図書ガダルカナルトウ サクセン ガイシ000036174

ガダルカナル島作戦概史

サブタイトル1~10
南太平洋戦没者追悼のために
編著者名
原 四郎 著者
出版者
ラバウル会事業部
出版年月
1976年(昭和51年)8月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
62,5p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/H31
保管場所
閉架一般
内容注記
発行者:南太平洋戦没者追悼の会(東京)
和書
目次

作戦惹起前の戦略的背景(6)
ラバウル攻略の戦略目的。
FS作戦(米濠遮断作戦)の登場。
進軍の限界規正に関する陸戦と海戦の相違。
陸海軍第一線東部ニューギニア、ソロモン諸島進出。
珊瑚海海戦―敵機動部隊の反撃開始。
第十七軍戦闘序列下令―FS作戦準備。
ミッドウエー敗戦によるFS作戦中止。
ポートモレスビーの陸路攻略開始。
南東方面防衛線の不確定。ラバウルの第二十五航空戦隊。
第八艦隊新設。
ガダルカナル島の飛行場建設。
作戦の初動―現地、大本営の戦局軽視(13)
米軍の反攻目的―米濠連絡線の戦略的掩護。
米軍のガ島来攻。
聯合艦隊内海西部出撃。
第八艦隊の致命的敵情誤判。
第一次ソロモン海戦の大戦果。
第十七軍ソロモン方面無関心。
大本営陸海軍部の戦局楽観。
海軍の伝統的見敵必撃主義。
現地海軍参謀のガ島航空偵察―致命的誤認。
一木支隊の第十七軍編入。
一木支隊先遺隊のガ島に向う駆逐艦輸送。
駆逐艦上の一木支隊長の心境。
駐ソ日本武官の情報電。
一木支隊の悲惨なる玉砕攻撃。
逐次兵力増強による奪回攻撃の復行(20)
一木支隊の失敗に先だち第十七軍川口支隊の増派発令。
第二次ソロモン海戦―米軍機のガ島進出。
ガ島に対する船団輸送早くも不可能―いわゆる「鼠輸送」の登場。
川口支隊長の舟艇機動輸送進言―いわゆる「蟻輸送」。
川口支隊の攻撃失敗。
第二師団の第十七軍編入。
南海支隊ポートモレスビーの灯を見る。
海軍陸戦隊のラビ攻略失敗。
第三十八師団等の第十七軍編入。
杉山参謀総長のガ島攻撃失敗理由上奏。
大本営陸軍部逐次兵力使用を改めず。
ガ島方面戦局の実相―制空権敵手に在り。
第二師団の駆逐艦輸送によるガ島上陸。
高速輸送船団のガ島突入成功。
聯合艦隊の策応―戦艦主砲のガ島飛行場砲撃。
「蟻輸送」の挫折。
第十七軍再び迂回作戦採用。
第二師団の困難を極める迂回機動。
攻撃開始日をめぐる陸海軍の疎隔。
川口支隊長の右翼隊長罷免。
第二師団総攻撃失敗―当然の帰結。
南太平洋海戦―戦果過大誤認。
日米主決戦場と化す(32)
大本営陸軍部南太平洋海戦の戦果に眩惑。
ガ島戦局の実相をつく第十七軍報告電。
第五十一師団等の第十七軍編入。
第三十八師団主力高速船団の潰滅―第三次ソロモン海戦。
杉山、永野両統師部長の上奏―奪回方針の堅持。
第八方面軍戦闘序列発令。
第十八軍司令官安達中将と第八方面軍司令官今村大将。
陸軍航空の南東方面進出。
南東方面艦隊の編成。
南東方面艦隊司令長官草鹿中将。
第八方面軍の統師発動。
「ガ島の絶食一週間」に驚愕唖然。
潜水艦による補給輸送。
駆逐艦によるドラム缶輸送。
海軍側の駆逐艦輸送中止提議。
空中補給の実施。
「蟻輸送」、海トラ輸送の挫折。
中央における船舶運用の重大化。
田中作戦部長と佐藤軍務局長の鉄拳応酬。
作戦部長及び作戦課長の更迭。
「天皇の御前における大本営政府連絡会議」の最終決定。
重慶攻略作戦企図の放棄。
対支新政策の御前会議決定。
第二師団主力の後退機動。
第三十八師団のマタニカウ左岸要線進出。
第十七軍の戦略持久。
天皇の伊勢神宮御親拝に関する陸軍大臣訓示。
第三十八師団親泊参謀の感激。
大本営陸軍部のガ島奪回作戦要領。
中部ソロモン諸島における飛行場急造。
第八方面軍ガ島に対する船団輸送に自信なし。
杉田第八方面軍情報参謀のガ島放棄論。
ガダルカナル島撤収―玉砕を許さず(51)
辻、杉田両参謀の「勝算極めて少し」。
大本営陸軍部新作戦課長のラバウル出張。
今村方面軍司令官以下の意見開陳。
真田作戦課長ガ島撤収を決意す。
ガ島撤収作戦に伴う陸海軍間の問題点。
天皇の御前における大本営会議撤収を正式採択。
第八方面軍に撤収の大陸命下る。
ガ島における絶食を伴う難戦苦闘続く。
一少尉の日記―凄絶な生命判断。
第八方面軍の撤収作戦計画骨子。
井本第八方面軍参謀ガ島に到り撤収命令伝達。
第十七軍参謀長及び高級参謀撤収よりも玉砕を選ぶ。
第十七軍司令官大命に従うと決断す。
第三十八、第二両師団長の心境。
第一次乃至第三次撤収輸送成功す。
宮崎第十七軍参謀長日記の一節。
断じて行えば鬼神も避く―敵の情勢誤認。
今村方面軍司令官撤退将兵を見舞う。
百武第十七軍司令官ソロモンにおいて部下と運命を共にす。
東部ニューギニア方面もまた撤収す。
ガ島において眠る将兵約二万七百名。
附図あり、附録あり