現代日本産業発達史　２７

概説
保険企業史の大要
保険の原理と効用
保険企業の経営
生命保険
明治以前における生命保険類似の諸制度
五人組の制度
職人組合（同業組合）
友子同盟
頼母子・無尽
明治初期における生命保険の胎動
保険思想の輸入および紹介
丸屋商社の死亡請合
日東保生会社
共済五百名社
類似保険の続生
外国生命保険会社の動き
近代的生命保険業の創成
明治生命保険会社の設立と開業
帝国生命保険会社の設立と開業
日本生命保険会社の設立と開業
生命保険企業の成立過程
模倣会社、類似保険の乱設
商法の施行と生保業
日清戦争とその影響
保険業法施行までの過程と保険業法の内容
保険業法制定と生保業界の整備
相互会社の創始
外国会社の進出
日露戦争前後の状況
簡易保険事業の胎動
大正期における生保業の進展
簡易保険の創設
第一次世界大戦前後の発展状況
流行性感冒と保険金支払い
無診査保険と団体保険の企画
関東大震災の影響
第一次大戦後の不況と生保事業
昭和恐慌と生保業の合理化
金融恐慌
生命保険会社の整理
高配と低料の争いと募集取締
全解禁と生命保険会社の不況対策
標準生命表の作成
新種保険の発売と保険約款の改善
徴兵保険会社と小児保険
五大生命保険会社の進出
生命保険事業の躍進
満州事変以後の情勢
生命保険契約高百億円達成
経営合理化と五相互会社の合同
生保証券会社の解散と再建
団体生命保険の誕生
満州生命の創設
生命保険国営論議
弱体保険と協栄生命再保険会社
東洋生命の解散と役員の異動
日華事変と生命保険事業
戦死保険金の無条件支払い
国策順応の資金運用
厚生省開設その他
保険業法の大改正
保険業の変遷
業法大改正の動き
改正保険業法の特徴
保険業法改正後の情勢
監督行政の強化
この期における会社の整理
日華事変長期化の諸影響
太平洋戦争下の生命保険事業
生命保険統制会の設立
戦争と生命保険契約
戦争死亡傷害保険
外国生命保険会社の接収
戦時体制への協力
戦時下の事業防衛策
生命保険中央会と戦争再保険
敗戦による生保事業の瓦解とその再建
終戦直後の応急対策
外地契約と徴兵保険の処理
生命保険会社の戦争損害
生命保険事業再建方式の論議
生命保険会社の再建
生命保険中央会の解散
生命保険事業の復興
インフレーションの収束
保険料の引下げと契約者配当の動向
保険種類の変容
政府補償の返還と棚上契約の支払い
保険契約高の伸長
この期の保険政策
再保険事業の発展
生命保険事業の成長と現下の諸問題
第三次保険料引下げ
保険審議会の答申
保険種類の動向
年金保険の開始
業務組織の変化
従業員の教育訓練
事務の合理化
資金運用上の問題
保険料率と契約者配当の動向
競争分野の複雑化
損害保険
明治以前における保険類似の諸制度と損害保険
社倉その他の備荒貯蓄の施設
抛銀の慣習
海上請負
飛脚屋営業と運送危難請負
外国保険会社の国内開設
東京海上設立以前における損害保険
保険思想の導入・紹介
保任社の設立と廃社
第一国立銀行の海上受合の開始
陸運元会社（→内国通運会社）の設立
政府の借庫預り貨物の火災請負
外国保険会社の営業
近代的海上保険業の創成
東京海上保険会社設立の背景
東京海上の営業開始
近代的火災保険業の創成
東京火災保険会社の設立
明治火災と日本火災の設立
明治中期以降の損害保険事業
日本資本主義の確立
損害保険会社の続出
営業状況
保険業法の施行
保険約款の統一
明治後期の損害保険事業
日露戦争後の経済情勢
損害保険業界の推移
日露戦争後の新設損害保険会社
火災保険業界における料率協定
大正前期の損害保険事業
第一次大戦前後の経済情勢
損害保険業界の推移
損害保険会社の新設
大日本聯合火災保険協会
第一次大戦の終結と関東大震災
第一次大戦の終結と損害保険
関東大震災と損害保険業界
昭和の不況と損害保険
金融恐慌とその後の慢性的不況
各種保険料率協定の進展
損害保険企業の集中化
太平洋戦争と損害保険
日本資本主義の壊滅
損害保険の戦時体制
戦争保険の展開
太平洋戦争の終結と損害保険事業
わが国経済の再建と損保事業
大打撃を受けた損保事業
損害保険事業における諸制度の民主化
損保事業の基本的諸事項の整備と民主化
金融緊急措置と経理の応急措置
損害保険事業の回復
海上および新種保険営業の推移
朝鮮動乱以降の損害保険事業
朝鮮動乱と自立経済
損害保険事業の概観
業務規制問題
損害保険事業の資産運用―金融機関的地位の向上
新種保険の地位上昇
損保業界における系列化
商社の地位の変容と海上保険営業
代理店制度の改正
新種保険の開発
開放経済下の損保業界
付・付録あり