図書ショウワ ノ オカアサン オ ミナオス ホン000033224

昭和のお母さんを見なおす本

サブタイトル1~10
編著者名
秋山 正美 著者
出版者
大修館書店
出版年月
1997年(平成9年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
228p
ISBN
4469290750
NDC(分類)
367.3
請求記号
367.3/A38
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
こう見えても「古くて新しい」つもりなのですが……

夫婦・親子の愛と生き方
動物園でのある悲しい物語
恋人を永遠に独占したい心
歳月と共に変わる愛のかたち
生まれたわが子はやっぱりかわいい
男女の愛と骨肉の愛との違い
夫婦関係・親子関係の行く末は

「子供三人まで」は理想の家族計画か
産みの苦しみが軽くなって百万円
「産めよ増やせよ」の声と受胎調節
大家族時代の結婚で十人の子育て
頼らない・頼れない親子の矛盾
はたちになっても「お金欲しいよ」

現代風子育てと現実とのすれ違い
お母さんの〝わが子六年間ペット説〟
親のほうにも何かと複雑な事情が
マイ・カー内赤ちゃん熱死事件
主婦多忙、きわどい時間の使い分け
なぜ機械・道具に頼りたがるのか
〝パチンコ狂妻〟のたそがれを思えば

いま、昭和の住宅・服装を振り返れば
日本人十人に一人が集合住宅暮らし
純和風の住宅にも長所がいっぱい
住宅構造と和服との深い関係
和洋半々のスタイルとパーマネント
母と子の服装は少しずつ変化する

現代のキッチンは〝無政府状態〟だ
現代家族の洋風・和風の使い分け
〝主権在妻〟時代のおふくろの権威
母親がいなくても食べる子供たち
主婦のキッチン支配は悪いことか
〝冷蔵庫常時満杯〟のしあわせ家族
家族関係の改善はまず冷蔵庫から

核家族と大家族の性とプライバシー
前編なしの二世誕生記録ビデオ
十代の興味をそそる〝教材〟とは
家族の間にプライバシーはあるのか
母と子が家事を分担して働いた
かぎをかけられない心の中の密室

子供たちは遊びを知らずに育つ
母と子の視線が届かなくなっている
対話をしながら〝お手伝い遊び〟
親子連れで休日を楽しむ行楽風景
弁当持たずレジャー予算五万円ナリ
遊べるおもちゃはどこへ消えたのか

働くお母さんの自〝立〟神経と満足度
それでもお母さんたちは外で働く
知られざる〝軍国の母〟のたくましさ
金銭感覚と自主独立は両立するか
戦時下に「ノーと言えた」母ごころ
専業主婦と働く主婦の損得計算

他人に頼るお母さんの「お金・物量」作戦
幼稚園出身の小学生は四人に一人
母と子の間に距離のある家庭教育
子供が熱中するおもちゃの量と質
教育ママは不安と期待でいっぱい
経済小国日本のお母さんは強かった
金まみれ・他人まかせ教育の果て
夢ではいけない二十一世紀の学校

母ものドラマの悲劇に現代版はあるのか
「巡礼お鶴」子別れの泣かせ場面
母と名乗れぬ義理人情のしがらみ
百万人が読んだ母と子の傑作小説
ヒロインたちに対する現代人の批判
笑っているお母さんにも笑えない日が

母八十代、その子六十代は長くけわしく
お母さんとおばあちゃんの一人二役
いい勝負だったお母さんと長男の嫁
修身教科書の主役だった孝行息子たち
自分の手で親の肩をたたけるか

平成のお母さんへの三つの提案
過去の母親像から何を学ぶのか
子供は多めに、子育ては自分で
自分のやりかたで自分の子を育てる