声明書発表
難局打開のため範を国民に示す・浜口首相の声明書
一般勤労者に影響なし・蔵相説明
減俸反対に少壮検事起つ
減俸発表は大蔵省の未定稿・首相が釈明
減俸案ついに撤回す
「一事一言」撤回正に当然
減俸案の撤回・首相の発議で決定
減俸案の撤回・民意尊重の英断・国民は失策を許せ
免罪で拘禁の人々に国が賠償・国家賠償法案近く法制局へ
財政窮亡救済に陸軍の縮小を図れ与党内で真剣に考慮
新労働組合法草案成る・来議会に提出の方針・大綱内容
右翼無産派の態度
社会民衆党の態度
日本大衆党は独自案起草中
更生政友会の新政策・犬養総裁の主張を根幹に議員総会で決定
更生の労農党がけふ結党式
言論集会結社の自由について
煙草は広告を入れ一千万円を捻出与党の耳よりな進言
労農党が大山委員長以下役員決定
金解禁の時機と方法・政界の意向
明年度予算各省の内訳
金解禁を明春一月廿日に期限付きで断行・大蔵省令成る
借入総額は一億円・借入主体は正金銀行
金解禁に大きな疑問
金解禁は明春一月十一日と発表
今後処分し得べき在外資金は三億四百万円
金解禁の第一関門突破・次は二ケ月の試練・浜口総理談
金解禁と官民の覚悟
若槻氏の軍縮金権資格に問題・政友会の有士代議士で意見交換
検事総長の声明で若槻全権の潔白を証明・政府の善後策決定
若槻氏、辞任勧告を拒否
疑獄事件の続出に貴院は強硬態度
声明書発表に関し法相から命令は受けぬ・小山検事総長の言明・政友民政両党の動き
〓職罪を拡張し特別法制定の機運
小橋文相が辞職し後任田中隆三氏
疑獄事件の摘発を金解禁まで一切打切りを命令・政府の最高方針
社会民衆党が分裂・全国同盟側は脱退し新党樹立に着手・声明発表
地方議会の全国的紛争益す悪化・政友派の敵本主義的撹乱
軍部の策動砕け司法権の威信保たる・山梨大将の処置問題
日本大衆党首に麻生久氏・顧問執行委員も決定
軍事・外交 対外交渉・陸海軍の動き・関連話題
陸軍始観兵式
関税協定を正式承認・北京で調印
済南事件の解決に対し日本は徹底的に譲歩
済南損害共同調査委・政府は撤回に決し芳沢公使に訓電
芳沢・王六次会見で日支交渉決裂
野党の攻撃に軍部が憤慨
六年度以降の建艦費六億円・気遣はるる財源
済南事件交渉成立
済南事件解決協定の全文
敷設艇の火薬が爆発・練習生四十七名が死傷
山東方面の形勢悪化に派遣軍の撤退を延期
孫文氏の遷柩祭に犬養毅氏を特派
南京・漢口両事件の解決協定全文
外務省、我外交史を編纂・主任は前チェック公使菊池義郎氏
自由出漁に露国大使が抗議・外務省は阻止の方針を回答
海軍機の南洋空中連絡成る
名古屋の防空演習・陸軍省から関係者が来名、消灯区域を決定
不法投綱問題で露国との交渉継続漁民保護のため駆逐艦派遣
第一帰師団に真崎甚三郎大将
駆逐艦同志が暗夜の演習中に衝突
帰国廃止にも及ぶ陸軍々制調査会の内容・宇垣新陸相の抱負
露国の強硬策は日本の沈黙の結果軍部方面の観側
陸軍定期大異動発表
露支直接交渉の機運に日本が橋渡しの労をとるか
松江連隊を廃し一ケ大隊を移駐・浜田の一ケ大隊も廃止か
日本、ヤング案を承認・対独賠償会議
陸軍爆撃機が墜落・小川少将ら七名が惨死
我軍制一新の調査会開く・要領と委員を発表
陸軍の企画する兵制改革説・背景に国家総動員体制の徹底
海軍軍縮に対する政府の根本方針を決定、英米大使に訓電
米側譲歩せざれば一万トン代艦の建造を逐行・三省連合会議で申合せ
軍縮機運捉進に重大視さるる日本の発言・閣議で態度を協議
英米交渉の未解決点は軽巡洋艦の比率問題
早くも予想される五国会議の三大難関
軍縮会議帝国全権に財部海相と松平大使を任命せん
日本、正式回答に先ち巡艦七割の原則確保・正式諒解求めん
軍縮招請状の要点
軍縮首席全権に若槻礼次郎氏起用
「一事一言」軍縮の招請状
