子どもの〈暮らし〉の社会史
- サブタイトル
- 子どもの戦後五十年
- 編著者名
- 高橋 勝 編著/下山田 裕彦 著者
- 出版者
- 川島書店
- 出版年月
- 1995年(平成7年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 228p
- ISBN
- 4761005548
- NDC(分類)
- 367.6
- 請求記号
- 367.6/Ta33
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
序章 子どもの<暮らし>の社会史
―戦後の子どもの生活世界の変容過程をたどる
なぜ、子どもの<暮らし>を問うのか
人間形成空間
共同体による子育て
高度経済成長のもたらしたもの
メディア空間の浸透
子どもの<暮らし>の現在―生活者と「生徒」のはざまで
第一章 子どもの<暮らし>―戦前と戦後
(一九三〇年代~四五年)
はじめに
伝統的な「生活世界」から抽象化される子どもの世界へ
大正自由教育の残映
昭和前期の社会と『少年倶楽部』の役割
昭和前期の<暮らし>と生活綴り方運動
戦う「少国民」の形成と帰趨
おわりに
第二章 戦後社会と子どもの<暮らし>
(一九四五~五〇年代)
敗戦の苦難と解放
新教育の学校
子どもの生活―五〇年前後
遊びと文化
経済復興と子どもの<暮らし>
第三章 高度経済成長期の子ども(一九六〇年代)
高度経済成長期における子どもの関係枠の再編
―「一人前」の崩壊と「子ども」の誕生
仲間集団の崩壊と子どもの遊びの衰退
―自由空間の喪失
大衆消費のなかの子どもと子ども文化の衰退
―マス・メディアと新品文化のなかで
第四章 情報化社会と<暮らし>の変容(一九七〇年代)
はじめに
「労働」からの遊離
遊びの衰退
勉強の重圧
おわりに―「豊かさ」のもとでの「貧しさ」
第五章 「学校化社会」と子ども(一九八〇年代)
はじめに
一九八〇年代の教育事件と子ども
子どもにとって学校はどんなところか
「学校化社会」への反省
「関係の質」の問い直しへ
終章 子どもの<暮らし>の現在
―「豊かさ」の中の生活喪失(一九九〇年代)
メディアによる家庭の喪失
メディアによる行動思考の喪失
メディアによる想像力の喪失
インスタント至上主義における生活の喪失
塾・けいこごとと生活喪失
市場価値至上主義教育
自由教育の中での人間形成
豊かさの中での命の危機
子どもの<暮らし>に豊かさをとり戻すには
付録 子どもの<暮らし>の社会史・文献目録(年代順)
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