悪夢の章

序の章
プロローグ
一九二〇年前後
関東大震災のころ
大正の終わり
一の章
暗い舞台装置
邪魔者は消そう
満州某重大事件の終末
憂き世
二の章
世の中はどうなる？
ロンドン軍縮会議
のらくろ二等兵の時代
満州の戦雲
三の章
謀略
戦火を拡げる
罪万死に抵る
四の章
一人一殺
国は滅びるぞ
時を刻む暗い音
責任を逃れる
三人の女
滅びに至る道
若いものに
犠牲者たち
五の章
十二月八日のニュース
若き駿馬も老いては
海中の柩
六の章
涙（なみだ）
哀れなり哭声
学生であることをやめた日
男たち
七の章
神意如何
消えたあしあと
焼尽
心をあわせる
叟
終わりの章
老いのかたち
復員
傷ついて
招魂
英文目次あり