新聞集成昭和史の証言 第2巻
皇室 天皇・皇后・皇族・宮中行事・宮内省関係・関連話題
昭和三年
寿ぐ昭和三年の春・両陛下八年ぶり宮中正殿に出御
群臣御前に集い・豊明殿の新年宴会
久迩宮邦彦王殿下が御離婚
御講書始めの進講者決る
秩父宮妃に選ばれた松平大使令嬢
昭和初の陸軍観兵式に行幸
正式決定を見た御大礼諸儀式
秩父宮に兵卒が御婚約の祝辞
松平節子嬢の入籍手続き終る
秩父宮と節子嬢の御婚約確定
京都御所の修築に着手
昭和初のお歌会初め・詠進歌は三万八千余首
悠紀・主基斉田の両地方勅定
大内山を去る三老女官
高松宮が波間の水兵を御救助
御大典諸儀式の御時刻決定
秩父宮の御成婚式終る・荘厳な神前の御儀
畏し皇統譜に初めて平民の名
聖上、陪審法施行につき勅語を賜ふ
大元帥陛下、大演習のため盛岡行幸
御大礼諸儀式の御時間決定
山本・奥両伯爵に大勲位
御大典に締盟国元首からお祝品
御大典の各国使節に御謁見
新年勅題「田家朝」
天皇陛下卜御発輦
京都に御着輦・奉迎者百六十万
今上陛下御即位・賢所大前の儀
紫宸殿の御儀
勅語厳かに降る・総理大臣の寿詞
神代を今に御親祭・大嘗祭の御儀
皇統譜に御登録
朝野の群臣を召され大饗第一日
東京地方の饗饌
御大礼本儀終る・大饗第二日の御儀
大統譜に御登録、昭和の大礼終る
教育に関する御沙汰下る
東京市の奉祝会に両階下が行幸啓
政治国会(府県会)政党・行政・財政・法令・選挙・関連話題
近づく普選・驚くべき総選挙費
東京市長後任に市来乙彦氏当選
攻撃の余地与えず、政府解散を決意
解散に備え地方官異動
婦選獲得同盟も総選挙に動く
田中首相、浜口総裁に会見求む
工場鉱山以外の労働者にも災害補償の途を聞く・扶助法案を今議会へ
自作農創立案に農相除く他閣僚反対
解散前の議会を控え、朝野両党の主張を検討する
第五十四帝国議会解散さる
たちまち万歳と怒号・解散の瞬間とその日の政友会本部
解散日の民政党・金の話ばかり
この醜悪なる内閣・六個の不信任理由をあげ、浜口総裁が野党激励
普選目指し意気込む無産党九十二名
血と涙の廿余年・普選誕生に先覚者の回顧談(小泉又次郎、尾崎行雄、武富時敏、松本君平)
「最初の普選を意義あらしめよ」(東朝社説)
赤門と稲門が真先に張る論陣・鳩山一郎対安部磯雄
政府の普選取締りは猛烈を予想
弁士のかり集めに大悩みの普選戦
民政党のパンフレット廿万部を突如差し押へ
政府のお歴々に尾行・革正会を徹底的に弾圧
全国在郷軍人会に「政治に干与するな」近く一戸会長から警告
全国在郷軍人に「政治不干与」の警告
普選を控え、新聞通信社が共同宣言
選挙費用制限も空文・買収に眼を光らす官憲
苦しい無産党の資金づくり(大山郁夫、安部磯雄、宮崎竜介)
日本共産党が機関紙「赤旗」創刊
全国の青年団に選挙運動を厳禁
名士と無名氏入り交る・無産党の立候補者列伝
無意識な違反には寛大処置・選挙取締り方針
菊池寛氏が社会民衆党から出馬
露骨な選挙干渉に憤慨して東京区裁検事が辞職
選挙干渉に板ばさみの警察署長が悩みを語る
無法な言論暴圧に無産三党が抗議
政民の争いは陸海の戦・軍人畑から名乗りを上げた人々
無産党の費用四十万円の出処に眼を光らす警視庁
全国の候補者出揃ふ・総数九百六十七名に達す
意外に候補者の少ない理由
労農党が選挙圧迫で内相を告訴
田中政友会総裁がレコードを吹込み在郷軍人などに配布問題化
議会中心主義は我国体に背反・鈴木内相が談話を発表
我国初の普選投票日迫る
内相の放言は重大政治問題
「既成政党を懲罰せよ」実業同志会が共同広告
殺風景なる政争・不謹慎なる放言に警告
新代議士を得て各無産党の陣立て
著しい無産派の進出・干渉圧迫をはね返す
衆議員議員当選者一覧
野党を抜く僅か二名・政府党の致命的劣勢(総選挙結果)
内閣は進退を決すべし
内閣打倒に共同戦線・民政派が近く無産中立派に交渉
内務省、婦人選挙法も含めて普選法の再調査
内輪から燃え上る内相不信の火の手
鉄相の推薦状が問題化・立候補前に到達
新代議士の相場は一人十万円也・政友会の中立議員抱込み料
内閣不信任案は通過の見込あり・民政党は二百三五六名と計算・政友会の胸算用
財界の機熟せば金解禁を断行か・三土蔵相は依然放任主義
無産各派が初の共同戦線成立
勅選議員六氏の補充内定
三年度予算十七億四百廿万円・大蔵省発表
内相のいう「不穏思想」本元は実に田中首相・政府ジレンマに陥る
金解禁の準備に放漫政策を排す
婦選の女子王国に亀裂
勅選任命に関する銓衡機関の設置論が抬頭
勅選議員の補充決る
政党幹部の頭の改造・西園寺公が首相に諮問・田中首相恐れ入って語る
労農党極左三団体の結社を禁止・治警法第八条内容と総検挙者数
地方の評議会は解散の範囲外
共産党事件で水谷・山本両代議士の進退問題起る
三団体の処分について鈴木内相声明
労農党、直ちに新党の組織開始
共産党事件について