若槻氏、軍縮全権を承諾・談話を発表
世界平和維持のため喜んで参加・わが方の回答内容
減俸策に軍部も反対・大蔵省官吏は「高給者と軍費削減」を主張
軍備制限より進んで縮小を高唱・外務省公表
巨額の諒解成れる陸軍の大整理・伝えられるその輪郭
連合艦隊の編成替え・主要指揮官と共に発表
軍縮全権が出発
軍縮会議・日米第一回予備会議・日米共同声明
日米全権再会し相互の理解に努む
日米第二次共同声明書を発表
経済・産業 経済一般・産業・交通・通信・運輸・社会福祉・労働・関連話題
昨年中における銀行整理の実績
今年の自動車界・車台数六万を突破輸入は益々激増する
山陰銀行が資産の大整理断行
国際労働会議代表に松岡駒吉氏・初の労働者出身
昭和三年の米実収高六千卅万二千余石・前年実収より百七十九万石減
深夜業を廃止したが成績は悪くない率先断行した日清紡
漁業界の開拓に女機関士の養成・島根県水産会の計画
樺太へ内地移民で十年計画
初の航空郵便・東京と大連間開始
加島銀行が解散し山口・鴻池・野村に分譲
三年度の鉄道収入は五億円
日欧間に無電が直通
土讃北線の難工事完成・池田町で開通式
全国産業組合大会を松江で開催
本年の錬漁は未曾有の大不漁
米国の金利高に流れこむ世界の金各国も利上げで引戻しに大童・金解禁に悩む日本
郵船秩父丸が進水式
電灯照明で養蚕・八束郡の新試み
日本人は所得の七割を消費・下条内閣統計局長談
七億円を下らぬ絹織物生産
金解禁の羽音におびえ身動きならぬ株式界
安曇八銀行の合併成立
日本一の機関車C五三型が完成・ボギー車十五輌を曳く
郵便貯金は十九億円を突破・四月十五日現在
仏領印度那への我貿易に決定的打撃・フランスが新税率を実施
岩見の製糸界・独立工場の機運
定期相場が小売に反映するのはまだ先の話・ある市場での内幕話
旅客の航空輸送開始さる
シベリア経由の欧洲行郵便中止・国際鉄道が不通のため
八幡製鉄所が経営合理に成功・利益金千五百万円に達す
太平洋上の速力で浅間丸が一位
日本労働総同盟が内紛から分裂へ
博多織同業組合が生産制限
ガソリン時代来る・利益の多い自動車へ鉄道省が全国的計画
国際レール組合が八幡に加盟を迫る応ぜねば投売りすると威嚇
鉄道全線にメートル法実施
日本銀行の海外資金増加
省電が切符の自動発売・十月から主要駅に
下関市で市内電車の開通式
内紛の労働総同盟が遂に分裂か・収拾できぬ大阪連合会
郵便貯金の激増・廿億円に達せん
有力銀行の収益著減す
八月中の銀行合同状況
福岡・大連間の旅客空輸あす開始
関西の異分子を排除・労働総同盟が分裂
第一回米収予想六千五十七万石・平年より約百六十万石増
世界的に不景気到来・日本の輸出も漸衰せん
十月中の地方銀行の合同状況
本年の入超総額一億八千万円
生糸が大正九年以来の暴落
金解禁で物価はどう下る
掛声の時から既に現出した解禁相場・得をするものと損をするもの
最高六十二哩の快速・超特急列車の試乗記
東京・大阪間八時間二十分・超特急が明春四月から運転
清水トンネル貫通・裏日本の発展に絶大な寄与
文化 学術・教育・芸術・芸能・出版・報道・関連話題
また来る試験地獄・選抜制度に関し全国に通達
安くてよく聞へる磁石式ラジオ発明・岡田元無電局長苦心の国産品
豊大閤時代の古文書五百余通発見
国民文芸賞を喜劇の五郎君へ
映画だより
徳富蘇峰翁、国民新聞を去る
長田氏の新劇団近く旗上げ
活動女優の売淫横行に取締り
果然情実を証する放送出演料の実際三百円から五百円までの内訳
男爵令嬢が女優に・女子学習院出の百合子さん
文芸協会の渡辺賞は平林たい子女史 大仏次郎・十一谷義三郎の三氏に
志願者の半数は入れぬ中学校
官立大の入試に危険分子お断り・文部省が各校に方針を通知
三百万学徒に文化運動・放送協会の新計画
