図書シャダン ホウジン ニホン レコード キョウカイ ゴジュウネンシ000036314

社団法人日本レコード協会50年史

サブタイトル1~10
ある文化産業の歩いた道
編著者名
日本レコード協会 著者
出版者
日本レコード協会
出版年月
1993年(平成5年)3月
大きさ(縦×横)cm
29×
ページ
487p 図版10枚
ISBN
NDC(分類)
760
請求記号
760/N71
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
年表・参考文献:p455~485
和書
目次

序章 黎明と成長と暗雲の前史 1877年(明治10)12月~1942年(昭和17)4月
日本の蓄音機事始め
アメリカ初期の蓄音機事業
平円盤レコードの勝利
日本草創期の風景
西洋音楽と蓄音機
確立したレコード産業の基盤
大衆文化としてのレコード
レコード産業の再編成
ラジオと著作権
嵐のなかを生きる

1章 戦争の苦難 1942年(昭和17)4月~1945年(昭和20)8月
日本蓄音機レコード文化協会の設立
協会設立の背景
発足当初の協会陣容
資材不足への取組み
当局の企業整備案,不調に終わる
レコード企画の戦時体制化
販売機構の統合整理へ
内閲実施と謀略レコード
戦時下のレコード企業海外進出
業界の壊滅的打撃とレコードの疎開計画

2章 廃墟のなかで 1945年(昭和20)8月~1949年(昭和24)
「終戦」の風景
占領軍とレコード協会
「リンゴの唄」に灯をみる
占領軍の検閲
経済改革・教育改革
音盤協会の改称と再編
「国際孤児」日本の音楽ソース
日本レコード文化連盟の構想

3章 復興への胎動 1950年(昭和25)~1954年(昭和29)
戦後デフレのなかで
朝鮮動乱が生み出したもの
生産再開から経営再建へ
官民協同の再建努力
LP生産の開始
市場の正常化と健全化
著作権,この長い道程の第一歩

4章 離陸から拡大に向けて 1955年(昭和30)~1964年(昭和39)
5年遅れの“戦後”脱出
流通機構の近代化
事務局強化と機関誌発刊
「レコ倫」の常設と流行歌の変化
JIS指定と市場調査
PR活動の強化
BIEM問題と輸入自由化
国際化の時代へ

5章 多様化するレコード産業 1965年(昭和40)~1974年(昭和49)
高度成長のなかの市場振興策
資本自由化に揺れる
メーカーの機能分離と協会体制
地図のない時代
相次ぐ著作権侵害事件
「新」著作権法の成立
二次使用料の指定団体に

6章 市場秩序維持をめぐって 1975年(昭和50)~1979年(昭和54)
大型不況を生き抜く
70年代的諸現象
公正取引委員会が動いた
独禁法違反行為排除の勧告受く
レコード国際保護条約加盟
個人録音増大の危機
レコード発明100年の明暗

7章 試練にさらされる 1980年(昭和55)~1984年(昭和59)
貸レ問題の経緯
あるエピソード
訴訟・和解・合意成立
関係者・諸外国の反応
噛みしめる孤立感
80年代の大波

8章 新たな構築に向かって 1985年(昭和60)~1992年(平成4)
昭和の終焉を含む激動期
IFPI東京理事会
邦盤,洋盤の保護格差
貸レ交渉のその後
報酬請求権制度の導入に向けて
時代にシフトする情報技術
広報・需要拡大・文化事業・そして
資料、年表、文献、口絵