結社禁止・是か非か・各方面の意見と声明
天人倶に許さざる悪逆不逞の所業共産党事件で田中首相声明
旧労農党、解散命令に関し内相と膝詰談判・内相と警保局長の言分
労農党の生命は断じて絶たれぬ・大山前党首談
血煙あげた伝家の宝刀・受難の社会運動結社禁止の歴史
旧労農党の解散式
第五十五議会・元田議長に清瀬副議長決る
民政党は別個に弾劾決議案
各派が弾効案を持寄り野党連合協議会
政府、全国に特高課を新設計画
日本共産党の政策・政府非公式発表
全野党の内相弾効案、衆院に緊急上程・政府も対策を練る
日比谷の大舞台に無産党が第一声野次の中で西尾君の初陳ぶり
治安維持法改正に政府、議を練る
衆議員に三日間停会の詔書・尾崎氏弾劾案説明に堂々の論陣
停会是か非か・各方面の意見
野党に反省の色なくば解散を奏請政府、最高方針示す
野党切り崩しに必死の政府与党
鞍替えより欠席に望みつなぐ政府首相、再解散の決意にぶる
停会の三日間を野党切崩しで空費
議会再び三日間の停会・解散か総辞職かの岐路に立つ
明政会は内相の即時辞職を要求
鈴木内相、首相に辞意表明
でたらめの報告を首相が議会で報告、警官暴行事件で各新聞社強硬
内相また辞意をひるがえす
鈴木内相ついに辞職・首相が兼摂
山東出兵費に千二百万円
満蒙の権益は徹底的に擁護・臨時閣議で討議
政友会の有志、治安緊急勅令に反対
久原氏の入閣に反対し水野文相辞職
優詔降下を名として文相水野居すわる・文相と首相が談話
優詔問題の責を引き水野文相辞職
文相辞任と首相の責任問題化・宮中方面も重視
文相の進退と首相の責任
局長地方長官の異動発表
やましい所はない・水野氏語る
新文相に勝田主計氏決定
民政党有志が超党派護憲運動
政府の面目にかけ治維法勅令を断行
十七博士が優詔問題の責任問う声明書を発表
貴族院各派も交友会を除き共同声明
貴族院議員の優諚問題で五派が共同声明
治安法改正の緊急勅令を閣議決定・原法相が主旨を声明
捜索無能を棚に上げ法律改正とは何事・枢密院が治維法改正を突く
治安法勅令案、五対三で可決・枢府警告的希望条件をつける
枢府御前会議紛糾せん・治安法勅令案いよいよ本会議・顧問官の色分け
階下の御前に七時間・枢院が空前の大激論・主な論争内容
結社組織に極刑の緊急勅令公布・枢府第二回本会議の論議内容
今後に最悪例を残した緊勅案の可決
野党一致して政府弾劾・民政党が国論喚起へ
対支国策調査会が近く実現か・田中首相が西園寺公に諒解求む
首相、園公との会談内容を語る
新たに生るる無産党「無産大衆党」と命名・綱領政策承認
地租営業収益税の代り財源内定
久原逓相にからむ二つの怪事件・民政党が調査開始
無産大衆党成立・旧労農党禁止後半年で
和平統一に反する内政干渉不可・民政党が対支問題で第二次声明
床次氏が新党樹立を宣言
昭和維新に邁進・床次氏が抱負語る
民政党を蹴落し次の政権を夢みる
見込み外れそうで床次氏あせる
脱党者は廿名内外か
対支国策を審議すべき外交調査会の設置を決定
満蒙と全支那を区別して確立・政府の対支方針
首相、国策につき浜口総裁と会見
浜口総裁、外交調査会への参加拒否
第三党樹立の新意義と床次氏の矛盾
浜口総裁、首相を訪ひ外交調査会入りを拒否
民政党の旧本党系議員が留党に関する共同声明
日本は十三番目に署名・不戦条約の調印式終る
民政党が分裂騒ぎ・田中善立一派が新党計画
動揺喰止めに血眼の党首脳と脱党派の思惑
政党の崩壊期は来るか
金解禁の断行を三土蔵相が言明
民政党内の改革派の計画は一頓挫
民政党内輪喧嘩の種はやはりお金
民政党、小寺氏を除名し一先づ安泰
国民政府と交渉開始の意なし・首相から矢田総領事に言明
民政党が再び動揺・田中派が新団体を宣し除名さる
外務省、南北妥協成立の報を疑ふ
満蒙経済開発の閣議開く
民政党、特別委を設け米の買占調査
不戦条約調印は日本国憲法違反・民政党中村総務が提議・外務省は一笑
政争の具にしたくない・貴族院議員山川瑞夫氏談
調印した以上何ともなるまい・貴族院議員倉知鉄吉氏談
枢府の一部に硬論・大事をとる政府
幣原前外相が田中外交を痛難
戦禍奉天省に到らば断乎自衛策・政府が奉直戦を重視
新設の特別所得税、普通勤労は除外
日労党首に麻生氏就任
自作農案は予算閣議まで保留
小作調査官会議・佐賀県主催で開く
北海道の政友代議士が連袂脱党を決議・拓殖費不承認を憤慨
思想取締改正勅令を配布・学生生徒主事などを配置
明年度総予算概算十七億五千二百万円・新規事業費一億三千万円
御大典後を期して政府弾劾の大運動民政幹部会で決定
北海道議員の脱退書は握り潰し・田中首相が説得
御大典恩賞者決る・主な諸氏略歴
政府と憲政一新会で政策協定成立す・久原逓相が覚書を交換
政府の前途楽観ゆるさず
議員売買は国民の恥辱・浜口雄幸氏時局を語る
久原氏、床次氏の助力要請
素人久原の放れ業・党内に反感
