この声を永遠に
- サブタイトル
- 日本遺族会創立五十周年
- 編著者名
- 日本遺族会 編者
- 出版者
- 日本遺族会
- 出版年月
- 1997年(平成9年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 27×
- ページ
- 117p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/N71
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1部 私の歩んだ戦後五十年
優秀作(七編)
来し方に祈りを(春木芳子)
悲しみも、度を超すときは涙も出ないことを知った(荒井菊枝)
みみずの戯言(田中泰子)
つらい時、淋しい時には宵待草の群落の中へ顔を押し当てた(清水保野)
父の故郷で受けた雪より冷たい仕打ち(吉田紀美枝)
私の空襲体験記(宇都宮君恵)
婚礼衣装も私達のおなかの中に消えました お母ちゃん、ごめんね(戸沢孝子)
佳作(二十三編)
母と共に(米田智恵子)
孫娘が実現した、若き日の母のユメ(上田伸之)
父の居ない子と言われるな 父の居る子に負けるな(池口広美)
子供心にも寝姿を見たことのない母(市村績)
あの日の選択(大西勲)
「あの人、連れて帰って来て……」沖縄へ旅する義弟に、すかさず言った(和田ミツコ)
私だけが、なんでお母さんが家にいないの―(越智弘子)
命さえあれば新しい時代を迎えられます(加藤偉義子)
鉄砲が上手だったから第一線で戦って死んだのだよ(石井芳子)
私のテーマソング(小山由記乃)
「海は見たくない、嫌いだよ」最後の別れとなった所だから(小野敏子)
私の戦争(中野スガノ)
自立の始まりは、十畳ほどの店と六畳一間だけの家(宮本良枝)
「父」という人は、誰でも石碑の中にいるものだと思った(中谷一子)
白木の箱に、指一本の骨が五センチ角の布に入っていた(木下菊枝)
我…五十五年を生きて(古家紀子)
戦後の思い草(身深怜子)
亡き祖父の遺志を継いで(渡辺陽子)
燦然と輝く星をお父さんと思ってお話してごらん、と教えてくれた母(正木紀子)
小さくなった母の背に思う(原口美代子)
遺言状の分析(三輪タマオ)
定年が来て体中の汗と油を出しつくした母(寺中竹子)
たった三回しか見せなかった母の涙(伝田恭昭)
第2部 これからの遺族会はいかにあるべきか
優秀作(三編)
「壮年部総決起の機、到来」と「会」存続のため新たなスローガンを(高瀬エン)
「英霊の顕彰」と「世界の恒久平和」が遺族会の、今後の大きな使命(永淵大輔)
問題点は三つ。経済面の改正 精神面の見直し、そして組織充実(河村芳夫)
佳作(七編)
壮年部のとるべき道(香川良子)
遺族会活動を通して、私は考える(山岸由紀子)
お題目並べの時代ではない 要は、壮年部の活動如何にかかっている(浜喜巳男)
「靖国神社」問題を解く鍵は怨親平等、敵味方ともに供養すること(富井徹)
戦没者遺族の悼みを伝え戦争防止の啓蒙が、まず使命(前田美智子)
世界二千万戦争犠牲者と手を携える時期 そのスタートは祈念館から……(加藤清)
戦争体験・犠牲者として粘り強く一つの事実の理解を深める使者(野田頭佑)
第3部 遺族会に望むこと
二世たちにのぞむこと(上坂冬子)
英霊の心に応えて流れを変えねばならぬ(末次一郎)
援護行政の思い出と日本遺族会への期待(八木哲夫)
大義の旗を掲げ続けよ(板垣正)
回顧“五十年”(英霊安からずして国家の繁栄なし)(末広栄)
九段短歌哀歓幾山河
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