長唄幹部が放送局を見限る
通信簿の成績で第一回選抜・市立中学校生徒の採用方針
大観氏と大倉男が国賓でイタリア訪問・首相が招待
勇敢な仙台人・ラジオ聴取料を一回も払はぬ人が一万五千
伊東忠太博士が日支往来・支那建築史を編纂
早大新聞が廃刊・学校の圧迫で
「青い鳥」の翻訳権で黒白争い
大河内が新国劇に飛入り・沢正が入院中
東大文学部に新聞研究所
発声映画時代来る
官立学校が授業料を値上げ
能久親王を劇化した「台湾神社」禁演か・許可した警視庁は狼狽
芝居片々草
高崎市北方で「はにわ」群発見
沢田正二郎の死と残る二つの難関
剣劇の創始者沢田正二郎の苦斗の辞を偲ぶ
大物を揃えて帝劇の四月公演
坪内博士が快心の講議
築地小劇場が分裂・土方系六名と友田が脱退
居残り組の言ひ分
東郷青児画伯が心中未遂
漱石は精神変質者・神経学会で佐藤正治氏が発表
中学志願者が激減・就職難から実業学校が大もて
日本にもトーキー時代・米国から輸入し五六月ごろ興業
日本人種の優秀性を立証・足立博士の著述
壊れた頭蓋骨の取調ベに成功・斉藤博士の発表
廿八社が議会記者倶楽部を結成
土方氏一派が「新築地劇団」を組織し小劇場で公演
宗達の大作出現を機に二大巨匠と共に公開・前例破る博物館
国士館専門学校が開校式
新国劇座長に市川小太夫
演舞場で沢正の追悼劇
全国に頻発する小中学校の盟休に文部省が調査開始・教員善導に努力
九大総長選挙で松浦氏(京城)当選
日本文学六編をポルトガルで出版
読者界に探偵もの時代来る
全国女学校長会議で勝田文相が教育方針を非難
邦楽座で楽人全員を解雇・トーキー出現の影響
河合プロの鈴木澄子が逃亡
中央教育界の信州勢力は没落
地震計で石油の所在をさぐる・今村博士の黒川油田の実験
院展で「院賞」を設定・竜子一派は脱退し「青竜社」を創設
御難の築地小劇場が近く立退きの悲運
太平洋画会が解散し学校組織に改組
AKがテレビの研究に着手
儲けすぎる国定教科書・全国的に値下げ運動・会社側の言分
トーキーに追はれ楽人争議・武蔵野館で解雇の皮切り
マキノ魂をこめて・若き盟主正博君が決意を語る
市川小太夫が新国劇を去る
新国劇の新進・辰巳柳太郎が家出
新国劇の中堅幹部六名が脱退
秋風立ちそめて裸女優の総決算・プロマイド屋訪問記
愛宕山から職業紹介を放送
故国の秋を慕って藤田画伯帰る
新人や復活に彩る秋・楽壇の賑ひ
十年ぶりで観世へ復帰する鉄之丞氏
新興劇壇も結合し「協議会」の設立を計画
石井漠舞踊団から崔承喜嬢が脱退
梅若流の樹立にまたも暗い影
日本が生んだグランドオペラ「堕ちる天女」歌舞伎座で初上演
雑誌界を風靡する漁色読物大征伐「文春」と「朝日」十月号が発禁
藤田画伯が十七年ぶりに東京入りパリで大人気・約百点を持参
太平洋会議に選ばれた四女史
御慶事の放送に飛んでもない過失
・よみうり抄・
帝劇女優東日出子が姦通罪で告訴さる
唐人お吉の歌劇を世界の舞台へ・山田氏苦心の作曲
AK誤放送の責任者処分
トーキーとレヴュウに神経削る検閲の嘆き
緊縮で不入り・帝劇が半額に・松竹各座も値下げ
世界工学界の権威を網罹・万国工業会議と世界動力会議あす開会
逆戻りの入試制度・筆記試験が復活か
小学校長会が反対の第一声・全国的運動へ
小学校長への侮辱・本郷小学校長が決意を語る
万国工業会議 米代表が住居問題で演説
藤間女史の振付で中山晋平氏の作曲演奏会
トーキーの犠牲・弁士の失業続出
筆記試験復活には反対・東京市の三団体が会合
各国親善を尽し太平洋会議終幕
愛人に逃げられた環夫人が三浦博士のもとへ
一九三〇年度に我映画の世界進出計画
環女史を待たず三浦博士逝く
上級校志望者偏重の小学校教育に職業と郷土知識を加える・文部省の今後の方針
東京府下の男女中学校で筆記試験を復活
文壇人の歳末・稼ぎ頭は誰?