与党内の二大暗流・鈴木系と久原系
病首相、逓相に諒解求む
逓相とは対支外交で意見交換・一新会が声明
東京市会、議員の大量収容で解散へ
日労、大衆、民憲が日労に合同申込み
首相・床次氏と諒解成る
床次氏の訪中、何ができる・浜口総裁談
床次氏の渡支は軽卒・新党クラブは不満表明
公娼廃止・埼玉県会が満場一致可決
自作農創設調停基礎案・農地債券発行せず、利子補給もせぬ
日労党全国大会で党員が幹部を殴打し解散
無産大衆党全国大会
日労農中央委員会
日労、合同に邁進を声明
無産七党の結成、日本大衆党誕生
東京市会に解散命令・解散理由
解散命令を前に労農新党準備会開く
福島県会の乱斗・民政派の予算修正から
新党組織準備会に解散命令
研究会の民政派、地租移譲案阻止を企つ
張作霖氏の横死事件・政府が真相究明を決意
共産党の残党狩・来春に大敢行
我対支強硬策は断じて変更せず・首相が床次氏と会見後言明
支那の邦日運動に傍観的態度を放棄
昭和三年の政界を顧みる
軍事・外交 対外交渉・陸海軍の動き・関連話題
昭和初の陸軍観兵式
列強陸軍の新兵器整備状況
日露漁業改訂条約の調印決定
第十師団で兵士の体格調査
日露漁業改訂条約調印さる
在鮮朝鮮人問題を重視・政府が対策を協議
日華実業協会が支那関税問題で意見書・支那に平和を勧告せよ
共産党事件につきロシアへ重大抗議提出か
満鉄、支那鉄道の連絡遮断策進む
米政府、不戦条約を提議・条約草案と外務当局談
山東出兵を決定・熊本師団に動員令
軍隊内の共産分子は十二名・陸海軍当局は重大視
済南入り南軍の武装解除・陸軍省が詳細発表
済南事件の交渉・藤田青島総領事が折衝・わが要求事項
第三次山東出兵を断行・司令官に宇垣大将
不安の在支那邦人九十万の分布と我軍の警備状況
済南でまた衝突・南軍の火薬庫爆発・我軍の要求は五項目
名古屋師団に動員令・帝国政府声明
山東第三次出兵と事態の重大化
日本軍、済南を完全占領・機上より投降勧告文
済南の南北軍一掃さる
第三師団出動を開始
支那の内政に不干渉・陸軍省発表
済南事件の外交交渉近く開始・三省会議で対策を決定
京津警備と満洲防衛・張蒋○の三頭目に通告
満洲治安のため帝国の自衛手段・南北双方に覚書手交を訓令
芳沢公使、張作霖氏に関外引揚げを勧告
戦争全廃のため誠意を以て協力・帝国の対米回答文を公表
済南事件の全責任は支那側にあり国際連盟への我提出文書発表
朝鮮軍独力で国境の馬賊掃蕩
臨時雇を募って弾薬製造に大多忙戦時気分の東京工廠
演習中落雷・下士卒卅余名が感電
若林中尉惨殺に奮起し馬賊大討伐に着手
満洲の覇権者変るも既得権は断然擁護・帝国政府の方針
満蒙保全の新対策成る・外陸海三省会議開く
大演習予算卅万九千四百万円・岩手県の分担決る
満洲は消極的防衛・軽卒な積極策を避く・閣議の方針未だ決らず
日本、南北両軍に戦斗行為禁止警告
爆弾続々投ぜられ奉天城内大混乱わが警備隊は総出動
天津支那街の混乱に我軍総出動
朝鮮の警備充実に独立守備隊新設
張学良になっても我対満政策は不変
大阪で日本初の暗夜防空大演習
大型爆撃機十四台で大阪は焼土と化す・防空強化に力を入れる軍部
F一号艇が遭難、搭乗者四名惨死
外務次官に吉田公使を起用
大和民族の侮辱が済南事件を生んだ・藤田総領事語る
非を通せば自衛手段に出る・日支条約廃棄声明に我政府も強硬態度
東三省自治の提議を張氏は体よく拒絶・我対満政策は重大局面に
済南事件交渉前に山東撤兵せよ・王外部長が高飛車な要求
けふ日支通商条約満期・支那側いよいよ廃棄通告
済南事件の交渉開始・外務省声明
わが警告を機に奉天派は筋書をかえる・南方と妥協問題けし飛ぶ
帝国の自衛上警告は当然・政府当局の弁明
村岡司令官、若き張学良を諭す
国府が満蒙の武力統一を計らば断然たる処置を取る・帝国の方針
条約廃止を固執せば、やむなく必要手段をとる・芳沢公使に訓電
陸軍大異動・主なる進級と転補
米国、国民政府の承認を誘ふ
米支の新協定で日本孤立化
華府会議以来の緊張を呈せんとする日米関係・米支の新協定
無誠意な国民政府に対し永久的山東駐兵を決意・参謀本部の構想
不戦条約会議に内田全権ら決る
張学良氏が南北妥協を林奉天総領事に通告・政府も対策を協議
満洲の保境安民問題・張氏と林男の主張点
陸軍定期大異動
国民政府、日本の主張を反駁
満洲の日本権益は尊重・蒋氏、矢田総領事に諒解求む
満蒙の我権益に一指も染めぬこと対支新条約応諾の条件
上海法院より邦人原告の訴訟の受付拒否を通告
外務省、南北妥協の報を疑ふ
済南事件を先決、条約交渉で譲歩矢田総領事の方針
満蒙政策の込幹たる新鉄道計画・奉天の交渉進む
日支交渉開始さる・懸案交渉と日本の態度
矢田総領事に授けた政府の秘策
駆逐艦と衝突し水雷艇が沈没
王氏、わが要求条件拒否・済南事件交渉で正面衝突
済南交渉解決・共同声明・経緯
関税自主問題で日支関係悪化か
