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朝日百科日本の歴史 10

サブタイトル1~10
近代 1
編著者名
出版者
朝日新聞社
出版年月
1989年(平成1年)4月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
352p
ISBN
4023800074
NDC(分類)
210.08
請求記号
210.08/A82/10
保管場所
閉架一般
内容注記
総括年表:p349-352
和書
目次

近代Ⅰ

自由・民権・国権
◆民権と国権のせめぎ合い(色川大吉・東京経済大学教授)
自由民権運動   ●その高揚と敗北(色川大吉)
民衆が憲法を創る ●五日市憲法草案(色川大吉)
秩父困民党の蜂起(鶴巻孝雄・多摩近代史研究会)
民権と国権    ●大阪事件に見る(牧原憲夫・近代史研究家)
アメリカに渡った民権派(新井勝紘・町田市立自由民権資料館)
〔コラム〕
女たちの民権運動  (佐藤章夫・近代史研究家)
演説-新しい表現形態(江井秀雄・和光大学講師)
壮士芝居と上川音二郎(江井秀雄)

漫画と新聞・瓦版
◆「世間師」と近代ジャーナリズム(山本武利・一橋大学教授)
新聞の誕生  ●「不偏不党」への歩み(山本武利)
投書家の時代 ●新聞と読者(山本武利)
明治日本の目撃者ビゴー(清水勲・日本漫画資料館主宰)
近代諷刺画の系譜 ●ポンチ絵と似顔絵(清水勲)
日本の諷刺漫画20選(清水勲)
〔コラム〕
瓦版-江戸のニュース媒体の実像
(平井隆太郎・立教大学教授)
黒岩涙香と宮武外骨-スキャンダリズムと反骨
(木本至・著述家)
福沢諭吉と二人の漫画家
(山口順子・ジャーナリズム史研究家)
鹿鳴館と欧化主義(富田仁・日本大学教授)

伊藤博文と田中正造 近代国家の建設
◆伊藤博文の夢と遺産
(有泉貞夫・東京商船大学教授)
憲法発布と国会の開設(有泉貞夫)
藩閥政府との闘い ●田中正造と議会
(由井正臣・早稲田大学教授)
政党政治の成立  ●憲政党と政友会(有泉貞夫)
亡国への道    ●足尾鉱毒と谷中村(由井正臣)
山県有明と伊藤博文
(広瀬順皓・国立国会図書館憲政資料室)
〔コラム〕
足尾銅山と古川市兵衛  (武田晴人・東京大学助教授)
条約改正-国家主権の回復(藤村道生・上智大学教授)

学校と試験
◆教育改善の手掛かりとして(板倉聖宣・国立教育研究所)
小学校の誕生   ●「学制」の制定(板倉聖宣)
新政府の人材養成 ●大学の設立(板倉聖宣)
学校教育の整備と普及(板倉聖宣)
入学試験の始まり ●検定から選抜へ(板倉聖宣)
〔コラム〕
体操とスポーツ 学校体育の変遷(寒川恒夫・早稲田大学助教授)
てふてふ    唱歌の誕生  (繁下和雄・国立音楽大学教授)

日清・日露戦争
◆「一等国」への途      (大濱徹也・筑波大学教授)
兵士たちの戦場 ●日清戦争 (大濱徹也)
「臥薪嘗胆」の世      (中野目徹・国立公文書館)
村と戦争    ●農村の荒廃(大濱徹也+斎藤博・獨協大学教授)
勝利の悲哀   ●日露戦争 (大濱徹也)
〔コラム〕
軍国美談の虚実     (大濱徹也)
草木皆兵-台湾の抗日抗争(近藤正己・筑波大学大学院)
対ロシア諜報戦-娼婦とスパイたち(大濱徹也)
乃木希典と東郷平八郎      (大濱徹也)