不景気と経営難から帝劇が松竹へ身売り
東北帝大の授業料未納者が実に七百五十余名・六万二千円
試験地獄の反面に二万近い中途退学・反省を促すこの数字
授業料問題から慶応学生が連判状
吉右衛門の姉・お葉さん自殺
巣立つ学士の卵・暗澹たる前途
小学校長側も筆記試問を承認
丹羽博士発明の無線写真電送は大成功
興謝野晶子女史を祝ふ名士二百五十名・文壇にまれな盛宴
歌舞伎プロ劇団・若手俳優の「大衆座」が誕生・左翼意識を髷物へ
スポーツ スポーツ一般・碁将棋・関連話題
東京大相撲春場所番付発表
和歌山中学の小川投手が早大へ
神港商業優勝・選抜中等野球
病気と伝えられる小川投手が敢然と練習開始・早慶戦に出場できる
早大軍敗れ覇権は再び慶応へ
夏場所の優勝は常の花
日本アルプスの命名者は英国のガーランド氏に確定
人見嬢の二百米新記録を世界連盟で承認か
鶴田選手が二百米平泳に世界新
記録破りの富士登山数・昨日までに二十三万人
都市対抗野球で大連が優勝
全国中等野球出場校決る
前畑嬢が百米平泳で一着・全米女子水泳大会開く
中等野球・広島商業が優勝
牧野少年が高石の記録破る・全日本中等水上大会
マラソンの金栗氏が教育界を追はれる・女子師範改革の犠牲か
日独陸上競技成績
日独陸上・独が七十九点半対七十一点で優勝
早大三年ぶりに優勝
秩父宮の台臨仰ぎ神宮体育大会開く
早慶戦の優待紛擾で総務委員の渡辺博士が辞任
金栗氏のマラソン記録、七年ぶりに楠選手が破る・神宮体育大会
海外 海外ニュース・外地の日本人関係記事
滞空七十二時間・耐久飛行に新記録
漢口の排日悪化・邦人商店は閉店
耐久飛行七日間・乗組員はつんぼ2号は無事着陸
邦人に引揚準備命令・漢口の危機刻々にと迫る
張学良氏、揚宇延・常蔭槐両氏処刑
武装せる鉄血検索隊、漢口の我租界奪取を企つ
邦人銀行会社は閉店
漢口の事態悪化・海軍倶楽部も掠奪さる
処女地アマゾン流域で日米開墾競争
紐育とシカゴで大々的不良狩り
漢口の邦人保護に陸戦隊を増派
月世界訪問も夢でない・アインシュタイ博士の新説に全米湧く
南極のバード中佐が紐育と無線電話
大連海関に輸出税賦課・満洲特産物への大問題
トロツキー氏追放事件の真相
加州の邦人農業者が全滅の危機・日系人に借地不可の新判決
蒋介石氏、季済シン氏を監禁
フォッシュ元帥逝去
米国興業界にトーキー嵐
南京・武漢の両軍が遂に火蓋
漢口ついに陥落
アインシュタイン博士がまた新学説を発表
奉天城爆破計画の陰謀団追放さる
米国の自動車生産量・二十八日間で四十七万台
対独賠償専門委員会開く
米国のトーキー先陣争ひ
英労働党、海洋自由の鉄則宣明
奉天の排日貨激化・日支の邦品取引は絶滅
パリの日本学生ホームが異彩を放つ
米国の海軍軍縮案、日英に非公式提示・各艦種の徹底的縮小
虎視耽々たる蒋と馮、遂に決戦の火蓋を切る
蒋氏が動員令・山西軍も出動準備
メキシコ国立大学の騒動で学生の死傷三十余名
ハルビン支那官憲が露国領事館を臨検・総領事らを監禁して
英労働党が第一党に・惜しくも過半数を欠く・英総選挙結果
孫文の遺霊中山陵に鎮まる
クズネッオフ駐ハルビン総領事が支那側に逮捕さる
英保守党内閣総辞職、大命労働党内閣に下る
米国の禁酒励行熱高まる・ニューヨークで大検挙
堂々たる陣容で英労働党内閣成る
英国に労働貴族出現か
すばらしい人気・英最初の女大臣
賠償委員会の報告書発表
ブース大将逝く(前救世軍総司令)
百人乗りの巨人飛行機が完成
対日強硬策を夢みる張学良氏
奉天の国民外交協会が全国的反日運動を計画
支那側、東支鉄道沿線の電信電話を回収
支那側、東支鉄道を奪回
滞空飛行二百四十六時間の新記録
露支交渉全く決裂
東支鉄道問題の合理的解決希望・支那側の対露回答
露支国交遂に断絶・露国側が宣言
露支両軍が衝突、双方に多数の死傷者出す
張作霜軍に出動命令
支那側が断交宣言せん
ロシア赤衛軍が満洲里を占領
米国が露支両国に忠告
「平和の破壊は彼にあり」支那が中外に声明
ロシア軍が満洲里を完全包包囲