翻弄された矢田総領事・日支交渉は決裂同然か
関税と塩税で矢田・宋会見
海軍大異動発表
陸軍の共産党軍法会議開く
東山省に白日旗・日本は成行傍観
経済・産業 経済一般・産業・交通・通信・運輸・社会福祉・関連話題
昨年の入超額・一億八千五百万円
新銀行法実施に銀行局の監督権強化論
宮城県下の三銀行が合同
セメント凝結法の成功で丹那トンネルの本工事に着手
財界の行詰り打開に自由通商連盟が誕生
米実収高六千二百十万余石・農林省発表
窮亡華族救済策・華族会館を担保に興銀から借入れ
神戸の生糸工場認可さる
東京大阪間・六時間の電鉄計画
生糸がなぜ安い?業者の経済力が微弱
全国の五割八分・信州系生糸の浜入荷高
大阪がまた生糸取引所の運動準備
太平洋横断飛行は本年は絶望・技術部実行委員会の結論
一人当りは日本が最小・列国の国債現在高
列国の租税収入額・一人当りの最高は米国、最小は日本
北海道銀行が百十三銀行と合併
五大電力会社の大合同が急転具体化へ進む
鉄道省の三年度石炭使用量は三百六十万トン
我が海外投資は総計十億円・うち満洲は六億円
全通を急ぐ陰陽連絡線・米子岡山間が七時間で行ける
若尾銀行が第十銀行に合併・個人銀行に見切りつける
いま日本が世界一・数字に現れた魚獲高
船の遭難を防ぐ無電測定所を早急設置の要望起る
地方銀行の合同売収を促進・大蔵日銀の方針
鉄道省が国産レールを初使用・八幡製鉄に発注
因美南線の津山・加茂間が開通
モラトリアムの損害は約七億円
裏日本の飯浦・須佐間が開通
加島・藤田両銀行整理成る
官米一万五千石が殆ど虫喰
立ち直らぬ不景気の原因を探る
英がマレーとセイロンのゴム輸出制限を撤廃・わが業者に打撃
全国生保会社の資産運転状況
水質汚〓防止に水質保護法を実施
十五銀行愈々開業・第一回預金払戻しを実施
モラトリアム実施一周年・資金は五大銀行に偏在
愛媛県下の八銀行が合同
旅客の飛行輸送はじまる・大阪大分間三時間三十分
日銀特別融資期限終る・総額は台湾融資合せ八億七千万円
日本の国富と世界との比較・内閣統計局の試算
純日本製の電気機関車完成
海員罷業と財界への影響・邦船の七割は停船の憂目
全国製糸連盟の結成運動起る
日銀正副総裁を突如更送
日米間無線電報が十六日から直通
一千万円銀行を前提として南信の六銀行が合併
我国の国債総額五十六億八千余万円・一人当り九十三円
銀行の土曜半休・取引所関係の銀行は変らず
株式更に新高値
銀行の土曜半休に東株の受難・幹事取引所は反対を決議
九州各県の本年度所得税は大激減
財政経済調査会の組織大綱決定
対支外交を悲観・諸株暴落
七大銀より見た金融緩慢の実体
川崎造船への軍艦注文を復活
円為替・日本公債が下落
対米為替四十五ドル台を割る
旭日生命に解散命令
恐るべき稲熱病蔓延・五百五十万石以上の減収か
不動産取引所の設立決る
休業銀行の整理一段落
米の恐怖相場・安値より七円高
中限の乱手騒ぎで立会停止
島根県の養蚕組合が激増
騰る白米に台湾米の買入急ぐ
北海道の長輪線開通・輸送系統に大変革
本年第一回米作予想・六千百廿九万石
期米市場が内地米大豊作の予想から立会を停止
昭和二年末の外資現在高・前年比で千二百八十六万余円の減
金解禁の即時断行・手形交換所経済調査会が決議
東米の紛糾解決・買い方の両店は一ケ月の営業停止
金解禁即時断行を政府へ建議へ・東京手形交換所が大阪へ賛成要求
北海道胆振鉄道開通式
為替高騰四十ドルに迫る
日本一の客船浅間丸竣工・三万三千トン
本年麦の収穫高二千百十二万石
フーヴァー氏の当選と我財界
盛岡・東京間に長距離電話
諸株急騰
三菱銀行が資本金一億円に倍額増資
豊肥線の開通式
鉄道省の新庁舎・三年計画で新築
日本航空会社が解散・今後は海軍機を製作
支那新関税と我貿易への影響・大蔵省の見解
本年度入超額二億円を突破
神戸生糸取引所の開場式
北海道開拓鉄道・新得鹿追間が開通
福島第百七銀行が休業
三井信託が不動産貸付け・十七年賦償還を開始
延長実に三千二百哩・鉄道建設十ケ年計画
久留米・吉井間の開通式
昭和三年外国貿易概算・入超二億六百万円
本年の銀行合同・減少数百九十七行
文化 学術・教育・芸術・芸能・出版・報道・関連話題
「口問筆答」で受験生を悩ます頑迷な中学校に、市学務局が大困り
現代人の恋愛と貞操観・市川房枝女史にきく
明るく朗らかな御大典奉祝曲成る
巌谷小波氏「金色夜叉の真相」発表
性欲描写に秘密会議・松竹が「女の一生」を映画化
尾上梅幸が舞台中に発病
九大を巣立つ二人の女学生・一人は初の経済学士
岩手県で小学校女教員が過剰
左団次が八月にモスクワで公演
救われぬ中女学校の試験地獄
帝大の全運動部が学友会から脱退
瓶原宮殿跡から天平時代の土塀発見
法の女王・九条武子夫人を偲ぶ
六百名から四十名・どうして選ぶ?お茶水高女の試験ぶり
