図書目録ワガ カイソウ ノ ルバングトウ資料番号:000033252

わが回想のルバング島

サブタイトル
情報将校の遅すぎた帰還
編著者名
小野田 寛郎 著者
出版者
朝日新聞社
出版年月
1988年(昭和63年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
255p
ISBN
4022558911
NDC(分類)
289
請求記号
289/O67
保管場所
閉架一般
内容注記
著者の肖像あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに

第一章 ルバング島の出会い
「ボク、ニホンジンデス」
「いや、単なる旅行者です」
「小野田さんは英雄です」
「なるべく早くお迎えに来ます」

第二章 ルバング島へ
陸軍中野学校の仲間と共に
混乱の祖国を離れる
命令、ルバング島の遊激戦指導
民間人に擬装して
ルバング島と住民の暮らし
区処権のいらだち
「野田醤油」の陰口
米軍上陸で日本軍壊滅

第三章 赤津勇一一等兵の投降
分散潜伏
不審点の多い「降伏命令」ビラ
「降伏命令書」は届かなかった
仲間四十一名の投降
住民・警察軍との衝突
牛肉は人間が常食するものではない
ヤシの実の煮込み飯
下から降る雨
赤津一等兵の“脱走”

第四章 島田庄一伍長の死
ババ抜きのババを渡して
積極戦法に切り換える
家族たちの請願
島田の負傷
島田の死
日本から初の捜索隊

第五章 終戦二十八年目の小塚七の“戦死”
島田の死をむだにすまい
探索隊のルート
わざと名前を間違えている
祖国からの“慰問文”
レーダー基地建設で衝突
二度目の日本探索隊
再び兄たちの探索
スコールに消えた一高寮歌
ついに私たちは死んだ
陸軍中野学校出身者の任務
なぜ敗戦を信じられなかったか
ルバング島の女子供たちと
「秘密戦は誠なり」
住民からタバコ、コーヒー、砂糖をもらう
“占領地”は島全部だ
住民の仕事が私たちの生命を支えた
トランジスタで日本語放送を聞く
二十年間で六日狂っていた
運命の陽動作戦

第六章 大捜索隊を泳がして
小塚の銃をたずさえて
10㌔遠方に退避
捜索犬の追跡をかわすために
日本からの大捜索隊
兄弟姉の来島
弟、次兄、姉の声
日本軍奮戦を思わせた米軍機の北爆行
どうしても矛盾する対外情勢
次兄のそばに三晩
捜索隊の苦悩
定石通りの捜索
あらゆる痕跡を消した
なぜ捜索は成功しなかったか
大捜索隊の引き揚げ

第七章 なんたるザマだ、このおれは
「小野田山荘」の受領書
独りには独りなりに
自分と出会う
盲点をついた鈴木君の行動
“救出の意思”
鈴木君と別れて
ワカヤマ・ポイントの再会
三十年目の投降命令

第八章 祖国への生還と狂騒の日々
徹夜の戦闘報告
投降とマルコス大統領の約束
平和な祖国へ
記者会見の苦汁
国立第一病院へ
マスコミの“十字砲火”
がまんの限界
隠密外出
なぜ仲間の墓参りがダメなのか
靖国神社、千鳥が淵、皇居
赤津勇一氏の挨拶
島田、小塚の墓参りへ
故郷へ
「手記」の執筆

第九章 ヒマラヤへ慰霊の旅
ブラジルへ渡る
鈴木紀夫君の訃報
鈴木君は雪男を見たのだ
「小野田さんに発見された鈴木です」
今回の相手は自然だった
荘途の歌

おわりに


図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626