露支直接交渉の機運
不戦条約けふ宣布
露支両軍が後退
北満の各金融機関を支那側が独占の計画
遂に滞空四百廿時間で駒鳥号着陸
対独賠償本会議あす開会・世界大戦の総決算
世界一周へツェッペリン伯号出発
ツェッペリン伯号出発、日本へ向けて出発
露国と呼応し蒙古青年党が旗上げ
反蒋運動が具体化し支那再び動乱の兆
ツェ伯号ロサンゼルスに安着
聖地エルサレムに血を流す両民族衝突の真相
対独賠償協定が成立
ツェッペリン伯号の世界一周飛行終る
米国に軍縮反対の陰謀・三大造船会社の妨害運動暴露
佐藤代表が英提出の決議案に反対を表明・連盟軍縮委員会
月や星へ渡し船?ロケットの性能
反蒋連盟動き出し四面楚歌の蒋介石氏
ワールドシリーズはア軍優勝
百六十人乗りの大飛行機飛ぶ・ドイツのドックス号
ニューヨーク株式が加速度の大暴落
故孫文の東京の隠家を国民政府が買収・保存費用の支出を可決
クレマンソー翁逝く
世界一の摩天閣はクライスラー・ビル
石友三氏が独立宣言、南京を衝かんとす
石氏独立の波紋・背後で操る〓馮張の諸氏
各地の巨頭一到し蒋氏下野を迫る
社会一般 世相・話題・天地現象・事故犯罪・司法警察裁判・紛擾・医事衛生
今年こそ帝都復興を完成
吹雪中に津波・越後で三百戸全滅
列車開通の見込み立たず
黒河村の争議、新春に持越す
盲従より女権確保へ・富山地裁に映った時代相
荘内沿岸も被害・日本海の暴風雨
京都共産党事件の公開続開
宮城前の出初式は本年限り廃止
お正月の人出・二百六十二万九千人・忘れもの千点
また出た説教強盗
長崎端島で出水・十一名が溺死
滅びんとする人力車
十三人乗せた川舟が暴風で顛覆
農林省の古手が「馬の協会」占領
奈良県郡山の金魚十万尾が渡米
犀川工事反対の七町村長が辞職
遭難者は十一名・若松から帰路沈没
犀川問題遂に暴動化・村民数千が役場を襲ふ・鎮圧に軍隊が出動
早くも大検挙開始(犀川事件)
犀川問題で与党幹事長が当局に忠告
川上三百町のため三百町が奪われ千五百人が失業・犀川問題で辞職村長談
犀川改修は継続、首謀者は検挙・内務省方針決定
何故捕らぬ説教強盗・犯行実に五十八回を数え、郊外住民は不断の恐怖
旧歳末苦を見込んで山形県内に娘狩り殺到
警官六百が検束開始・犀川紛争で村民が警鐘を乱打
岐阜県下の不穏について
悪水問題の解決を県当局に迫る・佐賀県久保田板紙問題
説教強盗また中野の日本音楽学校の寄宿舎に出現
犀川事件陳情団、知事と会見
説教強盗、小説家三宅やす子女史を襲ふこれでなんと六十回目
捜索課の自動車わずか三台・説教強盗つかまらぬワケ
遂に証拠を握る・犯人が筆蹟残す
命を投げ出す前に簿給に悩む・説教強盗追う警官の告白
比叡山専修院が盟休状態
横浜の失業労働者が市役所を襲ふ
岡山県半田山官有林が百町歩焼失
六高の支那留学生が反日檄文
珍田捨己伯が逝去
特別警戒綱をくぐり説教強盗が駒沢に現はる
阪神国道の土地買収で不正発覚
大学生は物いはず・不安の就職難
説教強盗逮捕に二千余名を動員
門司市で四十六戸全焼
新渡戸博士邸にピストル強盗
逮捕近い説教強盗・警察で調べ上げた足跡
昨年の小作争議、前年より減少
昼は教師で夜は強盗・徳島市を荒した犯人の正体
早春の故国を後に六百七名が南米へ鹿児島立ち
六高の各教室に過激な檄文配布
説教強盗、下田女史邸を襲ふ・遂に指紋を残す
魔の列車犯人は鉄道省官吏
斐伊川改修問題で郡民大会
客車と除雪車が鉄橋上で衝突
九十七名に判決・大阪共産党事件
またも説教強盗・第一製薬重役邸に押入る
説教強盗事件で歴代九総監が協議
東京連合青年団も協力
吹雪の山陰線で列車が正面衝突
すぐそこまで手がのびた・説教強盗の穏れ家
尾崎士郎氏らが挙銑無届で罰金
都会の喧騒から子供を救ふ・生れ出た遊園協会
知事追出しに反対し佐賀県民大会政友会の野望に怒る
琵琶湖畔でお花さん死去
諏訪郡村民が西天竜ダムに反対陳情書
松坂屋で捕えた怪盗は説教強盗第三世と判明
調停解決の小作争議がまた決裂
水飢饉で水売り現る・表日本の旱魃