日本で初の万国博計画・後藤子らの雄大な構想
児童映画日の制定・市教育課の計画文部省は賛成、興行側は沈黙
改正試験制度実施のお茶の水高女に非雑高まる
改正試験制度は惨禍を拡大・精神衛生学会から忠告
入学試験制度の改正で、双方が「困った」
SOSを傍受しJOAKが一昼夜中止・双方の見解
府立中高女の口頭試問内容
鳥居竜蔵博士が再び人類学研究の旅
各座賑う四月の劇壇
よみうり抄
東大文学部の全講師を一時罷免・滝文学部長が情実一掃
舞台で見られぬ五人男・放送局満三周年記念に放送
外国の例が大事と議会の放送お断り
百万円の新放送完成・五月から十キロで初放送
試験地獄が生んだ新しい詐偽・家庭の弱点を利用
東大学友会が解散・三十余部の機関を離れる六千の学生・解散の経緯
新人会は解散・起訴学生は無期停学・文部省の方針決る
大学左傾分子の処分は各総長に一任・私大も同様・閣議方針決定
「映画だより」
社研の名称をかえる・東北大には関係者なし・東北大総長談
総長が従わねば弾圧・文相最後の肚
学府に弾圧加わる・大森鈴木両数授も辞表・河上博士が声明
新人会解散に決定・文部省の要求を容れる
京大社会科学研究会も解散
七生社も解散か・上杉博士指導の極右的団体
雁治郎がドイツで公演の話
京大の学生大会、解散を命ぜらる
九大三教授が辞表
坂東妻三郎論(北風極涛)
市村産が競売の悲運・六代目も諦め顔で語る
自由自在な電送写真に成功
円本成金の代表は漱石氏の未亡人逆に悲運の小売店と古本屋
放送協会の改造、近く実現の雲行
東大に「地震研究所」地下に誇る仕掛け
田谷力三氏がヴォーカル・フォアを除名さる・太田夫人との取沙汰で
明治初年の新聞雑誌発売数
日本沙翁協会が誕生
左傾高校生の大学入学拒否・まず東大医学部で
花の如く咲く楽壇の女流・華かな裏に血と涙の洗礼
文芸消息
左団次一行、ロシアへ出発
上田万年博士に糾弾の声・論文審査の放任は不道得至極と
道楽半分から博士に・尾佐竹さんの維新研究
「猿之助と喜多村」(明治座所演中内蝶二)
トーキー出現で映画界大混乱
美術の殿堂「国展」が突如解散
世智辛い世にのさばる芝居国・続々できる大劇場
演劇だより
博士号の認可権・文部省の手を放れて大学へ・近く枢府へ提議
文部省がラジオの寺小屋を開設計画
「六代目が映画に出たら?」(マキノ省三)
近づく美術の秋・モデル女の打明話
実業学校から中学へ自由に編入・文部省が方針決定
善良な家庭を毒するラジオ盗聴調べ・AKの無謀な調査制度
川端竜子画伯が美術院を去る
芝居だより
帝展第三部の紛擾で彫刻の出品は僅か卅三点・朝倉派の声明
福原院長から辞職勧告・美術院議員会議の対朝倉方針
吉右衛門のなやみ・一時は排優廃業の決心
朝倉塾が瓦解・十八日の解散式
帝展日本画の特選者発表
左団次のおかげで日本人たる威容を発揚・ハルビンでの土産話
義憤の栗島すみ子が蒲田にサヨナラ
ノーヴェル賞候補に本多光太郎理博
島崎藤村氏が愛弟子と結婚
よみうり文芸抄
修身の先生を悩ます思想問題・全国中学修身教育協議会開く
居ながら芝居見物・テレビジョンが成功・浜松高工高柳教授の研究
歌舞伎十八番の上演中止・堀越家の干渉問題が爆発
あぶはち取らずの高師昇格
大河内と伏見がおめでた話
学生の思想運動取締・近く文相通牒
人間濫造防げ・日本医師総会が内務大臣に答申
六代目が愛弟子を破門
荒木京大総長が辞表提出
教育御沙汰書奉載会を組織
ふらつき始めた「寄らば斬るぞ」時代
宮崎県女子師範の移転決る
スポーツ スポーツ一般・碁将棋・関連話題
大相撲協会、春から法人に更生
早大陸上選手、剣橋・牛律に挑戦
加賀美君、国際スキーに活躍
快漢男女ノ川が幕内に昇進・武蔵山も大躍進
雪の御岳を完全征服・法大山岳部が新記録
頭山満翁が角力協会に詰問状
デ杯出場の四選手決る
初めてサン・モリッツに翻える日章旗・冬期オリンピック開会式
慶大山岳部が吹雪の南アルプス征服
米国で十勝十二敗・早大バスケットボールチーム帰国
体協幹部の内訌から暴露された暗い影・大会派遣費の報告めぐり
常勝和中を破り関西学院優勝・第五回全国選抜中等野球
ス軍の若林投手が法政に入学
オリムピック派遣の陸上十一選手決定
人見嬢が二種に世界新記録
日本ゴルフ選手権で浅見氏が優勝
オリムピック派遣の水泳選手決定
新潟競馬倶楽部の不正払戻し問題が紛糾
人見嬢また幅飛びに世界新記録
僅か三点差で早大遠征軍惜敗・アキレス倶楽との陸上競技
人見嬢、槍投げで英国新記録・二百廿碼で世界タイ
甲子園から東京へ中等野球放送開始
オリンピック大会開く
織田が三段飛に優勝・南部も第四等オリンピック陸上競技
女子八百米で人見嬢が世界新記録で第二位
マラソンで山口は第四着、津田は第六位・オリンピック大会最終日
日本は第六位・オリンピック大会陸上競技終る
鶴田二百平泳に新記録で優勝・オリンピック水上競技
陸上競技代表権を体協から全日本陸上競技連盟へ
