図書アサヒ ヒャッカ ニホン ノ レキシ000033239

朝日百科日本の歴史 4

サブタイトル1~10
中世 1
編著者名
出版者
朝日新聞社
出版年月
1989年(平成1年)4月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
356p
ISBN
4023800074
NDC(分類)
210.08
請求記号
210.08/A82/4
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
総括年表:p353-356
和書
目次

中世Ⅰ

源氏と平氏 東と西
◆アジアと海の舞台を背景に
(網野善彦・神奈川大学短期大学部教授)
源平合戦  ●壇ノ浦の決着(石井進・東京大学教授)
武士の登場 ●西と東   (網野善彦)
保元・平治の乱(石井進)
西国国家の夢 (網野善彦)
合戦のパターン(石井進)
甲冑と弓矢  (藤本正行・歴史考古学)
〔コラム〕
騎士と愛の作法 ヨーロッパからの視点
(阿部謹也・一橋大学教授)
占い・託宣・怨霊
(山本吉左右・和光大学教授)
寧波(斯波義信・大阪大学教授)

中世の村を歩く 寺院と荘園
◆中世の村へ-旅の心得(石井進・東京大学教授)
黒田荘と東大寺 ●中世的世界の形成(石井進)
荘園とは何か(石井進)
中世の村を訪ねて 備中国新見荘
(石井進 竹本豊重・新見市参与)
お水取り(石井進)
古絵図の読み方 紀伊国井上本荘絵図の世界を歩く
(黒田日出男・東京大学助教授)
荘園政所の家財と生活
(小泉和子・生活史研究所代表)
その後の新見荘(石井進)
〔コラム〕
中世の僧坊とその生活
(堀池春峰・奈良大学教授)
修道院と村の生活 ヨーロッパからの視点
(阿部謹也)
中世農村の住まい(伊藤ていじ・工学院大学教授)

遊女・傀儡・白拍子
◆遊女たちの虚像と実像(網野善彦)
遊女と朝廷・貴族 ●中世前期の遊女たち
(後藤紀彦・東京大学資料編纂所)
立君・辻子君 ●室町時代・京洛の遊女たち(後藤紀彦)
遊郭の成立  ●中世から近世へ(後藤紀彦)
女たちの中世(網野善彦)
「蓮如上人子守歌」の世界(後藤紀彦)
〔コラム〕
中国の妓女(入矢義高・花園大学教授)
市営の娼婦宿 ヨーロッパからの視点(阿部謹也)

鎌倉幕府と承久の乱
◆朝廷と幕府、権力分裂の時代
(上横手雅敬・京都大学教授)
鎌倉幕府の成立      (上横手雅敬)
承久の乱 ●公式融和の破綻(上横手雅敬)
執権政治の確立と変質   (上横手雅敬)
東大寺復興と重源     (上横手雅敬)
〔コラム〕
鎌倉の中心と境界(石井進)
中世都市と協会 ヨーロッパからの視点(阿部謹也)
辻子と巷所   (高橋康夫・京都大学講師)
女人入眼ノ日本国(上横手雅敬)

平家物語と愚管抄
◆古典に聴く中世のざわめき
(大隅和雄・東京女子大学教授)
愚管抄  ●歴史の発見(大隅和雄)
方丈記の世界     (大隅和雄)
平家物語 ●中世世界の発見
(山本吉左右・和光大学教授)
西行と定家      (近藤潤一・北海道大学教授)
百人一首と歌仙絵の世界(近藤潤一)
〔コラム〕
佐夜の中山と富士(戸田芳実・神戸大学教授)
韓国の民間読経師(伊藤亜人・東京大学助教授)
絵画のなかの音の世界 ヨーロッパからの視点(阿部謹也)