豊後水道で漁船数十隻が乱斗
製糸工場の火事で女工十三名死亡
市電の大減収に緊急改善策
軍神乃木伯家を蝕む悪・令嬢のため神戸へ移住
山手銀座・新宿が狂的な発展
林代議士を連出し脱党を強要
戸山脳病院が全焼・患者廿余名が逸走す
妻子ら六名を八年に亘り毒殺・保険金三万円を詐取
島民が挙って子殺し・三宅島で五十の圧迫死体を発見
哀れ十一名の焼死体・戸山脳病院の火事で督護人が見殺し
校友会費を使ひ込み・弘前高校校長が辞職
奥羽北陸線の除雪費・今年は二百廿五万円
木曾川沿岸に水肌饉
日本人は四十年に一寸二分伸びる
三十三間堂を大修築
職工と警官が乱斗・静岡県勝見工場の争議
陸軍中将仙波大郎氏逝去
市会の選挙費用に七十万円・渡辺銀行の元専務を背任横領で逮捕
宝塚少女歌劇場で白昼開演中の惨劇・観客が両手にピストル乱斗後自殺
商工会議所の初選挙・若い女将が立往生の一幕
ナゾの世界的秘密結社フリーメーソンが東京・横浜・神戸に在存
説教強盗一世捕はる・西巣鴨の左官職妻木松吉・逮捕経緯
四十万枚の指紋から発見
警視総監の説諭
泣き伏す妻木の妻
妻木の暗い日蔭の生立ち
海外の佐賀県人、五十万円の送金
係官も舌を捲く妻木の周到な手口
気仙沼町で六百五十余戸を全焼
東京に水飢饉・水道の水を転売
今がフランスの結婚季節・廿五歳以上の未婚女に課税
高尾山の楽王院が全焼
御大典を真近に日本赤化の大陰謀広島県尾ノ道郵便局で発見
牛を売って息子の応援・浅沼候補父子の美談
大西郷の孫も共謀の疑ひ・大山綱紀氏の詐偽事件
衆院議場に不穏ビラを撤く
新劇団の累彩・沢田正二郎君逝く
沢正の臨終に間に合はなかった渡瀬淳子
山本宣治氏刺殺さる
勇敢な斗士・大山郁夫氏談
横浜市電の従業員が無警告総罷業
米子市役所が全焼
無産系代議士を厳重保護
横浜市電争議は円満解決
倉紡争議解決す
山本氏の解剖中、帝大生騒ぐ
露国大使館付武官が酒乱を悔い割腹自殺
三池炭坑でガス爆発・死傷十七名
山本代議士の死を悼む・美濃部達吉
長崎県神浦町で百五十戸焼く
辞職勧告書を突付け首相官邸前で割腹
名古屋市会議員六名を耕地整理疑獄で取調べ
横浜ドック争議が悪化
毎日五六十戸が北海道へ・移民締切り迫り函館港が大混雑
石岡町の大火・一千戸が全焼
福岡県芦屋町で百三十余戸全焼
愛知県が誇る製糸の村
山陽線で急行列車を計画的に転覆さす
歩兵五十五名が感電卒倒
広島県で四年ぶりに人力車税廃止
春のダンスホール手入れ
スラスラと九十四件・自白の説教強盗
釜石でまた廿六棟全焼
井上良馨海軍大将逝去
新日本の根底ゆるがす有識青年の失業時代
空前の就職難・識者にきく
横浜ドック争議解決
松江に天然痘発生
また北大予科生三名を退学処分
名古屋の呉服問屋に争議
青師盟休生全員六十一名を処罰
新渡戸博士邸の強盗逮捕
探偵作家の小酒井博士逝去
名花松井千枝子さん散る
喧嘩の相手はスパイ・自殺した小柳大佐の遺書
円太郎の従業員が突如罷業
東京モスリン争議が三工場に飛火
東京市の人口は二百廿万余人
印度人と結婚し勘当された娘が十年ぶりに帰国
露領漁場を奪はれ日魯漁業は大狼狽同社株は暴落
黒幕は某邦人・正体は不明
長期もの十七八円の崩落
ブラジル渡航八百家族・日本村の建設を急ぐ
浅野翁に春・十九歳の花嫁を迎ふ
上杉慎吉博士逝く
露領漁区の落札者が経営の意志表明・動機は日魯の反省促すため
駅名の仮名遣ひがまた変る・国粋鉄相が厳命・驚く国語調査会
宮田警視総監が登場・卅万円手形偽造にからむ怪事実
後藤新平伯が逝去
三重衝突で死傷百名・吉野行花見電車の惨事
嵐山花見電車が正面衝突し死傷四十二名
恩給の取り頭は山本権兵衛伯・年に七千五百円也
大審院調書を切取る・被告に不利な部分を数十枚
日本人の平均寿命は四十二三歳が普通・内閣統計局の調査
受験生が替玉・問題続出の久留米九州市医専
包仏師の僧籍を剥奪・東本願寺が未曾有の処分
小学校統一に反対・村会議場で乱斗
政商いがみ合ひの裏に生活を奪はれる八万人・露領漁区争ひに沸く函館市民