百米背泳で入江が見事四着
都市対抗野球で大連実業が優勝
水上八百米リレーに日本は二着・百米で高石は三着
松本商業が優勝・第十四回全国中学校野球大会
浦松氏がアルプス最高峰を征服
慶大の浜崎投手に謹慎処分
三田の永井投手が軍法会議に
日本が七八対七二で勝つ・日仏対抗陸上競技
中学生の入江が四百背泳で世界新
将棋の王将争いに小菅系が動く
再び五点半の差で日本勝利・日仏陸上競技
永井投手の偽電報事件で両名罰金刑
早慶戦の前に宮武投手病む
呉清源君来る・天才棋客と〓はれる支那少年
審判が不公平と明大応援団が暴行
タイカップ氏ら野球の名選手来朝
君が代の曲ひびき渡り日本デーを出現・三段飛決勝の日
三段飛優勝の織田に町民が「日本万才」
高松中学が奉祝中学野球で優勝
今年度陸上競技ベストテン一覧
欧洲柔道会をナデ斬り・会田五段が八年ぶりに帰郷
海外 海外ニュース・外地の日本人関係記事
列強陸軍の新兵器整備状況
露国の反幹部派流刑者は五十二名
大刀会員が通化を襲い官兵と激戦
英文豪トーマス・ハーディ氏逝去
トロツキー氏が露支国境に流刑
労農政府がトロツキー派追放に関して発表
カナダの排日方針に邦人漁業者起つ
断然頭角抜いたフーバー氏・米大統領選挙予想
デムプシーが引退
世界銑鉄生産高が新記録八千四百万トン
米国紙、我国の普選を評価
米国紙が見た我国の普選の意義
ロシアの蟹工船、明年から大増強を計画
強大襲う各国常備軍・陸軍省調査の最新情報
かって見ぬ大規模な北伐軍・兵力は五十万
カナダにまた邦人駆逐案
吉林省に排日・日本人雑居禁止の秘密決議
ロサンゼルス地震で貯水池が決潰し四百名が溺死
邦人百余名遭難か・ロサンゼルスのダム決潰
米国の総人口は本年七月予想で一億二千一万三千人
また北満で邦人に退去令
反奉軍、三方面から攻撃・支那動乱再び展開
ハワイ公立校の半数以上は日本人
英国、マレーとセイロンのゴム輸出制度を撤廃
イタリア皇帝、爆弾の難免がる
独機、大西洋逆横断に成功
ウイルキンス大尉が北極横断に成功
済南入りの南軍が掠奪開始・居留人銃殺の報も確実
事前に山東鉄道を破壊・計画的な済南事件
南軍は全員撤退・済南事件一段落
済南で南軍に虐殺された邦人五百名
大惨禍中の済南・日本人の生活状態
上海で対日経済断交を開始
惨殺し埋没した死体九個・済南の邦人虐殺の跡
山東出兵と米国の態度
日本の対支行動歓迎・英機関紙痛論
南京政府、国際連盟に持出す
支那軍の暴虐は謝す・南京政府声明
国民政府、済南事件の主犯を免職
毒ガス車が爆発し市民が続々死亡ハンブルグの惨事
米駐屯部隊が無断で唐山を引揚げ
月世界まで飛ぶ怪速力の飛行機・超速自動車の実験ベルリンで成功
奉天軍、保定陥落で関外へ撤退せん
極北の氷上で最後か・イタリア号とノビレ少将・出発から消息杜絶まで・少将の略歴
大変動を免れぬ東三省の覇権
張作霖氏ついに都落ち・北京外交団は在留民保護と北軍の放逐を決定
張作霖氏、威儀を正して北京を退去・全国に退京の通電
張氏の栄光の夢いづこ・麻雀、阿片・女の一年有半
奉天近くで列車爆破され張氏の生死不明
張氏極めて重態・呉氏は死亡
荷馬車を挽いた怪漢が突如躍り出たその瞬間に大爆音
貴賓車は木ッ葉徴塵・現場を見る
事件を日本の陰謀となし奉天の日支間雲行険悪・邦人引揚げ始む
新正面の打開如何・張氏遭難と東三省の今後
張氏の列車爆破で日支紛争の恐れ
張氏ついに危篤
胆と才と運の男・張作霖物語
北伐軍が北京入城
南太洋横断の大飛行に成功・スミス大尉のサザン・クロス号
北伐完成を理由に蒋氏が総司令辞職
敗兵の掠奪で天津支那街大混乱
張作霖氏は遭難当日死亡と判明
各派巨頭を網羅し南京政府が全体会議
医者を呼び忘れて哀れ張大人の死厳粛な法要と奉天市民の表情
内外方針を決する北京の三巨頭会談・中心題目は地盤協定
ノビレ少将ら発見さる・遭難から実に廿五日目
崇厳壮大を極めた張氏の葬儀
ノビレ少将一行救出さる
仏下院、大差で金解禁法案を可決
ノビレ少将と僚友が悲痛な別れ
英国婦人有権者が五百万人増加・選挙法改正の結果
奉天側服従示せば青天旗の掲揚を強要せず・巨頭会談の決定
輸出入禁止制限撤廃条約に十八個国が可決
国民政府が条約改正を宣言
三民主義認めれば奉天と無条件和解・蒋氏沈黙を破る
加洲の白人が大挙し日本児童襲う
南北和議交渉につき奉天派代表談
満洲に晴天白日旗の翻えるは今や明白
メキシコ大統領に当選したオブレゴン将軍暗殺さる
張氏が総司令を辞任か
廿三日十四時間で世界一周新記録
氷上で演ぜられた奇怪な新事実・極北の秘聞に世論沸く
蒋氏、張氏に満洲現状維持を勧告
米国務郷、列国に国民政府の承認を誘う
米支間で突如新協定・関税自主回復を承認・日本孤立化の懸念
米支新協定に支那側は驚喜
支那革命軍、乾隆帝の陵を発き財宝全部を盗む
蘭領印度諸島のバーロエ島が大噴火