鉄道と港 明治の交通・通信体系
◆国家が主導した「交通革命」  (海野福寿・明治大学教授)
鉄道の開業 ●優先した軍事利用(原田勝正・和光大学教授)
通信の整備 ●郵便・電信・電話(海野福寿)
築港と“強兵富国”策     (内海孝・東京外国語大学助教授)
産業の発展と鉄道       (海野福寿)
〔コラム〕
海運業の育成 三菱の台頭(海野福寿+内海孝)
港の情報戦争      (西川武臣・横浜開港資料館)
文化としての鉄道    (原田勝正)

博覧会 近代化と技術移転
◆西欧への劣等感をバネに(中岡哲郎・大阪市立大学教授)
「文明の衝撃」の再現 ●パリ万国博(中岡哲郎)
海を渡った職人たち        (中岡哲郎)
内国勧業博覧会 ●下からの技術革新(中岡哲郎)
大工業の時代           (中岡哲郎)
茶化し切れなかった博覧会-万亭応賀の「各覧会」
(井上章一・国際日本文化研究センター助教授)
〔コラム〕
技術教育の移植-お雇い外国人のネットワーク(北政巳・創価大学教授)
国産第一号トラック(三宅宏司・大阪教育大学助手)

漱石・鴎外・荷風 近代文学の窓から
◆明治の感性とヨーロッパ(芳賀徹・東京大学教授)
明治日本の「青春」 ●『三四郎』の世界(芳賀徹)
鴎外の「寂しさ」  ●『青年」から『雁」へ
(竹森天雄・早稲田大学教授)
荷風のふらんす・荷風の江戸(芳賀徹)
「パンの会」の詩人たち-ホイッスラーとの出会い
(尹相仁・東京大学大学院)
〔コラム〕
フェミニズムの生誕-一葉の「表現」(山田有策・東京学芸大学助教授)
「白櫻集』のかがやき       (馬場あき子・歌人)
『白樺』と岸田劉生        (酒井忠康・神奈川県立近代美術館)
 
植民地 内と外
◆友好の歴史観と侵略の歴史観
(大江志乃夫・茨城大学教授)
日韓併合への道  (君島和彦・東京学芸大学助教授)
台湾・南満州・樺太(君島和彦)
一等国の明暗  ●農村と都市(橋本哲哉・金沢大学教授)
時代閉塞の現状 ●煩悶する青年たち
(大日方純夫・都立商科短期大学助教授)
抗日義兵運動(朴宗根・熊本商科大学教授)
移民-「植民」と「棄民」(君島和彦)
〔コラム〕
「朝鮮経営」の実態-無名兵士の手紙から(大江志乃夫)
下層社会への眼-横山源之助      (橋本哲哉)

天皇 近代化のなかの王権
◆世界のなかの天皇(鶴見俊輔・評論家)
一八六八年の王権
(中沢新一・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手)
二つの銃声 ●明治天皇小伝(小沢信男・作家)
近代天皇像の形成(安丸良夫)
メディアとしての天皇制
(猪瀬直樹・ノンフィクション作家)
大葬から大嘗祭へ 近代天皇制のもとで
(村上重良・慶応大学講師)
共同性の行方 うけつがれなかった「志」(鶴見俊輔)
〔コラム〕
「天皇」の浸透 学校行事と村の習俗
(高橋敏・群馬大学教授)

1900年の世界
◆侵略と繁栄の世紀末 (樺山紘一・東京大学助教授)
義和団の乱と辛亥革命(狭間直樹・京都大学人文科学研究所教授)
帝国主義の時代 ●第一次世界大戦への道
(望田幸男・同志社大学教授)
ロシア革命   ●ソヴェト政権の樹立
(藤本和貴夫・大阪大学教授)
西アジアの近代化●オスマン帝国の滅亡
(鈴木董・東京大学東洋文化研究所助教授)
〔コラム〕
「世紀末」のヨーロッパ(荒川幾男・東京経済大学教授)
シルクロード探検史  (礪波護)