東京モスリンの争議解決
豊国丸が襟裳岬付近で沈没・百十一名が行方不明・九十七名を救助
エレベーターガールが上野松坂屋に誕生
ゴールデン・バットは今年百億円を突破か
露領水産組合が漁業権益の擁護を声明
おなじみのドンを廃止・来月からサイレンに
銀座カフェー街の女給を取締る
ブラジル行の企業移民が突如渡航制限となる・有吉大使の希望に基き
水野直子逝去
労働歌高らかにメーデー大行進・会場で混乱し百六名を検束
三越の争議が飛火・エレベーター係が要求出し総罷業
日魯系出漁夫が上京陳情・政商の醜争に失業の危機
男女学生が結束し同志社紛乱拡大
東北農民総同盟に当局の眼が光る
御前試合に講談師六名が陪観を差許さる
山形名産の桜桃の裁培を京大農学部で研究
立入禁止処分から小作人が暴行
旭絹織膳所工場の紛糾・解職職工の復職要求で
三越争議に鑑み各百貨店が賃銀増額に踏切る
東京新市長の年俸を入札で決定
同志社大学の紛争鎮まる
女工三百名が塀を破り脱出・合同紡の争議
宮崎の大騒動による百六十八名を公判に
渡し船が沈没し溺死行方不明が十六名・最上川岸の惨事
銀座のクロネコでピストル騒ぎ
三重県知事官舎を襲った兇賊逮捕
すまとら丸にまたペスト発生
三越争議やっと解決
下関の魚争議やっと解決
風紀紊乱の近代化・モボにも責任
関西行幸の御警衛準備成る
御真影紛失事件に新事実か・坂井女教論を再び召喚
早大雄弁会の集合に右傾派が殴りこみ廿余名が負傷
東京のこじきを一掃・男女千七百余名を始末
九大建築課に〓職事件
安治川で渡船顛覆
美唄町の大火・百九十六戸全焼
学生騒擾事件は徹底的に弾圧・閣議で対策を協議・事件の真相
絶えぬ極左分子の活動と誘発原因
川原衆院議長逝去
岐阜県船津町千二百戸焼失
歌志内炭坑でガス爆発
「旦那」取りは御法度・大手を振れぬお妾さん
女師校長が女中に鉄挙
小樽沖仲仕の紛糾拡大
宮崎市付近で強震
佐賀県下で警官の暴行事件
省電一日の乗客は百十八万四千余名・筆頭は新宿の九万名
東京本年初の大水害・市内外の浸水一万八千戸
浮世絵から見た新潟美人の表情
赤坂舞踊場遂に営業停止・ダンサーの許可も取消し
樺太で大山火事・国有林五百町歩を焼く
外債償還基金にと蔵相に五十円送った工女の身許わかる
愛国婦人会総会開く
内閣の寄付三千三百円・市の社会事業後援会へ鳩山さんらが協力
田沢湖発電に漁民が反対・成績のあがって来た養魚が台なし
樺太の山火事後報・八百戸焼失、被害は六百万円
頻々たる不穏文書の主は伊那中学生の一団
イタリーと法王庁が仲直り感謝祭
値下げを要求し全村が送電拒絶・佐賀県下の電灯料問題
大相撲の行司達が労働争議
丸の内ホテルで妙な争議・総務部長の色事を知った雇人をクビにした事から
高麗部朝鮮共産党の一味四十七名を検挙
誤刷の十円紙幣で日銀総裁を強請
丁髪姿で渡米し五六十年ぶり帰国死んだと思った家族と対面
陸軍用地の山火事で軍隊が出動
被害者廿三名が警察を暴行で告訴
銀ブラ電車を運転・新橋有楽町方面の混乱を緩和
漸く復興した子供の体格・本年の身体検査結果
街に大学生の外交員・世智辛い世の中に校内相談所も苦労
鮮人留学生が会合中に斬られる
金儲けの横綱は三井と岩崎・相続税の筆頭は住友男
密漁船と警官が沖合で大乱斗
解放の喜びうたふ一万余の女工・愛知県の深夜業廃止のあと
農作物に染料の被害・福岡県甘木町に問題
長野県の製糸工場が全焼
ばいかる丸が朝鮮近海で坐礁
伊豆大島近くで鯨三千頭を捕獲
道庁移転にかゝる醜事実・朝鮮総督側近の奇怪な行動
東京市ガス値下げ要求拒絶の渦・市の理事と市会が正面衝突か
国家総動員演習の編成完了
小坂鉱山と開墾業者の争ひ・潅漑用水の分水めぐり
二児の首を切り飛込み自殺
江東の四モス工場に深夜業廃止から争議
駒ケ岳が爆発
降灰に五百余下が埋没・鳴動やまぬ駒ケ岳
和歌山遊廓事件で宮田警視総監が辞職か
深夜業手当てを獲得、東洋モスの争議解決
早大の左傾学生十余名に退学通告し学園内にまた険悪な空気
おらが首相にまた赤ちゃん