日本の主張を反駁・国民政府が第二通牒
国民政府の最高機関・五院と院長が内定・主席に蒋介石氏
東支鉄道幹部ラ氏を張氏が監禁・コロンバイル事件の確証握る
日貨排斥で支那の物価暴騰
不戦条約調印式終る・条約主文内容
米仏の提唱が一年半ぶりに結実
大統領候補との握手を拒絶したベーブ・ルース
不戦条約加盟団が四十個国に達す
邦人原告の訴訟は審理判決せず・上海法院の無法通告
南北妥協成立・南京政府が張氏の賛意伝ふ・真否疑う外務省
国民政府主席に胡漢民氏を任命
上海で共産党が大示威・広東では共産党員百九十名を銃殺
西インド諸島に大暴風
支那人の在る所随所に日貨排斥
皇帝の権力さへ奪ふ伊国のムソリーニ専制・ファシスト党大会の結果
惨殺されていた人質のギル少年・ハワイで日本青年七八名を検挙
犯人は日本移民の子・ハワイの少年惨殺事件
マドリッドの劇場火事で七百名焼死
死地に呻吟するトロツキー
国民政府首席に蒋介石氏任命
○軍が甘粛省で回教徒十万を虐殺
治外法権の即時撤廃・王外交部長が列国に通告
例のアインシュタイン博士が相対性以上の新発見を完成
第卅一代米大統領にフーヴァー氏が当選・民主党の敗因
運命の児フーヴァー氏の略歴
一万トン級の客船が大西洋で沈没し井上少佐夫妻遭難
米海軍大拡張案
日本が誠意示さぬ限り交渉せず・国府外交部当局談
支那側、新税実施を声明
国民党青年部員が巡警と乱斗
日本との約束無視・東三省に白日旗
東三省の政府組織・国府に隷属
社会一般 世相・話題・天地現象・事故犯罪・司法警察裁判・紛擾・医事衛生
不景気は何処?凄い書店の売上
東京市内受付年賀状は五千百卅二万
早大スキー登山隊、針の木山中で遭難・十一名雪に埋り、四名惨死
宮崎県小林町、烈風中の大火
三ケ日の人出が三百五十万・めでたき鉄道の春
近づく普選・驚くべき総選挙費
雨と降った百万円・春三日の興行街
御真影と教育勅語が二つの小学校で紛失
久迩宮殿下が健康上から島津量子夫人と別離
野田醤油争議を勅令で強制調停か
鈴木文治氏の実妹が結婚前に駆落ち
学校の盟休騒ぎで鉄道自殺・日本中学の副組長
猛吹雪で信越線また立往生
洋家具職の後備兵が直訴を企つ
早大山岳部、スキー惨事の真相発表
直訴二等兵の釈放求め、水平社同人がビラをまく
直訴の大北は松沢病院へ収容
秩父宮に兵卒が御婚約の祝辞
御大典を活動写真に撮影
建国会々員と無産青年が槍や日本刀で渡り合う
所得税から見た東京の大金持ち
全国小学校の女教員会が独立を準備
市内飲食店は一万二千余軒・やはり浅草が第一
鈴木内相が突然、大阪の二業地を許可・第二の松島事件?
久留米市の花火工場が爆発
海軍大将名和又八郎氏逝去
野田争議ついに暴動化
大東文化学院でまたもお家騒動
紛失の教育勅語と御真影を発見
事務官夫人が飛降り自殺
早大夜間部学生八百名が、校名改正などを要求して紛争
セミヨノフ将軍の百万円事件に検事局が動き出す
東桜島で大火・人家建物二百二十余戸を焼失
千葉県市川町で旋風・小学校の屋根が吹き飛ぶ
山陽を凌駕する山陰の兵隊さん
帝大生が中心で下宿屋征伐
ライオン総裁の標札泥棒は、試験パス祈願の美少年
「現代の車夫は昔の雲助」女教員の失言から松江市で一騒ぎ
思想の対立から帝大弁論部大会で乱斗騒ぎ
普選を控え弁士の狩集めに大悩み
普選を前に封筒書きの救人殺到
大阪城天守閣の鉄筋化に乗出す
名古屋教育界の驚くべき風紀紊乱
女教員の失言問題は円満解決
夫への応援演説に意気込む無産四党の女弁士たち
カナダの邦人漁夫・帰化免状を取上げられ涙の帰国
県知事ら悉く有罪(宮崎県選挙違反の予審終結)
巡査の嘆願で決裂寸前の小作争議が解決
少年少女誘拐の鬼夫婦逮捕
信越線の電柱が氷柱の重みで六十五本倒れる
野田醤油争議団が全要求を撤回し松岡駒吉氏に一任
下関で支那人と鮮人が大乱斗
故伯はどう裁く?板垣家のもつれ民政党入りの守正氏を義絶
満洲製粉重役六名の大横領事件発覚
九条武子夫人永眠す
新潮社に強盗・直ちに逮捕
普選無情をかこつ人・初売立の主は山本農相
仙台の選挙演説会・暗黒の中で大混乱
野田争議再び暗礁に
戦国の支那から士官学校依託生が五百名も殺到
労農党が内相を告訴・選挙圧迫の事実を挙げて
高知の漁民五十名が厳寒の海を泳いで投票
選挙違反で護送中に自殺
大山派の百余名を検束・香川県労農支部壊滅
労農党、怪文書事件で首相を告訴
「言海」の大槻文彦翁逝去
選挙演説中の弁士に汚物を投げる
選挙で急がしすぎると郵便局集配人が同盟罷業
郵便集配人が雪崩で生埋め
小学校女生徒十数名を弄ぶ・教育界を驚倒させた訓導
米国石油船が野島岬沖で突如爆沈
壇上の鵜沢博士が暴漢に襲われ重傷
暗黒色で普選を塗抹した高遠警察復活事件
これぞ普選!労働者の街深川の投票風景
二重橋爆弾事件の金が獄死
北一輝氏ら五名が有罪・宮内省怪文書事件
浅間山が爆発・大正九年以来