海民と遍歴する人びと
◆日本史像に海からの視点を(網野善彦)
列島と海の民(網野善彦)
製塩・漁撈・廻船 ●海の民の社会史  (網野善彦)
中世の旅人たち  ●供御人・神人と交易(網野善彦)
水辺のにぎわい  ●都市のできる場  (網野善彦)
東アジアにおける日本古代の漁業
(渡辺誠・名古屋大学助教授)
中央アンデスの住民と海藻
(増田義郎・東京大学教授)
海の幸と神饌(岩井宏美・歴史民族博物館教授)
若狭の浦々 (網野善彦)
海村の景観に歴史を読む ●若狭・田鳥の場合
(香月洋一郎・神奈川大学常民文化研究所)
〔コラム〕
誇り高き人びと ●中世の手工業者 ヨーロッパからの視点
(阿部謹也)
李朝字時代の非農業民
(吉田光男・東京外国語大学教授)

鎌倉仏教
◆寺院内の教学から外へ、民衆へ
(大隅和雄・東京女子大学教授)
親鸞の回心   ●夢と宗教体験  (大隅和雄)
南部北嶺    ●旧仏教の自己変革(大隅和雄)
一遍聖絵の世界 ●民衆への布教  (大隅和雄)
教団の形成   ●保守への回帰  (大隅和雄)
祖師たちの足跡(千田稔・奈良女子大学助教授)
〔コラム〕
兄弟なる太陽の賛歌 ヨーロッパからの視点(阿部謹也)
施浴と湯屋     (黒田日出男・東京大学助教授)
中国の仏教と鎌倉仏教(鎌田茂雄・東京大学教授)
高僧の母      (大隅和雄)

徳政令-中世の法と裁判
◆中世法への誘い   (笠松宏至・東京大学教授)
式目の世界と三問三答(笠松宏至)
徳政と徳政令    (笠松宏至)
徳政一揆と徳政令  (勝俣鎮夫・東京大学教授)
村法の世界     (勝俣鎮夫)
分裂から統一へ-一つの中世法入門(笠松宏至)
絵巻のなかの中世 身分と職能
(黒田日出男・東京大学助教授)
山賊と海賊 中世の罪と罰1(勝俣鎮夫)
悪口の罪  中世の罪と罰2(笠松宏至)
〔コラム〕
異能者としての刑吏 ヨーロッパからの視点(阿部謹也)
法と一角獣(岡野誠・明治大学助教授)
世界の徳政令
古代メソポタミア   (武藤滋・東京女子高校教諭)
古代ギリシア(アテネ)(安藤弘・新潟大学教授)
漢・唐・五代     (岡野誠)

蒙古襲来
◆東アジアの激動のなかの一つの"元寇"
(村井章介・東京大学助教授)
専制化へ向かう北条権力 (村井章介)
高麗の元寇、アジアの元寇(村井章介)
文永・弘安の役とその影響(村井章介)
終末期の鎌倉幕府    (村井章介)
竹崎季長絵詞      (村井章介)
〔コラム〕
日蓮のみた中世・日本 (高木豊・立正大学教授)
マルコ・ポーロと元王朝(愛宕松男・東北大学名誉教授)
神領興行法の舞台   (海老沢衷・早稲田大学専任講師)

悪党と飛礫・童と遊び
◆遠く、また近しい「中世」への旅
(横井清・富山大学教授)
「異類異形」の世界 ●悪党とは何か(横井清)
飛礫の呪能     ●異界と現世のはざまで(横井清)
童の境域      ●「童形」にこめられたもの(横井清)
遊戯の深層(横井清)
〔コラム〕
婆娑羅の風(網野善彦)
六歳の自立 ●中世の子どもたち ヨーロッパからの視点
(阿部謹也)

1250年の世界
◆モンゴルの登場と世界史の同時代化
(横山紘一・東京大学助教授)
モンゴル帝国   ●遊牧の民の世界戦略
(勝藤猛・大阪外国語大学教授)
地中海世界の中世 ●交易と航海
(清水廣一郎・東京都立大学教授)
西欧諸国とローマ教会
(城戸毅・東京大学教授)
南宋・元の中国  ●江南の富の上に
(梅原郁・京都大学教授)
〔コラム〕
マルコ・ポーロとイブン・バットゥータ
(榎一雄・東洋文庫)
東南アジア多島海(榎一雄)
聖フランチェスコ(清水廣一郎)