図書アサヒ ヒャッカ ニホン ノ レキシ000033247

朝日百科日本の歴史 12

サブタイトル1~10
現代
編著者名
出版者
朝日新聞社
出版年月
1989年(平成1年)4月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
352p
ISBN
4023800074
NDC(分類)
210.08
請求記号
210.08/A82/12
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

現代

敗戦と原爆投下
◆日本の降伏をめぐる国際政治(藤村道生・上智大学教授)
昭和二十年八月十五日   (藤村道生)
「和平」への戦い ●サイパン陥落以後(藤村道生)
沖縄戦と原爆投下 (藤村道生)
ポツダム宣言の受諾(藤村道生)
玉砕-その「構図」と精神的風土(黒沢文貴・都立日比谷高校教諭)
戦術としての<特攻>(櫻井良樹・麗澤大学非常勤講師)
戦時下の教育-学徒動員と学童疎開(斎藤聖二・茨城キリスト教短期大学助教授)
〔コラム〕
東京大空襲 昭和二十年三月十日(伊藤正徳・聖徳学園関東高校教諭)

日本国憲法
◆押しつけられた民主憲法(松尾尊●・京都大学教授)
保守派の憲法構想   (松尾尊●)
民主戦線と新憲法 ●憲法研究会の活動 (松尾尊●)
戦前の明治憲法改正論         (松尾尊●)
憲法制定への外圧 ●GHQと極東委員会(松尾尊●)
新憲法と新しい「家」 (佐藤幸治・京都大学教授)
新憲法と戦後の経済成長(中村隆英・お茶の水女子大学教授)
四つの「'89年」-世界史のなかの日本国憲法(樋口陽一・東京大学教授)
〔コラム〕
「平和の誓い」の明文化-第九条をめぐって(石田雄・千葉大学教授)
憲法の内と外-沖縄から(比屋根照夫・琉球大学教授)

占領と講和
◆改革をめぐるせめぎあい(袖井林二郎・法政大学教授)
GHQの戦後改革   (竹前栄治・東京経済大学教授)
昭和二十四年夏 ●挫折した「革命」  (袖井林二郎)
朝鮮戦争    ●冷戦と日本の「役割」(和田春樹・東京大学助教授)
講和条約の調印            (天川晃・横浜国立大学教授)
焼け跡・闇市-戦後日本の原点    (古関彰一・和光大学助教授)
占領と「国家改造」-ヨーロッパの場合(豊下●彦・京都大学助教授)
〔コラム〕
マッカーサー-「青い目のショーグン」(袖井林二郎)
引揚女性の悲劇(林郁・評論家)

東京裁判 十五年戦争の責任
◆天皇、日本国民、アジアの不在(大沼保昭・東京大学教授)
訴追と免責 ●被告の選定(粟屋憲太郎・立教大学教授)
審判    ●法と法廷 (奥原敏雄・国士舘大学教授)
「史観」と「真相」 ●裁きを免れたもの(秦郁彦・拓殖大学教授)
BC級戦犯 ●遺書集・手記に見る   (内海愛子・恵泉女学園大学教員)
世界史の中の東京裁判-戦争・国家・個人(長尾龍一・東京大学教授)
対談「東京裁判の受けとめ方」(木下順二・作家/大沼保昭)
〔コラム〕
山下奉文と本間雅晴(住谷雄幸・国立国会図書館)
「昭南島」の悪夢 検証大虐殺事件(蔡史君・慶応義塾大学講師)

アメリカ ハリウッド・ジャズから水割りまで
◆定着したアメリカの生活文化(猿谷要・東京女子大学教授)
日本のなかのアメリカ ●「拝米」と「排米」(亀井俊介・東京大学教授)
〔あめりか&ニッポン〕
アメリカの夢   (常盤新平・作家)
デモクラシー   (田中小実昌・作家)
<大きさ>の崇拝  (吉田ルイ子・フォトジャーナリスト)
身ぶりと個性の演出(荒このみ・津田塾大学助教授)
リズムとビート  (田川律・音楽評論家)
ライト感覚    (枝川公一・フリーライター)
バイオレンス考  (袖井林二郎・法政大学教授)
アメリカのなかの日本(猿谷要)
写真構成 アメリカ映画の黄金時代(宮本治雄・フリーライター)
〔コラム〕
ヨーロッパへの憧れ-知識人の宿命(北條文緒・フリーライター)