落選候補の演説会から千余人の町民が大暴行・福井県大野町の騒ぎ
福島県海岸地方に暴風と山火事
安部さんが五千七百円・選挙費用届け出に一番乗り
父の落選を悲観し十四才少年が自殺
大山氏の運動員が発狂し自殺
警官に投石、交番襲い百五十名検束・血染の労農党報告演説会
市議の歳費値上案に各方面から猛反対起る
太平洋横断飛行の訓練機墜落・後藤操縦士は焼死
列車の爆破企つ?山陽線構内の惨事
大山郁夫氏の都入りに殺気立つ東京駅
憲兵隊に睨まれた金梧楼の「兵隊物語」
やせたい一心・毒薬で絶命した娘
憲兵隊の大喝が警視庁を怒らす・双方の言分
過酷な選挙違反取調べで発狂
水平社九州連合が福岡県知事を糾弾・爆弾事件の巡査部長の表彰
半歳の野田争議で児童五百名が落第・学校へ上れない子も百余名
東京市吏員も恩給値上運動
言葉の行違いで五百名が不穏・奈良県の水平社員と組員
佐賀政友派の違反で県知事危し
大阪堂ビルホテルが神士賭博で営業停止
労農党の大山氏らが米国へ演説旅行
お花さん、西園寺公邸からお払い箱
高橋是清翁の売上げは予想の半分
府美術館で初の盗難・裸婦の油絵がねらわれる
満鉄煙台炭坑で爆発・五十名が即死
上山草人から千ドル・故国の声援に感激の送金
二条侯爵家で世嗣争奪の醜紛擾
婦女百名を外国へ売飛ばす・姿現わさぬ主犯
神田で向い合せの二大書店が同時罷業・岩波書店と巌松堂の要求
鮪漁船が金華山沖で遭難・七隻は銚子へ帰着・残り七隻・百廿八名絶望
長沼医博が告訴さる・借金返済を催促されて暴行
崇りも恐しく大蔵省で将門祭
焼けた銅御殿に新しい筑紫の女王今度は千秋男のお嬢さん
時代おくれの小店員制度・市内の小商店は旧態依然
軍用銃二万挺を上海へ密輸直前に犯人を逮捕
花火工場で爆発事故・三河島で死傷十九名
小学生が同級生を刺し重傷負わす
お寺さんでも俸給値上要求
佐賀県知事を選挙違反で告訴
全国十五万農民の単一組合成立せん・三大組合が合同申合せ
犯人は意外や分家の嫁・岡山県奥津村の毒団子事件
小僧さん万才、岩波・巌松堂両書店の争議解決
若い女も交り警官と格斗・新潟県の小作争議
御大礼の警備で卅万余人を全国から動員
従業員には尻尾だけ・東京電力の解散手当案
飲用河水に製紙工場の汚水・佐賀市の紛争
野田争議の副団長が丸ビル前で直訴・直訴状内容・日労総同盟の声明
岡山市主催の大日本勧業大博覧会華やかに開会式
酒に関する犯則は東北が全国第一
東京府営住宅三百六十戸焼く
野田争議、急転の兆・直訴事件で会社側が大恐慌
市当局も小店員制度の調査開始
府下で三千名に強制種痘・天然痘患者の続発に備え
遺言による空葬は中止・内務省から注意で
山岳家の大島氏が穂高で遭難
野田争議ついに解決の望み失ふ
赤穂義士のお墓ついに開放さる
藤山大分県知事また不敬・市会議員から三度目の告発
坂本竜馬の銅像除幕式
リ大佐の大飛行に米大使館も準備に着手
数百名の農民が警官と乱斗・宮城県の小作争議もつれる
東電の争議、円満解決
当分助かった三千の三助・浴場取締規則決る
日支両国の白系露人三十万が団結の夢を追う・活気づく漂泊のラシヤ屋
京浜一帯が突如停電・市電職員が高圧線で自殺企つ
後藤象二郎伯の孫が隠居・事業の失敗と負債から
十四歳で高校に入学させた父の教育実験談
大原社会問題研究所が存廃の岐路
大阪商船ハワイ丸にコレラ発生
ムッソリーニ氏の白虎隊頌徳碑・外務省を通じ建設運動
暴露された名古屋教育界の醜怪事高女校主に従兄弟が公開状
英語教師の更送で五年生が盟休
内閣印刷局で八百名が罷業
面積は三倍、人口は五万増・七ケ町村を合併した広島市
漁場の管轄争ひで佐賀福岡両県のにらみ合
生徒の三分の一が落第・岩手県の小学生父兄が陳情
晴れの新入学にこの涙・登校の着物が食物に化ける貧民街
警保局長今昔物語・話題を残した有松君と信望集めた川村川崎両君
労農党員と建国会員が乱斗
共産党の結社暴露・全国で千余名を逮捕・首脳多数が逃走中
国体を根本的変革・司法省が共産党事件の大要発表
共産党事件は思想的の国難・小山検事総長談
検挙学生の多数は帝大系の在校生当局を驚かした全国的な連盟
宿の女中の口から端緒をつかむ
五色温泉で人眼を欺く無礼講の宴会
共産党検挙までの苦心・塩野検事正談
大山旧労農頭首が東京駅頭で殴らる
日本共産党事件に片山潜が糸を引く
無断で耕地を取上げられた小作人
鹿児島県の漁港で三百戸焼失
黒袴赤だすきの暴漢、活動排優と大乱斗
日本共産党本部は帝都の真中京橋に・発見した時はもぬけのから
八千代生命前社長、背任横領容疑で取調べ
陸井商店の横領五百万円に達す
城中富山の霊薬、実はモルヒネ入り
民政派の県議ら八名が国粋会員に殺傷さる・和歌山市の惨事
小作人八百名が赤旗ふって地主を襲ふ
痛し痒しの河上博士、二給俸特進
弘前で千二百戸焼く
野田争議漸く解決・妥協案の内容悩みは七百人の失業
紀泉国境に大山火事・二百六十町