感謝の五十年-新村長次郎と新村印刷小史
発刊に際して(取締役社長・新村重晴)
第一部 新村長次郎の回想
北三筋町の歳月
新堀端に育つ
隅田の水の光る色
千貫神輿の氏子たち
警察が守る須賀橋の名
うたかたの如や
民族の愛唱歌
露地裏の哀歓
よしず張りの水練場
観音さまへ月まいり
海老伝の銘入り
二十世紀への首途
根岸の里
音無川のほとり
文人墨客
青白き水蒸気
朝顔、菊、蓮
山川草木転荒涼
明治商業へ通う頃
キリスト教の大物たち
明治の閉幕
新村本家を思う
ビジネスと青春
第三銀行にはいる
女難は避けて通る
命短し恋せよ乙女
カチューシャの唄
だらりの帯と花屋敷
京洛の四季
震災の東京へ
復興景気に沸く
昭和の幕開き・金融パニック
昭和前期の苦闘
印刷業への修練
一家総出の創業の頃
三崎町の今昔
花咲く昭和の良き時代
戦時色、日に日に
太平洋戦争と業界
戦中の躍進と荒廃
第二部 戦後の新村印刷
新村印刷所の再建と戦後の混乱
廃墟から立ち上がる
株式会社への発展
闇夜の航海は危険
小切手の大量受注
後継者選びと千代田印刷会の結成
高速二色オフ機の導入
「印刷あり 文化あり」
健康保険組合への情熱
新鋭工場の建設
設備と従業員の増加
米軍印刷工場見学の教訓
調整組合設立に参画
工場・設備全焼の試練
飯田河岸に新社屋建設
合理化のモデル工場
『中西虎之助』伝を刊行
近代化の先き取り
業績大きく伸びる
海外視察と技術の摂取
創立三十周年を祝う
広告宣伝の変化と商品カラー化
技術室中心の品質管理
働きよい会社づくり
社内人事も整備
浅草観音にいむら育英会を創立
業績精励賞を受ける
ひた走る近代化路線
近代化時代の幕開き
体質強め実績を伸ばす
長次郎、全印工連会長に就任
全印工連の運営を改善
日本印刷技術協会創立に協力
狭山工場の設計思想
近代化の試金石 狭山工場が完成
ZD運動にとりくむ
『標準書』作成と技術教育の徹底
労働条件さらに向上
整版・刷版の改善と原価管理
合成紙印刷と教材の開発
企業の組織力の展開
構造改善事業に重要な役割り
長次郎、勲三等瑞宝章を授けらる
印刷文化賞を受ける
GMPへの対応と狭山紙器工場
新体制―新村重晴、社長に就任
より積極化した国際交流
新鋭機導入と品質改善室
カラースキャナの導入
多方面にわたる技術開発
創業五十周年を迎う
コンピュータの導入
会長・新村長次郎の他界
念彼観音力 釈然得解脱
メカトロニクスの時代へ
感謝の五十周年記念式典を開く
新村印刷株式会社 資本金の移り変り
会社組織図
年表
あとがき