岐阜県にまたも大火・一部落が殆んど全滅
宮田警視総監は不起訴
三大商工都市を中心に未曾有の総動員演習行はる
酷使に耐えかね幼年工が脱走・片倉製糸の怪聞
松島炭坑浸水で四十二名が溺死
誘拐された邦人婦女子を支那奥地で発見
この夏から二時間早めるサマータイム実施・警視庁は大反対
排水の見込みない松島炭坑
山本代議士殺しの黒田が犯意否認
松島浸水坑の損害は百数十万円
海面埋立問題から逗子町民が乱斗五十余名が負傷
広島を本拠の鮮銀兌換券偽造団の一名を逮捕
御真影持出しを企てた犯人逮捕
御真影奉安殿に乱暴働く
中学生の眼中から受胎二週間位の胎児が出る
築後川上流で卅年来の大出水
浅野ドックで罷業
松尾鉱山でトラホーム蔓延
埼玉と群馬の両村民が引水間題で乱斗
青年の離村防止にシネマ会組織
森林列車が木曾川へ顛落
白米の小売値下る
山本満鉄総裁が八つの罪状により告発さる
鹿児島県に豪雨・卅二戸が海へ流され四十名が死傷
世界一周飛行に出発した後藤氏が米国内で墜落惨死
国民にお手本と大臣さんの節約申合せ
元貴族院の子息が三百万円の大偽造
山本代議士暗殺の黒田に懲役十二年の判決
生活苦から約一万人が県外へ
岡山県で女学校県営に絡まる不正事実暴落か
浴衣・服地・晒木綿など一せい値下げ
鳥取県の大密航団検挙さる
岩手県下で三十二戸百六十棟焼く
岡崎の中学生が灯火管制を利用して不穏ビラを貼る
警察官の暴行を検事局が重視
水不足から水門を破壊、下流の農民が県当局に陳情
愛知県土木疑獄・荻野土木部長ら三名検挙されん
サンマー・アイドルタイムで恵まれたお役人のお勧め振り拝見
省電がドアーエンジン制で駅員二百名を解雇
安来節が因で刃傷沙汰
高女県営移管不正に検事局が近く大活動か
旱魃を悲観して縊死した小学生
飲料水が枯渇し小学生二千が困窮
牧野省三氏逝く
全国的に私鉄疑獄・警視庁が内偵前内閣時代の醜聞を探求
湘南地方に強震
朝鮮疑獄が進展・肥田氏を逮捕
陳情の津浪に溺れそうな各大臣
山口旅団長が予備役に・いわゆる床次暗殺計画に責任を感じ・当時の経緯を淡々と語る
警務部長の令嬢が有楽町駅の倉庫内で屍体で発見さる
学士様の値六十円也・深刻な智識階級の就職難
「島の王様」故郷へ帰る・南洋の楽土を私有した立野氏
宮崎県の郡是製糸会社で女工百名が罷業
歌志内炭坑でガス爆発・六十余名が生死不明
五百尺の地下に残る五十八名絶望
益々深刻化する就職難
帝大医学部教授と税務署が対立・双方の言分を紹介
塔から宮城内を一望・警視庁の新庁舎が問題となる
不良狩りで暴露された当世職業婦人の内幕
東京市がダンサー税を新設
秘密結社が発覚、朝鮮学生百名を検挙
警視庁の弾圧に銀ブラ連は日本一の耐熱人種・正午で実に卅六度
マネキンガール問題で警視庁の肚きまる・先手を打った山野千枝子
大木伯、家付の夫人を離別・異母弟との道ならぬ恋の家出
緊縮と夏枯れで巷に満つる失業群
ツェ伯号を捜索する全世界のすごい電波戦
津田梅子女史逝く
大阪のコレラは真性と決定
銃口を堅く胸元に音一つもれぬ最期病死の夫追った大尉夫人
新しい下着に取換え純情の遺書
寺内伯の令弟寺内大尉の病死に殉じたあや子夫人
雨乞ひが利きすぎ・室蘭の浸水騒ぎ
ツェッペリン伯号が霞ケ浦飛行場に着陸
卓子の上に飛び上り財部海相が感激の演説・劇的なツェ伯号歓迎会
小作争議、全国的に深刻化
満州共産党事件の真相・記事解禁
福岡市の塵芥焼却場は工事中止
市電従業員六百名が電気局へ押しよせ銀座で示威運動
大阪のコレラ流行史・薬より神仏頼みで蔓延
ツェ伯号が太平洋征空の途へ
村民五百と警官隊が乱斗・秋田県下小学校の合併問題で
私生児兄弟に浮ばれぬ判決
電気局の譲歩で市電争議解決
大阪の私鉄疑獄に重役ら五名留置
百二万円の行方を追求・大阪市鉄疑獄でさらに二名召喚
日本紹介の恩人・サトウ郷逝く
私鉄疑獄をきっかけに前内閣当時の不正事実が続々暴露か・天岡前賞勲局総裁も召喚か
首相がビラ書き・全国民に訴える緊縮宣伝パンフレット
西日本を脅か