'60と'70 安保体制の下で
◆「戦後」から「豊かな社会」へ(高畠通敏・立教大学教授)
安保体制と政党政治(高畠通敏)
経済優先の時代 ●高度経済成長政策の展開(新藤宗幸・立教大学助教授)
市民・全共闘・住民運動  (栗原彬・立教大学教授)
沖縄返還 ●“戦後”の解体(新崎盛暉・沖縄大学教授)
〔コラム〕
汚職の構造-戦後の汚職・疑獄史  (室伏哲郎・評論家)
地球の危機-「沈黙の春」をめぐって(石弘之・朝日新聞科学部編集委員)

高度成長と家族・路次・街
◆「生活」にひきつけて振り返る(岸本重陳・横浜国立大学教授)
高度成長という名の体験(岸本重陳)
技術革新と消費革命  (岸本重陳)
過疎・過密・公害   ●産業と暮らし(岸本重陳)
“一億総中流”の幻想 ●成長の評価 (岸本重陳)
国際化と競争力の強化 六〇~七〇年代の日本経済(久水宏之・経済評論家)
犯罪に見る高度成長-五つの類型(野田正彰・神戸外国語大学教授)
東京の都市計画(石田頼房・東京都立大学教授/鈴木栄基・日本不動産研究所)
〔コラム〕
ハラッパがなくなった-子ども社会の変容(近藤純夫・こども調査研究所主任研究員)

女から男たちへ 自立と共生に向かって
◆女と男-その新しい出会いのために(天野正子・千葉大学教授)
「良妻賢母」と「新しい女」   (舘かおる・お茶の水大学講師)
職業・女性・社会変革    (舘かおる)
「男女平等」と「不安な主婦」(天野正子)
女たちの現在        (天野正子)
市川房枝の八十七年     (舘かおる)
〔コラム〕
欧米フェミニズムの受容 ケイとサンガー
(金子幸子・国際基督教大学助手)
明治知識人の女性観・家庭観 巌本善治の場合
(井上輝子・和光大学教授)
お産の主人公としての女性 「体験」から迫る出産の歴史
(吉村典子・呉女子短期大学助教授)
アジアの女性と日本
(塩沢美代子・アジア女子労働者交流センター代表)

先端技術と社会
◆科学技術の「進歩」と日本の社会(村上陽一郎・東京大学教授)
「科学」と結びついた「技術」 ●制度化と専門化(村上陽一郎)
広がる科学の領域       ●物質から生命、情報へ(村上陽一郎)
「人と人」から「人と機械」社会へ(村上陽一郎)
「人間学的科学」の提唱    ●21世紀への展望(村上陽一郎)
ロボットの夢-技術と人間(吉川弘之・東京大学教授)
〔コラム〕
エイズと日本社会(根岸昌功・東京都立駒込病院感染症科医長)

地球と日本
◆日本人による地球の再認識を  (浜田隆士・東京大学教授)
自然と人間 ●生態系のバランス(浜田隆士)
枯渇する資源(浜田隆士)
日本人の自然観と災害観   (広井脩・東京大学助教授)
水惑星の危機 ●進む環境破壊(綿抜邦彦・東京大学教授)
日本の自然保護政策     (沼田真・千葉大学名誉教授)
マニュアル社会のひずみ   (松原望・東京大学教授)
南極大陸-全人類の共有財産 (綿抜邦彦)
〔コラム〕
三宅島の地生態学-自然破壊から再生へ(浜田隆士)
夢の海洋牧場-環境保全と資源の獲得 (森敬・慶応義塾大学教授)

SF・ユートピア・他界
◆見える歴史と見えない歴史と(樺山紘一・東京大学助教授)
他界 ●民俗社会の心性  (小松和彦・大阪大学助教授)
ユートピアの系譜(樺山紘一)
科学と宗教の接点(村上陽一郎・東京大学教授)
人類と宇宙 ●歴史時代へ (小尾信彌・東京大学名誉教授)
写真構成 都市文明の「やみ」(文・清水克雄・朝日新聞社/写真・宮本隆司)
〔コラム〕
動物としての人間
(日高敏隆・京都大学教授)
ブラットベリの世界-SFの抒情詩人
(木和田勝浩・フリーライター)
イラスト 「二十一世紀の東京湾」構想
(構成・矢田晶紀・矢田環境デザイン研究所)