教科書が教えない歴史 4
明治の改革
天皇の権威を背負い新国家を建設
武士の自己犠牲で実現した廃藩置県
苗字から始まった「国民」の誕生
努力が実を結ぶ社会を目指した
関所廃止などで整備した物流システム
旧武士の反対を押し切って徴兵制
帯刀を禁じた近代的警察制度
農民の解放にもなった「地租改正」
大蔵省が強引に設立させた第一国立銀行
下野し、会社づくりに奔走した五代友厚
桝の大きさから決めた統一尺度
給料を浮かすためでもあった太陽暦採用
自国でつくろうとした大砲や軍艦
「富国」への第一歩だった内国勧業博
半植民地化を免れた鉄道の自国経営
西南戦争で威力を発揮した電信の開設
維新後5年で学校制度を明文化
近代化の人材を養成した帝国大学
興隆を支えた「立身出世」の考え
近代国家になくてはならない国旗・国歌
国民の一体感を生もうとした「旗日」の制定
手探りで始めた初期の外交
国際的国家を目指して国境を確定
近代日本を描いた文学
数奇な運命から日米の橋渡し(津本陽『椿と花水木』)
屈辱外交の犠牲になった土佐藩士たち(大岡昇平『堺港攘夷始末』)
明治ナショナリズムの健康さ(城山三郎『雄気堂々』)
明治維新期のリーダーたちの見識(安部公房『榎本武揚』)
「日本らしさ」に悩んだ人々(島崎藤村『夜明け前』)
開拓に見る武士の受難の時代(本庄睦男『石狩川』)
巨大な企業を築いたロマンの時代(邦光史郎『三菱王国』)
立身出世の時代の物語(国木田独歩『富岡先生』)
国家の命と出世のため恋を受けつけず(森鴎外『雁』)
エネルギーと矜持の時代(三島由紀夫『鹿鳴館』)
鹿鳴館時代の興隆と衰退(芥川竜之介『舞踏会』)
明治期の子供の宿命を描く(樋口一葉『たけくらべ』)
時間と金に追われるようになった日本人(夏目漱石『道草』)
国民国家を喜んだ明治人(司馬遼太郎『坂の上の雲』)
交渉に精力を使い果たした小村寿太郎(吉村昭『ポーツマスの旗』)
揺れ動いた特攻隊員の気持ち(阿川弘之『雲の墓標』)
戦死者に捧げた“鎮魂歌”(竹山道雄『ビルマの竪琴』)
日本統治下の台湾・朝鮮
経済的利益を得ていなかった日本
高砂族を融和させようとした樺山総督
安全保障と深く関わった朝鮮半島
韓国の間接統治を目指した伊藤博文
恨みを残した一進会の日韓合邦論
近代林業発展に寄与した阿里山開発
経済・社会を大きく変えた鉄道建設
米の生産を高めた増殖計画
地方機関に強制されて創氏改名
高倍率になった志願兵募集
強制性は薄かった朝鮮での徴用令
台湾人の反日感情を緩和した長谷川“仁政”
同じ日本と思って投資
近代日本の外交
英米か露と組むしかなかった日本
「不平等」より「開国」を優先させた幕府
危機感から朝鮮に開国を迫る
冷静に三国干渉に対処した陸奥宗光
ロシアへの脅威から結んだ日英同盟
日露戦争以降反日的になった米国
「チャンス到来」とドイツに宣戦布告
中国に恨みを残した21箇条の要求
日本孤立化作戦にのったワシントン会議
共産主義革命のソ連と戦前から冷戦
最後は挫折した幣原経済外交
国際連盟を失望させた満州国承認
コミンテルンの挑発に乗せられた日中戦争
米国に通じなかった三国同盟参加の意図
日本の“開戦決意”読んでいた米国
身勝手な希望的観測で遅れた終戦
無神経だった占領下の外交
米国にいじめられ、過保護にされた国家
日本の心を伝えた外国人
「毅然たる武士」を詩にしたホイットマン
民族興隆の活気に感嘆したモラエス
多神教を理解したラフカディオ・ハーン
「精神を尊ぶ」と感じたタゴール
桂離宮を“発見”したタウト
桜の“移入”を提案したシッドモア女史
外国文化の取り入れに注目したトインビー
「植民地の救い」を期待したリシャール
「日本」の継承者を目指したゴッホ
創造力を神道にみたメーソン
日本文化を学ぶべきだとした周作人
特攻隊の自己犠牲にひかれたモリス
祖国独立に不屈の精神を学んだノンチック
日露戦争に感激した若き日のパール判事
日本の戦争は「鏡の西欧」と見たミアーズ
ブッダの言葉で擁護したジャヤワルデネ
明治維新を「武士の集団の自殺」と見たパンゲ