図書目録ツルガ カイリク ウンユ シジュウネンシ資料番号:000035166

敦賀海陸運輸40年史

サブタイトル
編著者名
敦賀海陸運輸 編者
出版者
敦賀海陸運輸
出版年月
1982年(昭和57年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
170p
ISBN
NDC(分類)
683
請求記号
683/Ts84
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

写真特集
発刊のことば
目次

一、敦賀港海陸運送の発足
戦時下の企業統合 地元六社が大同団結
名門・大和田家を説得 代表取締役専務に有馬氏
一人の脱落者も出さぬ 順調に業務スタート

二、戦時中の敦賀港
軍需基地化の敦賀港 軍需充足会社に指定
空襲の爪跡深し 社長小浜で終戦を知る
当社屋上の監視台から目撃した山下氏の被爆記

三、試練つづきの終戦後
終戦後八ヶ月間、入港船ゼロ あるのは終戦処理の作業のみ
預金の封鎖、財産の凍結 特別経理会社に指定される
国内炭の入港実現に奔走 荷主や船舶運営会へ日参
最も低迷した時代、24年に増資し現社名に
重要港湾指定取消しの危機 県市一体で港の振興に躍起

四、安全宣言と石炭ブーム
戦後最初の明るい話題 北海道航路の「花咲丸」就航
三年間就航した四ヶ浦通いの定期船
造船工場と自動車部の発足
湾内観光の先駆“有明丸”がデビュー
機械化への切り換え 5トン起重機に社運賭ける
27年1月に“安全宣言”海上保安庁が待望の告示
“石炭ブーム”の到来 好調の波30年代まで続く
敦賀港は県管理の港湾に… 多彩な当社の20年代後半の動き
27年に日本ピー・エス・コンクリートが設立

五、外材輸入に始まる対岸貿易躍動の昭和30年代
32年5月に初のソ連船入港 北洋材はじめ外材輸入相つぐ
木材受入の態勢強化 県・市の施設計画にも協力
30年代に増資三回 新資本金五千六百万へ
十年間に港湾で一・七倍 通運一・四倍、貨物自動車一・八倍

六、年間貨物二百万トン時代の昭和40年代
オイル・ショックまで引き続いて順調な伸び
立体使用の蓬莱倉庫 44年11月に経営陣の若返り
迎えた創業三十年、苦労なくして勝利なし
49年に初めて社長訪中、中国炭輸入実現のきっかけ
40年後半からのニュー・フェイス ソ連向け繊維・雑貨の積込み

七、低成長期下の昭和50年代
きびしい時代に突入、有馬社長感謝と団結を強調
輸入木材にカゲリ、輸出国の事情と内需の不振
対ソ貿易の花形 貨物船の定期配船が実現
中国炭の直輸入に成功 現会長の数年越しの執念実る
ソ連向け輸出の繊維・雑貨 滞貨の解消に奔走
「安全」「感謝」「協調」53年7月に社訓を制定
副社長の市議選出馬 七期連続の社長に代って
社内報の発行や労使懇談会の開催
新社長に有馬義一氏 前社長、会長に就任
新社長の人となり、ニュー・リーダーとしての研さん積む
新しい作業船次々と建造し 戦力の強化はかる
小林相談役に“春の叙勲” 加藤氏に黄綬褒章
ミュージック・チャイム復活 当社が敦賀市へプレゼント
四部十五課制に… 機構と職制を改正

八、新本社ビル竣工と創立40周年
四つの慶事重なる、輝かしい昭和57年
有馬社長の初老を祝う会
満八十歳を迎えた会長、お世話になった方々招きパーティ
天津貿易の第一船就航 知事、市長主催の祝賀会開かる
秦皇島向け初輸出 セメントの第一船が出港
創立四十周年記念して、本社の新社屋が落成
敦賀港=ボストーチヌイ港 コンテナー船就航実現近づく
創立四十周年記念式典開かる 永年勤続者など表彰

九、「人間・有馬義雄」論
流れる薩摩隼人の血 早くから上級進学を決意
十六歳のとき“森の都”仙台へ 牛乳店に住み込んで中学校へ通う
郷里で一時、代用教員 再び仙台へ戻り上京を決意
夜警しながら明大へ通う 関東大震災で大活躍
不況のドン底、内国通運に入社 30分早く出社、30分遅く退社
思い出多い仙台支店時代 好伴侶・登志子夫人と結婚
社長に説得され青森へ赴任 課題解決し敦賀で新使命
数次のヤマ乗り越えた抜群の経営手腕と政治感覚
市議七期、会頭30年、敦賀RCの生みの親
強く、明るく、がんばり屋 これからも夢の実現に努力

一〇、今はなき元役員を偲ぶ
元専務取締役 故中村松吉氏 功績多い女房役、文化人としても著名
元監査役 故吉田忠吉氏 業界はえ抜きの生き字引的存在
元監査役 故橋本安定氏 作業の第一線に立った苦労人
元取締役 故船木亀春氏 将来を嘱望された英国型紳士
元常務取締役 故宮下新吉氏 自動車部門ひとすじに生きる
元取締役 故中川佐信氏 数字と法律に明るい博学の士
元常務取締役役 故福地与三郎氏 明治人の気質示した実力の人

一一、社内の福利厚生とスポーツ
各種保険制度の加入と、これらの上積み施策
昔、軟式野球、いまソフト・ボール 文化的クラブ活動も活発
“敦賀まつり”に連続出場 港湾福祉センターも四階増築

一二、関連会社の概況
敦賀自動車工業株式会社 あらゆる車種の整備サービス工場
日本ピー・エス・コンクリート株式会社 堅実に“技術を売る会社”へと躍進
敦賀鉄道産業株式会社 国鉄合理化対策に一役買う
日本海造船株式会社 F・R・P船の建造に活躍
株式会社・天津貿易公司 日中貿易推進のパイオニア

一三、座談会「創立40周年を迎えて」=その歩みと今後の課題=
難航した企業の統合 大和田氏を説得し発足
船が入らぬお手あげの終戦後 五トン起重機とP・Sではずみつく
人海戦術の荷役作業 社運かけてクレーンの操縦
債権取りたての苦労 早朝出勤にめざまし時計二個
懐かしい野球部の活躍 苦しくとも明るく生きる
石炭につぐ輸入木材ブーム 受入れの対応に追われる
高度成長から低成長時代へ 多様な変化の中での採算追及
きびしい転換期に直面 労使一体で難局乗り切り
期待される中国貿易 対ソ関係にも明るい材料
長く勤めて幸せだった いかせ!不屈の伝統・社風

随筆集
〔付表〕
あとがき


 




図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626