軍縮の脅威
緒言
時代の潮流
人類の歴史
国際聯盟に対する懐疑
世界の不安
我国外交の現状
「経済国策の提唱」に就て
国軍の大業
所謂国防の経済化
政党と国防
第1章 国防費の負担軽減と軍部組織の根本的建直し
国防思想の変遷
国費総額と軍事費との関係
山本氏算定の矛盾
公平なる比較
国民の軍事費負担額
列強の国富及其所得表
国費と軍事費表
軍備の整理と軍事費節約の実状
指導的態度の必要
陸軍々備の整理縮少
工芸科学の発達と在営年限の短縮
露国の真相
列強の軍事費
第2章 陸軍の平時兵員と其の極限的縮少
国防の経済化
速戦即決
資源問題
人心思想の推移変遷
米国の環境と資源
米国の海権
驚くべき富力
戦時に於ける米国の兵員
精兵主義
軍隊と訓練
兵器材料其他物的要素の必要
工業動員の困難
定量兵力完備の必要
常備兵半減の危険と日露戦争の経験
新時代の戦争
軍縮と支那の態度
軍備縮少の危険
第3章 陸軍平時兵員の減少と在営年限の短縮及国防両省の合併
移り行く時代
在営年限短縮と国軍実力の低下
複雑な装備
教育上の重大問題
在営年限の短縮と経費
必ずしも経費を減ぜず
代るべき各種の施設
米国の場合を見よ
仏国及其他の在営年限短縮問題
陸海軍両省の合併
不可論の理由
第4章 陸軍平時兵員の減少と列国の現勢比較
国家の為の威信
列国陸軍趨勢
日本―平時兵員算定の基礎
英国―海権国家としての陸軍
英国の地方軍
米国
軍国主義的大理想
米国の護国軍
露国―赤色ロシヤの陸軍
国家保安部軍隊
独逸―戦敗独逸の煩悶
警察隊の本質
仏蘭西
伊太利
第5章 軍縮の科学化及機械化と陸海軍所管の工業的機関及事業
軍備の科学化機械化と所要人員の統制及平時軍備機構縮少
所謂戦争の機械化
陸軍の主力
国民に理解せしめよ
軍部所管の機関及事業経営の民衆化
軍部の態度
先づ実力を養へ
第6章 学校教練及青年訓練の実施方法改善
青年訓練及学校教育の重視
我国の実状と其経費
第7章 軍備縮少の危険
軍備縮少と士気の退嬰
戦争と経済
国防の経済化と陸軍の軍備
生産資源と軍備
忠君愛国の至誠に就て
警むべき言論思想
唯物主義を排す
結論
軍備縮少の脅威
米国の日本侵略の計画
建国精神と文武両道
内を見よ
外を見よ国防教育化の提唱